京都市立学校・幼稚園
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吹奏楽部定期演奏会!!

 3月29日(日)13時30分より、本校吹奏楽部の定期演奏会を行います。
 場所は京都堀川音楽高校音楽ホールです。
 (本校とは場所が異なりますので、ご注意ください)

 以下、部長からのメッセージです。

 私たち吹奏楽部は、一年間の活動の集大成として目標に掲げてきた第6回定期演奏会を行います。
 聴いていただくお客様も私たちも、全員が楽しめるように、一音一音心を込めて演奏いたします。
 企画ステージの劇や、OB・OG合同ステージの迫力ある演奏にもご注目ください。
 皆様のご来場を心よりお待ちしております!ぜひお越しください!!

  吹奏楽部 部長 辰見 悠衣

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コミカレ講座「文学歳時記」(3.7)

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3月7日(土)午後、本校授業研究室におきまして、毎年恒例のコミカレ講座「文学歳時記」が行われました。講師の岸本久美子先生は、過去に「源氏物語」通年講座も担当され、幅広い年齢層の、根強いファンの方がたくさんいらっしゃいます。本日も、本校1・2年生12名、保護者4名、一般24名の方々の参加がありました。
今年のテーマは「琵琶を弾く明石の君」。一般的に地味で魅力のない女性として評価されることの多い明石の君の人物像やその魅力、彼女と光源氏のつながりを語るエピソードに度々登場する琴や琵琶などの音楽の要素、そして彼女を物語に登場させた紫式部の意図などについて紹介していただきました。
岸本先生は春の到来を思わせる素敵なお着物で登壇され、わかりやすく、おもしろく、流れるようにリズミカルに物語の中の人間模様を語られ、あっというまに2時間が過ぎました。参加者代表の在校生は、「源氏物語の『音』の要素に注目することによって、これまで紙芝居のように学んできた古典文学が立体的に見えてきた」と述べ、他にも「物語に登場する和楽器の意外な効果を知ることができた」「長編小説としての源氏物語の中の明石の君の位置づけを知り、新たな読み方ができた」などの感想をいただきました。
 継続開催のご要望も多く、参加された皆様の「知りたい」を大いに刺激していただいたひとときとなりました。

お世話になりました!担任団卒業式

 卒業式終了後のアトリウム。14期生250人が集まりました。
 生徒たちが、ラップのリズムで担任団の先生の一人ひとりを紹介し、「担任団卒業式」が始まりました。記念品贈呈。生徒からのお礼の言葉と担任の先生からの式辞。生徒から出るおなじみの質問と歯切れのよい先生の返事といった掛け合い。どれもこれも限られた時間に用意した出し物で、ちょっとした間合いの悪さに、逆に大笑いする仲間たちがいて、卒業式を見守る保護者や教員は3年間という日常の絆の深さを感じて心が温かくなりました。

学年主任の滝本先生からの言葉です。
「生徒たちが内緒で企画を準備してくれており,大変驚きました。14期生は「花」。「花」らしく,最後まで華やかに明るく,大好きなアトリウムを彩ってくれて,担任団一同感謝の気持ちでいっぱいでした。たくさんの思い出をありがとう!」

上:卒業する担任団
中:学年主任と14期生担任団
下:式を終えて一緒にパチリ


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アトリウムから世界へ

答辞

私はアトリウムが好きだ。
朝、玄関を入ると朝日に照らされたアトリウムが私たちを迎えてくれる。
昼は、教室で照らされている私たちの影を、アトリウムが支えてくれる。
夕方は、西日に照らされたアトリウムが、私たちの帰りをエスコートしてくれる。
アトリウムは何も言わず、私たちに日差しを届けてくれる。そして、私たちは何も言わないアトリウムに花を咲かせようとしている。

アトリウムにはたくさんの思い出がある。ダンスをした。模試の申し込みをした。糸電話もした。そんなアトリウムに初めて足を踏み入れてからもう3年がたった。あぁ、時がたつのは早いものだ。入学したての自分を思い浮かべてみる。あぁ、若いなぁ。慣れない環境、山積みの課題、どうしたらいいかも分からず、臆病な自尊心をもった私たちは、花を咲かせるよう言われた。虎にならなかっただけよかったと思う。初めて「花」と言われたとき、きれいな言葉だと思った。きれいな花を咲かせることを夢見て、私たちは高校生活をスタートさせた。

堀川高校に入って初めて衝撃をうけたのは花背山の家スタッフの集まり。140人近くの人がスタッフに立候補した。更に衝撃的なことに、20人もの人が委員長に立候補していた。中学まで何事でも「立候補すれば決定」だった私にとって、立候補が決定の十分条件ではないことを感じた瞬間だった。これがここにいるライバル達との出会い。その後、20人の中から1人の委員長を話し合いで選んだ。言葉が通じ合わない。それぞれが、自分自身を花と思い、自分を主張しつづけていた。それにいっぱいいっぱいだった。言うならば、みんなが雑草のようなものだった。
私たちは、「花の14期生」、先輩方が築いてきた堀川に大きな花を咲かせる、集大成なのだと、勝手に思い込んでいた。

