京都市立学校・幼稚園
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ハートフルマーク

カフェテリア

 今年度,感染予防のためにカフェテリアの机・椅子の配置に大幅なレイアウト変更を行い,メニューは提供台前の密を避けるべく,素早く提供できる丼物のみ,食券は4時間目終了時までに購入し,場内一方通行など,学校生活部の教員を中心にアイデアを駆使しながら,生徒が食堂を利用できるようにしています。業者の方には,メニューの限定,座席も含めた消毒の徹底など,さまざまなご協力をいただき,営業を続けていただいています。本当にありがとうございます。

 アトリウムに面したガラスには,レンガ模様の壁紙が貼られているのですが,これはその前に座る生徒の足元の目隠しで,これも学校生活部の教員の生徒への優しい心遣いです。今やアトリウムの空間にアクセントを与えてくれる景色として定着しています。
 
 マスクを外した時には会話はしないことを徹底しながらの昼食。家庭から持参したお弁当でも食堂のメニューでもコンビニなどで選んだお気に入りでも,いつも以上に“味わう”時間にしてほしいと思います。

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”新しい”職員会議

 本日放課後は定例の職員会議を持ちました。いつもは授業研究室で教職員が一堂に会する時間となるのですが,緊急事態宣言発令中の状況に鑑み,zoomを活用した形での開催としました。
 年度当初の休業期間中の職員会議は,密を避けるために講堂を使用していましたが,今日は講堂使用を予定していた生徒の活動を優先させ,授業研究室で参加する教員と,職員室でzoomを使って会議に参加する教員とに分かれる,「ハイブリッド」で会議を進めました。初の試みでしたが,情報を発信する側の先生方が,いつも以上に受け取り易さを考慮しながら発言するなどいろいろな工夫があり,とてもスムーズに進行しました。
 
 今日・明日は高等学校前期選抜の本校での出願受付日。書類受取の際にはアクリル板の使用など,感染予防策をとりながらお越しになる方を迎えています。また,2月16日・17日の選抜当日に向けて,例年の選抜業務と並行して,本年度留意すべき感染予防策についても”新しい”選抜と積極的に捉え,さまざまな対応を進めています。

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後期第一回 キャプテン会議

 本日昼休み,部活動のキャプテンが一堂に集うキャプテン会議が,生徒会執行部によって招集されました。

 議題は,新年度の部活動・同好会紹介についてでした。4月の23期生入学時に,感染症対策をとった上での紹介はどのような形が良いか,執行部が熟考した案がおろされました。ひとつはポスターを作成し,それをHR教室廊下前の廊下に設置したパネルに掲示。また,moodleにも掲載する。もうひとつは動画を作成し,昼休みと放課後にHR教室のある4階廊下での放映。この二つの形で各部等の魅力や雰囲気を伝えていく,ということでした。紹介の際の公平性等にも細かく気を配った,わかりやすい提案をしました。ポスターや動画の執行部提出の際の注意点も,配布のプリントにきちんと整理できていました。

 その後,学校生活部の教員から,卒業式の日の感染予防策としての1,2年生生徒登校禁止に伴い,先輩を送る会等は感染予防に十分配慮して別日で校内にて行うことや,卒業式準備の動員に協力してくれる部活の確認,また入学式準備への依頼など,諸連絡が行われました。

 今日は,立春を明日に控えた節分の日。暦に沿うように,生徒たちは,新しい年の準備を着々と進めています。
 

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ホームルーム日誌

 各クラス輪番で回していく日直の大切な仕事のひとつに,HR日誌を書くことが挙げられます。その日の時間割に沿って,日付・曜日,天気,授業の内容やクラス・講座の取組状況,感想などを書く部分と,連絡事項を書く部分があり,後の部分は自由記述欄となります。その内容が,学年があがるごとに,質・量ともに充実していくのは嬉しいことです。

