京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/07/18
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7月21日(月・祝)オーケストラ定期演奏会に向けて練習中です。また、夏の中学生スクールガイダンス、小学生のためのスクールガイダンス、申込ありがとうございました。実施に向けて準備中です。

全校アセンブリー

 7月18日(金)、夏休み前に全校生徒がホールに集まりアセンブリーが行われました。
 いつものように校歌の1番をみんなで歌った後、校長、音楽科主任、進路部長、生徒部長と話が続き、その後自治会より文化祭について、そしてオケ定事務局より定期演奏会について話がありました。

 校長からは、「理科と音楽は同じ」ということと本番では臨機応変に精度を上げてほしいというお願いを、音楽科主任からは先日の薩摩さんのことを例にあげながら、将来のことを見据えると今しなければならないことがあるはずで、それをしっかり考えて取り組むことを強調されました。
 進路部長からは、夏休みの時間をしっかり活用することと「感動したことを集めること」という宿題を出していただきました。そのうえで、自分自身がこの夏にドイツへ指揮の勉強をしに行くことを報告されました。みんなから「頑張ってきてください」の拍手をもらっていたのがとてもいい風景だったと思います。
 生徒部長からは、佐渡先生と建築家の安藤忠雄の言葉、そしてボーイスカウトで大切にされている言葉を引用しながら何を大切にしなければならないかについて語られました。
自治会からは夏休み明けに一気にそのモードに入る「文化祭」にかかわるいろいろな諸注意をプリントを配って行ってくれました。
 オケ定事務局から定期演奏会のいくつかの注意事項を伝えてもらった後、企画推進の教務主任にマイクが回って来た時には時間いっぱいいっぱいで「面白い話がいっぱいあったけど、また次にしゃべります…」という予告を最後にアセンブリーは終わりました。

 夏休み前だからという設定の会でしたが、とにもかくにも3日後のオーケストラ定期演奏会。これに向けてラストスパートのきっかけになってくれたでしょうか。あと練習も今日含めて日曜日の2回を残すのみ。みんな頑張ってください!
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薩摩健斗氏特別授業〜全曲を見ていただきました

 7月16日(水)、本校71期卒業の薩摩健斗さんにお越しいただき、定期演奏会の3曲すべてをご指導いただきました。
 薩摩さんは、5年前に本校を卒業してそのままチェコにわたり、ブルノにあるヤナーチェク音楽院で現在指揮とピアノの研鑽を積んでおられますが、すでにプロのオーケストラを指揮もされ、これまでいくつものピアノコンクールにも上位入賞され、この3月にはスメタナ国際ピアノコンクールに第1位になるなど、チェコで大活躍中です。昨年は現3年生のヨーロッパ研修旅行に際して、事前学習や現地でのサポートでも、とてもお世話になりました。
 この日は、前日の夜にチェコから帰国、時差の影響で2時間しか寝られなかった中朝から駆けつけていただき、午前中はモーツアルト作曲の「レクイエム」、午後からはブラームス作曲の「大学祝典序曲」とドヴォルジャーク作曲の交響曲第8番の順番で、丸1日指導していただきました。
 振り始めた瞬間から、一気にその指揮ぶりにみんな引き込まれていました。出てきてほしい音楽を、体のあらゆる部分を利用して表現されていて、それに合わせる心地よさと実際に出てくる音楽のすごさにおそらく生徒たちは心が動いていたのではないかと思います。

 佐渡先生はずいぶんたくさんのことを語ってくださいましたが、薩摩さんは言葉による指示は少なく(一番たくさん言われていたのは、モーツアルトの歌詞の発音と音への乗せ方だったように思います)、その分雄弁に体で表現されていたように思います。それに食らいついてた生徒たちの底力を感じた1日でした。なんとなくもやっとしていたり、停滞気味だったり、どんな音を出せばいいのか不安だったりといった部分が一気にすっきりし、合唱もオーケストラも音楽の輪郭がとてもはっきりし、音に意思が乗ったように感じました。冷静に考えるとたった一度の練習でここまで変えられることは驚愕です。

 午前中の最後にサプライズでピアノも弾いてくださいました。ヤナーチェクとスメタナの曲だったのですが、多彩な音色は表現が素晴らしく、間近で聞いていた生徒はほんとにラッキーだったと思います。
 その後感謝の気持ちを込めて、校歌の3番を全員で歌いました。途中から指揮台に立ち指揮をしてくださいました。薩摩さん自身もこの校歌で育っており、自分の校歌という気持ちもあったのだと思います。ホールいっぱいに鳴り響く校歌に、聞いておられた保護者の方々の目にも涙が見られたのが印象的でした。最後に客席で聞いておられた作曲者の平田先生にも敬意を表されて合唱とオーケストラ全体の時間は終了となりました。

