最新更新日:2024/05/20 | |
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生物基礎×染織専攻【BIKO steAmの取組】染織専攻では、植物をモチーフとした浴衣の制作に取り組んでいます。 これまでは、各々がスケッチしてきたものをもとにデザインを進めてきましたが、19日の授業では、生物基礎担当の先生にご協力を仰ぎ、さらに構想を深めるための取り組みとして双眼実態顕微鏡を用いた植物の観察とスケッチを行いました。 生徒の感想からは、「肉眼で見ただけじゃわからない繊維の流れや毛の生え方がわかって面白い。葉っぱの毛が規則的に生えていることにもびっくりした」「ぱっと見のそれらしさだけでなく、よく観察したところにある細やかなそれらしさを拾って表現できるといいなと思いました」など、普段とは違った観察の方法を知ってわくわくしたと同時に、この経験を作品に活かしたいという意気込みが感じられました。 8分野専攻体験 -2-(1年:造形表現授業)
(前回の続き)
本校は8専攻を有する美術工芸科の専門高校です。 専攻決定は1年次学期末に行い、2年次より一つの専攻で実習を行うことになります。 現在1年生は、8分野すべての授業を2時間づつ受講し、やってみたいことや自分の適性を考えながら学習を行っています。 中学校での美術授業は週1〜2時間で、3年間でも3単位くらいしかないところも多く、1年生での8分野体験は非常に意義あるものとなっています。 ●関連記事 → こちら 他の専攻の様子も、後日順次アップさせていただきます。 (写真上:デザイン分野 下:染織分野) 専門実習の様子(2年)
現在2年の専門実習では、美工作品展に向けての作品制作、作品制作に向けた試作や下絵づくり、基礎的な技法の習得などを行っています。
2年生になり、1年生の基礎的な造形表現授業とは比べられないほど、専門性が強くなり、知識や技術などの習得に一生懸命頑張って取り組んでいます。 (写真上から、ファッションアート・染織・デザイン・彫刻・日本画 陶芸・漆芸 各専攻の様子) 問題を解決する方法について学ぶ(1年:情報 l )今週から、情報 l の授業では「問題を解決する方法」について学んでいます。 今ある問題を分析し、効果的な解決策を提案するための手順を知る。 その題材として「学校施設の改善策を提案する」ことに取り組みます。 教職員も生徒も全員、新校で過ごしたのはまだ一ヶ月余り。 使ってみて初めて分かる問題点というのは少なくありません。 より快適に学校生活を送るために、どんな改善策が考えられるか。 それを実現するための費用・他校の事例など、根拠となる情報を集めて、最後にプレゼンテーションを行う予定です。 ここで提案した改善策については、学校としても検討していきたいと考えています。 どんな提案が出てくるか楽しみです。 世界遺産から文化の多様性を考える(3年:世界史A)
3年生の「世界史A」授業 では、世界文化遺産に触れながら、文化の多様性について考察する時間を設けています。
本時は、各自が興味を持った世界文化遺産についてグループワークを行い、理解を深める時間としました。他者の意見を聞いたり、聞いたことをワークシートに記述したりしながら、自分の中で再び考えてみる。そしてお互いが意見を交換し合うこの繰り返しが、重要な学びに繋がっていきます。 生徒たちは、各ご家庭で購入していただいたiPadを活用し、視覚資料を用いながら主体的に取り組んでいます。とても有意義な時間となったことと思います。 金融リテラシー力を身に付けるために(3年:探究F)
9日(火)、3年生の総合的な探究の時間「探究F」の授業で、アクサ生命から講師をお招きし、「高校生のための金融リテラシー力」についてご講義いただきました。
社会で生きていくためには、お金のことは切っても切り離せない切実な問題です。これからのライフデザインを考える上で、非常に重要なことです。 授業の中で、講義を受けた内容についてグループで話し合ったりしながら、知識を深めていきました。 受講した生徒たちは、「長らく私には関係がないと思っていたけど、仕組みを知るとやってみたいなと思ったので、とてもこれからの人生に役立つお話だった。」「お金の扱い方と計画の大事さがわかった。」「とても現実的な話で参考になった。人生やお金のことについて考え直すことができた。」「これから生きていく上で絶対必要になる金融リテラシーについて学べて、大人になると想像以上に大きなお金が日々動いているのだなと知ることが出来ました。」などと感想を述べていました。 生徒たちにとって、経済的な視点から自己の将来を考え、世界と美術のつながりを考える有意義な時間となりました。 鴨川河畔を描く (2年:洋画専攻実習 l )洋画専攻2年生では毎年、4月から5月にかけて鴨川河畔の風景を油絵で作品制作をしています。 移転した地においても、鴨川がすぐそばにあることから、引き続き鴨川河畔の風景を描くことができます。 春の日差しが強く感じられる中で、生徒たちは新しい地での風景に、描きたい場所を探していました。中にはすでに描きたいところが見つかり、絵の具を使ってキャンパスに描いていました。 完成する日を楽しみに待ちたいと思います。 目標実現に向かって(3年:表現演習)いよいよ3年生は、卒業後のそれぞれの進路実現に向けて取り組み始めました。 「表現演習」科目は、1年次「表現基礎 l 」2年次「表現基礎 ll 」で培った基礎実技力をもとに、進路志望先に応じた講座で、大学の実技試験に対応できる応用力を育成する授業です。 この科目で身につけた力は、単に大学入試のためだけではなく、将来の制作活動・表現活動につながる実技力となります。京都市立芸術大学、国公立大学、私立大学、関東私立大学、専門学校、就職などの進路志望先に応じた講座に分かれ、少人数で、丁寧な指導を行います。 多くの生徒は3年次になる前に、自分の進路(進学や就職)を真剣に考え、ここに至っています。 本校生徒の多くは美術系大学や専門学校などに進学します。もちろん、美術系以外の進学を希望する生徒もおり、受験に向けての対応もしっかりしています。 (写真は,各講座の授業の様子です) 色彩の学習(1年:表現基礎 l )1年生の表現基礎 l では、色彩の学習をしています。 本日は、前回の授業で学んだ色相・明度・彩度・トーンの色の体系の知識を使って、「感情のあるキウイ 〜感情をトーンで表現しよう〜」という課題に取り組みました。 各自が設定した感情に応じて色を選び、キウイを面分割して描き、アクリルガッシュで着色しました。生徒たちは「緊張するキウイ」や「夏が楽しみなキウイ」など、ユニークな主題を設定し、工夫しながら制作に取り組んでいました。 関連記事 → こちら 学年を越えた取組(染織専攻)染織専攻では、2年次後期授業の課題として「鴨川」をテーマに作品制作をしています。 今回、3年生が昨年度の2年次後期に制作した作品の合評を、2年生が学年を越えて参加する授業を行っていました。 合評では、3年生が自分の制作した作品について、制作テーマやプロセスについて丁寧に説明し、2年生は1年後の自分の姿をイメージしながら、熱心に記録を取っていました。 真摯にものづくりに向き合い、自分のイメージしたものをどのように作品作りに反映させ、少しでも理想に近づけるかを、専門的な技術や意図を交え一所懸命に言葉にして伝えようとしている3年生の姿に、2年生は感動を持って聞き入っていました。 学年を越えて一緒に学ぶことで、対話が生まれ、学びが深まっていることが伝わってくる授業でした。 |
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