最新更新日:2024/04/01 | |
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洛陽高校 修学旅行の復活
戦後になって中止されたままの修学旅行は、昭和25年(1950年)10月に復活しました。旅行業者などがない時代もあって、日程計画の立案や旅館の交渉、旅費負担の問題や生徒たちの家庭の経済状況などさまざまな困難な状況の中で第1回の修学旅行が実施されています。旅行先としては、関東方面と九州方面の2案が検討され、生徒の希望により関東方面(鎌倉・東京・日光)と決まりました。日程は10月21日から24日にかけて3泊4日で旅行の費用負担ができるだけ軽くなるようにとの配慮から短縮した日程で行われたと記録されています。
旅費の積立期間も短かったため、不参加の生徒もかなりの数におよびましたが、当時の経済事情からはやむを得ない状況だったようです。不参加者は期間中、学校で製図などの授業を受けました。当時の生徒にしてみれば、東京、日光などは容易にいけない遠隔の地でしたが、きわめてハードなスケジュールだったこともあり、下見では予想もしなかったことが起きて引率した教員も戸惑ったと記録されています。(洛陽高校百年史より引用) |
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