京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/10/23
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【令和7年度文科省DXハイスクール事業採択校】

「GCフェスタ」を開催しました!!

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こんにちは!GC教育部です♪
 10月21日(火)に「総合的な探究の時間」の探究成果発表会である「GCフェスタ」を実施しました。2年生全員がこれまでの探究活動の成果を発表し、1年生は聴衆として先輩たちの発表に耳を傾けました。発表会場には、生徒たちの真剣な表情と活気ある雰囲気が広がり、これまで積み重ねてきた学びの成果が存分に発揮されました。
 本校の「総合的な探究の時間」では、普通科・アカデミア科人文社会科学コースとアカデミア科自然科学コースに分かれてそれぞれ独自のテーマに取り組んでいます。普通科・アカデミア科人文社会科学コースの生徒は「アプリ開発」をテーマに、社会の課題解決に役立つアイデアを形にすることを目指し、企画からデザイン、そして実際にアプリをつくってみることまで挑戦してきました。一方、アカデミア科自然科学コースの生徒は「身の周りの自然現象の解明」をテーマに、日常の中に潜む科学的な疑問を掘り下げ、実験や観察を通してその仕組みに迫りました。
 発表では、探究内容そのものの深さだけでなく、「その活動を通して自分自身がどのように変わったのか」「当初立てた仮説がどのように検証・発展したのか」といった点にも焦点が当てられました。どの発表も、探究を進める中での葛藤や気づきを率直に語る姿が印象的で、生徒一人ひとりの成長が感じられました。
 質疑応答の時間には、聴衆の1年生や教員から次々と質問が寄せられ、発表者たちは自分の考えを整理しながら丁寧に答えていました。中には「発想のきっかけは?」「今後どのように発展させたい?」といった鋭い質問もあり、活発な意見交換が繰り広げられました。発表を終えた生徒たちの表情には、やり遂げた達成感と次への意欲が見られました。
 今回の発表を経て、2年生は今後、探究の成果をもとに論文を作成していきます。論文では、アプリ開発や科学的探究が社会にどのような影響を与えるか、自分自身がどのように変容したか、どんな興味・関心が生まれたか、そして今後どのように社会と関わっていきたいかをまとめます。このプロセスを通して、学問的な思考力だけでなく、自分の生き方や価値観を見つめる力も育まれていきます。
 本校における「総合的な探究の時間」は、生徒の主体的な学びと成長を支える中核的な授業です。今回の成果発表会を通して、生徒たちは探究の面白さや学びの可能性を再確認することができました。これからも、生徒一人ひとりが自分の興味や関心を起点に、社会とつながりながら新しい価値を創造していけるよう、学校全体で探究活動をさらに充実させてまいります。

※なお、今年の「GCフェスタ」は、全京都市立高等学校が同日に開催する年一回の合同授業実践研修会の今年度実施校5校のうち1校として公開し、およそ70名の先生方にお越しいただきました。研究協議での活発なご意見、大変ありがとうございました。

Global Citizenship1〜「国際理解〜世界寺子屋運動に参加しよう!〜」その2〜

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こんにちは、GC教育部です♪

現在、紫野高校の1年生は、総合的な探究の時間「Global Citizenship1(GC1)」の授業で、「誰もが自由でいられる世界を国外でも実現し、活動を通じて他国を知る」という目的のもと、探究活動を進めています。今回のテーマは「国際理解〜世界寺子屋運動に参加しよう!〜」です。

世界寺子屋運動は、ユネスコと日本のNGOが1989年から進めている国際協力活動です。「読み書きができることは、生きる力につながる」という理念のもと、カンボジアやネパール、ラオスなどで、地域の子どもや大人が共に学ぶ「寺子屋」を支援しています。

この活動では、読み書きや計算だけでなく、生活改善や文化交流、職業訓練など、地域の人々がよりよく生きるための学びが行われています。また、日本では書き損じはがきや未使用切手を集めて換金し、その資金を現地の教育支援に役立てています。

今回の授業では、生徒たちがこの世界寺子屋運動を紹介するリーフレットを制作しました。テーマは「どうすれば自分の想いや考えを誰かに届けられるか」。単にキャッチコピーを考えるだけでなく、見る人の心に届く表現を意識しながら、言葉とデザインの関係を工夫しました。

