最新更新日:2024/05/09 | |
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金剛能楽堂にて
10月30日(金)放課後、1年生40名が引率教員とともに、京都市教育委員会に支援をいただいた観光バスに乗り、京都市立高等学校 能楽鑑賞会のために金剛能楽堂に向かいました。この能楽会は、京一商西京同窓会が京都市立高等学校と総合支援学校の生徒たちを招待してくださり、金剛能楽堂のご協力を得て実現している催しです。本校では1年生全員で毎年参加させていただいています。
能楽堂の真ん前でバスを降りて、ロビーで関係の方々にご挨拶をしながた見所(けんしょ)に入り、堀音の指定席に座って開演を待ちました。 京都市長 門川 大作様、京一商西京同窓会副理事長 大竹 脩介様、京都市教育長 稲田 新吾様のご挨拶に続いて、能楽師 宇高竜成氏から能と狂言についての解説と、各校代表生徒を能舞台に上げての体験を行っていただきました。本校代表生徒も、能舞台にあがる際の必須のマナーである白ソックス(白足袋の代用として)を履いて舞台にあがり、扇を弓に仕立てて矢をつがえ、鳥を射る能の所作を体験させていただきました。 そしていよいよ茂山千五郎家の方々による狂言「附子(ぶす)」です。一休さんのとんち話でも有名な話で、あらすじや結末を知っているのですが、やはり笑ってしまうのは、狂言と役者の力量。生徒たちは事前学習で一度発声したことのあるセリフに聴き入り「間の取り方がすごい」「漫才というか吉本新喜劇というか…」と、鋭い鑑賞をしていました。 休憩を挟んで、能「鵺 白頭」が始まりました。鏡の間から聞こえてくる“前奏曲”にあたる笛や鼓の音色に会場が一気に引き締まります。文語のセリフと謡のため、生徒たちには難しいと感じる部分もあるようでしたが、鵺の悲しみのようなものを受け止めている様子でした。自分たちが長唄体験で打たせていただいたときの小鼓の音色に比べて、プロの方がすばらしくいい音に響かせているのを聞いて、感心している生徒もいました。 能舞台という特殊な舞台装置を始めて間近に見る生徒も多く、その響きや空間の使い方に興味を持っているようでした。代休前の夕刻、いい時間を過ごさせていただいた1年生でした。 京一商西京同窓会は、京都市立高校生全体にさまざまな形で学ぶ機会を応援してくださっています。いつも本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 【追加報告その2】10/28(土)京都城巽音楽フェスティバル本校のオーケストラ・合唱のステージの後、第1部の締めくくりは、本校の「PTA音友会コーラス」のみなさんでした。めいめいが白・赤・青を基調とした衣装を身に着けて、満席のお客様を前に、伸びやかな歌声を響かせてくださいました。 PTA音友会コーラスは、本校PTAの方とそのOGのみなさんが、月2回程度本校に集まって活動されています。ご指導は、本校卒業生でありPTAのOGでもある田丸千晶先生。保護者同士の交流を深めながら、年に1,2回のステージ発表を目標に楽しく練習なさっています。 第1部が終わって休憩に入ると、来賓席の城巽自治連の役員の方々のもとへ、2年生が集まってきました。12月20日(水)に2年生たちが本校音楽ホールで開催する「sogno 〜76期生自主企画コンサート〜」について役員の方々にご案内し、城巽のみなさまにぜひ、とチラシの配布をご依頼していました。 音楽を通じて探究的な学びを展開している「総合的な探究の時間」という授業の取組の一環で、2年生たちだけの力でコンサートを創り上げます。15のアンサンブルチームに分かれて演奏を披露するほか、ソロや合唱など、盛りだくさんのプログラムを用意してくれているようです。詳細の発表は、もう少々お待ちください。 時を戻して、城巽フェスの開演前。 ホワイエでは、城巽の社会福祉協議会 副会長様のもとに1年生たちが集合していました。本校が城巽の皆様向けに毎年3月に開催している「雛祭コンサート」についての打合せでした。