 午後からのオーケストラだけの時間も含め、とても生徒たちをほめてくださいました。「こんなに反応が良いのは、プロのオーケストラでもめったにない。たくさん勉強させてもらいました。」と。そして、「素晴らしいいい時間をありがとうございました」とお礼を伝えると「それが一番うれしい。そのためにやっているのです」というお答えでした。そんな姿勢を生徒たちも先生方もしっかりと受け止められた1日だったのではと思います。

 薩摩さんは生徒にとって年齢的に近く、すぐ先の将来の活躍する姿として見ることができます。そういう先輩と音楽で会話し、つながることができたことはとても貴重な経験になったと思います。
 薩摩さん、本当にありがとうございました。
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佐渡裕先生特別授業〜オーケストラを見ていただきました

 7月14日(月)午前中、指揮者の佐渡裕先生にお越しいただき、オーケストラ定期演奏会のプログラムであるドヴォルジャークの交響曲第8番をご指導いただきました。
佐渡先生は本校31期卒業で、毎年オーケストラ定期演奏会の前に本校を訪れてくださり、オーケストラのメンバーがご指導を受ける機会を作ってくださっています。今年も本当にお忙しい中、2時間しっかりとみていただきました。
 これだけオケの音が変わるのかと。生徒たちは佐渡先生の一振り一振り、指示の一つひとつをすべて見逃すまい、聞き逃すまいといつもにも増して集中し、食らいついていました。
 「しっかりと弓を使うように」「もう少し大きく」「フレーズをもっと大きくとらえて」といった演奏上の指示や、「まずはオンタイム、次にニュアンス」「和音の理論は学ぶけど感覚がとても重要」「音程はみんなの中で合わせるしかい。音程は奏者の道徳観」といった練習に向かう意識にかかわることも随所に伝えられておられました。
 振りながら「シーッ」と言うと、今まであまり聞いたことのないきれいさと意思を持ったピアニッシモが出たり、目と息と指先で指示をされるとすっと楽器と楽器がつながったり、先生の熱量を感じて素晴らしい響きが生まれたり・・・
 また、いくつか印象的なお話を聞かせていただきました。「楽譜が語りかけてくるんだよ。」これは曲のイメージを持つ話としてされましたが、楽譜がしっかりと語りかけてくれているのをちゃんと受け取るためには、楽譜に対して真摯に向き合うことが必要なのだと感じました。また、「オケはみんな違うことを考えている」これは1つの曲を作り上げるけれども、それぞれは違う感覚を持っている。一人一人がどういう愛情や感情を込めるか、それぞれが意識をもってあたっていることを大切にして作っていく必要があることと、そしてそれをまとめるのが本当に難しいということでした。「オケは立体的だ」という言葉に集約されるのかもしれません。
 生徒は「佐渡先生の指揮はどんな音楽を求められているかがとても良くわかる。普段は普段で積み上げていく良さはあるけれど、その瞬間に求められていることをすることはとても勉強になる」といった感想を言ってくれました。一期一会の「つながり」の中で伝えたい思いと受け取りたい気持ちがしっかりつながる瞬間だったのではないかと思います。
 最後に感謝の気持ちを込めて校歌の3番を全員で歌って素晴らしい時間を終えました。
 定期演奏会に向けて、オーケストラの土台をしっかりと引き上げていただいたと思います。生徒たちも先生方もいい本番を迎えるためにいっそう頑張る力となりました。
佐渡先生、本当に素晴らしい時間をありがとうございました。
 「音楽は空気の振動でしかない。それが人を感動させるのは不思議だと思わないか?」という問いかけが心に響きました。
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吉岡アカリ先生特別授業〜木管分奏を見ていただきました

