京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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◇年度途中の入園、受付中◇電話(075)351−0937◇預かり保育:早朝8時〜18時◇未就園つぼみ組:火・金10時〜11時◇令和6年度入園随時受付中

ありがとうございました

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昨日は京都市教育委員会「『豊かな学びリーディングスクール』推進事業」指定研究の研究報告会を行いました。

京都市や京都府,そして他県の先生方に参観,参加していただきました。幼稚園と小学校の接続や連携についての研究報告と参加者のみなさんでのグループ討議,そして京都教育大学准教授の古賀松香先生のご講演と盛りだくさんの内容でした。

研究報告会にたくさんのお力添えをいただいた京都市教育員会,近隣の小・中学校の先生方,本当にありがとうございました。

今後も子どもたちが安心して小学校に進学し,自らの幼稚園での学びや成長を自信に力を発揮してほしいと願い,保育を展開していきたいと思います。

研究発表会のご案内

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平成30年度 京都市教育委員会「『豊かな学びリーディングスクール』推進事業」の指定研究を受け,11月28日(水)に研究発表会を開催します。

詳しくは配布文書をご覧ください。

家庭教育講座

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今日の家庭教育講座は,楊梅幼稚園の園医の眼科医の先生を講師にお迎えし,「子どもの視力について」お聞きしました。
視力は3歳までに急速に発達することや弱視,近視,色弱などについてお話を伺いました。ゲームやスマホなどが子どもたちの日常生活にも浸透し,目に負担をかけているこの頃です。子どもの目の健康につながるような生活を送れるように注意していきたいですね。

たくさんの保護者の方が参加してくださいました。「目について知らないことが多くあり,大切な体なので,私も子どもも気をつけていきたいと思いました」「早寝早起きなどリズム正しい生活や外遊びが大切なことを改めて感じました」などの感想をいただきました。

お忙しい中,講演に来てくださった眼科の先生,ありがとうございました。保護者の皆様も熱心にご参加くださり,実りある研修会となりました。ありがとうございました。

小学校との合同研修会

幼稚園教育と小学校教育が滑らかに接続できるようにと,今年度,楊梅幼稚園は『幼稚園と小学校の接続を促すために〜健康な心と体(幼児期の終わりまでに育ってほしい姿)に着目して〜』を研究主題として研究を進めています。

昨年度も実施していたのですが,27日に小学校の先生たちと幼稚園の先生たちの合同での研修会を行いました。下京雅小学校のほとんどの先生たちのが,楊梅幼稚園に来てくださいました。京都教育大学古賀准教授様を講師にお招きし,「幼稚園の主体的な遊びが小学校の学びへどうつながるのか」を研修会のテーマに講義をお聞きしたり,幼稚園と小学校の様子を発表したり,先生たちがグループとなっての協議をしたりしました。

子どもたちが幼稚園での学びを土台に小学校で学び,成長してくれることを願っています。
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園だより  7月号より

「シャボン玉は子どもの命」

 園庭で石鹸遊びが始まりました。もも組の子どもたちは,始めは先生が用意した泡で遊んでいました。その後,手で泡の感触を十分味わってほしいという先生の考えで,子どもたちは石鹸から泡を作り,ジュースやクリームを作って楽しんでいました。そして,だんだん濃度が濃くなり,シャボン玉ができ始め,大きく膨らんだり,割れたりすることを見たり,試したりしていました。そのような遊びが続いているある日のことでした。
 園庭でシャボン玉遊びをしようと靴を履き替えていた○ちゃんが私に話しかけました。
○ちゃん 「園長先生,シャボン玉って子どもの命なんやで」
私    「えっ?子どもの命?」
○ちゃん 「そう。子どもの命」
私    「命がどうなるの?」
○ちゃん 「パチンと割れて命が死んじゃうねん」
私    「え?死んじゃうの?それでシャボン玉はどうなるの?」
○ちゃん 「浮かぶ。命は浮かんでいく」
私    「そうなんか…。○ちゃん,いろいろ教えてくれてありがとうね」
何気ない会話かと思っていたら,深い話でした。それを職員室で話していると,未就園時に○ちゃんを担当していた◇先生が「○ちゃんとお母さんはよく絵本を楽しんでられました。その話も絵本で読まれたのかもしれません」と伝えてくれました。

