京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/07
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「ニュース610 京いちにち」に出演

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 本校3年生の熊谷憲八君が7月4日(月)放送の「ニュース610 京いちにち」(午後6時10分〜午後7時 NHK総合テレビ http://www.nhk.or.jp/kyoto/news610/)「おこしやす」のコーナーに出演します。
 熊谷君は、6月12日に行われた「京都府高等学校放送コンテスト」のアナウンス部門でみごと優勝し、夏の全国大会に出場します。4日の放送では、アナウンス部門・朗読部門の優勝者が「アナウンスや朗読のこと、学校のこと」などを語る予定です。乞うご期待!

第1回 探究道場(2011.6.25)

 本校は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け,先進的な理数系教育の研究をすすめてきました。この成果を普及すべく、本年度より中学生を対象とした探究的・発展的な特別講義・実習を『探究道場』として実施しています。
 第1回目のテーマは「理科で探究 I ゴムと地震と糸電話」。中学生220名が参加し,糸電話を使って音の伝わり方などを探究しました。3〜4人のグループに本校生徒が1人ずつ入り探究をサポートしました。
 各グループで「複数で話せる糸電話」や「音声をクリアに届ける糸電話」,「受話と送話が同時にできる糸電話」など作ってみたい糸電話を考え,まずは1つ作成しました。ところが,実際に使用してみると,自分たちが考えた通りの結果がなかなか得られず,その原因は何か,どう改良すればよいかを話し合い,試行錯誤しながら創意工夫を重ねました。本校生徒が中学生に語っていた,「探究活動に終わりはない。終わる時はあきらめた時だ。」という言葉が印象的でした。
 最初は初対面で遠慮がちだった中学生たちも,実際に糸電話を作りだすと,ユニークなアイデアを出し合いながらにぎやかに活動していました。最後には,作成した糸電話についてグループで発表を行いました。「お互いの発表を聴くことで、糸電話という身近なテーマでも案外わからないことが多いと気づいた」という感想を書いた参加者もいました。アンケートの結果や参加者の感想など,後日ご紹介します。
 今後の探究道場は7月30日(土),10月1日(土),12月3日(土)を予定しています。
 

写真上:開場式  写真中・下:グループワーク
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高校生らしさ

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 「式辞から」は前回で終わりにします。今回からは学校内外の様子や,生徒とのやりとりを通じて感じたことなどをご紹介しようと思います。

 4月に行われた新入生歓迎会のことです。アトリウムで軽音楽部(フォークソング部が名称変更しました)の3年生のバンドが,ロック調にアレンジした校歌を聴かせてくれました。これがとても「カッコヨカッタ!」のです。
 後日,そのボーカリストと話しました。
 「いやあ,あの校歌はよかったですねえ」
 「ありがとうございます。先生と目が合ったんで,めちゃめちゃ緊張しました」
 「そうでしたか,ごめんなさい。あれね,卒業式の後で,みんなでやったらどうですか」
 「卒業式で歌うんですか?」
 「いや,後です,後。式ではやはり正調でしょうから。終わって退場して,教室に戻る前とかにアトリウムで。以前はそういうのを先輩たちがやっていましたよ」
 「そうですか」
 「ところで君たち,3番まで歌ってたでしょ。校歌は3部構成になっていて,1番が全日制,2番が音楽科,3番が定時制をイメージしているんですよ。知ってた?」
 「あ,なるほど」
 「音楽科は独立したし,定時制は閉じられたし,100周年の時に新たに4番をつくったらどうかと言う先生もいはったんやけど,そのままになってしまいました」
 「へえー,そうだったんですか」
 「どうですか,君たちで歌詞をつくってみませんか。よければ文化祭で披露してよ」
 「考えてみます!」
 笑顔がまことにさわやかでした。

 かつて私服時代の堀川には,「高校生らしい服装を」というポスターが貼ってありました。不思議に思って先輩の先生に「高校生らしい服装ってどんな格好ですか」と尋ねたら,「100メートル全力疾走できる服装やね」と即答されたのを覚えています。それを聞いて,風を切って100メートルを全力疾走する高校生の姿を思いました。

