京都市立学校・幼稚園
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
ようこそ 西京高等学校附属中学校へ!  西京の 青き木陰に 美しき 心むすびて いざ友よ ともに学ばむ

駅にて…

画像1
 今日は趣向を変えて、校外での出来事から考えさせられたことをお伝えします。

 JR通勤をしている私が、いつもより幾分早めに駅に着き、待合室に座っていたときのことです。ヨーロッパからの旅行者とおぼしきファミリー(初老のお母さんと青年、娘さんの3人)が入ってこられました。
 最後尾にいた青年がドアを閉めようとすると、あとから年配の女性の姿が…青年は自然に、ごく自然にドアを支え、女性が待合室にはいるのを待っています。
 その後、3人は空いている席に腰掛けて会話をしていましたが(イタリア語らしいような違うような…)、今後は年配の男性が入ってこられると、青年はこれまた自然に、本当に自然に席を譲ると、家族と会話を続けていました。

 私は、その姿を見ていて、「本校の生徒達にもこうあってほしいなあ」と、本当に心からそう思いました。民族性、宗教、文化など、バックボーンはどうであれ、我が校の生徒諸君にも、この青年のようになって欲しい、そう掛け値なしに思ったのです。

 そんな私の前に、年配の女性が立たれました。とても残念なのですが、私は彼ほど自然には振る舞えず、それでも席を譲りました。私なりの笑顔で…

 子ども達には「モデル」が必要です。私にとっての青年のような。「率先垂範」と言う言葉があります。われわれ教師はもとより、社会の大人達すべてが、子ども達の「モデル」です。決して明るい未来ばかりではありませんが、われわれは「夢」を語らなければなりません。うつむかずに顔を上げて、これからも生徒諸君の前に立とうと思います。
 そのためにも、学校と保護者の皆さまが手を取り合い、彼らの行く末をともに照らしていきたいと願います。よろしくお願いいたします。

サマー・サテライトはじまりました

 本日より8月2日(金)までの7日間、全学年でサマー・サテライト(夏季学習会)がはじまりました。

 この取り組みは、以前にもお伝えしましたが、国・数・英を中心とした教科学習会と、開放された教室で自学自習をおこなうものです。自習教室にも教員がついて、質問があれば対応できるようにしています。

 夏休みを有意義に過ごすためにも、上手に活用してもらえれば、と思います。
画像1

サマー・サテライトがもうすぐ始まります

画像1
 午前の部活動が終了してからの午後、国・数・英を中心とした教科の学習と、教室を開放して自習・質問をおこなう取り組みです。少しでも参加しやすいように、昨年度から部活動との両立を考えて計画しています。

 保護者の皆さまもお分かりのことと存じますが、この学習会に参加したからといって、すぐに効果が上がるものではありません。夏休み中の生活リズムを整え、次のステップへの「きっかけ」をつかむもの、と捉えていただく方がよいと考えています。
 したがって、何の準備もなく学習会に参加しても、残念ながら成果は期待薄です。明後日までに、自分の「課題」が何なのか?どこでつまづいているのか?もう一度、生徒諸君が自分自身で振り返る必要があります。

 長いようで短い夏休み、有意義に過ごすためにも「自分で考える、自分で決める」習慣を確かなものにして欲しいですね。さあ、まずは最初の一歩を踏み出しましょう!

中学3年生保護者会

画像1
画像2
 本日午前10時より、本館7階大講義室において、附属中学校3年生保護者会が開催されました。お暑い中、多数お越しいただき誠にありがとうございました。
 これまで生徒諸君に対しては、高校の教育内容や指導方針、高校生活等について、高校の先生方から説明をしていただいてきました。今回は、保護者の皆さまにも同様のご理解をいただくために、説明会をおこなった次第です。

 冒頭、村上学校長のご挨拶があり、その後に中高一貫教育推進部長の岩佐先生から詳しい説明をおこなっていただきました。保護者の皆さまには、一定のご理解をいただけたのではないかと考えております。

 多感なこの時期、ややもすると生徒達の「考え」や「思い」が見えにくくなることがあります。その分かりにくさは、時として保護者の皆さまに「不安」や「いらだち」を生んでしまうこともあるでしょう。この時期は、一般に「反抗期」と称されていますが、彼らは決して反抗しているわけではないのです。大きく変わろうとしている自分の「身体」や「心」をもてあましているのではないでしょうか。その視点からは「自立期」と言った方が適切かもしれません。

