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最新更新日:2025/11/12 |
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78期生 研修旅行2日目(2)
11月12日(水)16:00前に引率教員より連絡が入り、全員無事にウィーン国際空港に到着したとの連絡が入りました。
こちらでは夕方でも、ウィーンとは8時間の時差。ウィーンの方が時間が遅れて進むため、向こうは朝です。いよいよこれから一日の活動が始まるということでした。 実り多き活動になることを願っています。 また、現地での活動の様子が送られてきましたら、このホームページでご紹介いたします。 78期生 研修旅行2日目(1)
11月12日(水)
海外研修旅行に出発した78期生は今朝、無事にドーハ空港に到着したという連絡が入っております。全員元気だということです。 この後、再び飛行機に乗ってウィーンに向かいます。ウィーンへの到着予定は、現地時間6:55頃。日本時間の14:55頃です。 まだまだ長い道のりは続きます。 78期生 ヨーロッパ研修旅行 出発
11月11日(火)、78期生がヨーロッパ研修旅行へ飛び立ちました。
15:30の集合時間に関西空港に全員が集合することができ、その後手荷物検査等を終え、予定の10分遅れでしたが、18:05に無事飛行機は離陸いたしました。 これから11時間50分かけカタールのドーハ空港へ、さらに6時間5分かけウィーンへ向かいます。 今回の海外研修が、安全でかつ実り多きものになりますよう、願っています。 ![]() ![]() 1年生 長唄講座
11月11日(火)、2・3時間目、1年生を対象に長唄講座が行われました。
2時間目の冒頭では、本校で「日本音楽史」の授業をご担当いただいている京都市立芸術大学准教授・武内恵美子先生より、スライドを使いながら長唄の歴史等を学びました。その後、長唄三味線方の今藤正雪先生、囃子方の藤舎悦法先生や長唄唄方の先生より、実演を交えながら、様々な三味線や鼓等、楽器の紹介をしていただきました。その後、長唄「越後獅子」がプッチーニのオペラ「蝶々夫人」の中で引用されていることを紹介していただき、その引用部分を、演奏していただきました。 3時間目は、三味線方と囃子方に分かれて演奏体験をしました。三味線は二人一組になり、一台の三味線を交代で使いながら、演奏の仕方を学びました。短時間の間に、三味線本体の持ち方、バチの持ち方、弦の押さえ方、弦のたたき方、楽譜の読み方・・・と多くの情報が伝えられましたが、さすがは堀音生。ペアの二人で協力しながら、徐々に演奏らしくなってきました。ただ、先生の弾かれるような弦を「たたく」という音を出すのはなかなか難しいようでした。 囃子方は、5台の小鼓を順番に回しながら演奏を体験していきました。鼓は単純に手のひらで革の部分を叩けば音が出るように思えるのですが、さにあらず。手のひらを鼓のふちにあて、その反動で指先を革にあて、さらにその指先を革の振動を妨げないように伸ばしていかないと響く音は出ません。何人もの生徒が交代でチャレンジしていきましたが、多くの人が苦戦していました。 その後、三味線方と囃子方それぞれが学んだことを合わせ、「さくらさくら」の合奏を行いました。 授業の最後に武内先生が「これを機会に、日本の祭り等で聞く音楽でさらにワクワク感を感じるとともに、プロの演奏のすごさを感じてもらえれば。」とおっしゃいました。この体験を機に、自分の住む日本の文化にも興味を持って目を向けるとともに、音楽の幅をさらに広げていってもらいたいと思います。 ![]() ![]() ![]() 芸術顧問 松田先生特別授業(3)
11月7日(金)、今年度最後の松田先生の特別授業は、総合的な探究の時間の特別編として、1年生を対象に行われました。
レッスンを受けたのは1年生のピアノ専攻8名でしたが、1年生全員がそのレッスンの様子を見学しました。 先生のご指摘は2年や3年と同様、体や指、ペダルの使い方から力の入れ方、そして練習方法などとても具体的なものでした。なかなかうまくいかないまでも懸命に自分を修正し取り組んだ結果を聞いて「音が随分変わったでしょ。楽しそう。すぐに対応してくれて嬉しかった。奏法はいろいろあるから試してごらんなさい」と丁寧に生徒が落とし込みやすいように声かけや「どこを聞かせたいのかしら。練習曲だけで度、どこをどう美しく弾くかを意識してみて」「繰り返しに聞こえて面白くない。考えてみて」と生徒自身に考えさせるような声かけも多かったように思います。 