当日は、京都産業大学から7名のインターンシップ生が来校し、生徒たちと一緒にリーフレットづくりに取り組みました。大学生たちは、「この写真なら、子どもからのメッセージという雰囲気を出したらいいかもね」「ここは具体的なデータを一言いれることで説得力が増すよね」といった温かいアドバイスをしてくれました。

それを受けて生徒たちも、「この言葉がいいかなぁ」「配置を工夫したら言葉と写真のバランスがよくなるね!」と互いに意見を出し合いながら、よりよい作品づくりを目指していました。教室のあちこちで、「あ、こっちの方が伝わるかも」「この写真の笑顔、いいね」といった声が飛び交い、活気ある雰囲気に包まれていました。

完成したリーフレットには、「学びは、心の灯をともす力」「あなたの一枚のハガキが、誰かの未来を開く」「文字が読めた。その瞬間、世界が広がった」など、生徒たち一人ひとりの想いが込められています。どの作品からも、「支援する側とされる側」という関係を超えて、「共に学び、共に生きる」という温かなメッセージが感じられました。

今後、各講座から選ばれた優秀作品はユネスコ連絡協議会に提出され、全国のユネスコスクールの中から選定された作品はユネスコの公式ホームページにも掲載される予定です。

生徒たちはこの活動を通して、「学びは特別な誰かのためではなく、みんなのもの」であることを実感しました。自分たちのつくった一枚のリーフレットが、誰かの心に小さな光を灯す、そんな思いを胸に、世界とつながる「自由への一歩」を踏み出しています。

2025年度 体育祭(3)午後の団体種目〜閉会式について

 午後は各学年の団体種目が行われ、こちらも白熱した戦いがくり広げられました。
 1年生 玉入れ
 2年生 台風の目
 3年生 大縄(8の字跳び)
 そして、リレー種目の決勝・順位決定戦も行われ、会場の盛り上がりは最高潮を迎えました。
 閉会式では各クラスの順位発表が行われ、感動的なフィナーレとなりました。閉式後はクラス写真撮影や片付けを行う頃は夕暮れに差しかかっており、体育祭の長い一日が無事終わりました。本当にお疲れさまでした!
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2025年度 体育祭(2)午後の特別種目について

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 体育祭は午後も30分遅い開始となりました。チアダンス部演技披露と部活動対抗400mリレーから始まり、部活動生徒の活躍でにぎわいました。
 また、午後の部の最終種目は借り物競争ならぬ借り人競争が行われ、「ピンク色のものを身に着けた人」や「幸せそうな人」などのユニークなお題をもらいながら、グラウンドを走りました。

2025年度 体育祭(1)開会式〜午前の団体種目について

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 10月17日(金)は晴天に恵まれ、体育祭を無事開催いたしました。
 前日の雨のため実施が危ぶまれた体育祭ですが、当日は早朝から準備を行い、開始時間を30分遅らせての実施となりました。
 午前中は開会式のあと準備体操があり、団体種目である4人5脚リレー、綱引き、色別対抗600mリレー予選、クラス対抗800mリレー予選が行われました。秋晴れの大グラウンドは、クラスTシャツを着た生徒たちで彩られ、白熱した戦いが繰り広げられました。朝早くから準備を進めて下さった生徒会の皆さんや学校生活部の先生方のご尽力で、実現に至っております。本当に、有難うございます。

体育祭準備中です!

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本日はすがすがしい好天となりそうです。

夜間の雨を考慮して昨日控えた準備のため、学校生活部の先生方と生徒会長が6時から来て作業を進めております。

グラウンド状況がやや緩いですので、皆さん無理せず、怪我のないように気を付けて競技に臨みましょう!