 「子育て」に模範解答はありません。お子たちの数だけ「正解」があります。われわれ大人達はそのことを信じて、彼らに寄り添っていきたいものですね。

西京マネジメント会議

 先の7月19日(金)午前11時より、本校の校長会議室において新たな取り組みとして、「西京マネジメント会議」が開催されました。

 この会議の主旨は、開校10周年を期に、各分野でご活躍の方々からご意見を賜り、新たな今後10年間の学校経営の指針を得ようとするものです。
 メンバーには、堀場製作所の野崎様、島津製作所の青山様、京都大学の浅利様、そして京都市教育委員会の清水部長にお願いをいたしました。

 第1回のマネジメント会議では、学校長より会議の趣旨説明および委員紹介の後、西京高等学校・附属中学校の現状報告、その後に授業および校舎見学がおこなわれました。
 企業、大学、行政、各々の新たな視点で本校教育のさらなる発展に寄与していただけるものと考えます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

画像1画像2

明日から夏休みですね

画像1
画像2
 本日午後から大掃除を行い、その後メモリアルで全校集会をおこないました。

 いつものように、多くの生徒諸君に表彰伝達をおこない、その後は生徒会からのアピール、そして教員からこれまでの振り返りと、夏休みの過ごし方について話がありました。

 まず、保護者の皆さまにお礼を申し上げます。この約4ヶ月間、本校の教育活動にご理解とご協力をいただき、円滑な学校運営ができましたことを感謝いたします。まだまだ不十分な点はあろうかと存じますが、今後ともご支援をいただきながら、さらに本校教育の発展を図りたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 明日より37日間、お子たちをご家庭にお返しいたします。これまでも申し上げて参りましたが、今後の学校生活を実りあるものとするため、しっかりと振り返りをさせてやってください。あわせてよろしくお願いいたします。

「すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。」

 ジャーナリストの池上彰氏の言葉です。
 今日のトップニュースが、数日後には陳腐なできごとになってしまう時代です。それだけに、われわれはこの「情報の大海」をしっかりと航海できる「羅針盤」を手に入れる必要があります。われわれが東日本大震災を決して忘れてはならないように、生徒諸君が、本当に大切にしなければならないものを「見抜く目」を培うための、そんな「夏休み」であって欲しいと心から願っています。

David O'Hare先生 ありがとうございました!

画像1
画像2
 本校ALT (外国語指導助手) として、3年もの長きにわたり生徒諸君の指導をしていただいてきましたDavid O'Hare先生が帰国されることになりました。

 O'Hare先生には、教職員の朝の打ち合わせにおいて、大変流ちょうな日本語でご挨拶をいただきました。その後、2限目に3−Bで最後の授業をしていただきました。授業参観等でご存じの保護者もおられるかと思いますが、大変明るくフランクなお人柄で、生徒諸君にとっても親しみの持てるALTの方であったように思います。これまで本当にありがとうございました。今後のご活躍をお祈りしております。

 さて、ALT (外国語指導助手)という言葉。われわれにとってはなじみ深いのですが、保護者の皆さまにはいかがでしょう。 

 朝日新聞社によれば、『小中高校などの英語の授業で日本人教師を補助する。国が87年から実施している「語学指導等を行う外国青年招致事業」(通称・JETプログラム)で、世界の英語圏から大学を卒業した青年を日本に招致。〈中略〉最長3年契約で、県や市町村から給与をもらう。JETプログラム参加者にはALTのほか、県庁や市役所などに配置されるCIR(国際交流員)がいる。』とあります。

 この事業がはじまってから、すでに25年以上が経過しているのですね。大学の入試改革にも取りざたされていますが、今後の英語教育は大きな変革期を迎えています。小学校での必修化も議論を呼んでいます。ただ、どのような方針がとられるにしろ、「伝えたいもの・伝えられるもの」がなければ、どれだけ「言語」を学問として学んだところでコミュニケーション力が高まるとは思えません

 そうした意味で、O'Hare先生の最後のプレゼンテーションには「日本、京都そして生徒諸君への熱い思い」が強く感じられました。単なる語学習得にならない英語学習、私たちはそこを目指したいと考えています。本校の「英語教育」のこれからも、今大きな一つの節目を迎えようとしています。 

自分だけは大丈夫!?

