京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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夏休みが終わって

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 この夏みなさんはどのように過ごしましたか。そして何か収穫はありましたか。私は、お盆休みに白山に登ってきました。山登りはしんどいです。疲れて立ち止まり,これから行く方を見ると,はるか彼方の雲の中に道がつながっていて,へこたれそうになります。「こんなにしんどい目をしてまで何故山に登るのだろう」と思ってしまいます。しかし,雄大な景色が見られるとともに,達成感を感じることができるのはとてもいいものです。
 病院で過ごして治療を頑張った人もいます。勉強や読書,作文や絵画・工作を頑張った人もいるかと思います。夏休みに限ったことではありませんが,「これやったよ、これ頑張ったよ」という思いを,達成感として大切にしてほしいと思います。この夏はできなかったけれど、「治療が終わったら○○にチャレンジしたい」と思っている人もいるでしょう。そうした気持ちも大切にして,いつかは実現して,より大きな達成感を感じてほしいと思います。

宿泊学習を終えて

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 7月6日,7日,淡路島での全校合宿は,お天気にも比較的恵まれ,怪我や病気もなく充実した1泊2日となりました。子どもたちはこの合宿をずっと楽しみにしていましたが,解散時のみんなの表情から,期待していた通り,あるいはそれ以上の結果だったのではないかと推測されます。
 この合宿での意義は,子どもたちが数あるイベントを自分たちで企画し,自分たちで責任をもって運営し,そのことで,それぞれが「やったぁ」という「自己成就感」,「自分はみんなの役に立っているんだ」という「自己有用感」をゲットできたことだと思います。実際には,先生方が企画・修正したり準備したりしている部分は多いのですけれども,そうした支援が子どもたちの仲間同士での主体性を促しているということが重要です。因みに,子どもたちがキャンプファイアーの折に火の神にリクエストした4つのことばは,「友情,団結,希望,愛」でした。

副市長訪問

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 本日,村上圭子京都市副市長が学校訪問され,本校の中学部を中心に授業の様子を参観いただきました。
 生徒たちがタブレットやパソコンを使いこなす様子をご覧になったり,テレビ会議システムを使った学習についての説明を聞かれたりして,ICTを活用した学習の進歩に感心されておられました。

深呼吸

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 5月も末となり,これから梅雨の季節を迎えることとなります。体育館横のテラスからまなびの森を見渡すと,うっそうと茂る森の向こうに宇治黄檗の山々が見えますが,あたかも深山幽谷にいるような気分になります。
 4月から頑張っていると少し息切れするのが5月です。「しんどいな」と感じたら,体育館横のテラスに来て目の前の森と遠くの山並みを眺めながら深呼吸するのもよいでしょう。分教室のある病院から見る眺めでは,私は特に,黒谷の五重の塔が山裾に見える如意ヶ岳(大文字山)の眺めが好きですが,みなさんはいかがでしょうか。

憲法月間によせて

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 人はひとり一人違います。この社会にはいろいろな人がいます。世界に目をやると,様々な文化や宗教,考え方があります。身近なところに目を移すと,まわりにいる人たちは,みんな違った性格や価値観を持っています。玄関の前の花壇のようにその人その人の花が咲いていていいですね。
 ある人は「明るく強く優しくありたい」と努力するかも知れません。それは素晴らしいことです。でも,そうありたいと思っても,誰でも落ち込み暗くなることがあります。強くありたいと頑張ってポキッと折れてしまうこともあるでしょう。優しくありたいと思って人に気遣いし過ぎて疲れることもあるでしょう。しかし,どうであっても,その人はその人のままで尊重されるのです。同じように,他の人もまた,ありのままで尊重されなければならないのです。
 日本国憲法13条には,「すべて国民は個人として尊重される」とあります。ひとり一人みんな違ったそのままで大切にされなければならないということと,そのために,「違い」を認め受け入れられるようになることが大切だとしています。同時に,「公共の福祉に反しない限り」とあります。誰かだけを「尊重」するために他の人が傷つけられるようなことはあってはならず,みんなが尊重されなければならないのです。
 5月は憲法月間です。3日の休日参観の日には,このテーマをとりあげて話をします。日本国憲法の精神に思いを寄せ,人は誰もがかけがえのない存在であり,自分を大切にすること,人を大切にするということについて振り返る機会にしたいと思います。

収穫の春

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 4月27日のふれあいタイム「タケノコ掘り」に向けて,いつも,学校林「まなびの森」の環境整備をしていただいている「みどりの会伏見桃山」のボランティアのみなさんのご指導・ご支援の下,タケノコの試し掘りをしました。今年は出る時期がずいぶん遅くなっているそうですが,短時間で30キロくらい収穫することができました。収穫を終えて谷から戻ってくると小学生たちがなつみかんを収穫していました。みどりの会の人たちが「蜂蜜と混ぜてジャムにしたらいいよ」と話しておられました。
 桃陽ならではの身近に活かせる豊かな自然と地域の人たちとのふれあいがあります。

雨の日

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 「願いの像」に黄色い傘がかけてあります。昔話の「笠地蔵」を思い起こしますが,もともとは,子どもたちが思いを込めて始めた習わしだそうです。今では,子どもたちがしていることもあれば,教職員がしていることもあるそうです。
 心が和むとともに,「願い」に寄せる子どもたちや教職員の思いも伝わってきます。

入学をお祝いして

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 4月10日には始業式がありましたが,10日の午後と,11日の午前に,京大病院分教室小学生2名,中学生3名,府立医大病院分教室中学生1名の入学セレモニーがありました。セレモニーには小児科ドクターの先生に来ていただき祝辞をいただきました。どちらの祝辞のなかでも,治療を進めていくためにも教育を受けられるようにすることがとても大切であることを述べられていました。普段は病室で学んでいる子も,行事には分教室に出られるように治療計画を立てていただいています。また,どちらの分教室でも分教室在校生が出席してくれましたが,参加する様子や,式後の子どもたち同士のふれあいの様子から,学年を超えて分教室仲間の絆が強いことを感じました。
 本校玄関前の鮮やかなピンクの枝垂桜も,子どもたちの入学をお祝いして満開になりました。新小1,新中1のみなさん,入学おめでとう。

ご挨拶

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今年は,三月になってからも寒波がやってきたためか,桜もまだ咲きはじめですが,新年度はじめて登校する子どもたちの応援団となって思いっきり満開になるのを今から楽しみにしています。
 桃陽総合支援学校は,病気により入院や療養が必要な子どもたちに教育を行う総合支援学校(病弱教育)です。子どもたちは,病院で治療を受けながら教育を受けています。病気と向き合いながら,一人の小学生として,中学生として学びたい,生活したいという願いを持っている子どもたちの姿は,「自ら学ぶ力」と「自ら律する力」の根っこにあるものを物語っていると思います。
 これまで桃陽総合支援学校が進めてきた「病気のときだからこそ行うべき教育」を今後とも柱に据え,教職員一同,力を尽し,子どもたちにとって「会いたい仲間や先生がいる学校」「行きたい教室がある学校」「受けたい授業がある学校」であり,新たな学びと笑顔の学びのある学校を実現させていきたいと思います。

              平成29年4月  
              校長 芝山 泰介

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学校行事
9/1 看護実習
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