最新更新日:2024/05/17 | |
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社会に開かれた教育課程(3年:実習 ll )3年生デザイン専攻実習 ll の授業で は,4月より京都福祉サービス協会と連携し,「在宅介護ヘルパー募集のための企画」に取り組んできました。 6月15日(水)の授業では,その成果プレゼンテーションをおこないました。 生徒がグループで制作したものを,総勢30名以上もの事業所職員様に向けて発表し,職員様に喜んでいただくことができました。 どの作品も様々な観点から企画されており,提案物は今後,社内で協議していただき,実際に運用する準備をしていきます。 生徒は初めてこんなに大勢の前でプレゼンテーションをして,緊張もあったようですが,それを超えるほどのワクワク感もあったと話してくれました。 直接,喜んでくださる笑顔を目の当たりにし,手ごたえを感じてくれたようです。 社会では一人きりで仕事が完結することなど,まずありません。 また,知らないことをテーマに仕事をすることも,これからの未来,ますます増えていくことでしょう。 短い制作の中でしたがそれぞれに気づきがあったかと思います。 また,これからの日本の少子高齢化社会の中,生徒たちの世代には重い負担がのしかかる現実を学び,考える機会,デザインの力で少しでも解決につなげられるということを体験しておくこのような機会は,非常に学びになったと思います。 京都福祉サービス協会様,ありがとうございました。 3専攻分野を体験する−2−(1年・造形表現)現在1年生の造形表現授業では,2年次に専攻選択をするために,8専攻の中から3分野に絞って専門実習授業を体験しています。 【日本画専攻】(写真上) 日本画専攻では,水干(すいひ)絵の具によるスカシユリの制作を行っています。 スカシユリの写生を鉛筆と色鉛筆で行ってから,パネルに和紙を張り,形を写し取ってから日本画の絵の具である水干絵の具を使って着色をして,完成をさせます。 日本画の絵の具は,膠を接着剤とするため,絵皿に絵の具を出し,膠を垂らして指でよく 練り上げながら溶いていきます。 濡れている時の色と乾いた時の色が違うため,出したい色のイメージになるには,ある程度の経験が必要となります。 生徒の皆さんは,根気よく試行錯誤をしながら一生懸命に取り組んでいました。 【陶芸専攻】(写真中) 陶芸専攻では,石膏型の成型,たたら成型,型おこしの成型方法を活かした型皿の陶芸作品の制作を行っています。 アイデアスケッチをする際には,それぞれの制作方法をよく理解し,効果を活かしたデザインを考えながら行います。成型では,美しい仕上がりになるように創意工夫をしながら制作をします。その際,陶土や道具の扱いなどを理解します。乾燥後,釉薬の浸し掛けの方法で施釉したのち,焼成をして完成となります。 生徒たちは,各過程での作業の難しさに戸惑いながらも,一生懸命に取り組んでいました。焼きあがったお皿は,自宅で実際に使用してほしいものです。 【染織専攻】(写真下) 染織専攻では,糊型染による「手ぬぐい制作」に取り組んでいます。 糊型染とは,切り絵の要領で作成した型紙の上からヘラを用いて糊を置き,防染(染まらない部分を作る)をして染める技法です。 型紙ならではの「つり」を取り入れたデザインを行うことや初めて扱う型紙に苦戦しつつ,楽しみながら制作しています。 また,今回は植物染料についての学習も行っており,染料には藍を使用します。 布の白地と藍色のコントラストがさわやかな手ぬぐいは,暑い夏にぴったりです! 自分で作った手ぬぐいで暑い夏を乗り切ってほしいと思います。 2年生「探究II」〜授業担当者のプレゼンテーション〜
本日の2年生の探究の授業では、これから生徒たちが実際に探究活動をしていくにあたり、参考としてもらう意味も込めて、各講座の担当教員がプレゼンテーションを行いました。