 先々週,16日木曜日に球技大会がありました。1・2年生は西京極体育館,3年生は本館アリーナが会場です。
 早朝から集まってバレーボールの練習をしていた生徒たち。連日,グラウンドには屈託ない歓声と笑顔がはじけていました。
 そして本番。3年生の開会式に立ち会いました。運営はすべて生徒が担当しています。
 相当に長い開会挨拶(実にユニークでした!)があり,選手宣誓。
 「私たちはア,このオ,あこがれのオ,堀川高校アリーナでエ……」
 その後の準備運動。各クラスの体育委員が前に出て号令をかけます。相当にばらばらですが,お構いなしにラジオ体操第一の演奏に合わせて,それぞれがてんでに体を動かしていました。
 アリーナに満ちるさわやかな熱気。あのボーカリストもその中にいました。走り回り,跳び,ボールを追う生徒とともに,車椅子の生徒もいます。堀川高校3年生249人。 一人ひとりにとっての,高校最後の球技大会でした。

 高校生らしさ……ひとりの高校生が成長する過程では,輝きや熱を発することもあれば,迷いや揺れにさらされ深く沈むこともあります。しかし,たとえどうであったとしても,どんなときでも,若い人たちにはまぶしい可能性が内包されています。
 高校生と一口に言っても,実にさまざまです。ひとりの高校生も,日によって,その時々によって,場面によって変わります。
 高校生らしさ……生徒たちを見ていて,「100メートル全力疾走」という意味は,自分自身に対してまっすぐに生きていくということか,と思いました。

                                ……… 荒瀬克己

探究科説明会(8月27日)のご案内

堀川高校HP(http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/)に
8月27日(土)探究科説明会の詳細をご案内しています。
こちらからご覧ください。
 http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/entran...

昨年度の説明会の様子も是非ご覧ください。
 http://www.edu.city.kyoto.jp/hp/horikawa/entran...

三つの約束−2−

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 前回に続いて,「三つの約束」の2回目です。残りの二つをご紹介します。

<入学式の式辞から−4−>
 第二は「学校は小さな社会だ」ということです。集団の中で自己を見つめ,他者を理解する場。当然ルールがあるし,マナーも必要です。
 堀川をよりよい社会にするための責任を,みんなが共有しています。君たちは場と状況を把握し,意識した行動をとるように努めなさい。私たちは,大きな子どもではなく小さなおとなとして,君たちに対応します。
 第三は「学校は楽しいところだ」ということです。本当に楽しいというのはどういうことかについて考えなさい。楽しさは待っていて与えられるものではありません。行動することによってつくるものです。ほんものの楽しさを得るために,自ら参画し,参加する姿勢をもちなさい。私たちは,君たちの個性を尊重して,見張ることはせず見守ります。
 小さな社会である学校を本当に楽しいものにするためには,自分がどうすればよいのかを考えてください。
 いま確認しておきたいことは,堀川高等学校という学校はこれまでの歴史の中に確かに存在してはいるけれども,君たちにとっての堀川高等学校はまだ何もない,ということです。それは,君たちの先輩である11期生についても,12期生についても同様です。入学から現在までの2年間や1年間は具体的ですが,これからについては定まっていません。
 諸君,君たちが動かない限り,君たちが創らない限り,ここには空っぽの空間と単に流れ去る時間があるだけだということを認識してください。
 君たちの先輩たちは,それぞれが自分たちの堀川を築いてきました。それによっていまの堀川があります。ではその堀川が君たちを成長させるのかというと,必ずしもそうではありません。いまある堀川によって君たちがつくられるのではなく,君たちによって君たち自身の堀川がつくられ,そのことによって君たちそれぞれの成長や成熟が可能となるのです。このことを忘れないでください。
 学校教育法第51条に,高等学校教育の目標が示されています。 そこには,「社会において果たさなければならない使命の自覚」であるとか,「個性の確立に努めるとともに、社会について、広く深い理解と健全な批判力を養い、社会の発展に寄与する態度」といったことが書かれています。
 自分自身の個性をより一層開発するとともに,自分の学校をよりよくするためにはどうすればよいかを考えてください。そのために健全な批判力を養ってください。そしてそのことを通して,社会の発展とは何かを考え,社会における自分の役割について考え続けてください。

