京都市立学校・幼稚園
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ようこそ 西京高等学校附属中学校へ!  西京の 青き木陰に 美しき 心むすびて いざ友よ ともに学ばむ

『今を生きる若者の意識』その3

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 先に掲載しました文部科学省「子ども・若者白書」(旧青少年白書)「特集 今を生きる若者の意識 〜国際比較からみえてくるもの〜」についての振り返り第三弾です。

 報告の「(4)社会規範」において、
”日本の若者は,諸外国の若者と同程度かそれ以上に,規範意識を持っている。「いかなる理由があっても,いじめをしてはいけない」と思っている日本の若者の割合は9割弱,また,「いかなる理由があっても,約束は守るべき」,「困っている人を見たら,頼まれなくても助けてあげるべき」と思っている者の割合は7割以上となっており,いずれも諸外国と比べて大きな差はない。さらには,「他人に迷惑をかけなければ,何をしようと個人の自由だ」と思う者の割合は諸外国と比べかなり低い。(図表9)”とあります。

 報告の中で注目されたのは、「他人に迷惑をかけなければ,何をしようと個人の自由だ」と思う者の割合です。「迷惑をかけなければ個人の自由」との主張は、一見筋が通っているようですが、気をつけないと誤解が生じます。

 踏み込んで考えてみた時、「他人の迷惑」で言うところの「他人」とは、どのような人を指すのでしょうか?身近な隣人、行きずりの人、それとも遠く離れた外国の人々…当事者がどこまで意識しているかによって、「迷惑」のとらえ方は大きく変わってきてしまいますね。たとえば、日本国内では問題ないとされているような「消費活動」が、地球レベルで見れば環境破壊につながる「大変な迷惑」かもしれませんから。

 ここでも本校の生徒諸君はどうであろうか、と考えてしまいます。高い「集中力」と「行動力」を有し、自分に「自信」を持って行動する彼らですが、それが時として「諸刃の剣」となる恐れもあります。
 「集中力」に優れている故に、時として強い思い込みから周囲に対する「配慮」が欠けたりはしないか?  「自信を持って行動」できる故に、「失敗したとき」に立ち直れなかったり、結果に対してごまかしたりはしないか、などなど。

 彼らは多くの可能性と力を持っています。それでも、「社会人」としてはまだまだ経験が十分とは言えません。「他人への迷惑」の裏返しは「周囲への思いやり」でもあります。教科書からは沢山のことを学べますが、「人のこころ」については「実体験」に勝る教材はないように思います。この夏休み、彼らはどのような「学び」を手に入れてくれたでしょうか。本当に楽しみです。

 前回も述べましたが、本校の教育目標である「グローバルリーダーを育成」するために、今後も「バランスの取れた人間育成」に向けて、様々な取り組みをおこなっていきたいと考えております。どうか保護者の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。

『西京祭 文化の部に向けて』

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 来週9月4日(木)〜6日(土)の3日間、標記文化の部が開催されます。今年度は新たな取り組みとして、附属中学校も3日間開催とし、より充実した内容となるよう計画・準備をしています。

 写真上は、最終日に高校3年生諸君が出店する模擬店のチケット販売の様子です(昨日お昼休み)。どのクラスも趣向を凝らし、伝統の行事となっています。これまで中学生は自由参加であったため、高校生たちの熱気あふれる取り組みに全員が触れるのは、今回が初めて。中学生とは違った盛り上がりや雰囲気を知ることができるのも、中高一貫校ならではのことと思います。

 写真下は、本日1.2限目のEP-Aにおける中学3年生の演劇練習です。以前エンタープライズ講演会に講師としてお招きした京都造形芸術大学教授の平井愛子先生にお越しいただき、演技指導をしていただきます。本番まであと1週間あまり、きっとすばらしいパフォーマンスとなることでしょう。今から楽しみです。

 保護者の皆さま。ご多忙とは存じますが西京祭文化の部にぜひお越しいただき、お子たちの様子をご覧いただければ幸いです。お待ちしております。
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『全校道徳』〜こころを耕し種を蒔く〜

