京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/12/26
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【令和7年度文科省DXハイスクール事業採択校】

【お知らせ】冬季休業期間中の学校閉鎖について

12月26日で冬季進学進学補習並びにその他の行事が終了し、12月27日以降は学校閉鎖となります。年明けの授業開始は1月8日です。

 ・12月27日〜1月3日 学校閉鎖期間
 ・1月8日 授業再開(1,2年生は英数国テスト有)

※土日及び学校閉鎖期間は学校の電話が繋がりません。
 また事前に特別許可を受けた部活動等以外は入校できません。
 学校への連絡は1月5日以降にお願いいたします。

12/23(火) 冬季GC特別講座 1日目

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冬季補習期間中の12/23(火)、24(水)の2日間、主に1年生を対象に、自分自身のキャリア展望や持続可能な社会の実現について視野を広げるGC特別講座を行いました。まずは1日目の様子をご紹介いたします。

講座1「Tシャツで若者にチャリティー文化を」
(JAMMIN合同会社 西田太一氏)
 大学時代のスリランカ訪問を機に途上国支援を志した西田さん。開発コンサルタントを経て、地元京都でチャリティー専門ブランドを起業しました。現在はチャリティー総額が1億円を突破し、持続可能な社会貢献を実現しています。
 安心安全な日本という環境に感謝しながら、失敗を恐れず実行してほしい、という熱いメッセージをいただきました。本校の「一歩踏み出すGlobal Citizen」という教育目標とも重なり、生徒の心に響いたのではと思います。

講座2「タイパ時代にあえて「本」?」(講演+ワークショップ)
(ブックディレクター 幅允孝氏)
本を読む環境や時間、モチベーションを生み出せる図書館づくりについて、写真等をまじえながら紹介していただきました。配架した本の見せ方や館内の家具など、本の「差し出し手」としての視野の広さや考えの深さに驚かされました。また、本の持つ自発的メディアとして価値や、本から得たものを通じた人とのつながりの大切さについてもお話しくださり、本とどう向き合うかについて多くのヒントをいただく時間となりました。

講座3 「進路は"選択"じゃない、"表現"だ」
(一般社団法人高校生みらいラボ 小林拓真氏、藤原勝熙氏)
 高校生みらいラボのお二人が、東京から駆けつけてくださいました。 紫野高校の生徒に、自身のキャリアの分岐点になった出来事や気持ちの変化などをお伝えくださったうえで、本校生徒が自分と向き合うワークのファシリテートをして下さいました。生徒たちは、自分に当てはまる動名詞や、やってみたい職業を直感で選んだり、10億円あったら何がしたいかを絞り出しました。その中で、誰かに忖度するのではなく、「自分」を主語にしたストーリーを思い描くことができていました。講座終了後には、3時間があったという間で参加できて良かったですという声が多数出てきました。

それぞれの講座に講師としてお越しくださった皆様、ありがとうございました。

Global Citizenship1 「異文化理解・国際協力〜第2回JICA海外協力隊の方の体験談・要請書の読込み〜」【後編】

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こんにちは、GC教育部です♪

1年生GC1の第2回目の授業では、JICA海外協力隊の帰国隊員の体験談と要請書の読込みを行いました。この回は、国際協力を「知識」や「制度」として理解するだけでなく、人が異文化の中で生き、迷い、学び続ける営みとして捉えることを目的としています。

授業の前半では帰国隊員の体験談として藤田寿乃さん(ルワンダ)、本校卒業生の宮本拓海さん(マラウイ)、景山晋之介校長先生(ブルガリア)に、それぞれお話をしていただきました。

授業の後半では、これから生徒たち自身が参加する 高校生地球市民ボランティアプログラム(GCVP) に向けて、派遣先となる架空の国・村から出された要請書の読込みに取り組みました。この時間は、前半で聞いた帰国隊員の体験談を踏まえ、「国際協力において、まず何を読み取り、何を疑い、どこから対話を始めるのか」を考える、極めて重要な場面となりました。

生徒たちは最初、要請書に書かれている課題や要望を「解決すべき問題」「与えられたミッション」として、そのまま受け取ろうとする傾向が見られました。しかし、藤田さんや宮本さん、景山校長先生のお話を思い出しながら読み進める中で、次第に立ち止まるようになります。