幼稚園ではいろいろな感触を味わったり,気持ちを開放させたりして遊ぶことをねらいとし,この時期によく石鹸を使っての遊びが展開されます。もちろんその中で,不思議だなぁと感じたり,なぜこうなるのかなと考えたり,試したりすることも大事にしています。そのような遊びが始まって,今日もシャボン玉で遊ぶのだなと当たり前のように思っていた時に○ちゃんの子どもの命の話を聞き,驚きました。4歳の子どもが「子どもの命が消える」,「子どもの命は浮かんでいく」というのです。なんて詩人,なんて哲学とその瞬間,受け止めました。その後,未就園児の時から絵本が大好きで,お母さんによく読んでもらっていたという様子を◇先生から聞き,単に○ちゃんが子どもの命という言葉を出したのではないこともわかり,私の胸にぐっと迫ってくるものがありました。野口雨情作詞の♪シャボン玉♪には,幼い子どもが亡くなる,はかない命とシャボン玉の様子を重ねているという説があることを思い出したのです。お家の人によると,絵本で読んだり,テレビで聞いたりしたということでした。「命」「はかない」などの言葉の意味をしっかり捉えられるまでは至っていないかもしれないけれど,○ちゃんはシャボン玉を大事にしよう,シャボン玉には大事なことが詰まっているということを思っていたのではないでしょうか。
お家の人と一緒に過ごす中で,お家の人の子どもの命ははかなくて大切なものだという思いを子どもが受け止め,感じ,それら思ったことや感じたことが子どもの心の奥に蓄積されているという深いものに触れたひと時でした。



園だより 6月号より

ともだちって

 靴を履き替えながら・・・
もも組の○ちゃん,△ちゃん,◇ちゃんが園庭で遊ぶために靴を履き替えていました。
○ちゃん「△ちゃん,一緒に行こう!」△ちゃん「うん」
◇ちゃん「△ちゃん,一緒に行こう!」△ちゃん「うん。じゃぁ,ちょっと待っとけよ」
そうして△ちゃんが靴を履き替えたら△ちゃんは「○ちゃん,◇ちゃん,△,さぁ行こう」と一人一人指で確認して,3人は仲良く手をつなぎ,園庭へと出かけていきました。

「もう治った」
あお組の○ちゃんが帽子取り(鬼ごっこ)で,自分の帽子を取られて戻ってきました。帽子を取られたら、また,新しい帽子をかぶりなおして遊びに参加できるのですが,この時は私の所へとしょんぼりやってきました。しきりと目をぬぐっています。
私が「どうしたの?」と尋ねる。○ちゃんは「帽子,取られた,△ちゃんに帽子を取られた」と。私の「そうか,悔しいのやね」の言葉に○ちゃんはうなずく。私が「悔しいということは大事なこと。悔しい気持ちがあったらまた頑張れるよ。帽子を取られてもまた,新しいのをかぶったらできるよ」と背中をさすりながら話すと○ちゃんは首を横に振る。「だって,…帽子,取られた。△ちゃんが取ったから」私「そうか,嫌やったんやな」○ちゃんはうなずいて「だって,△ちゃんに取られた」と言う。私「△ちゃんに取られたのが嫌やった?」○ちゃんがうなずく。「帽子取りは帽子を取る遊びだからね。他の人も取らはるよね」○ちゃん首を横に振り、「他の人は取ってもいい」私「え?そうなん?ほかの人は○ちゃんの帽子を取っても大丈夫なん?」○ちゃんはうなずく。私は「△ちゃんに取られたのが嫌やったんか。そうか。△ちゃんに取られて悔しかったんやな」と○ちゃんの思いを背中をさすりながら聞きとめました。しばらくすると「もう治った」と○ちゃんが晴れ晴れとした表情で伝えてくれました。