 本日4限目に「グローバルリーダーを語る〜教師が伝える成功体験〜」と題して、メモリアルホールにて全校道徳を実施しました。
 今回の取り組みは、「次代を拓くグローバルリーダー」とはどのような人物像かについての思いを共有するとともに、自らの役割と責任を自覚し、協力してよりよい集団にしていく意欲を高めることをねらいとしています。

 はじめに宮部先生から、今回の学習のねらいについて説明があり、トップバッターとして新谷先生から「成功より大切なもの」とのテーマで、自らの中学・高校時代についてお話がありました。
 続いて「お菓子と食卓芸術から学んだこと」としたテーマで養護の多田先生から歴史的な事柄にも触れたお話、最後に「松潤と似てると言われて」と、ちょっとユニークな切り口で久保先生がお話をされました。詳しい内容については、直接お子たちからお聞きいただいた方がご家庭での話題提供になるかもしれませんね。

 「成功体験」と銘打ってはいますが、お話の内容はむしろ「失敗をどう乗り越えてきたか」としたもののように感じられました。ご家族以外であれば、おそらく最も身近な大人であるわれわれ教師が、自らの経験を語ることには少なからず意味があるように思われます。
 私たちは、自らの人生を「最も自分らしく」生きるために、長い時間をかけて「自分」を創り上げていきます。以前もお伝えしましたが、どこを探しても「できあがった自分」などは転がってはいません。  私たちはこれまでも、そしてこれからも、多くの人々と出会い、交流し、お互いに影響を与えながら「生き方」を模索していきます。そうして生きていく上での「価値感(ものさし)」を築く営みを続けていくこと、それこそが「人生」のように思われます。今回の取り組みが、生徒諸君にとってそのための何か役に立てばうれしいですね。

「人生は退屈すれば長く、充実すれば短い。」

 ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」の原詞「歓喜の歌」でよく知られるフリードリッヒ・フォン・シラーの言葉です。詩人としてだけではなく、歴史学者、劇作家としても著名です。
 生徒諸君は、まだ人生という旅のスタートラインに立ったばかりです。実り多き日々を送ってもらいたいと心から願っています。
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『夏休みを終えて』

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 いよいよ授業再開です。朝の登校風景を見ていますと、小麦色に日焼けした生徒諸君が目立ちます。また、おそらく夏休みの課題でしょうか、普段より多めの荷物を抱えている生徒も少なからず見受けられました。この夏、たくさんの貴重な経験を積み重ねた彼らは、やはり心なしか以前より大人びて見えます。反面、少し疲れた様子の子どもたちがいたことも気になりました。どうしても不規則になりがちな長期休業中の生活から、早く規則正しいリズムに戻って欲しいと思います。

 1限目は今年度2回目の発育測定でした。上の写真です。全学年で身長と体重を測定し、今後学校生活を送る上での健康指導に役立てたいと考えています。以下は養護の多田先生からの報告です。

「本日1時間目に、西館ギャラリーで本年度2回目の発育測定を行いました。夏休み明けということで、生徒たちはのんびりした雰囲気で、ギャラリーに集まりました。
 日焼けした生徒、ちょっとふっくらした生徒、明らかに身長が伸びた生徒など夏休みを過ごして、また少し大人に近づいてたようすがうかがえました。身長が伸びや、体重の増減に大きな声を出す生徒もいました。
 健康観察などで、夏休みの様子を把握し、発育の状況を見て必要に応じて個別に話をしていきたいと思います。」

 2〜4限目は夏休み明けのテストです。下の写真は2年生の様子となります。現時点でどのくらいの力が身についているのか、確認するよい機会となるでしょう。前期末に向けて、何を・どのように(どのくらい)・いつまでに取り組んだらよいのか、そのための指標にしてもらえればと思います。

 保護者の皆さま。長いようで短かった夏休みも終わり、授業が再開されました。私たち教職員一同、お子たちの成長を確認することを楽しみにしておりました。ただ、時として不調を起こしたり、つまづきやすいのもこの時期です。もし、何かお子たちの様子で気になることがあったり、不安を感じられましたら、すぐに担任までお伝えください。ご家庭と学校がともに協力して、お子たちを見守っていきたいと考えています。よろしくお願いします。
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『夏期中学校内研修会 先生たちの学び』〜「進取」と「敢為」〜