「これは誰の言葉なのだろう」「この要請は、村の全員の声なのだろうか」「書かれていない人の存在はないのだろうか」といった問いが、生徒の間から自然と生まれてきました。

要請書は、村が抱える課題を整理した“答え”ではなく、ある立場から切り取られた現状の一側面にすぎないことに、生徒たちは気づき始めます。行政側の視点、声を上げやすい人の意見、外部に向けて説明しやすい課題だけが、そこに反映されている可能性があること。そして、その裏側には、声を上げられない人や、違う考えをもつ人がいるかもしれないという想像が広がっていきました。

また、「要請書に書いてあることをそのまま実行することが、本当に村のためになるのか」という問いも投げかけられました。支援する側の善意や効率性が、かえって当事者の主体性を奪ってしまうことがあるという前半の体験談を踏まえ、生徒たちは「すぐに何かをすること」よりも、「まず聞くこと」「確かめること」の重要性を意識し始めます。要請書は行動計画ではなく、対話を始めるための地図であるという理解が、少しずつ共有されていきました。

読込みの中では、「この課題が生まれた背景には何があるのか」「自分たちが本当に知るべきことは何か」「村の人にまず何を聞くべきなのか」といった問いを言葉にする時間も大切にしました。生徒たちは、解決策を考える前に、問いを深める必要があることを実感し、ヒアリングで確かめたいことを一つひとつ整理していきました。

この要請書の読込みは、単なる資料読解ではなく、生徒たちが「支援する側」としての姿勢を問い直す時間でもありました。書かれている情報を鵜呑みにせず、分からなさを抱えたまま相手に向き合うこと。正解を急がず、相手の声に耳を傾け続けること。その姿勢こそが、次回から始まる村民役とのヒアリングにつながっていきます。

要請書を前に立ち止まり、問いをもつことができたこの経験は、国際協力に限らず、これから多様な他者と関わっていく上での大切な基盤となります。生徒たちは今、答えを出す準備ではなく、対話を始める準備を静かに整えています。

Global Citizenship1 「異文化理解・国際協力〜第2回JICA海外協力隊の方の体験談・要請書の読込み〜」【前編】

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こんにちは、GC教育部です♪

1年生GC1の「異文化理解・国際協力」第2回の授業では、JICA海外協力隊の帰国隊員の体験談と要請書の読込みを行いました。この回は、国際協力を「知識」や「制度」として理解するだけでなく、人が異文化の中で生き、迷い、学び続ける営みとして捉えることを目的としています。

帰国隊員の体験談として藤田寿乃さん(ルワンダ)、本校卒業生の宮本拓海さん(マラウイ)、景山晋之介校長先生(ブルガリア)に、それぞれお話をしていただきました。

まず藤田さんからは、ルワンダでの2年間の活動を通して感じた国際協力の本質についてお話しいただきました。藤田さんは、協力隊として現地に入った当初、「支援とは何か」「自分は何ができるのか」と悩み続けた経験を率直に語ってくださいました。一方的に何かを与えたり、資金やモノを届けたりするだけでは、現地の状況は変わらないこと。むしろ、そうした支援が人々の当事者意識を弱めてしまう場合もあるという現実は、生徒たちにとって大きな気づきとなりました。

藤田さんが強調されていたのは、「教えてあげる人」になるのではなく、共に歩む人、友だちになろうとする姿勢の大切さです。言語や文化、価値観が異なる中で生じる誤解や摩擦を避けることはできませんが、その違いをすぐに評価したり否定したりせず、「なぜそうなのか」を知ろうとする姿勢が、信頼関係の出発点になるという言葉は、前回のバファバファで感じた違和感と深く結びついていました。

宮本さんからマラウイでの活動についてお話しいただきました。宮本さんは、派遣前に思い描いていた「協力隊らしい活躍」と、実際の現場との間にあった大きなギャップについて語ってくださいました。フィールドワークが思うように進まないこと、自分には専門的な知識やスキルがなく「何もできていないのではないか」と感じたこと、存在を忘れられているように感じた孤独な時間など、決してきれいごとではない現実が共有されました。

