京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/26
本日:count up51
昨日:105
総数:594795
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 ≪未来に向かってしなやかに伸び続ける≫

始業式

画像1
「人間性」を磨く=校長室だよりから=
高校野球甲子園大会の今回の「春の選抜」で出場した早鞆高校の監督の「野球を本物にしたければ、人間性を本物にしろ。人間性が本物でなければ、野球も本物にならない。」という言葉を紹介しました。この言葉にある「人間性」。辞書をひくいと「人間として生まれつき備えている性質」とあります。他の動物にはなく、人間にしかないもの。それを4つ紹介しました。一つは言葉です。言葉のない動物は自分の生命や家族、集団を守るために視覚、嗅覚、聴覚が人間よりはるかに優れています。最近、犬は癌をもつ人の匂いを嗅ぎつけることがわかってきたというニュースが最近ありました。それほど動物は感覚が優れています。自分の身を守り、子を守るには物を嗅ぎ分ける必要があるからです。しかし人間は言葉を獲得したことでそのような優れた感覚が身につきませんでした。言葉で自分の身や家族を守ることができるからです。言葉を使うことで自分の身や子、家族、自分の属する集団を守ることができるからです。言えば言葉は身を守り、他の人と繋がるために生まれたとい言って過言でありません。
さて、その言葉を私たちは人と繋がるために使っているでしょうか。人を避けたり、けなしたりなどトラブルを起こすことに言葉を使ったりしていないでしょうか。言葉は人を繋げるためのもの。人の話を聞き、自分の考えをきちんと伝える。そういう努力をしなければ言葉を使ったことにはなりません。言葉を正しく使ってほしいと思います。
人間にしかないもの2つ目は挨拶です。猫や犬が道端で挨拶をして行き交っている姿はありません。挨拶をして声をかける。このことから人との繋がりが生まれ、コミュニケーションが始まります。コミュニケーションの中から人は幸せを感じると言います。
3つ目は時間を守ることです。動物が時間を決めて待ち合わせすることはありません。時間を守ることは人との信頼関係を気づく基盤でもあります。授業に遅れたり提出期日に遅れたりしていては信頼されません。
4つ目は掃除をすることです。動物は散らかすことはしても掃除することはありません。身の回りをきちんと整理整頓すること。これは人間にしかできません。見の周りを整理整頓する事と物事の考える思考力とが関係することが最近の刊行された書物に載っていました。以上の4つ以外にも人間性を表す具体的なものはあると思います。
これらの4つ人間性は高校の多くの部活動ではほとんど部則(部の規則)の如くに励行するように上級生からも言われるようです。「スポーツは技術だけでない、人間性に絡んでくる」というのも良く指導者が口にされる言葉でもあります。しかしスポーツだけに限ったことでもありません。「野球」という言葉を社会人になった時の「仕事」という言葉に置き換えても同じであると思います。また、「勉強」や「学習」「授業」という言葉に置き換えても同じと思います。今日から人間性を磨く1年間にしてほしいと思います。

画像2
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
京都市立西陵中学校
〒610-1113
京都市西京区大枝南福西町一丁目3
TEL:075-332-0671
FAX:075-332-0672
E-mail: seiryo-c@edu.city.kyoto.jp