今年度は、1年生たちが企画や広報などコンサート全体の運営に取り組み、アンサンブル4組と合唱で総出演することになっています。これも、「総合的な探究の時間」の取組です。 この日は初めての顔合せで、生徒たちはやや緊張ぎみ。これから何度も打合せを重ねるたびに打ち解けていくのでしょう。今後が楽しみです。 超満員になって対応にてんてこまいの城巽の方々や教職員たちをよそに、生徒たちは地元の皆さんとの次の活動の準備を着々と進めてくれていたのでした。 【写真上2枚】音友会コーラスの皆様のステージ 【写真中】城巽自治連の役員さん方へチラシ配布を依頼する2年生(再掲) 【写真下】城巽社会福祉協議会副会長様と1年生との打合せ 【追加報告その1】10/28(土)京都城巽音楽フェスティバル4年ぶりに入退場自由の形で開催した城巽フェス。 オープニングの洋楽ポップコーラス隊ブレスのみなさんの明るく楽しいコーラスで始まった今回の“城巽フェス”は見る見るうちに満席になり、第1部終了までは入場をお断りしなければならないほどの大盛況となりました。特に、日頃から本校の生徒たちの学習活動・音楽活動を応援してくださっている城巽学区の皆さまに多数お運びいただき、本校生を始めとして、本校の施設で音楽を学んだり楽しんだりなさっている様々な団体の発表をお聴きいただけことは、何よりもうれしいことでした。 と言いますのも、コロナ前には、グラウンドにステージが組まれ、テーブルと椅子が置かれ、そして周囲には模擬店が設えられて、各種音楽団体のステージを楽しみながら、城巽学区の人々と堀音生が模擬店で昼食をいただくなどして交流していましたが、それがこの3年間途絶え、昨年度、会場をホールのみとして、ステージごとの観客入替制で再開したものの、やはりコロナ前のような賑わいにはならなかったからです。今年、超満員のお客様を前に演奏できたことは、堀音生だけでなく出演者一同、本当に大感激だったのです。 そして、さらに堀音声たちを満面の笑顔にしたのが、城巽学区の皆様からの昼食の差入れです。朝から緊張した面持ちでリハーサルに臨んでいた生徒たちは、教室に戻ってくるなり歓声を上げて、受け取っていました。フェスティバルの休憩時間中には、城巽自治連の役員さん方に生徒自治会が代表してお礼を申し上げたほか、ホワイエにいる役員さんを見つけて「おなか一杯になりました。おいしかったです!」と自らご挨拶する生徒もいて、よい交流が生まれていました。 城巽フェスの最後を締めくくってくださったのは、京都市芸大出身のコントラバス奏者 小出大道さん。城巽学区のみなさんとともに、コントラバス専攻の生徒を中心とした本校生たちは小出さんの弓使いを食い入るように見つめながら、低弦の魅力あふれる演奏に聞き惚れていました。 多くの皆様が集って音楽を楽しんだ「第17回京都城巽音楽フェスティバル」。来年は、グラウンドでのステージや模擬店の復活、また、ホールへの出演団体の復活など、今年以上に音楽文化の交流が広がる一日となるよう、期待したいです。 【写真上2枚】ご挨拶(城巽自治連香川会長・中村校長) 【写真中2枚】洋楽ポップコーラス隊ブレスと小出大道さん 【写真下2枚】差入れの昼食をいただく生徒たちと生徒自治会代表のお礼のご挨拶(お礼とともに「76期自主企画コンサート」のチラシをお渡ししています) 【速報】京都城巽音楽フェスティバル 無事終演いたしました。まずは、本校のレッスン室夜間貸出を活用して活動なさっている、洋楽ポップコーラス隊ブレスの皆さまが、華やかに開会のプログラムを飾ってくださいました。 次に、本校のオーケストラが今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」のメインテーマ〜暁の空〜(作曲は本校47期卒業生の稲本 響さんです)と他2曲の演奏しました。〜暁の空〜で稲本さんご自身が弾いていらっしゃるピアノは、2年生ピアノ専攻の生徒が担当し、大きな拍手をいただきました。