明日(10/17)体育祭は30分遅れで開催します

明日(10/17)体育祭は実施いたしますが、開始時間を30分遅らせての開催となります。以前保護者の方に配布しましたプログラムとは時間帯が変更になりますので、ご注意ください。

新しいプログラムは→コチラ

Global Citizenship1〜「国際理解〜世界寺子屋運動に参加しよう!〜」その1〜

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こんにちは、GC教育部です♪

 現在、1年生のGC1(Global Citizenship1)の授業では、「誰もが自由でいられる世界を国外でも実現し、活動を通じて他国を知る」という目的のもと、探究活動を進めています。今回のテーマは「国際理解〜世界寺子屋運動に参加しよう〜」です。

 この学びを通して、生徒たちは『自由』の視点をさらに世界へと広げ、「自由を実現するためには、他国をどれほど理解しているかが大切である」ということを実感してほしいと考えています。

 授業のはじめは、ハンス・ロスリング著『ファクトフルネス(FACTFULNESS)』を題材にした世界理解クイズからスタートしました。

 この本では、「私たちは世界を『ドラマチック』に誤解している」と指摘されています。実際には、教育・医療・貧困など多くの分野で世界は少しずつ良くなっているのに、私たちは「世界は危険で、貧しく、悪化している」と思い込みがちです。データに基づいて現実を正しく理解することが、根拠ある意見をもち、真に必要な支援を考える第一歩である、そんなメッセージを、生徒たちは体感的に学びました。

 今回のクイズでは、『ファクトフルネス』に掲載された13問をもとに、統計データを最新版(国連や世界銀行などの2024年時点の数値)に更新して出題しました。結果発表では、「えっ、そんなに多いの!?」「9問も正解できた!」「公共や家庭基礎で習った内容だ!」と、驚きと笑いが絶えませんでした。楽しみながら、世界を『印象』ではなく『データ』で見つめる力を育む時間となりました。

続いて学んだのが「世界寺子屋運動」です。

 世界寺子屋運動とは、ユネスコと日本のNGOが1989年から進めている国際協力活動で、「読み書きができることは、生きる力につながる」という理念のもと、途上国の人々に学びの場=寺子屋を届ける取り組みです。

 カンボジアやネパール、ラオスなどで展開され、学校を建てるだけでなく、地域の大人や子どもたちが読み書きや計算を学び、生活をより良くするための学びを支援しています。

 授業では、特にカンボジアを題材に、教育に関する課題についてグループで話し合いました。

「学校が建てられても、水汲みや農作業で通えない子どもが多い」

「教師の数が足りず、授業が十分に行えないこともある」

「だから、建物だけでなく“人”への支援が必要なのではないか」

など、生徒たちは短い時間の中でも的確に問題の本質を見抜き、活発に意見を交わしていました。次回の授業では、今回の学びを踏まえて「世界寺子屋運動」のリーフレットを作成します。自分たちが世界に向けてできることを考え、行動へとつなげていく生徒たちの作品に、どうぞご期待ください。

Global Citizenship2〜「誰かの不自由さを解決するアプリを創ろう!〜アプリ開発&発表資料作成〜

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こんにちは、GC教育部です♪

 今回は、紫野高校2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship 2(GC2)」の様子をお伝えします!

 現在、生徒たちは、10月21日に開催される「GCフェスタ(探究成果発表会)」に向けて、自分たちが解決したい「誰かの不自由さ」をテーマに、MIT App Inventorを用いたアプリ開発と発表資料づくりに励んでいます。

 授業ではまず、自分たちの身近な「不自由さ」に目を向け、そこに潜む課題を掘り下げてきました。

「学校外での人とのつながりがない」「時間の使い方がうまくできない」「気持ちを整理する方法がわからない」といった日常の中で感じる小さな不自由さに加え、「保育園やこども園選びでの困りごと」「災害時の聴覚障がい者の不安」など、自分の周りにいる人や社会の中で見えてきた不自由さにも目を向けました。

 自分だけでなく、他者の視点に立って「その不自由さをアプリでどう解決できるか」を考えることで、生徒たちの探究の視野はさらに広がっていきました。
 
 構想が固まると、いよいよ開発フェーズへ。
 
 MIT App Inventorを使い、ブロック型のプログラミングで試行錯誤が始まります。「カレンダーの機能ってどうやったら作れるかな?」「チャット機能を入れるにはどんなブロックが必要?」といった技術的な相談が飛び交う一方で、「この人の不自由さを解消するなら、別の機能の方が本当に役立つかもしれない」と、教員との面談を通して自分の仮説を見直す生徒の姿も見られます。