作曲者の頃のピアノと今のピアノの違いから、ペダルの踏み方の工夫を伝えたり、手の形や力の入れる場所によって生徒の音が透明感のある美しい音に変わるのも体感できましたし、途中、客席で見ている生徒たちに向かって「怪訝に思ったり分からなかったら途中で聞いて。みんなに分かるようにしたいから」と、聞いている生徒達にまで気を配っていただきました。 1年生は今回のレッスンでどれだけのものをつかんだでしょうか。ピアノ専攻とそれ以外の専攻では聞き方が違う点はあっただろうと思います。でも、楽器を超えて「音楽とは何か」をしっかり受け取ることのできる1時間半だったと思います。もしも今わからなくても、自分が困ったときに「これかっ」と思えるよう、しっかりその種として握りしめてくれたらと思います。 松田先生、3日間、3学年にわたりご指導、本当にありがとうございました。 ![]() ![]() 芸術顧問 松田先生特別授業(2)
11月6日(木)、2年生に引き続き3年生を対象に芸術顧問・松田康子先生による特別授業が行われました。
今回は受験曲を見ていただきたいと3年生のピアノ専攻3人がレッスンを受けました。 体の周りや腕の位置、フレーズの取り方や和音の意味合い、近くに鳴らすか遠くに鳴らすか、旋律のに流れている和音進行の表現、ペダルの使い方など、それぞれの生徒に合わせて様々な指導をしていただきました。 「ピアノという楽器をよく使って、鳴らしたい音を鳴らすこと」「いいピアニストは例外なく弾いている音をすべてちゃんと聞かせている」「何をしたらその音を出してくれるかを考えて練習して」「楽譜に書いてある音をすっきりと聞こえるように」といった美しくすべての音を聞かせることに対して何度も繰り返して伝えられていたことがとても印象的でした。 前回もそうでしたが、生徒たちの音楽は、「こうやってみたら」と言われてそれをしてみると、本当に音が変わります。生徒達の現状を確認し、何を伝えたらもっと良くなるかを考え、それで変わると「うまくいくでしょ」と生徒自身に確認させる、そういった教育の基本的な部分を再確認するとともに、松田先生の素晴らしさ・すごさを改めて実感できたように思いました。 ![]() ![]() ![]() サクソフォン特設講座
11月5日(水)、今年度の特設講座の8人目の講師として、東京藝術大学招聘教授の須川展也先生を本校にお迎えしました。今回は、サクソフォン専攻の3年生2名と2年生4名がレッスンを受講しました。
今回須川先生は、音楽的なことよりも基本的な部分について、色々な角度から丁寧に指導いただきました。ビブラートのかけ方や練習の仕方、息の柱の作り方、伸ばした音の最後の処理、拍のとらえ方や、拍に向かっていくときの重心の置き、どうやったら音楽が流れるか、トリルの練習の仕方、口の中の形、舌の使い方、スタッカートの練習方法など、本当期に多岐にわたってたくさんの示唆をいただきました。 「トリルには力があり、次を示している。それが気持ちを届けることにつながっている。」「ビブラートをかけずにフレーズの流れを意識して、その後ビブラートをかける練習をする。」「スイッチを押してビブラートをかけるように」「ピアノは小さくではなく美しく、ピアニッシモがささやく」「表情記号は、ただやればいいというのではなくて、それをやることを習慣にすることによっていろんな曲に生かせる」 その他にも、「サックス吹きはクラシックだけ吹いていればいいというわけにはいかない。いろんな曲を吹くことが生き方」であったり、「練習は楽しい?何のための練習するか分かることが練習の楽しさにつながる。全部一緒くたに練習しようとするとうまくいかない。目的がはっきりしていると練習も楽しくなる。そうすると続けられる。」といったことも印象に残りました。 先生の本当に素晴らしい音に触れることだけでも本当にいい経験ですが、その上でいただいたアドバイスで自分の音が変わる体験は、できなかったことができるようになる(なりそうだ)という学びの原点を垣間見た気がしました。 須川先生のご指導に心より感謝申し上げます。 ![]() ![]() さわやかな秋晴れの体育
秋晴れの中、はつらつとグラウンドで体育が行われていました。
この時期はキックベースボールで、運動が好きな生徒もあまり得意でない生徒も、頑張って取り組んでいました。 体育祭の時に、とても楽しそうに競技にとりくんでいたのと同じような雰囲気を持っていて、チーム戦であることも、自分の役割を果たそうとしていることも、とても好感が持てました。 「怪我をしてしまうと、治るまで音楽ができなくなってしまう」ということから、なかなかハードな体育は敬遠しがちですが、それぞれがしっかりと怪我をしないようにするすべを身に付けることも大切で、体のどの部分をどう意識してコントロールするかは、音楽をすることに通ずるところがあるように思います。 楽しんだり発散するだけでなく、しっかりと目的と意識をもって体育に取り組んでほしいと思います ![]() ![]() 芸術顧問 松田先生特別授業(2年生)