7月14日(月)午後に、フルートの吉岡アカリ先生にお越しいただき、木管楽器の分奏をご指導いただきました。
吉岡先生は本校33期卒業で、武蔵野音楽大学の准教授で、昨年まで長年にわたり東京フィルハーモニー交響楽団で首席フルート奏者を務めになられました。昨年からオーケストラ定期演奏会の前に本校を訪れてくださり、木管のメンバーがご指導いただく機会を作っていただいています。今年も本当にお忙しい中、1時間半の間、休憩も惜しんでご指導いただきました。
ドヴォルジャークの交響曲第8番を最初から通しながら、フレーズのとらえ方、息の入れ方、オーケストラの中での音色や音量など、長年オーケストラで演奏されているご経験からくるご指摘は、本当にこまやかでそして明快でわかりやすく、生徒たちはどんどんそれらを吸収し自分の表現を変えていくのがよくわかりました。
時折実演下さるフルートも本当に素晴らしく、それを普段自分たちが練習している空間で、すぐ近くで聞くことができたのも、とてもいい勉強になったのだと思います。
各楽器ごとに特設講座で大学の先生に来ていただくというのはありますが、木管全体でアンサンブルとしてみていただく機会は他にはなく、生徒たちは本当に貴重な経験をさせていただいたと思います。本番に向けて随分と前進できたのではないかと思います。
吉岡先生ありがとうございました。
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モーツアルト初合唱オケ合せ

 これまでモーツアルト作曲の「レクイエム」は、合唱とオーケストラは別々に練習をしていましたが、7月14日(月)午後に初めて一緒に練習を行いました。
 合唱サイドからすると、今までピアノの伴奏で練習していたのが、オーケストラになったことで、自分たちのパートの音が拾いやすく歌いやすくなったり、ホールでの練習も初めてでこれまでの練習場所とは全く違って音がよく響き、心地よく歌えたのではないかと思います。指揮者との距離もあるため往々にして遅れて音が出てくることも多い中、しっかり歌えていたのではないかと感じました。これからもっと音程や動きをシビアに見ていき、よりはっきりとした音を作っていってくれたらと思いました。
 オーケストラサイドからすると、定期演奏会の他の2曲と比べると楽器の数も少ないうえに、生徒が担当しない楽器もあり(エキストラさんに演奏してもらいます)、またメインの音である合唱がいない状態なので、オーケストラだけで練習する場合は“無い音”が多く、イメージで補うしかありません。それが、今日は合唱とエキストラさんがほぼそろっていたので、曲の全体像を捕まえやすく、とても練習しやすかったのではないかと思います。
 合唱もオーケストラも、どちらも自分たちの役割をしっかりと果し、一緒になって、多くの人の心に触れる音楽を作り上げてほしいと思います。
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京一商西京倶楽部奨学生採用決定通知書交付式

 7月12日(土)午後から、一般社団法人京一商西京倶楽部奨学生に選ばれた生徒への決定通知書交付式が、西京高校にて行われました。今年度から採用される学校を新たに一校さらに各校の人数も増やしていただきました。本校からは2名の奨学生を選考いただき、保護者とともに出席しました。
 一般社団法人京一商西京倶楽部は、長年にわたり京都市立高校や支援学校の生徒たちにために、今回の奨学金をはじめ、「座禅体験」「能楽鑑賞会」「歌舞伎鑑賞会」など、本当にたくさんのご支援をいただいています。生徒たちにとってはとても大きな励みになっています。本当にありがとうございます。
 交付式は、ご来賓の方々からご挨拶をいただいたあと、一人ひとりに通知書が交付されました。その後、各校を代表して1名ずつの奨学生がこれからの決意を力強く発表しました。本校の代表としてしゃべってくれた奨学生はフルート専攻で、「堀音は人とつながる音楽家が教育目標で、私は世界の人とつながることのできる音楽家になれるよう頑張ります」と決意表明してくれました。2名とも、この奨学生に選んでいただいたことにとても感謝しており、その責任と誇りをしっかりと持ってくれていることをとても頼もしく感じました。きっとこれから自分の人生をしっかりと切り開いてくれることと思います。
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自主練習・準備