 昨日は標記研修会2日目でした。

 午前には、まず中川淳史先生を講師に「人権学習」に関するワークショップをおこないました。昨日のグループワークに続き、「動き」のある研修となり、大変興味深いものでした。

 午前11時よりは、校外から村上先生(京都外国語大学准教授)、椋木先生(京都大学准教授)、そして日本マイクロソフト株式会社の中川氏など、多数の方をお招きして(写真中)、タブレット端末を用いたICT教育活用研修をおこないました。
 これは、本校が京都市や京都各大学、NEC等の企業様と「産学官」での連携のもと、今年度後期に実施予定の「タブレット活用に関する研究」の事前研修として実施されたものです。まだまだ課題は多いのですが、おそらく日本国内でもこれまでに類を見ない「チャレンジ」となるはずです。「失敗」を恐れず「進取」と「敢為」の気概で取り組んでいこうと教職員一同考えております。
 昨日は関係各位の皆さまに大変お世話になりました。今後ともご協力のほどよろしくお願いいたします。

 午後からは「中高合同研修会」でした。村上学校長からの基調となるお話を聞いた後に、中高合同の「教科会」を持ちました。これも今年度新たな取り組みです。どのグループも大変活発な討論がなされていました。夏休み明け以降の授業できっと効果が見られることと期待しています。お疲れ様でした!

 保護者の皆さま。来週からいよいよ授業が再開されます。お子たちの「準備」は整っているでしょうか?
 まずは「身体」です。基本的な生活習慣の定着が何よりも大切です。次に「メンタル」。意欲を持って月曜日を迎えられますように、ポジティブな言葉かけをお願いします。最後に課題等の「成果物」。とにかく最後までやりきってみてください。もし、万が一手に負えないことがあったとしても、担当の先生方に「自分から」申し出てください。ここでも自らの力で道を切り開くことが大事です。先生方は生徒の皆さんと一緒に手立てを考えてくださいますよ。
 それでは、月曜日の再会を楽しみにしています!
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『夏期中学校内研修会 先生たちの学び』

 本日と明日の2日間にかけて、標記研修会をおこなっています。

 本日午前中は「食物アレルギーの緊急対応」について、養護教諭の多田ゆかり先生を講師として研修を行いました。座学だけでは無く、資料ビデオの視聴や「エピペン」の練習用キットを用いて実習形式でのプログラムです。貴重な経験ができて大変有意義であったと思います。

 午後からは、「道徳」指導をテーマに取り上げ、1年学年主任の宮部剛先生を講師として、1-Aの教室でワークショップ形式での研修でした。こうした実践形式のものは、参加している先生方もより意欲的に参加できますし、夏休み明けからの様々な指導において、大変効果的であろうと考えます。とても考えさせられる内容でした。

 最後は、外部から講師をお招きして「校務支援システム」(学校事務システム)の研修でした。職員室で、自分のPCを実際に用いて行いました。より効率的に、またミスがおこらないように、こうした研修を定期的に行っていくことが大切ですね。日々の学校生活の中で生徒諸君がおこなう様々な活動資料を、的確に活用していくためにも必要不可欠なことだと思います。

 今日一日、先生方も盛りだくさんな内容でしたね。お疲れ様でした。子どもたちの素敵な「笑顔」のために、これからも力を合わせて頑張っていきたいと思います!
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『ICT活用で授業力アップ!』

 先頃、NHKが発行している「NHK for School」の雑誌に、表記の内容で本校の取り組みが掲載されました。
 内容は、学校放送・ICT(Information and Communication Technology:情報コミュニケーション技術)を授業に生かすためにはとの視点から、全国の実践を報告するものとなっています。
 そこで、久保泰雄先生が1年生におこなった「『道徳ドキュメント』で人とのつながりを考える」という授業実践が取り上げられました。これも本校1年生が学校独自で行っている「福祉体験」(チャレンジ体験)をベースとしたものであり、「こころを耕す」ためにICTを活用するという意欲的な取り組みであると思います。
 この実践以外にも、本校では当たり前のように「ICT」が活用されています。生徒諸君には日常なのでしょうが、今後も「進取」の精神のもと、常に新しいものを取り込んでいきたいと考えています。
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『夏休み明けに向けて』

