最新更新日:2024/07/22 | |
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『見方が変われば…』
今朝は厳しい冷え込みだけではなく、この冬初めての雪となりました。
私はJRで通勤しているのですが、この雪でダイヤは乱れ、車両は超満員でした。駅に降り立った頃にはすっかり疲れ果ててしまいました。 15分ほど歩いて学校に到着すると、写真のようにグランドは一面の雪景色。そこでは朝練をしていた高校陸上部の面々が、元気いっぱい雪合戦に興じていました。実はそれだけではなく、本校セミナーハウスには、2日前からマレーシアの小学生5名が宿泊しており、おそらく生まれて初めて見る「雪」に大はしゃぎしていました。南国で生まれ育った彼らには、まさしく「天の恵み」と言えるでしょう。 「雪」自体に変わりはありません。しかし、人によってその受け取り方は千差万別です。そのことに改めて気づかされました。「人間万事塞翁が馬」ではありませんが、自分が置かれた状況をどのように受け止めるかで、人の「幸・不幸」は大きく左右されるのかもしれませんね。 私が親として初めて我が子と対面した際には、生まれてきてくれたことへの感謝と喜び、なによりも健やかな成長を心から願いました。それがいつの頃からか、「この子はこうあるべきだ」と言った自分の思いをおしつけてはいないか、ふと、そんな思いでマレーシアの子どもたちの天真爛漫な笑顔に見入っていました。 「人は人としてそれだけで貴い。」 そんな当たり前のことを忘れずに、子どもたちの成長を促し,見守っていける存在でいたいなあ、絶え間なく降りしきる雪を仰ぎながら、そんなことを考えた今朝でした。 |
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