京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/13
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ハートフルマーク

「花」

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 今年は4月初旬までひんやりとした日が続き、新学期に入ってからも長く桜を楽しむことができました。
 平成11年の校舎全面改築の折に、校門から玄関に至るスペースの左右に4本ずつ、8本の桜を植えました。当時は頼りなげであった幼木も、今ではなかなかの若木に育ち、豊かな花をつけるようになっています。職員玄関のすぐ前には、堀川高等女学校第27回卒業生(昭和13年3月卒業)の同窓生から御寄贈いただいた桜が美しい花を咲かせています。
 先日そんな満開の桜のもとで、3年生のあるクラスが校舎をバックに卒業アルバム用の集合写真を撮っていました。卒業アルバムのクラス写真は、各クラスから選出されたアルバム委員会の活動が始まってから、6月頃に撮影するのが恒例、初夏の緑が美しい写真となります。しかしこのクラスは、新学期早々、見事な桜を背景にした独自のクラス写真を撮ろうと考えたようでした。彼らの「してやったり」の心の声が聞こえてきました。
 アイデアを出した生徒とそれに応じたクラスの他のメンバー、そして担任の教員。それぞれが進路実現に向かわねばならない3年生のスタート時に、このアルバム写真撮影はひとりひとりの覚悟と、クラスの結びつきをより強いものにしたことでしょう。高校生は“アルバム”さえも「進行形」にしてしまえるのだと少し羨ましく思いました。

 さて、堀川高校では平成11年に入学した一期生から、それぞれの学年のテーマを「ことば」として持ち、「堀川高校物語」を紡いできました。

 1期生はパイオニア、すべての道を拓いた。
 2期生はその道を広げ確かなものにした。
 3期生はそこを通って可能性の荒野を見出した。
 4期生は道や野に木を植えた。
 5期生は木々に憩い野を駆ける若き狩人。
 6期生は風。さわやかに吹きわたる。
 7期生はしずく。道や野を、人を潤し、川となって海に注ぐ。
 8期生は大地。可能性をたたえる土壌。
 9期生は光。ひろがり、あつまり、自ら輝き、他を照らす。
 10期生は炎。いのちと永遠を見つめるフェニックスの炎。
 11期生は芽ぐむ。大地からまっすぐに若緑の芽を出す、初々しいいのち。
 12期生は根っこ。高みをめざして、心の根、自分の根を深く確かに。
 13期生ははがね。しなやかでつよい心と、凛とした、まっすぐな意志。
 そして今年、平成24年度入学の
 14期生は花。このつぼみ、きっと咲かせる、いつか咲く。

 「それぞれが、強く、美しく、誇り高い自分だけの花を咲かせることを誓います」14期生「花」の学年の決意です。

 今日はもう花吹雪。新たな堀川の物語はしっかりとスタートをきりました。

                          ・・・ 川浪 重治 ・・・

「範」

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 「範」
 4月1日、堀川高等学校長に就任しました川浪重治です。
 前任の荒瀬克己校長は、京都市立高等学校パイロット校としての新しい堀川を、教頭として5年、校長として9年、我々の先頭に立って牽引してくださいました。
 私は平成10年度開設準備部に席を置き、平成17年度からは教頭・副校長として荒瀬校長のご指導の下、生徒・保護者の皆様とともに、この堀川の学校づくりに取組むという経験をさせていただきました。
 堀川は「自立する18歳」を最高の教育目標に据え、「探究活動」や言語能力の育成を大きな柱にして生徒を育てています。荒瀬校長も学校の中での言葉を、そしてそのやりとりを何より大切にしていらっしゃいました。
 そのような取組みについて全国のさまざまな方々が関心をお持ちくださり、モデルとしてそれぞれの教育活動の一部に活用いただけていることを、大変有り難く存じております。同時に、そのようなある意味「範」ともお認めいただけるような堀川高校を引き継いだことに、真実身の引き締まる思いを致しております。堀川の真髄を変わらず保つために、私たちがさらに変化していくことを謙虚に追究していかなければと考えます。
 私も荒瀬校長の残して下さった財産を「範」とさせていただきます。そして教職員・生徒たちと力を合わせ、また卒業生・保護者・関係の皆様のお力添えを得て、堀川高校の一層の進化・深化のために全力を尽くして任にあたることをお約束いたします。
 今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
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