最新更新日:2024/05/31 | |
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『エネルギー・環境教育 〜2年生〜』本日,2年生対象に特別講座として1・2・3限を各クラスごとの意見集約講座,5限を大講義室にて,全体会による意見発表会を参観可能形式として実施しました。 この講座は,関心も高く,京都教育大学関係者やエネルギー教育事務局関係者の方々にもご参観いただきました。この度の講演会実現は昨年度のエンタープライズ講演会の際,講師に同行された原子力コミュニケーションズの三谷氏とのコラボによる縁によって実現いたしました。三谷氏は本校の卒業生であり,日本保健物理学会特別会員〔フェロー〕元日立製作所放射線管理センター長を歴任されています。三谷氏は,原子力は事故を起こして,今いろいろとお騒がせしているけれども,良いところもあるので,そこを少しでもお話しできればと思い,このような講演活動を各地でされているそうです。 もともとは,本校のエネルギー・環境教育の一環として,地層処分についての専門家のお話をどこかでしていただけないかと探していたところ,講演会のご縁で,今回の授業を行うことができました。地層処分の問題はあまり表には出てこない,それでいて,政府案もある深刻な問題です。本校のようにグローバルに活躍が期待されている人材には将来的に避けて通ることが出来ない問題でもあり,今後大きな関心ごとになると考えられます。原子力発電を行う以上,必ず,放射性廃棄物は増え続けますので,量や処理の問題などを含めた現状把握と将来の判断基準を構築するために意義ある講義だと考えています。 生徒間反応はさまざまでした。初めて知るものや,知っているけど,自分事ではないという感覚,また,真剣に考えれば考えるほど,答えは出ず,解決策の見えない泥沼にはまるようなことに悩むもの・・・。今日の経験をいかして,より深く,より現実的に考えを深化させてほしいものです。この講義は,福井工業大学や近畿大学でも行われました。安全な事とは何でしょう?事象の信ぴょう性については?また,ご家族での話題にしていただければ幸いです。 |
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