 あっという間に夏季休業も残すところ1週間足らず。短いようでいろいろなことがあったように思います。
 特に、日本各地で起こった大雨による災害には心が痛みます。京都府内では福知山市域内において未曾有の被害となりました。被災されました方々にお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 本校においても、去る8月16日(土)には短時間での集中豪雨で、施設の一部が影響を受けました。たまたま部活動で登校していた陸上部の諸君や、高校陸上部、野球部の面々が力を合わせて対応してくれたおかげで、大事には至らず本当に助かりました。改めてお礼を述べたいと思います。ありがとうございました。

 さて、下の写真は2年生後期「サマーサテライト」の様子です。来週から再開される授業に向けて、しっかり準備をして老いくださいね。また、夏休みの課題についても最後までやりきってください。もし何かで困難にぶつかったとしても、できる限りのことは取り組みましょう。その上で、先生方に相談してみてはどうでしょうか。

 保護者の皆さま。夏休み明けには西京祭文化の部や体育の部、さらに前期期末考査など大きな学校行事が予定されています。今一度、お子たちの生活習慣を点検していただき、円滑に学校生活へ戻れますよう、ご指導いただければ幸いです。何卒よろしくお願いします。 
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『台風11号接近について』

 台風11号がこの10日頃、近畿地方に最も接近する見込みです。進路によっては大きな影響を及ぼすことも予想されます。
 
 「暴風警報」・「特別警報」が発令された場合を想定し、先頃全校生徒に「台風に対する非常措置について(7月7日付け)」通知を配布しております。本HP右「お知らせ」欄にも掲載しております。保護者の皆様におかれましては、通知内容をご確認いただき、ご理解とご協力いただきますようお願い申し上げます。
 10日は夏休み期間中かつ週休日となるため、生徒諸君の登校は原則無いと思われますが、部活動や地域行事等が実施されることもありますので、十分注意をしてください。

 尚、8月11日(月)〜8月15日(金)まで附属中学校は閉鎖しております。したがって本HPも、しばらくは記事掲載がおこなわれません。ご迷惑をおかけしますがご了解ください。
 残暑が厳しく天候も不順なこの時期、健康面や不慮の事故には十分にご注意いただき、何卒ご自愛専一ください。
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『69回目の夏』

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 本日8月6日は、69回目の「広島原爆の日」(広島原爆忌)です。原爆投下による被害者として、また全ての戦争の被害者としてお亡くなりになった多くの方々のご冥福を、心からお祈りしたいと思います。

 昨日の「リーダー研修会」での生徒諸君を見ていると、日本の未来に対して大きな期待を感じることができましたが(少し大袈裟でしょうか)、一方で先頃報道された、長崎の語り部の方に投げかけられた横浜の中学生の暴言などを考えると複雑な心境です。

 われわれ大人が、子どもたちに対してきちんと向き合うこと、それが今ほど強く求められているときは無いのではないか、そう思います。私たちはつい「忙しい」とか「時間が無い」と口にしてしまいがちですが、子どもたちに「命」というかけがえのないものについて伝える重要な務めを果たしていきたいと思います。今日一日、どこかでそうした時間を持てるとよいですね。

 昨年もお伝えしましたが、「原爆忌」は夏または秋の季語です。本当に重い季語です。
 世界でこれまで、そして今起きている戦争や紛争、さらに事故や震災等でお亡くなりになった人々の御霊を悼みながら、この日を心静かに過ごしたいと思います。
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学校行事
2/14 エンタープライズ講演会 午前中木曜時間割5・6限(※変更有) 午後 新入生入学説明会(1)
2/16 高校前期選抜,マラソン大会(雨天自宅学習)
2/17 高校前期選抜(午前) 生徒登校13時〜3年前期選抜(5〜7限)
2/18 3年前期選抜1・2限限 テスト1週間前 健康相談日16時〜 S.C.
2/19 月曜時間割
2/20 6限 3年高校OT サテライト学習

行事予定(詳細版)

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