3つの講座ごとに、「身近に存在する美」「余剰の美」「身体表現」というテーマを設定し、各講座を担当している3名の教員が、自身の専門教科(国語や数学・英語など)の視点でそのテーマを捉えて主張をまとめました。生徒たちは、各教員のプレゼンで、どのような根拠が示されながら、どのように結論づけられるかに注目して授業を受けていました。 同じテーマでも“切り口”の違いによって、見方や考え方がこれほど異なることを知り、探究活動の深さ・面白さを感じてくれる機会になったならと思います。生徒たちは、これから自分たちが行う課題研究のイメージがつくれたでしょうか。 そして教員にとっても、教科横断型を意識した「BIKO steAm」の授業を実践する良い機会でした。私たち教員も引き続き研究を進め、実践をしていきます。 ハンドボールで基礎体力向上 (1年:体育)
関西地方も昨日から梅雨入りとなりました。
梅雨の合間をぬって,体育授業も行われています。 1年生の体育では,「体力の向上」「運動能力の習得」「公正・協力・責任感等の態度の育成」「自ら運動に親しみ,継続して学習する習慣をつけることを目指す」を指導目標に,授業を行っています。 前期は,男女とも体つくり運動を実施した後,男子はバレーボールとバスケットボール,女子はダンスとハンドボール,後期では体育理論の他,男子はフットサルと器械運動,女子はバレーボールと陸上の授業を行います。 (写真:ハンドボール練習をしている様子) 3専攻分野を体験する−1−(1年・造形表現)現在1年生の造形表現授業では,2年次に専攻選択をするために,8専攻の中から3分野に絞って専門実習授業を体験しています。 【洋画専攻】(写真上) 洋画専攻では,静物の油彩画制作を行っています。 モチーフは,フランスパン,布,ワイングラス(色水入り)を地涌に組み合わせて,6号のキャンバスボードに描いています。 洋画で使用する絵の具は,これまで中学校まで使用してきた水彩絵の具やアクリル絵の具とは違い,表現方法や表情が大きく違います。 その特性を活かしながら,悪戦苦闘しながら一生懸命に取り組んでいました。 同じモチーフを描いていますが,生徒一人ひとり個性が出て,とても魅力ある作品になっています。 あと3回の授業で,表現できるすべてを出し切ったものになるよう,取り組んで欲しいと思います。 【彫刻専攻】(写真下) 彫刻専攻では,粘土によるベートーヴェン面取りマスクの摸刻を行っています。 まず,面取りマスクをよく観察し,後に立体的な表現ができることを考えて,デッサンを描きます。 その後,粘土のモデリング技法を理解しながら,意図に応じて材料や用具を活用し,手法や技法などを創意工夫しながら制作をします。 粘土でのマスクが完成したら,石膏による型取りの方法を学びます。 本日は3分野選択の3回目であり,粘土によるマスクの完成を目指して,面取りマスクと見比べながら最後の修正に取り組んでいました。 「音」からイメージした表現活動(2年:表現基礎 ll )表現基礎 ll では6/2(木)より、新しい課題が始まりました。 今回の課題では、「音」からイメージを広げて抽象的な絵画を制作することに挑戦します。当日は2時間をかけて、課題の導入授業を行いました。 まず1時間目には、これまでに身に付けてきた知識(色彩・構成美・テクスチャなど)をもとに、多様な抽象絵画を鑑賞しました。 1.作品を見てどのように感じたか 2.作品の中にはどんな要素があるのか 3.その要素は作品にどのような効果を与えているのか ということについて考え、言語化することで、これまでの知識の確認をするとともに、自分なりに作品を分析し、じっくり鑑賞することが出来ました。 そして2時間目には、初めての試みとして倫理担当の教員に講義を依頼しました。 以前ホームページで紹介させていただきましが、タイトルは『哲学と「見る」ことについて』。 抽象絵画について、それらの作品が生まれた経緯やそれぞれの時代で抽象絵画がどのように解釈されてきたのかという点について、哲学者の言葉を用いてお話いただきました。 講義を通して、「自分の考える「抽象」とは?」という問いに対する自分なりの答えを考えることができました。 次回からはいよいよ、絵具を用いた多様な表現の体験や、音から受けるイメージをもとにした絵画の制作に入っていきます。 今回の鑑賞や講義が作品にどう影響し、どんな作品が仕上がるのかとても楽しみです。 ●参考記事 ➡ こちら 6月7日「探究F」の授業
