京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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「空」へ −志の羽をひろげ,しなやかに,したたかに−

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晴れやかに,入学式を挙行いたしました。ご多用の中ご臨席くださった関係各位をはじめ,本校を支え,応援してくださる皆様に心より感謝申し上げ,式辞の概要をお伝えいたします。

○共有すべき伝統
創設以来106年間,変わることなく受け継がれる自主自立の精神をもった「若き狩人」のマインドを引き継ぎ,私も含めて,新しく堀川の一員となったものが共有すべき歴史と伝統。2008年の創立100周年の際,生徒会が提案し採択された堀川高校憲章の言葉「ひとつになる,高みを目指す,ひとりになる」。アトリウムに掲げた旗に書かれている堀川憲章の精神を,新入生諸君は心に受け止めてほしい。
堀川高校の校訓は「立志・勉励・自主・友愛」。単に覚えるだけでなく,ひとりひとりが自分の課題と目標を具体化,明確化するうえで,適切に解釈し,成果につなげることが大切。
○立志について
皆さんには社会のリーダーとして生きていく方法を学んでほしい。第一歩は意思決定力を身につけること。平たく言えば,自分で選択する力。自分で選んで,責任を果たす。選ぶということは,実は一方を捨てること。捨てたことの分まで頑張り,失敗しても挫折しても選んだ責任を果たす。これがリーダーの第一歩。最大の敵は,考え抜くことをしない態度。考えない癖がつくと,すぐ目の前にあるにもかかわらず,見たくない現実が本当に見えなくなる。これが一番怖い。反対を否定ととらえると孤立し,しばしば極端に陥る。リーダーは面倒なこと,困難なことを多く抱えられる人。しかし,我が国は,頭が良くても意思決定力のない人が多いのも現実。社会に貢献すべきここ一番の頑張りどころで,その苦しい立場を簡単に放棄する人が多いのも現実。逃げ場を残す術も時には必要だが,ここ一番で力を発揮できる意思決定力を持とう。
○自分らしさとこだわりを持つ
他人がリーダーとしてのあなたについていこうとするのは,あなたがどんな価値観を持ち,どんな時に立ち上がり,どんな時に自分を捨ててでも立ち向かいたいと思う人なのか,どんなことに怒りを感じ,何を大切にして生きていこうとしているのか,どんな時に人の支えになろうとするのか,それを感じたときに,他人はあなたをリーダーと認めるもの。国籍や家族構成,出身地や所属を抜きに,あなたの良さ,あなたらしさを表現できる人になってほしい。これがグローバルに生きるための一歩。意思決定力と自分らしさの発揮は,これまでの成果を捨ててでも新しいことにチャレンジし,失敗や挫折を他人のせいにせず,向き合うことでしか生み出せないオリジナリティや独創性,いわば基礎学力以外に社会が求める能力を身に着けること。偏差値が高く,発想力があり,やる気と常識が身につけば鬼に金棒。リスクを背負えるリスクテイカーとして,しなやかで,したたかな社会のリーダーを目指そう。
○「自立」について
自立は孤立ではない。必ず皆さんとともに立つ人がいる。第1回合格者登校日に,学年主任が君たち16期生諸君と交わした三つの約束「学校は学びの場だ「学校は小さな社会だ」「学校は楽しいところだ」を思いだそう。そしてとくに強調された二つ目の「小さな社会だ」について,言葉を大切にする学校,言葉の通じる学校であるということを学校生活で強く意識してほしい。世の中「そんなつもりで言ってません」「そんな意味で言ってません」が蔓延。堀川高校生は常に思いやる想像力を持った言葉の使い手であれ。それは「感じる力」だ。正解が一つではない問いに立ち向かうには,探究すべき目標,その根拠,そのための手段の設定の主体性。やらされ感ではブレイクできない。
○「空」の人たちへ
本館BIG BOXは,THE NEST OF YOUTH,若者たちの巣箱。巣立ちに向け,人と交わり夢の実現に向けて自らを見つめて,力を培うための巣箱。ここで,志という強く,しなやかな羽を身につけ,大空に羽ばたいていこう。雲が垂れ,大雨,嵐のときも,逆風をしたたかに利用して,雲の上まで,まだ見ない未来という「空」に向かって,進もう。 
 16期生の言葉は「空」。志の羽をもって,果てしない可能性の世界「空」に飛び立とう。
平成26年4月8日 京都市立堀川高等学校長 恩田 徹

感嘆符 挑戦なくして突破なし!

校長の恩田徹と申します。前任の川浪重治校長のリーダーシップのもと,新たに獲得してくださった「スーパーグローバルハイスクール」にふさわしい,皆が誇れる高校の創造に驀進いたします。
自分の良さや才能に気がつかないのは,出会いがないから。レヴェルの高いもの(モノ,人)に触れ,人としてのベースを豊かにしておくことが,基礎学力をさらに伸ばすことになると思います。

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