その一方で、現地の人々との日常的な関わりの中で、少しずつ役割を見つけていった過程も語られました。言葉が通じなくても、相手は真剣に話を聞き、伝えようとしてくれたこと。「JICA海外協力隊員の日本人」ではなく、一人の人間として名前で呼ばれ、関係を築けたことが、何よりの支えだったという言葉は、生徒たちの心に静かに響いていました。

景山校長先生からは、ブルガリアで日本語教師として活動されたご自身の経験をもとに、国際協力の時間軸の長さについて語っていただきました。派遣中は「本当に価値のあることができているのか」「コストに見合う意味があったのか」と自問し続けていたこと、帰国直後には自分が変わったのかどうか分からなかったこと。しかし、20年近く経った今、教員としての価値観や判断基準、行動の根っこには、ブルガリアでの経験が確かに息づいていると振り返られました。

また、「協力隊とは、協力“する”隊ではなく、実は多くの場面で協力“される”隊だった」という言葉は、生徒たちに新しい視点を与えました。異文化の中で生きる「よそ者」に対して、手を差し伸べ、助けてくれた人々の存在があったからこそ、自分は活動できたという話は、国際協力を上下関係ではなく、対等な人と人との関係として捉える重要性を教えてくれました。

3人のお話を聞いた後、生徒たちからは、

「国際協力は、特別なことをする人の話だと思っていたけれど、迷い続ける姿が印象に残った」

「何かをしてあげるよりも、まず相手を知ろうとすることが大切だと感じた」

「すぐに答えが出なくても、考え続けること自体に意味があると思った」

といった感想が多く聞かれました。藤田さん、宮本さん、景山校長先生、お忙しい中ありがとうございました!(後編に続く)


Global Citizenship1「異文化理解と国際協力:第1回バファバファ体験」

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こんにちは、GC教育部です♪

本校では、1年生の GC1(Global Citizenship1) の授業において、異文化理解の導入として体験型学習「バファバファ」を実施しました。この授業は、これから始まる国際協力の探究に向けて、「異なる文化や価値観をもつ人と出会ったとき、自分はどう感じ、どう振る舞うのか」を身体ごと問い直すことを目的としたものです

授業が始まると、生徒たちは二つの文化をもつ国の住民となり、それぞれ全く異なるルールの中で生活を体験しました。最初は戸惑いながらも活動に入り込んでいきましたが、他国との交流が始まると、「どうして通じないのだろう」「相手の行動が理解できない」といった混乱や違和感が一気に広がりました。思うようにコミュニケーションが取れない場面では、苛立ちや不安を感じる生徒もいれば、「なんだか面白い」「新鮮だ」と前向きに捉える生徒もおり、教室の中にはさまざまな感情が生まれていました。

活動後の振り返りでは、生徒たちから率直な感想が多く出されました。

「相手の国に行ったとき、正直怖かったし、冷たい国だと思った」

「ルールが分からず、何をしていいか分からなくてイライラした」

一方で、

「最初は嫌だったけれど、少しずつ慣れてくると相手のやり方にも意味がある気がしてきた」

「言葉がなくても、工夫すれば伝わる瞬間があって嬉しかった」

といった声も聞かれました。

同じ体験をしていても、感じ方が人によって大きく異なることに、生徒自身が気づいていった点も印象的でした。「自分は相手を『変だ』と思っていたけれど、相手から見たら自分の行動も同じように見えていたかもしれない」「相手が間違っているのではなく、自分の『当たり前』が通じなかっただけだと気づいた」といった振り返りからは、自文化中心的な見方が少しずつ揺さぶられていく様子がうかがえました。

また、「イライラした」「かわいそうだと思った」「楽しかった」といった感情について考える中で、「なぜ自分はそう感じたのか」「自分は何を大切にしているからその感情が生まれたのか」を言葉にする生徒も多くいました。感情は単なる反応ではなく、自分の価値観を映し出す手がかりであることを、体験を通して学ぶ時間となりました。