また、モーツァルトの「大いなる魂と高貴な心」には、3年生声楽専攻の生徒がソプラノ独唱をしっかりと務めました。 続く本校合唱はJ.ラターの2曲。1曲目の「Iwill sing with the spirit」は、3年生ピアノ専攻の生徒の伴奏でした。 その後、本校のPTA音友会コーラスのみなさんが、日頃の練習の成果を発揮して、素敵な雰囲気のステージを聴かせてくださいました。指揮は本校25期生であり、音友会と父母の会会長を歴任なさった、田丸千晶先生です。 休憩を挟んで、京都市少年合唱団、京都子どもの音楽教室、コントラバス小出 大道(こいで まさみち)さんの演奏と、音楽を愛する幅広い年齢層の方々の、また本校を拠点として音楽にいろいろの形でかかわっていらっしゃる方々の演奏を、地元城巽地区の方々始め、多くのみなさんが楽しんでくださる会場の雰囲気でした。「音楽の街 城巽」にふさわしい演奏会となりました。 久々に入場の制約のない城巽音楽フェスということで、たいへんたくさんのお客様にお越しいただき、途中、対応が行き届いていなかったこともあったかと思います。本日のご来場に、心より感謝申し上げますとともに、失礼をお詫び申し上げます。 本日は速報という形でこのブログに掲載させていただき、他日、本校以外の舞台の写真等も掲載する機会を持ちたいと思います。 城巽自治連合会の皆さまには、準備から当日の運営、また生徒への演奏へのご褒美まで、たいへんお世話になりありがとうございました。引き続き本校へのお支えをどうぞよろしくお願いいたします。 能楽鑑賞会事前学習会
10月27日(金)昨日のブログ記事でお知らせしていたとおり、午後からは全校でのオペラ鑑賞会です。午前中、1年生LHRの時間に、来週の月曜日の金剛能楽堂での能楽鑑賞会に向けた事前学習を行いました。
能楽鑑賞会は、毎年京一商西京同窓会が、京都市立高校・総合支援学校の生徒たちに、古典芸能を本物の能舞台で鑑賞する機会をくださっているもので、本校では1年生全員で鑑賞させていただいています。 校長が講師となり、「能舞台」「能」「狂言」について資料を使って、その特徴や見どころ、聴きどころを話したあと、「狂言」の定型的なセリフを体験してみました。名乗ってみよう!ということで、「これはこのあたりに住まいいたすものでござる」というセリフを、校長が短く切りながら語り、生徒たちが復唱するという形で始めましたが、さすがに堀音生は勘が良い!狂言のセリフらしい抑揚を見事に真似ていました。「ハーッ ハッハッハッハッ…」「へ―ッ ヘッヘッヘッヘッ…」と声に出して言う泣き笑いも、初めてとは思えないほど雰囲気を掴んでいました。 特に京都ではクラシック音楽と古典芸能とのさまざまな形でのコラボレーションの機会は多く、音楽、芸術をそれぞれの特長を感じながら、垣根なく吸収・発信できる大人になっていってほしいという願いも込めて、の事前学習会でした。日程の関係上、オペラを鑑賞する前に能楽の事前学習という盛沢山すぎるメニューとなってしまったことを懸念していましたが、生徒たちの感性の柔軟さを改めて目の当たりにする嬉しい時間となりました。 写真 上:泣いています! 下:堀音オリジナル”探究”的事前学習会資料 令和6年度 京都堀川音楽高等学校 教員公募募集要項オペラ「魔笛」に向けて。
明日10月27日(金)午後は、年に1度の団体鑑賞の日です。今年度は、ロームシアター京都にて、モーツァルト作曲の 歌劇「魔笛」 全2幕(指揮:園田 隆一郎 管弦楽:京都市交響楽団 合唱:新国立劇場合唱団)を鑑賞します。この公演の意味や当日の様子については後日紹介させていただくこととして…