先週に続いて、今回も成安造形大学の先生をお招きして3年生の「探究F」の授業が行われました。
本日の講師は、空間デザイン領域の田中秀彦先生。「想いを伝えるファッションショーのつくりかた」という演題で、ファッションショーにまつわる様々な話題をとりあげながら、「服飾」「舞台芸術」「身体表現」などの話をしてくださいました。 途中、みんなでファッションモデルの歩き方や動作を体験してみる場面もあり、体を動かしながら楽しんだ授業でもありました。 STEAM教育活動の実践(2年:表現基礎 ll )6月2日(木)の表現基礎 ll (2年:美術工芸科科目)の授業において,次年度から教育活動の中核となるSTEAM教育(「BIKO steAm」)の施行として,授業を行いました。 「BIKO steAm」教育は,教科横断型の教育活動を目指しており,本日は「美術」×「倫理」ということで,美術に関する知識(色彩・構成美・テクスチャ)を用いた鑑賞だけでなく,哲学者の言葉の引用などをもとに,異なる角度での「抽象絵画」の解釈を知ることで視野を広げられるよう促す授業を,本校の公民科の教員が行いました。 生徒たちに身に付けさせたい資質・能力としては,下記の通りです。 1.美術に関する知識をもとに抽象絵画を鑑賞し、それらの効果について言語化し、活用する力 2.哲学において抽象絵画がどのように解釈されてきたのかを知る。 生徒たちは,一生懸命に説明を聞きながらメモを取っていました。 活動を通じて,多様な抽象絵画を鑑賞し,これまでに身に付けてきた知識をもとに作品を分析し,言語化することを実践したり,抽象絵画について,それらの作品が生まれた経緯や,それぞれの時代でどのよう抽象絵画がどのように解釈されてきたのかを,哲学者の言葉を用いた講義を聞き,理解を深めたりしていました。 1年生 保健の授業「生命(いのち)のがん教育」
1年生の保健の授業の単元の一つである
現代社会と健康 「がんの原因と予防」「がんの治療と回復」 に合わせて、京都府健康福祉部の方から講演をしていただきました。 医療従事者として京都府立医科大学の曽和義広さんと、がん経験者として京都府がん教育推進メッセンジャーである砂本和美さんのお二人から、それぞれの立場に立ったお話を伺いました。がんの病態や予防・健診の重要性など、がんに関する正しい知識を知るとともに、患者の方から直接話を聞くことができ、貴重な時間となりました。 また講演の中で、健康への関心を高め、がん検診の重要性の理解の促進を図るために、「はじめてのがん検診」として胃がんの原因とされるピロリ菌の検査(希望者のみ)を受けることができると紹介がありました。案内プリントを配布していますので、ご希望される方はお申し込みください。 2年生「探究」ディベート授業 〜18歳選挙権は妥当か〜
2年生の「探究」の授業の紹介です。
2週にわたってミニディベートを行いました。テーマは「18歳選挙権は妥当か、妥当でないか」。「妥当である」と主張するチームと、「妥当でない」と主張するチームが、互いの意見を述べ合い、審判に自分たちの主張を納得してもらえるよう討論しました。最後は審判がどちらの主張がより納得できるものであったかジャッジしますので、きちんと理由・筋道をつけて自分たちの主張を正確に相手に伝え、納得してもらうことが求められます。 先週の授業では、グループに分かれて全員がディベートを行いました。今日は、代表チームがディベートを行い、他の生徒たちはその様子を中継映像で視聴しました。肯定・否定両方の立場から客観的に検証することは、自分の視点そのものを深めることにもつながったはずです。 |
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