その考えがひっくり返ったのは、学校説明会。そこで堀川高校物語と出会った。1期生から13期生まで脈々と継がれてきたその物語には先輩方の魂がこもっている。そして私たちは花。私たちは集大成なのだろうか。堀川高校物語を考えれば考えるほど、なにかいいとこ取りな気がするようになった。大事なのは過程であって、ただただ花であることを誇りに思う自分を恥ずかしく思うようになった。花という言葉に嫌悪を感じるようになった。

さらに、私の花への気持ちは揺れ動く。ある日の古典の授業。花を題材にした和歌を学んだ。「散るところに美しさがある」この言葉に私の心は動かされた。そうか、散ることは終わりではないんだ。花を咲かせることを目標にするとあとは散るしかない。ならば花を咲かせるという目標がその先の準備であればいい。そう感じるようになった。花「であること」に安住してはならないのだ。そう考えると花として気持ちが楽になった気がした。
例えば探究基礎の時間、苦労しなかった人は恐らくいないだろう。つらかった。失敗するたび原因を考え新しい実験を行う。その繰り返しだった。何度も何度も壁にぶつかった。そして一番大きな壁にぶつかる。「探究基礎をやって何になるんだろう?」堀高生「であること」に安住しているとその答えは見いだせない。自分から迎えにいくしかないのだ。探究基礎が将来役立つかどうかも自分次第。一本の花になることが求められる。

そして最後の文化祭。2年半ともに過ごしてきた仲間の新たな側面を知った。こんなに音響技術のある人がいるんだ、こんなにダンスのうまい人がいるんだ。新たな発見の連続だった。それは入学当初に感じた気持ちに少し似通っている気がする。新たに知っていく仲間たちと私たちは話し合いを重ねた。意見がまとまらず、衝突することもあった。何度も何度も話し合いを重ねた。だが入学当初とは決定的に違う点がある。それは言葉が通じるようになっていた点だ。言うならば、花束になっていたということだ。たくさん笑って、たくさん泣いた。汗と涙の結晶である文化祭は私たちの3年間を締めくくる最高の舞台だったと思う。

文化祭が終わったいま感じること、それは花の見ている人を幸せにする力だ。私はいろんな花に魅了された。いろいろな人に出会えて本当によかった。
出会いは素晴らしい。
堀川高校に入って、たくさんの仲間と出会った。優しい人、かしこい人、面白い人、センター試験会場でカードゲームをする人、さまざまな朋と出会った。何かをするとき必ずそこには朋がいた。朋は私にたくさんの悔しい思いをさせた。ありがとう。そして、励ましてくれた。ありがとう。勇気をくれた、ありがとう。ありがとう。ありがとう。
そしてたくさんの教職員の方々とも出会った。進路や学校行事で親身に話を聞いてくださった担任団の先生方をはじめ、たくさんの教職員のみなさんが、私たちの三年間をさせてくださった。ありがとうございました。近い将来、きっと先生方を超えてみせる。それが私たちにできる最大の恩返しだと思う。また一まわり大きくなって帰ってきます。期待して待っていてください。
そしてお父さんお母さん。たくさん心配をかけた。心配してくれてありがとう。いつも私のために汗を流してくれた。自分の進路のこととかを真剣に悩んで一緒に考えてくれるその背中はいつも大きかった。サイズ的にはもう僕たちのほうが大きいかもしれないけど。また、毎日弁当を作ってくれてありがとう。弁当をつくるのがどれだけ大変なのかは想像もできません。毎朝、僕たちが起きるよりも早く起きて、僕たちが昼おいしく食べられるよう準備していてくれたんだね。これからは満足いくまでつまみ食いしてください。

今、アトリウムから見る世界は3年前のそれとはまったく違う。アトリウムからは空が見える。空は世界へとつながっている。
いま、世界は揺れている。その広い世界へ私たちは羽ばたいていく。たんぽぽが綿毛を飛ばすように。そしてたんぽぽは新たな場所で新たな花を咲かせる。
いま、世界は揺れている。グローバル化が叫ばれる現代、国際人になることが求められる。国際人はinternational personとは言わない。欧米には国際人という考え方がないからだ。ならば、私は国際人になるのではなく、globally-minded personになりたい。
いま、世界は揺れている。これからたくさんの新たな出会いがあるだろう。酸性土壌で育った花とアルカリ土壌で育った花は性質が全く異なる。どんな花ともマッチするような、そんな花でありたい。
これからの世界を担っていくのは私たちだ。ともに羽ばたいていこうじゃないか。そばで歩む必要はない。フランス人作家のカミュは言った。Don’t walk behind me; I may not lead. Don’t walk in front of me; I may not follow.私の後ろを歩かないでくれ、導かないかもしれない。私の前を歩かないでくれ、ついていかないかもしれない。歩む方向が違ってもJust walk beside me and be my friend. ともに羽ばたいていこうじゃないか。さぁ、明日はもうそこに来ている。


(平成27年3月2日 卒業生代表 佐々木佑介)


写真:生徒会長の佐々木君 学園祭にて
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