 日直は終礼・清掃のあとクラス担任に提出。担任はその生徒やクラスの状況を掴みとりながら,たくさんのコメント(労いや応援の言葉のみならず,時には疑問や表現への注意も含めて)を入れて翌日の日直に手渡します。紙面上に対話が生まれます。クラスによっては,毎日コピーが教室の後ろに掲示され,担任と日直のやりとりが,クラス全体に共有されます。「今」の自分や自分たちを見取り,それを率直に,また必要な配慮を持って言語化する。時にはユーモアも交えて反省もしながら次へ向かっていく気持ちをことばに表現する。HR日誌は,個人の,そしてHRという集団の成長の軌跡が見られる,またその成長の役割の一端を密かに担っているツールだと考えています。

 この時期,日直が回ってきた3年生は「日誌を書くのはこれが最後なので…」と思いを込めていつも以上にびっしりと書き連ねてくれます。特別時間割第二期で,選択した講座は少なくなっても「学校に毎日来ている」自分について「休憩時間や放課後に友達と少しでも過ごしていたい」「『受験生』」である前に『高校3年生』として少しでもこの空間にいたい」と書いてくれました。
 また,共通テスト1か月前の模試で思うように成績がでなかった生徒が,それからの1か月の奮闘を振返り「人は1か月でも変われる。そう実感しました。もちろんそれは自分の力だけでなく,親,友達,先生たちの支えがあったからだと思います」「中学3年生の自分と比べると,もはや別人のようです」「いつまでの感謝の気持ちを忘れずに第一志望を目指し,走り抜きたいです」と爽やかに決意を述べてくれていました。

 今日も担任の教員たちは,自分のクラスのHR日誌を読みながら,生徒たちへの期待を込めて赤ペンを走らせてくれています。

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2月へ。

 堀川高校の2月から3月は,それぞれの学年が次のステージへの助走期間と意味づけています。1月最後のLHRは各学年2月に向かって,その意味合いの濃い時間となっていました。

 1年生は,「一年の学びを丁寧に振返り,二年生に向かおう」と,最近に受験した2つの模試について,国語・数学・英語科教員が作成した”堀川版”振返りが学年通信に掲載されました。出題された問題についての解説や留意点のみならず,学習に向かう構えや励ましの言葉が届けられていました。生徒ひとりひとりが,これからの学習への向きあい方に,たくさんのヒントをもらっているようでした。

 2年生は,「2年生の2月3月を計画する〜3年生4月のスタートを見据えて〜」という学年作成の資料をもとに,自分の進路目標を確かなものにしていくための取組について,取組の意味や内容を担任が語っていました。その中でも3月に行う「卒業生に学ぶ」は,現在大学・大学院在籍の先輩のみならず,社会人として活躍されている方々にも,講師のお願いをしていきます。感染拡大の状況下,オンラインでの実施となることで,遠方の先輩方にもご協力いただきやすくなるのでは,と期待しています。
 学年作成資料には各取組のmoodleでの登録のQRコードが貼付されており,担任の指示でその場でスマホを取出し,自分の希望の分科会などへの登録を行っていました。また,プリントの記載から必要な部分を,自分の手帳にカラフルに書き取りながら,この期間のイメージを作っていこうとしている様子も見えました。

 3年生は,共通テストを終えてからの教員での検討会,担任面談,保護者面談を経て,覚悟を固めた国公立志望大学への出願手続きが進んでいるなか,同窓会委員の選出など,卒業に向けての話合いや確認が行われていました。それぞれのクラスの担任と生徒たちが,文化祭を大きな山場として作ってきた,程よい一体感と信頼関係が,この時期の生徒たちに安心感を与えているのが伝わってきました。

 本日,3年生には保護者様への卒業式のご案内を配布しました。感染予防に十分な対策をとるため,例年並みが叶わない部分もありますが,保護者の方々にご来校いただき,教職員とともに20期生の巣立ちを祝っていただく良い式にしたいと,教職員一同配慮と工夫を重ねております。生徒たちの卒業式準備委員会も始動しています。保護者の皆様には,ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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重要 3月22日(月)市立中学校2年生対象堀川高校体験会開催のお知らせ

 3月22日(月)午後に京都市立中学校の2年生の皆さんを対象とし,堀川高校の「学びの魅力」の一端を紹介する,堀川高校体験会を開催することとなりました。

 中学2年生のみなさんが,堀川高校生スタッフとたくさんのことばを交わしながら,探究的な学びを愉しく体験できる機会です。詳細や申込期間・申込方法等については,こちらをご覧ください。(実施要項のpdf版は<swa:ContentLink type="doc" item="118726">こちら</swa:ContentLink>から)