以前にもお知らせしたことのある、玄関ホールの出張図書館スペースに、素敵な図録が置かれているのを見つけました。2015年3月に開催された京都で初の現代芸術の大規模国際展「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の図録です。表紙には「10月27日に鑑賞する『魔笛』の演出・美術を担当するアーティスト、ウイリアム・ケントリッジの作品写真や講演録が載っています。ぜひ手にとって、ケントリッジの作品世界を感じてみてください。借りたい人はお声がけを!」という教務主任でもある英語科教員のメモが貼られていました。 その教員にこの図録の来歴を尋ねると、「学生時代にこの図録の翻訳に携わったんです。」とのこと。昨今は話題になることの多い現代美術ですが、2015年というときに翻訳という形で現代美術に関わったその教員の経験を聞き、彼が本校の「総合的な探究の時間」の構築に良い働きをする理由の一端を知ることができました。 ウイリアム・ケントリッジは南アフリカ共和国出身の現代美術家。彼の父はネルソン・マンデラを含む156人のひとびとを国家反逆罪に問う裁判で、被告側の弁護人を務めたひとり。最終的にマンデラたちが無罪を勝ち取ったことはご存知のとおりです。そのような時代・家族の背景をもった彼。『魔笛』の舞台に展開される彼の芸術を生徒たちがどのように感じ取るのか、楽しみです。鑑賞後にこの図録を手にする生徒がたくさんいることも期待します。 その英語科教員は、3年生の英語の授業の中でケントリッジのインタビュー動画をリスニングの教材として使ったそうです。このように、生徒たちがさまざまな形で音楽にも繋げていける感性と教養を身につける機会を、さまざまな教育活動の場面で持っていきたいと思います。 令和5年度きょうと薬物乱用防止行動府民会議総会に参加しました。
10月21日(土)午後より、京都テルサ テルサホールにて、令和5年度きょうと薬物乱用防止行動府民会議総会 高校生と考える薬物乱用防止シンポジウムin京都(主催:きょうと薬物乱用防止行動府民会議)が開催され、京都市立高校生の代表として、本校から2年生2名の生徒が参加しました。
このシンポジウムに向けて、8月8日(火)には若年層向け薬物乱用防止対策推進事業(於:京都産業大学)としてワークショップが行われ、本校の生徒が参加したことは8月のブログ記事でご紹介したとおりです。その時にワークショップに参加した京都府立高校からの桂高校と私学からの京都精華学園高校、そして本校の生徒のうち数名ずつが、21日のシンポジウムに参加しました。 本校生徒2名は、開会宣言とパネルディスカッションのパネラーの2つの役割を担当することとなり、事前準備を運営側の方々と教員とともに行ってきました。当日は、パネルディスカッションの部分がラジオの公開収録となることもあり、開会までに念入りな打ち合わせが行われました。 定刻となり、本校生徒の爽やかな開会宣言で会はスタートしました。薬物乱用防止に関わるアンケート結果報告やご講演のあと、KBS京都アナウンサーと京都精華学園高校の生徒の司会によって、また高校生のほかに京都産業大学法学部教授、同学部学生、京都府健康福祉部薬務課長、(公財)麻薬・覚せい剤乱用防錆センター専務理事といった大人の方々と席を共にし、薬物防止パネルディスカッションが行われました。高校生たちは、大麻などの違法薬物は決して自分たちから遠い問題でなく、残念ながら身近な課題であること、SNSで発信される不確かな情報を鵜呑みにしないこと、誰かをひとりにしてしまわないこと、など夏以来自分たちが学んできたこと、考えてきたことを発言していました。途中には京産大での夏のワークショップに各高校が取り組んでいる様子や発表をしている様子の録画映像も放映されました。 ラジオの公開収録となっているため、時間の“尺”をきちんと合わせる必要から、予定されていなかった質問を司会のKBS京都アナウンサーが高校生たちに投げかけたときに、本校の生徒は自ら挙手して発言をする場面もあり、頼もしい姿を見せてくれました。 収録された番組は10月29日(日)正午から、KBS京都ラジオで放送されるとのこと、よろしければお聴きください。 写真上:開会宣言担当生徒とパネラーを務めた生徒 控室にて 中:パネルディスカッション 公開録音中! 下:会場にて 夏のワークショップの発表の様子を動画で放映 10/28(土)は「京都城巽音楽フェスティバル」です!
