京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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校長室だより 10月号

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 本校玄関前の「願いの像」の周りに,「秋明菊(シュウメイギク)」が美しく咲き始めました。10月に入り,11日(金)に前期終業式を行い,秋休みをはさんで16日(水)から後期がスタートしました。前期終業式も後期始業式も,TV会議システムでつないで行いましたが,子ども達も慣れてきてきました。後期始業式には,京都第一赤十字病院に入院して訪問教育を受けている生徒が,「魔法のプロジェクト」で導入しているiPadのビデオチャットアプリを使って参加しました。またひとつ,新しい試みをして,子ども達の輪が広がりました。
19日(土)の本校運動会,11月2日(金)の全校での学習発表会にむけて,子ども達は力を合わせて準備を進めています。
 今,桃陽の4つの分教室,そして,訪問教育にも在籍児童生徒がいます。本校は,京都市桃陽病院のベットの空きを待っている子どもがいるほど人数が増え,にぎやかで活気が満ちた学校になっています。
 学習発表会も,本校と分教室をTV会議システムで結んで,一緒に群読したり,英語劇をしたり,普段から一緒に取り組んでいる総合的な学習の時間の取り組を発表をしたりと,工夫しながら練習を重ねています。
 10月28日(月)から,読書週間の取り組みとして「コラボノートでブックトーク!」も予定しています。これは,一人ひとりがタブレットパソコンを使って,「お勧めの本」の交流をするものです。学ぶ場所が違っても,子ども達が交流し,学び合えるよう取り組を進めていきたいと考えています。
 

校長室だより 8月授業再開号

 夏休みが終わり,今日からいよいよ授業開始です。皆さんは,どんな夏休みを過ごしたでしょうか?
 今年の夏は,例年になく暑い日が続きました。高知県四万十市で気温41度を観測したというニュースもありました。国内観測史上最高で,3日連続で40度を超えたのも全国の観測点で初めてだったそうです。
 夏休み中の7月29日に,京都市障害者スポーツセンターで行われた,京都市立総合支援学校スポーツ交歓会では,私たちの「桃陽特選隊」がみごとブロック準優勝しました。今年は,本校小学部のみなさんが中心のチームでしたが,高等部や中学部中心の他校のチーム相手にも,力いっぱいぶつかっていくことができました。スポーツ交歓会で,何よりもうれしかったのが,分教室のみなさんも力を合わせて作ってくれた児童生徒会の真っ赤な旗が,試合中ずっと見守り,応援してくれていたことです。
 8月22日の夕刊には,アメリカの大リーグ,ヤンキースのイチロー選手が,「日米4000安打」を達成したというニュースが載っていました。
そのイチロー選手がこんなことを言っています。4000本の安打を打つまでには,「8000回の悔しい思いがある。誇れるとすれば,常にそれに自分なりに向き合ってきた事実だと思う。」
 卓球バレーで優勝を逃したことで,悔しい思いをしたかもしれません。でも,その悔しい思いが次の大きな一歩につながるのだということを忘れないでください。
 後期が終わるまであと一か月と少しです。みんなで力を合わせて,前期の締めくくりをしっかりしたいと思います。


校長室だより 7月号

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本校の敷地内のアジサイが,雨の中,美しい花を咲かせています。
植物にとって恵みの雨で,子どもたちが種まきした,ヒマワリやホウセンカ等も日に日に大きく育っています。今年度は,リモートカメラを使って,24時間ライブ中継をし,分教室からも観察ができるようにしています。植物だけではなく,カブトムシも,幼虫からさなぎ,そして成虫になっていく姿を,分教室からも見られるようにしました。分教室でも観察記録をつけてくれている子ども達もいます。先日,次々と立派なカブトムシの成虫に育ち,オスが1匹,メスが3匹になりました。新しくて広めのカブトムシの家に引っ越しもしました。木をくりぬいて作った立派な餌のゼリー入れは,「みどりの会伏見桃山」の方が作ってくださいました。うまくタイミングが合えば,カブトムシが,餌をおいしそうに食べている様子が見られます。
 さて,あと3週間ほどで,子ども達が楽しみにしている夏休みを迎えます。そこで,夏休みを前に,学習や生活の様子を振り返ってほしいと思います。この3ヶ月の間,頑張ってできるようになったこと,頑張ったけれどまだ十分にできていないことなど,自分が立てた目標を中心に学習や生活について,しっかりと振り返ってほしいと思います。しっかりと振り返る中で,夏休みの間の目標を考えてほしいと思います。各ご家庭におかれましても,お子達と一緒に,振り返っていただき,夏休みに向けての目標を一緒に考えていただけると,ありがたいです。どうぞよろしくお願いします。