 本日7月11日(金)まで午後は保護者懇談週間となっていて、懇談のない生徒は午後から様々な活動をしています。いつも通りレッスン室を借りて練習している人も多いですが、今日はたまたまホールをのぞくと、生徒たちだけで定期演奏会の曲を練習していました。指揮専攻の生徒が指揮台に立って午前中の練習のおさらいをしながら、少しでも良くなるようにみんな集まって練習していました。
 その後、職員室前に戻ってくると、先生に何かいろいろと聞いている2人に出会いました。彼らは演奏委員のメンバーでした。演奏委員は年3回の演奏会(公開実技試験、オーケストラ定期演奏会、卒業演奏会)のスタッフで、1年2年の各8名の生徒たちで構成されています。進行表や役割マニュアルなども自分たちで作りあげます(教員に確認してもらうことはするようですが)。2年が引っ張り、1年に伝えていく形で代々引き継がれているようです。演奏会が滞りなく実施できるのは演奏委員がしっかりと動いてくれるからに他なりません。裏方と呼ばれる動きは大概表には出てきませんが、その働きがあってこそ演奏者はステージで存分にパフォーマンスを発揮できるのだと思います。
 その後、ふと1階のオープンスペースを見ると、大きな段ボールを横において、何やら作業をしている2人がいました。聞くと、本番用の楽譜を製本しているとのこと。本人たちは「残業だぁ…」と言っていましたが、こうやっていろいろな人が陰で動いてくれることで演奏会は支えられていることがよくわかる一コマでした。
本番まであと1週間。みんな頑張ってください。
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定期演奏会に向けて〜オーケストラ練習〜

 7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
 一般的な演奏会は、3曲プログラムになることが多く、序曲のような小品、協奏曲、交響曲のような構成が一般的なのかと思います。本校のオーケストラ定期演奏会は協奏曲の部分が合唱になっています。今回の小品と交響曲は、ブラームス作曲の「大学祝典序曲」とドヴォルジャーク作曲の「交響曲第8番」です。
 選曲をする中心となった学年(現3年生)は、コロナ禍で中断していたヨーロッパ研修旅行が復活した学年でした。行先がチェコだったこともあり、チェコの作曲家を取り上げたいという思いで選曲したそうです。ドヴォルジャークと同じ空気を吸ったことは大きく、曲に取り組む土台になっているのだと思います。
 1つの曲の取り組む時、本当にいろいろなことを考えて楽譜に向かいます。楽譜に書かれていることはもちろんですが、楽譜に書かれていない作曲家のこと、その国のこと、作曲された時代のことなど、曲の背景になっているものにも向き合い、自分たちの中に取り込んで練習していきます。それは音楽に込める自分たちの想いそのものを深いものにすると同時に、出てくる音楽に深みと広がりをもたらします。だからこそヨーロッパ研修旅行での経験はこの曲をやるうえでとても大きなものになっていると思います。
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定期演奏会に向けて〜合唱練習〜

 7月7日(月)より、第52回オーケストラ定期演奏会へ向けた練習が本格化しています。
 2曲目に演奏する曲は、合唱が組み込まれた曲が選ばれます。それは、在校生全員で舞台に立てる曲をという意味があります。本校の生徒たちは弦管打楽器以外の専攻の生徒たちがたくさんいます。声楽、ピアノ、作曲などその他いくつかがそれにあたりますが、そういった生徒たちは、オーケストラだけの曲しかなければステージに上がれません。幸い声楽とピアノ専攻の生徒たちは声楽を学びます(ピアノ専攻の生徒は副科というもので声楽のレッスンも受けます)。つまり、合唱であれば多くの生徒たちが演奏に参加できることになります。
 実際は、オーケストラの管楽器や打楽器については降り番というのがあり、楽器編成上、その曲の演奏に参加しない生徒がいるので、その生徒たちも含めて総勢107名が合唱で参加します。
 今年の曲はモーツアルト作曲の「レクエム」です。昨年秋に選曲をしていますが、最後までラター作曲の「レクエイム」と迷い、かなり議論をしてこの曲に決まったそうです。有名な曲で演奏するのも難しいですが、とてもやりがいのある曲だと思います。
 本番は全員楽譜を持たずにステージに上るので、暗譜が必須となります。歌詞もラテン語で、曲も長く、似たようなか所のたくさんあり、個人での練習がかなり必要です。そしてその上で“合わせる”練習をして一つの音楽に仕上げていきます。そういった過程があるからこそ、生徒たちも成長しますし、いい音楽が作り上げられていきます。
 明日は暗譜テストがあり、それを乗り越えることで一段高いところへ昇り、仕上の1週間を迎えてくれるものと思います。
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保護者懇談週間

 7月7日(月)から11日(金)まで、年に1回の保護者懇談週間です。
 保護者の方に来校いただき、担任が直接保護者の方のお話を聞くことができますし、担任から学校の様子を伝え、これからの学校生活について本人・保護者の方と共通認識を持てる場としてとても貴重な機会です。
 遠方から来ていただく方も含め、暑い中・お忙しい中、多くの保護者の方に来校いただけることはありがたいです。
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