 実際に試作品を動かしてみると、思うように動かないこともしばしば。

「ボタンを押しても画面が切り替わらない!」「データが保存されない!」そんなトラブルが起きるたびに、生徒たちは仲間と話し合い、インターネットで調べ、教員に質問しながら一つひとつ課題を乗り越えていきます。完成までの道のりは決して平坦ではありませんが、その過程こそが「探究の学び」そのものです。

 この授業で大切にしているのは、アプリを「つくること」よりも、「考え続けること」。誰の、どんな不自由を、なぜ解決したいのか。どんな機能が、その人の“自由”につながるのか。その問いを何度も繰り返す中で、生徒たちは「自分が社会にできること」を少しずつ形にしていきます。

 教室からは、「アプリ開発が間に合わない!」「発表資料どうしよう!」という焦りの声も聞こえてきますが、その表情はどこか楽しげ。自分のアイデアが形になっていく喜び、仲間と協力して壁を乗り越える達成感、その積み重ねが、生徒たちの成長へとつながっています。

「誰かの不自由さ」と真剣に向き合うことは、誰かを想うこと。そして、その「想い」を形にしようとする少しの「背伸び」が、生徒たちを確実に成長させています。

10月21日のGCフェスタでは、紫高生が自分の手で生み出したアプリと、その背景にある物語が発表されます。どんな「自由」のかたちが生まれるのか、どうぞご期待ください!

Global Citizenship1〜「地域巡検〜紫野高校周辺の自由を表現しよう!〜」その3〜

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こんにちは、GC教育部です♪

 現在、1年生のGC1(Global Citizenship1)の授業では、「紫野高校の魅力を自分たちの視点で発信する」という目的のもと、探究活動を進めています。テーマは「地域巡検〜紫野高校周辺の自由を表現しよう〜」。この活動を通して、生徒たちは「自由」という言葉を自分なりに解釈し、その意味や範囲を校内だけでなく地域全体へと広げていくことを目指しています。

 前回の授業では、紫野高校の周辺で暮らす、あるいは訪れる人々のストーリーが書かれたプリントを読み込み、「どうすればその人が『自由』を感じられるのか」について話し合い、その考察をもとに、大徳寺・今宮神社・船岡山などを実際に巡る地域探究を行いました。

 今回の授業では、巡検で得た気づきや出会いをもとに、生徒たちが成果をまとめ、発表しました!紙芝居形式で表現するグループ、パワーポイントのアニメーションを使って発表するグループ、Canvaの画像生成を活用して「出会い」や「喜び」を表現するグループなど、それぞれが創意工夫を凝らし、自分たちにしかできない形で成果を伝えていました♪

中でも印象的だったのは、次のグループの作品です。

 仕事一筋で30年間を過ごしてきた52歳のイギリス人観光客。自分の人生を振り返り、「本当にこれで良かったのか」と自問する日々。そんなとき、ふと訪れた大徳寺の境内で、1人の住職と出会う。その住職は若いころに留学経験があり、英語で会話ができた。住職もまた、仏教徒としての生き方に迷い、異国で学びを得たという。住職から仏教や禅の話を聞くうちに、イギリス人観光客は自らの人生の意味の輪郭を少しずつつかみ始める。庭に案内され、枯山水を静かに見つめた瞬間、心の中の悩みがふっとほどけ、世界とつながっているような感覚に包まれた。そして、住職と笑顔で別れたあと、自分の掌を見つめながら、穏やかな微笑みを浮かべた。

 このように、生徒たちは自分たちなりの視点で、他者の物語と向き合いながら「自由とは何か」を表現していました。どのグループの発表にも、それぞれの感性と優しさがあふれており、教室全体が温かな空気に包まれました。

 この半年間を通して、生徒たちは「自分」「学校」「地域」と、考える範囲を少しずつ広げてきました。後期からは「国際理解」の単元が始まります。3月に控えた海外修学旅行に向けて、さらに世界へと視野を広げていく生徒たちの学びにご期待ください。

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学校行事
10/27 1256限、保護者懇談
10/28 3467限、保護者懇談
10/29 3467限、保護者懇談、京都府立盲学校交流会
10/30 1,3年1234限通常授業→保護者懇談、2年123限通常授業→団体鑑賞
10/31 放課後2年実力テスト1科目
11/2 (3年京大オープン・阪大実戦)
京都市立紫野高等学校
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