 皆さんの参加をお待ちしています。

(当日の体験の内容は12月に京都工学院高校で実施された「市高グローバルフェスタ2020」堀川高校講座と同じです。)

本能寺跡にて

 昨年から放映されているNHK大河ドラマは明智光秀が主人公。光秀が織田信長を討ったと言われている当時の本能寺跡に,本校の本能館があります。22期生の探究基礎STEP水曜日の授業では,化学ゼミ,物理学ゼミが本能館の実験室で活動をしています。
 この時期,感染予防の観点から,理科の授業内でのグループ等での実験は控えていますが,探究基礎のゼミは少人数講座で教員等の指導が行届くこと,個々に活動することから,常時換気や器具の消毒,余計な私語の禁止等も徹底して個人探究にむけての実験を行っています。

 化学ゼミでは「色素の吸着実験」という大きな枠の中で,生徒が個々にテーマを設定。消しゴムの“カス”や小麦粉を実験材料に選んで実験している生徒もいました。ゼミ担当教員に狙いを聞くと,「色」を数値化・定量化する化学的な視点をこれからの個人研究に持っていてほしい,ということでした。
 
 物理学ゼミでは,JUMPでの個人研究に向けて,教員との面談の中で探究課題をブラッシュアップしたり,先行研究の調査や予備実験の準備をしたりと,授業時間をめいっぱい有効に使っていました。「玉ねぎをいかに早く飴色にするか」というテーマを考えていて,熱量との関係性など,いろいろなデータから切り口を検討している生徒もいました。
  
 時代が動いた歴史的な場所で,新しい歴史を創っていくであろう堀川の生徒たちが,ぐんぐんと大きくなっています。

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初釜

 本日,茶道部が初釜をかけました。毎年,引退した3年生の先輩と教職員をお客様としてお招きし,感謝を込めておもてなしをする初釜。今年度もなんとか実現したいと,裏千家からお越しいただいている2名の先生方のご指導のもと,感染予防に十分配慮し,さまざまな工夫を行って,実施にこぎつけました。
 部員たちは,お点前も半東も点出しのお運びも,すべてマスク着用,道具の消毒等にも十分注意しました。また,お客様には,密を避けた完全予約制,入換制で,お菓子とお茶を召し上がる時以外はマスク着用,というお願いをしました。制限はある中ですが,それでも生徒たちは,いつもお世話になっている方々に,ひとときほっこりとした時間を過ごしていただきたいという気持ちで熱心に稽古に励んできました。先生方のお心尽くしで結び柳までご用意くださり,初釜らしく床飾りをしつらえていただきました。
 裏千家の今のような学校茶道の形の始まりの地と聞いている堀川高校。その歴史を受け継いで,茶道が大事にする季節感と気配りを学びながら,活動を続ける茶道部です。

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いままでのあなた これからのあなた

 つい先日に令和3年を迎えたと思いきや,早くも1月の下旬となりました。あらためまして,本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 虹の20期生は「近い未来」の実現に向けた大きな関門に挑むとともに,「遠い未来」に向けた新しい一歩を踏み出そうとしています。自ら掲げた高い目標の実現に向け,この3年間での学びや経験を通して蓄積してきた総合的なエネルギーを自信とし,誇り,最後まで粘り強く挑戦していくことを期待しています。

 大学入学共通テストの前日である今月15日に20期生激励会を開催しました。翌日に控えた大学入試だけに焦点化せず,これからの長い人生において自己や人類の未来を切り拓くために学び続けていく生徒諸君を激励することを目的としています。昨今の情勢に鑑み,感染防止対策に留意しての実施でした。

 激励会の最後には,堀川高校を長く応援してくださっている地域の方のご協力によって毎年作成している20期生学年旗を披露しました。そこに書かれた「虹」の文字には,生徒諸君がこれまでに重ねてきた時間と積み上げてきた経験を思い,自分の変化と成長を確かなものとし,かけがえのない仲間との絆を改めて実感し,そして20期生という自分の学年にidentityとprideを持ち,より豊かな人生を歩んでいってほしい,という願いを込めました。