校長室だより 6月号

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6月になりました。今年は,平年より随分早く梅雨入りしました。サクラもハナミズキも例年より開花が早かったような気がします。本校の敷地内にシャガの花がたくさん咲くのですが,これも例年より早く咲きました。
 シャガの花を見ると,思い出すことがあります。子どもの頃住んでいた家の庭にシャガの花が咲いていました。これは私の祖父が大事にしていた花でした。「おじいちゃんのシャガは切ってはだめ。」と言われ,きれいに咲いていても,切り花にして花瓶にさすことは絶対できない花でした。ある日,遠足のお弁当を作ってくれた母が,シャガの葉を使ってバランを作り,お弁当の色どりに添えてくれたのです。今のようにプラスチックでできた人工のバランなど売っていないころです。「おじいちゃんには内緒」といってシャガの葉で作ったバランでとてもおいしそうなお弁当が出来上がりました。後日,祖父の耳にも入りましたが、決して「大事なシャガを使った」と怒ることはありませんでした。
 シャガを見るたびに,祖父や母の子育てへの思いを,何年たってもしみじみ感じます。
私たちは,今の子ども達に,そんな思い出を紡ぐことをしているのだろうかとふと思う今日この頃です。

校長室だより 5月号

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5月になり,本校の中庭にあるハナミズキも淡いピンク色に色づき,緑の芝生とのコントラストがとても美しい季節を迎えました。
まなびの森は,新緑に包まれ,私たちに活力を与えてくれています。昨年度は,タケノコ掘りを予定した日が雨で中止,延期した日もまた雨で中止と残念な結果になりましたが,今年度は,前日の雨から一転,よいお天気に恵まれました。みどりの会伏見桃山の皆様のご指導のもと,子どもたちは,タケノコ掘りに夢中になっていました。中には,自分の背丈ほどもあるタケノコを掘って,大事そうに抱えている子もいました。大きなタケノコは,さっそく図画の教材にします。また,食するのにちょうどよいタケノコは,次の日の「タケノコを味わう会」で地域の皆様にも味わっていただきました。小学部が作った若竹汁,中学部が作ったタケノコご飯,いずれもみなさんに「おいしい!」といっていただき,子どもたちも満足した笑顔を見せていました。ご協力いただいた皆さん,みどりの会伏見桃山の皆様,京都老人ホーム,深草福祉農園のみなさま,ありがとうございました。
さて,5月の一ヶ月を「憲法月間」と呼び,憲法で提唱している様々なことを再度見直していこうという取組が始まります。その中でも,特に基本的人権を尊重するという認識を大切にしていきたいと考えます。「人を大切にすると」いうことは,どんなことかを改めて考え直す一ヶ月間にしたいと思います。5月3日の休日参観でも,憲法や基本的人権にかかわる学習を,それぞれの学部で取り組みます。特に今年度は,初めて本校と分教室をTV会議システムでつないで一緒に憲法月間にかかわる話を聞いて学習を進めます。ご家庭でも話題にしていただけると嬉しいです。

校長室だより 4月号

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≪今年度もよろしくお願いします≫

 桃陽総合支援学校は,四季折々に様々な花が咲き,子どもたちを見守ってくれています。とりわけ今年の春は,ソメイヨシノとシダレザクラが一気に開花しました。ソメイヨシノの薄いピンクに,シダレザクラの濃いピンク,そして,モクレンの真っ白い花がまだ残っており,4月の1日〜2日頃は,3色が調和し,それはそれは美しい眺めでした。
 そんな春を迎え,平成25年度がスタートしました。4月8日には,本校と4つの分教室,そして訪問教育,すべてに在籍児童生徒が在籍する中でのスタートとなりました。同じ桃陽の仲間として,一緒にいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
 今年度,桃陽の子ども達が目標とすることを4つあげ,始業式でも子ども達に話をしました。
○あいさつ
 「おはようございます」,「ありがとうございます。」を進んで言いましょう。「おはよう」「ありがとう」と言葉にして言うことで、周りの人にきょうもよろしくという気持ちや感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。

