最新更新日:2024/05/02 | |
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〜花の14期生 “名付け親”荒瀬先生から学ぶ!〜
6月27日(金)に,3年生の学年人権学習として,元堀川高校校長で,大谷大学文学部教授の荒瀬克己先生をお招きし,「違うことと違わないこと」という演題で,ご講演をしていただきました。14期生にとって荒瀬先生は,入学前に「花」の言葉をくださった,いわば,名付け親ともいえる方で,生徒たちは荒瀬先生との再会をとても楽しみにしていました。
荒瀬先生は,考えたときにはっきりとした答えがない,分からないことに出会い,心の中にモヤモヤが生じたならばそれと向き合ってみて欲しいということを,事前学習の段階からおっしゃっておられました。 当日の講演は,生徒たちは荒瀬先生のお話にどんどん引き込まれていくとともに,まさに荒瀬先生の狙い通り,多くの生徒がモヤモヤとした疑問を感じ,答えのない問いに向き合い,考え続けることの大切さを改めて実感する貴重な1時間となりました。以下に,生徒たちの感想(抜粋)を紹介します。 荒瀬先生,ありがとうございました! 「みんなちがってみんないい」という言葉は,よく学校でもいわれることがあったけど,これは難しい,たいへんだ,ということまで言われたことはなかったなと思った。「みんな違うんだから,それを受け入れましょう」ではなくて,「大切なことではあるけれど,難しいことだ」と言われたことがしっくりくるし,納得できると思った。 講演の中で,大きく取り上げられていた「グローバルコミュニケーション」という言葉も,人権学習という観点から考えれば,世界中に異なる文化、習慣、および個を持つ人々を尊重することにつながるのだと感じた。 自分の輪郭を掘り下げつつも,楽しみながら考え続けてください,との言葉で私はすごく安心しました。ずっとがんばっていきたいと思います。 グローバルコミュニケーションの話では,違いに囲まれて居心地が悪くても妥協点や共通点を見出すことで苦労や喜びを分かち合えるという話が,自分のクラスにもあてはまって,クラスも小さな世界なんだと改めて実感しました。 自分というのは取りかえられない存在であり,向き合える存在は自分しかいないんだと思い,悩まないという選択肢もあるし,悩むという選択肢もあるんだと改めて感じました。自分が感じたことを考え,そしてそれに向き合う自分を大事にし,周囲の人も大事にできる人間になりたいと思いました。 |
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