 20期生は,高校生活に卒業という形で区切りをつけようとしています。いままでの時間と取組に一定の終止符を打ち,次のステップに向けて勇気をもって踏み出してほしい。その先に広がる新しい世界にはきっと祝福に満ちあふれている。待っているだけでは掴めないものだが,扉をたたき立ち向かっていくことで幸せを呼び込むことができることを信じている。

 卒業と祝福。この2つをメッセージとして伝えたく,学年旗には「いままでのあなた」,そして「これからのあなた」という言葉を添えました。これからの前途ある歩みの中で,自分が願うものを自分らしく追い求めていこうとし続ける生徒諸君を見守っていきたいと思います。

 共通テストが終わり,今週には生徒諸君が担任の先生方との面談を実施しています。初志を貫徹し,自らの可能性に蓋をせず,覚悟を新たにして挑むことの確認です。そして,1人1人の意志を出願という形で宣言します。今日は1つ1つの生徒の思いを教員で共有し,実現に向けた組織的戦略を立てるための進路検討会を行います。約1か月後に控えた国公立大学前期個別試験まで,そして後期まで,私たちも総力をあげて支援を尽くす決意です。

 担任の先生との面談の中で,ある生徒が発した言葉が私の心に残っています。「旗に書かれた『これからのあなた』に込められたメッセージが自分の心に染みている。自分も可能性を拓くことができるんですね。」

 君たちは,自分では気づいていないほどの力を備えた大きな存在です。

橋詰 忍

京都大学「情報通信技術のデザイン」オンライン発表会に参加しました!

 1月20日(水)午後,京都大学大学院情報学研究科の修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:佐藤高史教授,神田崇行教授)の高校生向け発表会に,本校1,2年生情報ゼミ25名と西京高校1,2年生10名が参加しました。
 この「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している大学院生が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。今年で8年目の取組ですが,今回はコロナ禍の影響で初のオンライン発表会となりました。
 今年は,「APIエコノミー」「自然現象から学ぶ最適化」「情報通信技術のフリーミアムビジネスモデル」「人と社会の模倣によるデザイン」の4つのテーマが用意されており,デモも交えながら,大学院生のみなさんが大変分かりやすいプレゼンテーションをしてくださいました。
 プレゼンテーションの後には,高校生と大学院生がグループに分かれてワークショップに取り組みました。テーマは「発表で学んだ技術を使って新しい製品のアイデアを考える」です。生徒たちは大学院生のみなさんと一緒にホワイトボード機能を用いて多くのアイデアを整理しながら,これからの情報社会についての考察を深めていきました。最後のワークショップの議論内容の報告は堀川高校と西京高校の代表が担当し,各グループで出されたアイデアの内容を参加者みんなで共有しました。

 今回参加した生徒達の感想の一部を紹介します。

「最新の情報技術を知るのは楽しかった。全部理解できたわけではないけど,身近にそういう技術があると知って新しい視点を得られた。新しい視点を得るのはいろいろな問題点,良い点も見つかるということなので大事にこれからの探究に使いたい。」

「オンラインという形になってしまったのは残念だったが,このような大学院生さんとの交流は初めてでとても有意義だった。自然や社会を模倣した情報通信技術の発表が自分は特に印象的だった。自分は人工音声について探究しようと考えていたのだが,この自然や社会に既存するものを模倣するという方法は探究で何か活かせるのではないかとふと思った。」

「自然現象を,プログラミングに活用する『最適化』の発想が面白いと思った。大学院生の人たちが僕達の意見をまとめるのが上手でそういうふうにいろんな意見を素早くまとめられるようになりたいと感じた。探究活動中,ある程度思いついたことはメモしているつもりだけど,大学院生の人達は一見必要なさそうなこともメモしていたのでそういった必要なさそうなものの中にもヒントになりうるものがあるんだと実感した。」

 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さいまして本当にありがとうございました!

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行事予定
2/12 短縮45分授業(124・LHR) 午後:自宅学習 13:30〜生徒校内立入禁止
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
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