京都市立学校・幼稚園
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【普通科】理系ゼミ紹介

 今回は普通科理系ゼミを紹介します。普通科の理系ゼミは探究できる分野の幅が探究科の理系ゼミよりも広く、同じゼミでも違う分野の探究をしている仲間がいます。そのため、より広い視野で自分の探究を見つめることができるという魅力があります。

〔生物学・化学ゼミ〕
 主に生物の生態や身近な科学現象を探究課題として実験や文献調査をおこなっています。STEPではグループで探究を行い、実験から論文作成までの一連の流れを確認しました。このSTEPの活動を基にJUMPの個人探究に取り組んでいます。日々の活動では各々で課題は違いますが、進歩状況交流や中間報告会を通してお互いの研究の共通点や工夫点を見出し、個々の探究を深めることにつながっています。日ごろから先生や仲間の意見を取り入れて研究計画を練り直して実行していくサイクルを大切にしています。これから、この研究計画をさらに進めて、仮説と結果の違いを比較しながら論文にまとめていきます。詳しくは学校説明会当日お伝えします!

〔物理・地学ゼミ〕
 主に物理の分野では、ある物事を数式に落とし込んだり、それを用いて新しい発見をしていく探究課題を扱い、地学の分野では宇宙について探究する課題を扱います。これまで先生との面談、ゼミ員間での交流を経て課題を設定しました。中間報告会ではそれぞれの研究計画についてほかのゼミ員の探究をより良いものにするためにパワーポイントとレジュメで発表し合い、その後質疑応答をしました。今は、その研究計画をもとに自分の考えの根拠となるデータを集めています。学校説明会でお待ちしております。

〔数学・情報ゼミ〕
 数学・情報ゼミでは、主に株や経済についての探究課題を扱います。STEPでは、会社の経営状況を売上高や経常利益などの数字の並んでいる財務諸表から主にExcelを使って、数字を読み取り、計算して、その会社に投資する株の割合を求めるなどしました。これまで、自分の興味のあることから探究テーマを探し、深め、そして設定しました。そして今、JUMPでは、個人探究をしています。データを集めたり、統計を取っている人もいます。テーマにはそれぞれの個性があり多岐にわたります。一人ひとり探究することが違うので大変ですが友達と意見交換をしたりして、いろいろな観点から吟味して愉しく探究活動を進めています。

〔スポーツ・生活科学ゼミ〕
 主にスポーツ科学や生活科学の分野についての探究活動を扱う、普通科にしかないゼミです。他のゼミと比べて、アンケート調査に特化しており、他ゼミより詳しくアンケート調査の方法をSTEPから学んできました。そして、それに基づき班員がそれぞれ自分の探究課題を解決するためのアンケートを作ってきました。同時に、先行研究などから背景、目的をまとめ、仮説を立て、それらを先月の中間報告会で相互評価しました。先日実施されたアンケートの結果が出次第、各自が自分の探究にあった分析を行っていきます。普通科のみのゼミであるため、ゼミ内での結束が強く、協力しながら個人が自分らしさを出しています。部活、食生活、睡眠、友人関係に至るまで、多種多様な実際の探究例は、学校説明会にてお伝えします。

 いかがでしたでしょうか。次回更新は7月7日(木)【探究科】理系ゼミ紹介です。3回にわたるゼミ紹介も次回で最後です。興味のあるゼミは見つかりましたか?「もっと詳しく知りたい!」「ゼミ長と直接話してみたい!」という方は是非 7 月 23 日(土)の学校説明会にお越しください。ご来場お待ちしております!

(17期生探究基礎委員会)
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「全力出さずに,言い訳するな」

 わがカープが好調で,気分のいい朝が増えています。1991年以来の優勝なるか。
 思えば,つくば市の研修所で夏を過ごした1996年が最悪でした。1996年,この年のシーズンは中盤までぶっちぎり独走状態だったわがカープが二位巨人に11.5ゲーム差をつけていました。しかし,11ゲーム差で迎えた7月9日の対巨人戦(札幌市円山球場)で,2回二死走者なしから9者連続安打で一挙7点を奪われて負けたのを機に,失速が始まり,長嶋茂雄監督(当時)のメイク・ドラマというわけのわからない流行語大賞に貢献した非常に痛い経験をしてしまいました。したがって少なくとも来月まで油断は禁物です。
 さて,8割の人が目的を持って生きるのを面倒と考える,といわれます。理由は,容易に目的は達成されないから。失敗をして悔しい思いをするより,流されて生きるのが楽だからといわれます。何が人生を楽しくするかは,その人次第です。考え抜き,挑戦することが脳のためにやっているとすれば,目標をちょっと高めに設定するだけでいい。成功しても達成感のない活動は浪費と同じではないでしょうか。
 格差社会は非常に大きな問題ですが,全力で物事に取り組む人が少なくなったことはさらに問題です。自分はこんなものだと,自分で限界を設定してしまっているケースが非常に多いと感じます。本気で走り,本気で挑戦する機会がなく,したがって,自分の実力がわからないまま自分を過小評価していないだろうか。教育問題の本質は,教育は「教え,授ける」ではなく「引き出す(エデュース)」であるという原点にたち還るべきだと思っています。この資質・能力を高め,社会で孤立せず,自分だけでなく,相手も社会も何かを得る関係を構築する「自立した」「学校だけで閉じない」打たれ強い個を育てていきたい。そんな7月であることを願っています。

 学校長 恩田徹




 写真は7月1日のLHRの様子

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行事予定
4/4 13:00 新1年生登校日
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