京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/15
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

銅駝へようこそ(27)社会とつながる学び  東日本大震災をきっかけに

●「虹のアートプロジェクト」の活動と宮城県宮城野高校との交流

・2011年(平成23)3月11日に発生した東日本大震災のあと,東北・北海道の美術を学ぶ高校生たちが自分たちでできることはないかと考え,翌年,美術を通した心の癒しを届ける「復興へ!! 高校生が架ける虹のアートプロジェクト」という活動が始まりました。本校もこのプロジェクトに参加し,宮城県で開催される作品展に生徒の作品を出品したり,校内の生徒に呼び掛けて絵画作品を被災者に方に贈る「あなたの絵を贈ろう」に取り組んだりしてきました。

 生徒の代表は毎年宮城県を訪問してワークショップに参加したり,被災地を訪問して震災について学びました。学校でその活動の報告もしてきました。また,プロジェクトをきっかけにつながった宮城県宮城野高校美術科とは,毎年秋に宮城野高校が奈良・京都の修学旅行の際,本校の美工作品展を見学してもらったり,校内で交流会をしたり,美術を学ぶ高校生同士の交流を続けてきました。

●熊本地震,西日本豪雨,北海道東部地震,台風19号による災害とボランティア活動

・東日本大震災に関わる支援活動をきっかけに,熊本地震,西日本豪雨,北海道東部地震,台風19号による災害の際,ボランティア生徒が校外での募金活動を行い,協力していただいた方に,生徒が描いたイラストをオリジナル缶バッジにして贈る取り組みをしました。

・校外での募金活動では,三条河原町での街頭募金のほか,京都市PTAフェスティバルで本校PTAが出展されるスペースで行ったり,国立京都国際会館のイベント「桜・さくらスペシャル・デイズ」で活動をしてきました。

・このようなボランティア活動は,2016年広島県で開催された「全国高等学校総合文化祭」,2017年宮城県で開催された「全国高等学校総合文化祭」のボランティア部門で発表しました。

※写真
 ・あなたの絵を贈ろう,缶バッジイラストの呼かけ
 ・宮城県被災地訪問
 ・宮城県宮城野高校美術科の生徒との交流
 ・募金活動,缶バッジのプレゼント
 ・全国高校総合文化祭 広島大会,宮城大会参加

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銅駝へようこそ(26)社会とつながる 学び福祉・医療分野とアート2

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●地域とつながる 福祉・医療分野とアート2

・3年生のデザイン専攻「実習」の授業で,京都福祉サービス協会と連携して,介護ヘルバーの人材確保についてのデザイン分野からの提案という課題に取り組みました。現場見学や法人職員の方との懇談などを通して,新しいアイデアを出し,ポスターやチラシ,映像を制作しました。作品は京都福祉サービス協会の皆様の前で発表するとともに,後期作品展にも展示しました。

・3年生の探究の授業では,近畿大学の森口ゆたか教授をお招きし、「ホスピタルアートとの出会い」というテーマでお話しいただく機会を作りました。「ホスピタルアート」は、アートのもつ根源的な力で病院など療養環境をより快適な癒しの空間とし、人々の心や体のエネルギーを高めてもらうものです。

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銅駝へようこそ(25)社会とつながる学び 福祉・医療分野とアート1

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●福祉・医療分野とアート1

・3年生の「表現演習」F講座では,アートと社会の関わりについての課題研究として,老人介護施設の入所者にアートを楽しんでもらうにはというテーマで取り組みました。東山サナトリウムにご協力をいただき,事前に施設の方にご来校いただいて講義を受けたあと,入所者の方がアプローチしやすい画材の検討,道具の選定や手作り,下絵の製作など時間をかけて準備しました。当日,施設を訪問して入所者の方を会話しながら,入所者の興味やお体の具合を見ながら,サポートしました。

※写真上 東山サナトリウムでの取り組み(2018)
     東山サナトリウムでの取り組み(2019)


・京都御池老人デイサービスセンターとの連携では,利用者の似顔絵を描いたり,入所者の方と一緒に大きな絵を制作したりしました。また「表現基礎」の課題で制作した段ボールを材料にした動物の立体作品を展示させていただき,利用者の方にご観覧いただきました。

※写真下 京都御池老人デイサービスセンターでの取り組み 

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銅駝へようこそ(24)社会とつながる学び 地域とつながる