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 先々週に,“responsibility”という言葉を紹介しました。
 私自身が自分の役割は何だろうかと思い惑いますので,生徒にも,教職員にも,あなたの役割は何かと問うことがしばしばあります。
 堀川のメインメッセージは,「すべては君の『知りたい』から始まる」。特に若い人たちには,自分の「〜たい」を見つけようとしてほしいと願っています。
 少なくともそうすることが,生徒それぞれの,自分自身に対する重要な役割であると思います。そして,堀川として欠かせない役割の一つは,その取り組みをしっかりと支えることです。
 果たせているか。問いかけは尽きません。

 「長い」というご指摘をいただき,今回は少し短くしました。
 いろいろなお声を頂戴し感謝します。
 まだ4回目ですが,三日坊主で終わらずにホッとしています。
                               ……… 荒瀬克己

球技大会(2011.6.16)

今年度初めての大きな生徒会行事である球技大会が、昨日行われました。
各クラスで揃えたTシャツが色鮮やかに舞い、白熱した戦いが繰り広げられました。
前日までの練習や、当日の試合や応援を通して、クラスや学年のつながりが深まったのではないでしょうか。
次は9月の文化祭。いよいよ本格的な準備が始まります。
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探究道場の受付を終了しました

 平成23年6月15日(水)24時をもちまして第1回探究道場の受付を終了いたしました。
合計269名のお申込みをいただきました。たくさんのお申込みありがとうございました。
 第1回探究道場の当初予定では100名の定員としておりましたが、教育委員会とも協議のうえ、ご要望にお答えして申込者全員の方に参加していただくこととなりました。
 つきましては、大変多くの方が参加されますので以下の2点についてご理解、ご協力をお願いいたします。

1.会場内が非常に混み合います。実習中には十分に安全に注意して作業をすすめてください。

2.見学を希望される保護者の方にも、ご不便をおかけすることがあるかと思います。生徒諸君の活動を第一に考えて実施しますので、ご了承いただきますようお願いいたします。

球技大会 前日(2011.6.15)

明日の球技大会は、バレーボールを行います。
各クラス2チーム編成、学年別総当たりリーグ戦です。
明日の本番を前に生徒たちは早朝や昼食の時間に
バレーボールの事前練習に励んでいます(写真)。
1・2年生は西京極スポーツセンター、3年生は本校アリーナで、
白熱した戦いを繰り広げます。
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三つの約束−1−

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 毎年,入学式で「三つの約束」をすることにしています。

<入学式の式辞から−3−>
 諸君,三つの約束をしたいと思います。
 第一は「学校は学びの場だ」ということです。人は,足りないものがあるから,不十分だから,学びます。失礼ながら,君たちは若くてまだまだ不十分です。自分はまだ足りないのだということを自覚して,学ぶ者としての謙虚さをもちなさい。私たちは君たちの現状を受けとりはしますが,そのままを肯定はしません。なぜならば,私たちは,君たちの可能性を肯定するからです。可能性を肯定して,君たちに,学ぶための多様な機会を提供します。
 堀川高校の校訓は「立志・勉励・自主・友愛」。
 立志……自らを愛し,可能性を信じて開拓し,目標を高く掲げ,その実現に向かって取り組む。
 勉励……謙虚であることと懸命に努力を重ねることの大切さを知り,困難に立ち向かう姿勢を培う。
 自主……自らを見つめ,じっくり考え,正しい批判力と判断力を養い,責任をもって行動する。
 友愛……自分のまわりの人やものを大切にするとともに,想像力を高め,他者を思いやる。
 校訓の示すところは,自立の精神です。この校訓を日々の指針として,ものごとに真正面から取り組んで,自立に向かって学んでください。
 人間は取り組みを通して成長します。言い換えれば,取り組まない限り何も獲得できません。
 取り組むために必要な道具は,まずは言葉です。言葉を豊富にし,正しく使い,他者とも自分自身とも向き合って学び,自分を大きくしていってください。