画像1
 京都府警察本部から、写真にあるような「交通安全だより」が送られてきました。早速各教室に掲示をしました。興味のある方は、本HP右下の「お知らせ」に掲載しておきましたので、ご覧ください。

 さて、資料によりますと平成24年の間に京都府内では、211人の中学生が交通事故でケガをしており、半数以上の122人が自転車乗車中による事故となっています。もちろん誰一人として交通事故を起こそうとして起こしている訳ではありませんが、時として「自分だけは大丈夫」といった過信が、交通事故につながることもあるのではないでしょうか。

 ポスターでも注意が喚起されている「歩きスマホ」。私も何度かぶつかられそうになり、「ひゃっ」としたことがあります。もともと「歩き○○○」は、それが何であれ、危険であることは疑いようもなく、思いもかけない事故につながることは十分に予測されます。

 また残念なことですが、時折本校生徒の通学途上において、一般の方から生徒達の態度やマナーへのお叱りを受けることがあります。「交通事故と通学マナー」、一見別物に見えますが根っこは同じだと考えます。周囲に対する「注意」や「洞察力」、それが鈍ってしまっては自分の身を守ることはできません。そうした意味でも、周りの方々にご迷惑をかけないように注意をしてかなければなりませんね。

 もう一度、自分の「身体感覚」が麻痺していないかどうかを、明日の集会で生徒諸君に問いかけるとともに、遠い過去より受け継いできた、たった一つしかない大切な「いのち」を慈しむこと、しっかり伝えたいと考えています。

読書の夏

画像1
 ただ今、3階1年生のフロアーには「国語科 おすすめの本 ポスター」が掲示されています。懇談にお見えいただいた保護者の皆さまの中には、お気づきの方もおられたのではないでしょうか。

 「読者の秋」というフレーズはよく耳にしますが、中学生諸君には「読書の夏」と言った方がぴったりくるかもしれません。私たちの頃から比べると、すっかり短くなってしまった夏休みですが、それでもまとまった時間を確保するにはうってつけです。1年のみならず、全校生徒の諸君にポスターを見てもらい、是非とも本選びの参考にして欲しいと思います。

 独立行政法人である国立青少年教育振興機構が、「子どもの読書活動の実態とその影響・効果に関する調査研究」(2013年2月23日付)で興味深い報告をおこなっています。

 それによると、『就学前から中学時代までに読書活動が多い高校生・中学生ほど、「未来志向」、「社会性」、「自己肯定」、「意欲・関心」、「文化的作法・教養」、「市民性」、「論理的思考」のすべてにおいて、現在の意識・能力が高い。〈中略〉就学前から中学時代までの読書活動と体験活動の両方が多い高校生・中学生ほど、現在の意識・能力が高い。』
とあります。

 本校では、学力の基礎・基本となる知識の獲得を大切だと捉えていますが、「偏重」はしたくないとも考えています。『読書活動と体験活動の両方が多い高校生・中学生ほど、現在の意識・能力が高い』ことは、われわれ教員が経験則としても納得できる指摘です。
 特に、高い社会性と知性を示す生徒ほど「自分の身体を使う」ことを厭わないものです。本校のカリキュラムにおいて、「EP-A(総合的な学習の時間)」を重要な学習と位置づけているのもそのためです。

 「読書」で多くの知見と出会い、他人の考え方や経験に触れ、それを自分のものとして取り込むために「体験」的な活動を通じてなぞってみる(トレースする)。
 そのためには、「時間」が必要です。大人の目にはそれが「無駄」に見えることもあるかもしれませんね。でも、私たちもそうやって「大人」になってきたように思います。「効率」ばかりを追い求めると、大切なものを見失ってしまいそうに感じるのは、私だけでしょうか…
画像2

3者面談をおこなっています

画像1
 昨日より、全学年で3者面談がはじまりました。保護者のみなさま、焼けるような日差しの中、本校まで出向いていただき誠にありがとうございます。

 4月よりの約4ヶ月間、各学年とも多種多様な取り組みをおこなってきました。改めて振り返ってみますと、学年として、クラスとして、そして個々の中学生として、生徒諸君の「成長」が感じられます。
 もちろん、その歩みには「個人差」があり、また常に「上向き」でもなく、時として「蛇行」することもありますが、「進歩」しているのは間違いありません。
 ただ、われわれ大人達は、生徒諸君のすぐ「身近」にいるがために、かえってその「伸び」を感じられなかったり、また、彼らを「大切に思う」が故に、感情のバイアスが「目を曇らせて」しまったりすることもあるようです。

 懇談で、これまでの生活を振り返り、個々の生徒諸君の課題を浮き彫りにすることも大切ですが、「今」を起点とする「未来」を語らなければ、中学生たちはなかなか心を開いてくれないように思います。保護者の皆さま、この懇談がそうした「スタートライン」になり、担任の先生と有意義なお時間を持っていただければ、と願っています。 
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
学校行事
3/31 離任式(9:15〜)
京都市立西京高等学校附属中学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
E-mail: saikyofuzoku-c@edu.city.kyoto.jp