入園して約2か月が経ち,もも組の子どもたちにクラスの友達に親しみを感じる様子が見られるようになりました。“好きだよ”“一緒がうれしいな”という思いを表現し,それを受けてまた“うれしいな”“好きだよ”という思いで応えている所が何とも微笑ましく思えました。同年齢の子どもに出会い,友達になった喜びも伺えます。
また,年長児になると,友達のその人なりもわかり,友達と言ってもライバルになることもあります。「どうしても・・・」のエピソードでは他の友達に帽子を取られても平気だけれど,△ちゃんに取られることが嫌だとわかり,他の遊びや生活の中では二人のトラブルもなかったので,最初はなぜ?と思っていました。話を聞いていく中で,△ちゃんのことが嫌いというわけではなく,△ちゃんに帽子を取られてしまったことが自分としては許せなく,自分と△ちゃんとの力比べをしている様子だと受け止めました。
幼稚園での生活や遊びの中で,友達がいること,友達だからこそという成長に欠かせない姿が見られました。これからもさまざまな友達関係が生まれていくことを願って保育をしていきたいと思います。

園だより 5月号より

5月(1日〜31日)は,憲法月間です。
 5月の「憲法月間」は,日本国憲法の大切な柱である「基本的人権」を日常生活の中で見つめなおす機会です。『人権を尊重する』ということは,人間としての個人が自らを大切にするとともに,他の一人一人の人権や人格を尊重し,大切にすることです。日ごろの自分自信の言動を今一度見つめ直し,一人一人の人権を大切にしているか,大切にされているか,身近なことから考えていきましょう。
 幼稚園では,子どもたちが友達との関わりの中で,様々な体験を通して,自分も相手も,お互いの存在を大切に思える生活を大事にしていきます。

「あ!おんなじマーク!」
園庭であお組ともも組が一緒に遊んでいる時でした。
名札についているマークを見て,「あ!おんなじマーク!」と嬉しそうにあお組の○ちゃん。それを聞いてもも組の◎ちゃんは,はじめは何のことかな?と不思議そうにしていましたが,名札についているマークを見比べてにっこり。


「ここ空いてるよ」
お弁当の用意をしている時。たくさんの子どもたちが食べる場所(机)を決めて準備をしていました。後からうがいと手洗いを終えた◇ちゃんが来た時に「ここ空いてるよ」と手招きして呼んでくれました。◇ちゃんはすうっとそこに椅子を置いて準備を始めました。

幼稚園の遊びや生活の中で自分も友達も一緒だな,友達の思っていることは何かな?などさまざまに感じています。親しみを感じ,友達関係の広がりや相手のことを思う気持ち,大切にしようとする思いを大事にしていきたいと思います。

園だより 4月号より

 ご入園・ご進級おめでとうございます!

 暖かな春の日差しが新しい年度の始まりを告げています。
 お子たちのご入園,ご進級,まことにおめでとうございます。新年度に際し,お家の方々はお子たちの成長の喜びを感じられていることと思います。
 私たち楊梅幼稚園の教職員一同,お子たちのますますの成長や学びを支えていけるよう関わっていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 この季節,開花した桜が街に彩りを添えてくれています。4月は入園や進級,また,就職など私たちの新しい生活が始まる時期でもあります。そのような中,桜の花は祝っているような,応援しているような華やかさを醸し出してくれています。今年の桜は,気候や環境の影響で,各地で開花が早まりました。入園式まで開花を待ってくれるかなと期待してはいたものの,花を咲かせるトキは桜のみ知るです。寒い冬を過ごし,暖かな風を感じ,雨の恵みをもらい,トキを持して,それぞれの木が花を咲かせます。子どもたちもお家の方々の愛情を受け,周りの友達と遊び,時には思い通りにならないこともありますが,自分なりの力や思いを発揮します。そのトキは子ども一人ひとりによって違います。この一年間,子どもたちが遊び,学び,自分の力を発揮し,満足感や達成感を得て,自信につながっていくそれぞれのトキを大事にし,お家の方々と共に教職員一同,関わり,支えていきたいと思います。お家の方々と思いや力を合わせていくことで,子どもたちの安心感や成長,学びにつながっていくと考えています。お家の方々の思いや戸惑いなど,どのようなことでもご相談いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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