10月20日(金)
次週に迫った「第17回京都城巽音楽フェスティバル」に向けて、実施前最後の実行委員会(第5回)が開かれました。 メンバーは、地元城巽学区の自治連合会・文化事業委員会・シニアクラブ・社会福祉協議会の代表の方々と本校教員とで構成されており、京都城巽音楽フェスを中心に、そのほかにも、城巽学区のみなさん向けに開催する音楽イベント等についても、年間を通じて話し合っています。 この日は、当日のタイムテーブル・セッティング・控室等の確認から、運営スタッフの配置、城巽から生徒たちにご提供いただく昼食の搬入等の段取りまで、最終の打合せを行いました。 今年の城巽フェスも、コロナ前までのようなグラウンドでの様々なジャンルのステージや模擬店等まで完全復活とはならず、音楽ホールのみでの開催ではありますが、地元から2つの出演団体も加わって、盛りだくさんのステージをお楽しみいただけます。 入場無料。どなたでもお入りいただけます。 みなさま、お誘いあわせのうえ、どうぞお越しください! 創立記念日に寄せて 〜堀音誕生物語〜
10月20日(金)
本日は、本校の創立記念日です。 昭和23年10月20日に、京都市立堀川高等学校の音楽課程として誕生し、公立としては全国初の音楽課程となりました。 「堀音」の誕生には、ずっと昔からの長い物語があります。今日はそれをかいつまんでご紹介しましょう。 京都市には大正のはじめから市立絵画専門学校(現京都市芸大の前身)があったのに対し、市立の音楽専門学校はながらくありませんでした。 昭和のはじめごろから音楽文化の普及にともなって、京都市民の間で様々な音楽団体の活動や音楽的教養の高まりなどがあり、昭和10年代ごろには京都から東京音楽学校(現東京藝大の前身)に多数の学生が入学するようになっていました。市民の音楽鑑賞力も養われていたそうです。そんななか、音楽専門教育機関を求める声も高まっていました。 戦争をはさんで、昭和23年、京都市が“全国で最も進歩的な形態をもって新しい音楽教育を推進している”とされ、ついに新制高等学校への音楽課程設置案ができあがるまでになりましたが、なんと市会では認められませんでした。終戦後の財政難が要因です。 もどってその前年、全国の小・中学校での器楽教育の開始が決まり、大量の太鼓やタンバリンの製造が必要でしたが、当時、材料となる獣皮が手に入らず、代用品として、西京極の日本クロス工業株式会社が発明し三味線に張られていた「絹皮」が採用され、日本の器楽教育の普及発展の一翼を担いました。その後、京都市の器楽教育は全国で最も高い水準を誇り、特に錦林小リズム・バンドや上京中吹奏楽団は優秀で、堀川高校音楽課程(現本校)を経て、一流の奏者となった者が数多くいます。 話が前後しましたが、この日本クロス工業株式会社からの多額の寄付により、財政上の問題が解決し、音楽課程の設置が内定するに至ったのです。 昭和23年10月20日、新制高等学校として京都市立堀川高等学校が誕生し、普通課程・商業課程・家庭課程・音楽課程の4課程が置かれました。全国初の公立の音楽課程として、声楽、器楽(ピアノ・弦楽・管楽・打楽)、作曲の3専攻で始まりました。その後の本校の歩みは、「学校沿革史」をご覧ください。 創立から75年。約2,700名が巣立ち、世界中で卒業生が活躍しています。 多くの人々の努力と熱意、ご理解とご支援によって、今の本校があります。 すべての皆様への感謝を胸に、教職員・生徒一同、堀音をますます発展させるべく、努力を続けてまいります。 【写真】堀川高校開校当時(玄関前) |
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