○勉強
 学校にきてしっかり勉強しましょう。京大病院や,府立医大病院では,病室でもタブレットパソコンが使えるようになっています。自分の体調に合わせていろいろな方法を先生と相談して勉強してください。昨年度は,本校も分教室も中学3年生全員が,希望通りの高校に進むことができました。学校や分教室そして,病院や病室に帰っても,自分の体調の許す限り一生懸命勉強していた3年生の姿を知っている人も多いと思います。みなさんも,しっかり勉強しましょう。

○服装
 特に本校では,登校する時は,学ぶ場である学校にふさわしい服装で来ましょうということを昨年度から取り組んできました。本校の中学生には制服登校を奨励しています。 TPO(時間・場所・場合)に合わせた服装ができることは,社会のルールやマナーを守って生活する上でとても大切なことです。

○ICT
「ICT」という言葉で表していますが,「さまざまな人と繋がり,学ぼうとしてほしい。」ということです。 桃陽には,「ICT」という強い味方があります。これを生かし,、今年度も様々な人と繋がって,いろいろな人から,いろいろなことを学んでいきたいと思います。

 桃陽の子ども達の,健やかな成長に向け,教職員が一丸になって,全力で教育活動に取組んでまいりますので,どうぞよろしくお願いいたします。


ごあいさつ

 桃陽総合支援学校は,桃山の丘の上にあり,3月に入ると,ウグイスの鳴き声が聞こえ始め,モクレン,シダレサクラ,ソメイヨシノが次々と満開になって,新しい年度を迎えます。
 当校は,病気により入院や療養が必要な子どもたちに教育を行っている病弱の総合支援学校です。桃陽病院に隣接する本校のほか,京都大学医学部附属病院,京都府立医科大学附属病院,京都第二赤十字病院,独立行政法人国立病院機構京都医療センターの4つの病院の中に分教室があります。また,分教室を設置していない病院への訪問教育も行っています。いずれも,病気治療をしながら,子どもたちは一生懸命学んでいます。
 平成23年度から,学びのイノベーション事業(文部科学省)フィーチャースクール推進事業(総務省)の実証校になり,今年度はいよいよ最終年度,まとめの年になります。この2年間,実証校になったことを,私たちが新たな挑戦をする機会を与えていただいたと考え,実践してきました。
 今年度も「新しい基軸による・新しい学びを創造する学校をめざして!!」,次の学校教育目標のもと,さらに取組みを進めていきたいと思います。
   
学校教育目標  
 「からだ」「こころ」「いのち」を大切にし,規則正しい生活習慣を身につけ,将来の 自分の姿を見すえながら,前向きに進む子どもの姿を実現する。
  
めざす子ども像
 ○「願い」を大切にする子  ○「からだ」を大切にする子
 ○すすんで学ぶ子      ○「思いやり」を感じあう子
 ○ICT機器を活用する子
  
 本校と分教室を結び,子どもたちが一緒に様々な行事や授業に取り組み機会も増えました。また, TV会議システムを活用して前籍校と交流することも可能になり,両校の児童生徒にとっても有意義な取組が進められました。今年度はさらに,ICT機器を活用してこれまでにない教育環境を工夫していきたいと考えています。さらに,学校運営協議会のお力添えを得て,新たな取り組みも進めています。子ども達一人一人が,病気を治療しながら「学ぶ楽しみ」を実感し「生きる力」を身につけて地域社会に帰っていいてくれるよう,教職員一丸となって取組んでいきたいと思っています。
 さらに,「育支援センター桃陽」として,月1回の不登校教育相談等,地域の小中学校で学ぶ,病気のために様々な困りのあるお子さんへの地域支援も推進していきます。
 病院・家族・前籍校,関係諸機関の方々,さらに地域の方々と一層の連携を図り,子どもたちの地域社会での生活を支援していけるよう,ご理解ご支援いただきますよう,よろしくお願いいたします。
 平成25年4月     
                校長 中東 朋子

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学校行事
11/2 学習発表会
11/3 文化の日
11/4 振替休日
11/5 代休日
11/6 児童生徒会運営委員会
11/7 歯科検診(本校)
11/8 中3進路懇談会(1)  PTA役員会
京都市立桃陽総合支援学校
〒612-0833
京都市伏見区深草大亀谷岩山町48-1
TEL:075-641-2634
FAX:075-641-2648
E-mail: toyo-y@edu.city.kyoto.jp