最新更新日:2024/04/26 | |
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頑張れって言われるのもきついけど,もういいよって言われるのはもっとつらい
挑戦することは,本来楽しいことです。心配に対する最適の対策は忍耐と勇気です。体力の限界はありますが,頭の限界はないと思います。人間はみんなが美しくて強い存在とは限りません。生まれつき臆病な人もいるし,弱い性格の人もいます。しかし,弱い,臆病な人でも自分の弱さを背負いながら一生懸命美しく生きようとするのが大切ではないでしょうか。ネガティブな考えも見方によっては,危険から自分を回避してくれるための技術。だから,そういう考えがあるということを否定せず,受け入れてみましょう。勝負はかけ算です。どんなにチャンスがあっても君のやる気がゼロなら結果もゼロ。「失敗を恐れない」という姿勢だけでは弱い。失敗とは転ぶことではなく,そのまま起き上がらないことなのです。忍耐は希望の技術でもあります。悲しむことではありません。「何が何でも必ず成功させるのだ」という強い意志を持って元気になってください。「不可能」の反対語は「可能」ではありません。「挑戦」です。能力のある者より意志の強い者が多くをなし遂げてきました。失敗を他人のせいにして,自分をダメにしてはいけません。
人間はあさはかなもので,身にふりかかってこなければ,なかなかその苦しみや悲しみはわからないものです。苦しみに満ちた若き狩人たちよ。若いうちに苦しいことがたくさんあったということは,苦しみに耐えている人々にどんなにか愛情がもてることでしょう。本当に強いやさしい心の人間になる条件は,その人が,高みを目指し,経験した苦しみの数が多いほど増えていきます。他人からプレッシャーをかけられたときよりも,自分で自分を駆り立てるときのほうが,人ははるかに大きなことをやってのけると思うのです。 校長 恩田 徹 さくらのたより
新入生を迎えた10日の入学式に満開だった桜たち。
毎年必ず満開になる桜たち。 自然に咲きだしているように見えるが、おそらく間違いなく桜たちは、 私たちには見えない想像を絶する努力をしているのだろう。 だから、感動がうまれる。 植村直己曰く、 「あきらめないこと。どんな事態に直面してもあきらめないこと。結局、私のしたことは、それだけのことだったのかもしれない。」 さくらのたより
堀川高校のさくらたち
宇多田ヒカル曰く、 「ユーモアって、どうにもできない状況に対して、唯一できること。」 写真上:ソメイヨシノ 写真下:カイドウザクラ さくらのたより
少しずつほころびはじめました。
イタリア ストロンボリ島の老漁師曰く、 「町には欲や物が多すぎる。だからひとつでもないとパニックになる。足りない状況にあれば、順応するもの。そうすれば自立した人間になれる。」 平成29年度学校経営要項不動如山,動如雷霆
先日,入試が終わっても学びを止めないでほしいとお伝えしたところ,少なからずご意見をいただき感謝申し上げます。知識は物事の本質を見通す思慮や判断力というものが加わって初めて意義あるものとなるのではないか。このいわば「見識」といわれるものに高めるためにはどうするか。それは目先にとらわれないで,できるだけ長い目で観察し,かつ物事の一面にとらわれないで,できるだけ多角的,できるならば全面的に考察し,さらに枝葉末節にとらわれないで,できるだけ深く観察し,そして自分の問題として考えることです。
堀川高校の最高目標は「自立する18歳の育成」です。さまざまな抵抗や障害を断固として排除し実践していく力量を探究活動によって高校時代にその基礎を身につけるのが本校です。知識が見識になり,さらに胆識になることによって,人間としての質を高める教育を探究に込めています。 この担識のなさが,グローバル社会で勝てなくなった原因の一つといわれます。想定外の質問,困難に動ぜず,無茶振りに対してスピード感とユーモアをもって切り返せる「山」のような資質・能力を日々の学習と探究活動を通して汎用性のある力として身につけたいものです。雷霆とは,激しい雷のことです。動くとき,圧倒的な強さを持てということでしょう。武田軍の圧倒的な強さに恐怖した三方ケ原での敗戦が,徳川家康を大きく育てたといわれています。負けて強くなる。「歴史より学ぶ」ことも知識で止まらず,見識,担識と高めたいものです。 新年度に向けて 校長 恩田徹 |
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