最新更新日:2020/03/27 | |
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そったく9月号より
京北三つの小学校の運動会を参観させて頂きました。台風一過の澄み切った晴天の中,まさしく青雲秋月の心が輝く大会でした。エールの交換,力一杯の徒競走,親子レース,集団演技,組み体操と,どれもとても胸打つものでした。年を重ねたせいか,普段中学生を見慣れている私には,親と言うよりおじいちゃんの心境で,どの児童もとても愛おしく感じられ,その弾ける笑顔に圧倒され続けました。この汚れのない真摯な姿勢は,中学校でも受け継がれ,6月の体育祭で中学生が精一杯の演技と感動と涙を見せてくれることもうなずけるように思いました。これだけの事が小学生で出来るなら,中学生ならもっとこんな事も出来るんじゃないだろうかと夢を描いたりしていました。
小学校からの積み上げは,文化の面でも同様です。小学校の学習発表会ではどの学年も劇に取り組んでおられます。その経験を元に,中学校でも3学年共に劇に取り組み,演技や表現力も増して,レベルの高い作品へと進化しています(もっとも,劇を自体験してきた私にはさらにレベルアップ出来るように感じてはいるのですが)。さらには,北桑田高校の文化祭でも学級劇に取り組まれており,劇づくりの積み上げは十数年に及びます。 まもなく本校は,三大行事の一つ音楽祭を迎えます。まさしく体育・文化・音楽の三つの柱が本校の三大行事となっており,これは京北全体で積み上げられてきている三大行事でもあるのだと,つくづく感じています。 あらためて小学校の運動会を思い出し,この積み上げの意味こそ大切にしていかねばならないと心に念じました。さらに,あえて言えば,この運動会がもっと大人数になれば,もっとダイナミックに,もっと活気があり,もっと盛り上がり,もっと感動できると思いました。今年の周中の音楽祭は,はじめて京北全小学校の児童が周中を訪れ,京北の全部の子どもが一つの空間と時間を共有します。小さい子は大きいお兄ちゃん,お姉ちゃんのうたごえに驚き,また中学生は小さい子の元気いっぱいの姿に学んで欲しいと思っています。 忘れてはなりません,もちろん別にある大きな柱は「学力」です。これらいくつかの柱を基礎から棟上げ,屋根に至るまで積み上げていくことで,京北の子ども達がさらに伸び,輝く学校になればいいなと思っています。 |
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