10月27日(月)、2年生を対象に芸術顧問・松田康子先生による特別授業が行われました。
松田先生は、本校17期卒の大先輩で、現在ドイツ在住の素晴らしいピアニストです。東京藝術大学・同大学院、ミュンヘン国立音楽大学をご卒業後、ドイツを中心にヨーロッパ各地で定期的にリサイタル、室内楽、オーケストラとの共演など演奏活動を行うとともに、リヒャルト・シュトラウス音楽院、京都市立芸大、ミュンヘン国立音楽大学で後進を指導、またピアノや室内楽の国際コンクールの審査などにも数多く当たっていらっしゃいます。 毎年秋にドイツから帰国され、本校の生徒たちを熱心にご指導くださっています。 今回は2年生の「総合的な探究の時間」特別編として実施されたもので、2週間後に迫っているヨーロッパ研修旅行先でのコンサートで演奏するグループの中で、ピアノデュオとホルン・トロンボーン・ピアノのトリオをご指導いただきました。(来週には、1年生と3年生それぞれに授業をしていただく予定です。) ピアノデュオでは「ピアニッシモをどこまで攻められるか」「演劇で暗い中に一本だけライトが当たっているような、そんな音を」「ピアノはフォルテの半分ではなく、声色が変わる。ホールの響きも含めて音をデザインする」など、全体のバランスや音の一つひとつの色彩や意味合いを丁寧に伝えていただきました。 たくさんの音が氾濫していたのがすっきりとし、あっという間に作曲家の色合いがとてもよくわかる演奏になったように思いました。 トリオでは、リズム表現が難しく「リズム感は体」「お腹で感じてお腹から出す」といった言葉とあわせて、ペダルの使い方や打鍵の速度、アクセントの位置など、細部にわたってアドバイスされました。 生徒たちはリズムをキープし合わせることに注力していた状態から、音の“流れ”を身体で感じながら演奏できるきっかけを得たように思いました。 また、生徒も先生も「とらえどころがない」と言っていた部分も「水が澄んでいてキラキラ」「山々の向こうに届くような響き」といった自然のイメージで情景を描くことで、一つの形を見つけられたのではないかと思いました。 本校ではアンサンブルはとても大切にしており、聴いている生徒たちにとっても、多くの学びがあったのではないかと思います。 まだ研修旅行まで間があります。今回得たことをしっかり自分のものにしてさらなる高みを目指してください。 ![]() ![]() オーケストラ3年生幹部、2年生へバトンタッチ
10月28日(火)の合奏の時間は、これまで1年間オーケストラを支え、引っ張ってきた3年生幹部から2年生への引継会がありました。
3年生の幹部の6名が後輩に向けて、時には涙をこらえながら一人一人がこれまでの歩みや想いを伝えました。 日々の授業だけでなく、演奏会、リハーサル、セッティング、パート間の連携、そしてオーケストラ全体の空気をつくる役割を担ってきた3年生。それぞれが、自分の役割に迷いや不安を抱えながらも、仲間を支え合い、音楽を通して深い絆を築いてきたことが伝わってきました。 一人が言っていた「不安だったソロの後に全員でTuttiで入ってきたとき涙が出るほど嬉しかった」という言葉に、オーケストラの素晴らしさの神髄を垣間見た気がしました。 また、セッティングや楽器管理、ホールでのマナーなど、音楽以外の“目に見えない部分”の大切さについても、次の世代へ丁寧に受け継いでくれました。 最後に「幹部になったことで自分も成長できたし、みんなのおかげでオーケストラをもっと好きになれました。みんな仲がいいのが取り柄なのでそれをもっと生かしていい音楽をつくっていってほしい」とエールを送り、全員から大きな拍手が贈られました。 続いて、2年生の新部長から3年生へ向けて感謝が述べられました。 「先輩の姿から、真剣に音と向き合うことの大切さと、音楽を楽しむことを同時に学びました。これから悩んだり、壁に当たったりすることもあると思いますが、そのたびに先輩方の姿を思い出して進んでいきます。」 「1年間、本当にありがとうございました。大好きです。」で締めくくられましたが、言葉の中に、先輩を慕うあたたかな気持ちと、背中を受け継ぐ意志がこもっていたように思いました。 3年生幹部の皆さん、1年間本当にお疲れさまでした。ありがとう。 ![]() ![]() |
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