●地域とつながる 寺町商店街

・デザイン専攻の「実習1」では,学校から近い寺町商店街の皆様のご理解を得て,店舗の歴史や商品コンセプトを調査し,商品を入れるパッケージや包装紙などのデザインを提案するという実習を行っています。実際にパッケージや紙袋などを制作し,調査研究と制作したものについてプレゼンボードにまとめました。発表会では,教員だけでなく,デザイン専攻の2年生も参加し質疑応答がありました。

●地域とつながる 銅駝学区

・これまで,地元の銅駝学区の皆さんとつながる美術の学びの機会をいくつか作っていただきました。
・現在その講座は設置していませんが,以前,アートフロンティアコースの「実習A」の講座の中に「似顔絵」講座を開講していた時期には,地元の皆様に呼び掛けて似顔絵のモデルになっていただき,生徒が描いた似顔絵をプレゼントするという授業を行っていました。
・御所東小学校が開校される前に銅駝学区の皆様から,児童の通学路に,子どもの飛び出し注意を呼び掛ける「飛び出し注意」看板の制作のお話をいただきました。校内での募集に応じて,子どもにも親しみやすいイラストを生徒が考案・制作し,通学路各所に看板を設置することができました。

※写真上 パッケージデザインのプレゼンテーション
   中 実習Aの似顔絵講座 地域の方をモデルに
   下 地域の通学路に生徒制作のイラストで「飛び出し注意」看板
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銅駝へようこそ(23)社会とつながる学び 黒板アート2

●京都市成人の日記念式典に黒板アート

・京都市成人の日記念式典に新成人をお祝いする黒板アートをという依頼を受け,2017年から3年間,生徒有志が作品制作をし,式典会場階下の交流スペースに展示されました。

※写真 2017年,2018年。2019年の黒板アート
    それぞれ制作風景と完成作品
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銅駝へようこそ(22)社会とつながる学び 黒板アート1

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●行政機関とつながる−2 京都市選挙管理委員会、京都市ふるさと納税

・京都市選挙管理委員会の依頼を受けて、制作したいという生徒有志が2019年「京都市議会議員・府議会議員選挙啓発」のための黒板アート作品を完成させました。どのような絵にするか時間を空けて構想し、下絵を描き、本校の教室の黒板に3日間かけて丁寧に制作しました。カメラマンによって撮影された作品は、縦2.5m、横10mの巨大な大型壁面シートになって迫力ある啓発シートとなりました。選挙まで京都市役所の正面に掲示されました。

※写真上 選挙啓発の黒板アート 
     制作風景と市役所前に掲げられた完成作品


・京都市のふるさと納税が、平成30年度から、未来を担う子どもたちへの支援として,「夢をカタチに〜新しい京都市立高校創設プロジェクト〜」事業や「教育」分野を指定できるようになり、そのPRの黒板アートを生徒有志が制作しました。作品は、京都市教育委員会のホームページにも紹介されています。


※写真下 ふるさと納税
     制作風景と完成作品
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銅駝へようこそ(21) 社会とつながる学び

●美術「で」学ぶ

 本校では,自ら作品制作をするだけでなく,美術の学びで身に着けた力を活用しながら,社会(学校外)とのつながりで出てきた課題を考察・研究し,その結果を表現・発信するという学びを行っています。この学びを通じて培った力は,美術の学び,作品制作においても発揮することができます。

 文部科学省は,令和4年度(2022)から実施する新しい高等学校学習指導要領で,「社会に開かれた教育課程」ということが大切であるとしています。具体的には,よりよい社会を創るという目標を社会と共有すること,これからの社会を創っていく子どもたちに必要な資質・能力を教育課程で明確化すること,学校教育を学校内に閉じず,社会と連携,資源の活用をして教育課程を実施するということです。本校では,すでにそのようなことを踏まえた学びを実施しています。

●行政機関とつながる−1 京都市交通局

・デザイン専攻では,これまで京都市交通局からの課題提案を受け,地下鉄の魅力向上やマナー啓発の企画・提案などに取り組みました。企画提案の発表の際には,京都市交通局他,外部から専門家をお招きし,講評をいただきました。提案した中から実際に採用していただいたものがあります。