……………………………………………………

 堀川の校訓は,昭和60(1985)年当時に校長(高等学校第11代)であった故多田孝敏先生が考案されたものです。多田先生は,温厚にして威厳のある方でした。
 この年に京都府の公立高校普通科に類型制が導入され,入試制度が大きく変更されました。それを機に,各校で校訓が見直されたり,新たに制定されたりしました。思えば,現在も続く公立高校の,特に普通科の特色化が始まったのはこのころからでした。
 当時の堀川に校訓はありませんでした。そこで多田先生が堀川の教育指針を「立志・勉励・自主・友愛」の四語にまとめられたのです。その後平成11(1999)年に,式辞で述べているような解釈を行って現在に引き継がれています。

 ところで,「四校会」で交流している奈良県立奈良高校には,現在に至るまで校訓がないそうです。HPを拝見すると校訓の欄がありますが,「奈良高校には校訓がありません」と書いてあります。
 「四校会」とは,奈良高校のほか滋賀県立膳所高校,兵庫県立姫路西高校,そして堀川の四校で交流するための集まりです。年に2回まわり持ちで各校を会場にして,生徒の進路希望実現を中心テーマに授業の改善や学校経営について話し合っています。今年度の第1回は,三校をお招きして6月29日に堀川で開催します。

 話を元に戻しますと,実は堀川には校訓のみならず校歌もありませんでした。校旗も今とは異なります。
 現在の校歌(HPをご覧ください)と校旗は,昭和55(1980)年につくられたものです。そのころ私は堀川にいませんでしたので聞いた話ですが,当時の育友会(PTA)が校歌制定を提案し,教職員が検討して職員会議で決めたそうです。校旗もまた,そのときに作られました。
 それまで入学式や卒業式はもちろん,野球部がセンバツで甲子園に行って勝ち進んだときにも,生徒たちが歌ったのは生徒歌『緑なす森に』(こちらもHPをご覧ください)でした。いまも昭和54年卒業までの同窓会に伺うと,懐かしく歌われる生徒歌の大合唱を聞くことができます。

 校旗はと言うと,昭和52(1977)年度に常勤講師として1年間在職していた私が見た校旗は,現在使用している「えんじ色と白色のダブルHの校章」が,確か金糸と銀糸で刺繍されて浮かび上がっていたように思います。旧校舎の講堂にも「ダブルH」の校章が縫いこまれていましたし,校長室のソファーカバーにも白糸で刺繍されていました。
 昭和23(1948)年に新制高校として開校した翌24年,生徒から公募した校章デザインを投票で決める際に,第1位となったものと第2位となったものが僅差であったことから,前者を校章とし,後者を襟章(バッジ)に決定したということを,当時在籍していた方から伺いました。
 校章は,当時制服であった男子の学生帽に。いっぽうバッジは男女ともに使用しました。まもなく通学時の服装が自由になり,多くの生徒が私服を着用するようになって,帽章は学生帽とともに使われなくなり,バッジのみが受け継がれていきました。そのバッジのデザインがえんじと白の「ダブルH」で,いま堀川の「校章」となっているものです。私服時代の堀川では,「バッジをつけること」という校則がありました。

 私が34年前に見た校旗は,いまはありません。現在,式場に掲揚しているものは昭和55年に作られた,かつて投票で1位であった,堀川の「堀」をデザインしたものです。
 学校要覧には「堀」と「ダブルH」を,「校章」として二つとも載せています。そんな例は少なかろうと思いますが,それはこのような歴史に由来しています。

 さて,堀川が制服(HPで紹介しています)を導入したのは,現在の校舎で再出発をした平成11(1999)年からです。デザインは当時の私服の在校生の投票で決めました。以来13年間ずっと同じデザインです。エンブレムはありませんが,制服のボタンに,「ダブルH」が写し込まれています。
 制服導入でバッジは不要になりましたが,かつて使われていたえんじと白の「ダブルH」のバッジをつけている生徒に会うことがあります。生徒会執行部員か,全国大会に出場した生徒です。
 あるとき,残っていたバッジを見つけた生徒会執行部の生徒がほしいと言うので渡したら,それを見て自分もつけたいという生徒が後を絶たず,それ以来,生徒会執行部員とさまざまな全国大会に出場する生徒に授与する,という不文律ができあがりました。
 いまもなお,堀川の生徒の襟もとに輝くえんじと白のバッジを見ることができます。
                               ……… 荒瀬克己

第1回 探究道場 受付状況

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