最新更新日:2020/03/27 | |
本日:1
昨日:6 総数:224841 |
ご挨拶
日頃は本校教育にご支援をたまわりまして、誠にありがとうございます。今年度も校長として使命を全うしてまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
平成二十七年度第十一回入学式を、多数のご来賓の参列を賜り、去る四月七日に、盛大に挙行できましたことを心から感謝しますとともに、厚くお礼申し上げます。 さて、三十八名の新入生を迎えるにあたり、式辞の中で次のような話をいたしましたので、ご報告申し上げます。 【入学式式辞 概要】 中学校での三年間は、心身共に急激に成長する時期であり、時には体の成長に対して、心がついていけず、自分ではどうしようもないような不安をいだく時もあるが、これは大人になって行く上で誰もが通る道であり、そのような時には遠慮せず、身近な大人や教職員に相談してほしい。 昔からこの京北の地は豊かな自然と、文化を大切にする心によって、「山に良材、里には人材」という言葉を、人づくりの合い言葉として発展してきた。 その精神は本校でも、「英知、敬愛、健康」これを校訓として先輩から後輩へと受け継がれ、良き伝統として今日に至っている。中学校生活の出発に当たり、このような生徒になってほしいという願いを三つに絞ってお話する。 一つ目は英知という校訓について、現在の激しく移り変わる社会では、変化に応じて、対応する力が必要になってくる。 自分から生涯を通して主体的に学び続ける力を、中学校三年間で養ってほしい。偉大な思想家であり、教育者でもあった吉田松陰先生の私塾『松下村塾』からは明治維新の指導者である伊藤博文・山形有朋など多くの指導者を排出した。 『人、賢愚ありといえども各々一二の才能なきはなし、湊合して大成する時は必ず全備する所あらん』と松陰先生は言っている。 人には能力の違いはあるけれども誰にも長所はあるもので、その長所を伸ばしていけば必ずや立派な人になれるであろう。 自分の長所すなわち、持ち味を発見することが大事である。 そのためには中学校で学ぶ九教科すべてを精一杯学ぶことが不可欠である。 なぜなら、人類の歴史の中で知りえたことを体系的に学べるように考えられたものが9教科として整理されているからである。 二つ目は敬愛という校訓について郷土や自然を愛するとともに、父母を愛し、友を愛し、人権を尊重し、誠実で思いやりのある、豊かな心をもった生徒になってほしいと願う。 皆さんのひとり一人が、この地にとって大切な輝きをもった命であり、それゆえご家族や地域の方々が大切に育て、温かく見守って地域ぐるみで皆さんを応援しておられることを忘れないでほしいと願う。 三つ目は健康という校訓について、『松下村塾』では、室内の講義だけではなく農作業を共にしながら働くことの尊さを教えたといわれている。 心身共に健康でたくましく勤労と責任を重んじる生徒になってほしいと願う。 規則正しい生活や、部活動で体を鍛え、皆さんを育てるために懸命に働いておられる家族の手伝いも進んで行い、様々な職業に対する考え方も養ってほしいと思う。以上の3点を念頭に、三年間を大切にしてほしい。 以上のような内容で願いを伝えました。 保護者の皆様、地域の皆様には、京北の将来を担う子どもたちのために、励ましのお言葉を賜りますよう、今後ともよろしくお願い申し上げます。 本校の目指す生徒像は、『主体的に学ぶ生徒』『思いやりのある生徒』『運動に親しみ、自らの健康を管理できる生徒』であります。 周山中学校の子どもたちが、みな高い志をいだいて成長していってくれるよう職員一同、誠心誠意努力してまいります。 |
|