・アートフロンティアコースの総合的な学習の時間(現在は総合的な探究の時間)の授業で、京都市交通局から市バス観光系統の車内広告スペースに京都をテーマにしたアート作品を、という提案を受け、自分たちで調査・研究したり大学の先生から講義を受けたりしながら課題に取り組みグループごとに作品制作をしました。実際にバスの車内に掲示され,京都駅前のお披露目式には、門川京都市長から感謝状を贈呈していただきました。

※写真
・明治150年記念京都交通事始め事業
  地下鉄利用促進の企画提案
  企画発表会・採用されたチラシの絵
  記念グッズ(駅名マシュマロ)

・地下鉄マナー向上の企画提案
  企画発表会・地下鉄車両内啓発グッズ

・市バス観光系統「洛バス」車内広告スペース
  京都をテーマにアート作品
  交通局との懇談,広報チラシ
  車内の作品,お披露目式で市長と式記念写真
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銅駝へようこそ(20) アクティブラーニング

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●主体的,対話的で深い学び 

 アクティブラーニングは,教員が一方的に生徒に講義をし,知識を教える生徒が受動的に学習するのではなく,生徒が能動的に学ぶ学習スタイルです。文部科学省は新しい学習指導要領で,「主体的・対話的で深い学び」と示しています。

 学ぶことに興味・関心をもち,課題を見つけたり問いを立て,その解決のために多様な方法で調査・研究をする,また自分の考えだけにとらわれず,他の生徒や教員,校外の人々と対話し,これまで得た知識や情報と関連づけながら学びを進めます。

 本校では。普通教科,美術工芸科ともそのような学びを進めるため,様々な工夫をしています。自分自身で調べたり考えたりするだけでなく,ペアワーク,グループワーク,ディスカッション,プレゼンテーション,実技や実験など多様な学びを組み合わせています。ICT機器を活用する場面も多くあります。


※写真上 

・グループワーク,発表
 「コミュニケーション英語」「家庭基礎」「世界史」
・グループワーク,発表
 「社会と情報」生徒が主体的に考える情報モラル

※写真下
・ジグソー法で色の三属性を考える
 「表現基礎」
・意見投稿,グループワーク,発表
 「探究」アクティブラーニングルームを活用

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銅駝へようこそ(19)ICT活用教育−3 ICT活用のこれから

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●緊急時、非常時の学びとつながり。
 リアルとオンラインの効果的な活用。

 今回、新型コロナウィルス感染症拡大防止への対応として、長期にわたり臨時休業になりました。この間、本校では、Zoom、iTunesUというアプリケーションやClassiという学習サポートサービスを活用して、学校からの諸連絡や課題配信、生徒からの課題提出、オンライン授業や動画の配信、双方向の面談、クラスのホームルームなど大いに活用しました。生徒の皆さんや保護者のご理解・ご協力を得て,ICT機器を活用することで,緊急時、非常時に学びを止めない、学校の教員と家庭の生徒とのつながりを持ち続けることができました。

 そしてこのような状況の中でICT機器を活用して取り組んだ手法は,平常時にも活用できる面があり、今後,学校でこその学び、ICT機器を活用することで家庭や学校外でできる学びとをより良い形で組み合わせていけると考えています。


※写真上 臨時休業中のオンライン配信授業

 写真下 臨時休業中のZoom による面談,HR
     中学生対象WEB相談会,Zoomによる校内会議
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銅駝へようこそ(18)ICT活用教育−2 ICT活用の様子

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●学校での活用

 教材・課題の提示、情報収集や共有、意見交換、学習成果の記録や編集、発表などをする上で有効に活用できます。また,校内テレビとして,一斉に映像配信をするときにも活用しています。

●家庭での活用

 学校からの諸連絡や情報の受け取り、提示された課題に取り組む上で役立ちます。また、家庭で各自が事前課題に取り組んだり、動画を視聴するなどして予習しておき、学校の授業で応用・発展学習に取り組んだり、生徒どうしで対話する学習をしたりして学びを深める「反転学習」が可能です。

※写真上 

 数学,保健体育
 世界史,表現基礎
 英語,防犯訓練の事前学習(校内一斉配信)

※写真下 

 総合的な探究の時間,探究の発表
 専攻実習,カッターの使い方動画(反転学習)
 表現基礎,iTunesUを使った意見投稿

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行事予定
1/29 3年学年末考査2日目
2/3 AFコース後期作品展搬入,展示

ICT公開授業_参加者限定

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