GC1では、「異文化理解」とは知識として外国の文化を学ぶことではなく、分からなさや違和感を抱えたままでも相手と向き合い、対話しようとする姿勢そのものだと考えています。今回のバファバファは、次回以降に取り組む「高校生地球市民ボランティアプログラム(GCVP)」につながる重要な一歩であり、生徒たちが村民役との対話に臨むための心の準備となる授業でした。

生徒たちは今回の体験を通して、「すぐに分かり合えなくてもいい」「まずは相手を知ろうとすることが大切だ」という感覚をつかみ始めています。この小さな気づきこそが、異なる文化や立場の人々と共に生きるための出発点です。

これから始まるGC1の探究の中で、生徒一人ひとりがこの経験を土台に、自分なりの「一歩」を踏み出してくれることを期待しています。

全国大会・近畿大会出場部活動への激励金授与式

12月17日放課後、全国大会・近畿大会に出場する部活動への激励金授与式を行いました。対象となったのは体操部(団体、全国)、チアダンス部(団体、全国)、硬式テニス部(女子団体、近畿)、ソフトテニス部(男子個人4名、近畿)、水泳部(男子個人1名、近畿)、陸上競技部(女子個人1名、近畿)です。
既に試合が終了したところもありましたが、PTA会長から激励の言葉をいただくとともに、激励金を授与していただきました。また各部活動の生徒が戦績の報告や試合に向けての抱負を語りました。
生徒たちがPTAからのご支援に感謝しつつ、それぞれの大会で活躍することを期待しています!

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3年生の様子

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12月16日の放課後に受験人数制限入試の私大合格者に向けて激励会を行いました。
景山校長は「紫野での残りの期間をどのように過ごすのか」ということについて、大学からの視点と高校からの視点それぞれについて考えるためのアドバイスを話され、みんなの過ごし方がこの学年に少なからず影響を与えることを念頭に置いてほしいと激励されました。
平良進路部長は周囲に対して感謝の心を持ち続けて頑張ってほしいとお話しされました。
ここから卒業まで、紫野での日々を大切にしっかりと過ごしてほしいと思います。

地学部だより

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12/15(月)に天体観測会を実施しました。
今回観測したのは土星です。屋上にある天体ドームの望遠鏡を使って、リングを持った土星の姿をはっきりと見ることができました。
また、良く晴れて月もなかったのでその他の星もきれいにみることができ、楽しい観測会となりました。

やってみよう!情報I実習「3Dプリンターでモノづくり」

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 今年度、本校は文部科学省より「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の指定を受けております。その予算で導入した3Dプリンターを活用して、放課後に補習を実施しました。
 2週間に渡って「Autodesk Tinkercad」というアプリケーションを使用し、はじめは3Dデザインの基本操作を覚えるために、オリジナルメダルの制作に挑戦しました。コンピュータ上でデザインした3Dモデルが、3Dプリンターを活用することですぐに立体造形されます。3Dプリンターが精巧にすばやく動作し、次々と実物が出来上がる様子に感動しました。
 2週目は「謎の生物(オリジナルモンスター)」の制作に取り掛かりました。最初は土台を作らずにデザインしたモデルが印刷に失敗することもありましたが、工夫を重ねて生徒それぞれのこだわりが入ったオリジナル作品が出来上がりました。3Dプリンターの実習を通して、自分の考えたものが形になる楽しさを感じ、もっと色々な立体を作りたいと思うようになった様です。

↑写真1枚目:3Dデザインに取り組む様子
↓写真2枚目:3Dプリンターの動作を見守る生徒の様子
↓写真3枚目:今回の制作物の紹介
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卓球部だより

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12/13(土)に毎年恒例のOB交流会を実施しました。
計5名のOBの方々と試合をしてアドバイスをいただき、とても充実した半日となりました。
こうして自分たちの活動を応援してくださる方々の思いを力にして、次の公立校大会や春季大会に向けて頑張っていきます!
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学校行事
12/30 【学校閉鎖】
12/31 【学校閉鎖】
1/1 元日 【学校閉鎖】
1/2 【学校閉鎖】
1/3 【学校閉鎖】
京都市立紫野高等学校
〒603-8231
京都市北区紫野大徳寺町22
TEL:075-491-0221
FAX:075-492-0968
E-mail: murasaki@edu.city.kyoto.jp