最新更新日:2024/09/26 | |
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『経済知力フォーラム2 〜3年生各学級にて〜』
7日(月)3年生各学級において、以下の内容で、今年度、2回目の経済知力フォーラムをおこないました。それぞれ、違うテーマでしたが、有意義な講義を受けることができました。
3年A組は同志社大学の西村理名誉教授による「シェア・エコノミー」というテーマの講義とグループワークでした。社会における競争的な面と共有的な面についての意味とそれぞれのメリット・デメリット,利己的な行動と利他的な行動の具体的な例のメリットとデメリットについて考えていきました。 購入活動と合理的洗濯,分配行動と利他主義,働き方と賃金の違い,賃金の支払い方法と賃金形態,会社の業績が悪化した時の対処法などについて講義を受けた後,カーシェアリングやハウスシェアリングなど様々なシェアについて,そのメリット・デメリットをグループ毎で考え,発表し,共有しました。 3年B組は京都学園大学の内藤登世一教授による「経済と環境問題」というテーマの講義でした。地球温暖化対策は、排出量取引や炭素税(地球温暖化対策税)という経済的政策が主流になりつつあり、経済のしくみを利用することは温暖化対策にも有用であるという内容でした。 授業の後半はグループ活動で、生徒自身が排出量取引を実際に行いCO2の排出量の削減を低コストで行えることを体験できました。市場メカニズムが環境への対策にも有用であるということをしっかり学習できました。授業の最後には生徒からの質問も出て、内藤先生からも丁寧に答えていただき、最先端の研究に接することができ、非常に充実した講義を受けることができました。 3年C組は大阪大学大学院の上須道徳特任准教授による「経済学から考える食糧問題」というテーマの講義とグループワークで,世界の食糧事情を概観し,経済学的な考え方を用いて何が問題でどのような解決方法があるのかについてみんなで考えることが目的の2時間でした。世界で飢えている人の現況,穀物,人口と穀物生産の伸び,食糧問題の根本的な解決,貧困とは,食料価格の変化,農村開発,食料の価格高騰,金融危機の影響,これからの食生活の変化,所得上昇による食生活の変化,バイオ燃料と食糧等についての講義を受けた後,解決方法について,各班で考え,発表しました。発表内容についてはとても素晴らしかったとの講評も受けました。 |
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