京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/27
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

登校日,学校再開にあたってのメッセージ

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 皆さん。4月に入学式,始業式の日の半日だけ学校生活をしたあと,長い臨時休業となってしまいました。不安やストレスを抱えながらの毎日で,ずいぶん辛い思いをさせてしまいました。

 臨時休業中,家庭学習課題オンラインの面談やホームルーム,授業配信など,学校から発信する様々な取り組みに対し,皆さんはしっかり受けとめてくれて,また保護者の皆様もご理解ご協力いただき,今日に至りました。どうもありがとうございました。

 感染症が流行するということはこれまでもありましたが,これほどまで世界的に深刻な状況になるとは予想もしていなかったので,日々何をどうすればよいか考えながら取り組み,うまくいかなければ立て直すと言うことの連続でした。

 学校は,毎日生徒が登校し,先生が出勤し,教室,実習室,グラウンド,体育館などそれぞれの場所で授業ができる,当たり前のこととして何も疑わずにいました。台風などで臨時休業があっても,1日ほどで授業回復ができるという経験から,これほどの長期にわたる臨時休業への備えができていませんでした。

 今回,銅駝で使える機能やしくみを活用して,教職員みんなでアイデアを出し様々な対応をしてきました。そして皆さんはそれに応えて取組んでくれました。社会全体でも一人ひとりが自分のことだけでなく,他のひとのことを考え行動をしてきたことで,一旦緊急事態宣言が解除されるところまで回復してきました。しかし今後も油断はできません。「新しい生活様式」に取組むべきだと言われるように,今まで当たり前に,制限無しにしてきたことはもう一度見直さなければなりません。

 皆さんは「レジリエンス(resilience)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「復元力」「回復力」「弾力性」という意味が含まれていて,困難や脅威に直面している状況で,立ち直る「しなやかな強さ」のことを言います。皆さんも私たちも,今回経験した新たな気づきやつながり,アイデアを出し実践できたことを大切にして,今後,様々なことに直面しても,しなやかにそして粘り強く対応していきましょう。

 これまでのメッセージで話したように,「社会の人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができ,私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっていて,その上で共に明日を迎えられる」。学校を再開するにあたり,心がけて行動しなければならないことにしっかり取り組みましょう。そして今皆さんが抱えている不安や悩み,困難は,可能であればぜひ教員に話してください。一緒に考えていきたいと思います。

 日常を「取り戻す」というよりも,新たな日常を「創り出す」ために共にがんばりましょう。

2020年5月25日・26日 学校再開にあたって

                 校長 吉田 功


※写真は,学校再開に向けて新たに植えた花


5月18日 銅駝の生徒の皆さんへ

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 元気ですか。心や体の調子はいかがですか。
 いつもとは様子の違うゴールデンウィークが開けて約10日間、自然は着実に変化し、青葉若葉の美しい季節を迎える中、入学式・始業式以降の臨時休業もひと月を超えました。

 さわやかな晴天の日、グラウンドに出ると強い風が吹いている日がありました。「青嵐」という季語があります。青葉の茂るころに吹きわたるやや強い風のことを言います。この季節、昼休みになると、生徒の皆さんがグラウンドのベンチや藤棚の下でご飯を食べたり、バレーボールやキャッチボール、バドミントンなどして過している姿を見られるのが例年の様子でした。臨時休業になって、その姿を見られないのは誠に淋しい限りですが、今、昼休みの時間、何人かの先生は少し間隔をあけながらその藤棚やベンチでお弁当を食べています。全校生徒270名の学校で他校に比べると、生徒数、教職員数、学校敷地も規模の小さい高校ですが、銅駝にとってそのような場所も大切な空間、そのような場面も大切な瞬間です。皆さんの昼休みの光景が見られる日を心待ちにしています。

 政府が先週14日に39県の緊急事態宣言の解除を発表、京都府は16日0時から休業自粛の一部解除という動きがありました。15日には京都府教育委員会が、府立高校の登校日の設定や学校再開の見通しを発表しました。京都市教育委員会は、すでに5月18日(月)〜31日(日)までを「教育活動の再開に向けた準備」と発表しており、今週、市立学校の登校日や学校再開の見通しについて示される予定です。

 先週、メッセージの中でこう言いました。「人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができている、あらためてそう思います。そして私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっているのだろうと」。長い期間、多くの人の心構えや行動が少しずつ状況を変えてきました。学校は、今週もオンライン授業の配信、Classi や iTunesU を活用して皆さんとつながりをもち、学習や進路の支援をしていきます。日々の努力を積み重ね、段階的に少しずつ状況を変え、学校再開に近づきたいと考えています。銅駝の教職員は、皆さんの教育の保障のために、毎日相談し様々な準備を進めています。

 がんばりましょう 一緒に。

2020年5月18日             
                   校長  吉田 功

5月2日 銅駝の生徒の皆さんへ

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 今日から連休です。

 ゴールデンウィークという休暇ははいつもと違う計画を立て、「非日常」を楽しむ数日間というのが当たり前でしたが、今年は、もっと前から「非日常」が始まり、その「非日常」が「日常」になって数週間経ちました。昨日、新型コロナウィルス感染症対策の専門家会議は、3密を避ける様々な自粛を基本とする特別な対応を続ける必要があると提言しました。その特別な「日常」を今持続することが,そもそもの「日常」を取り戻すことにつながるということです。

 「休暇」と「休業」、一文字違うだけで、意味も現実も大きな隔たりがあります。今年の春、1年生は厳しい入試選抜に見事合格をし、夢や希望をもって銅駝の高校生活を期待して入学してきてくれました。新しい教科書、新しい仲間、新しい通学ルート,みんなと同じ制服から自由服で過す高校生活の始まり。2年生は、1年生の時にずいぶん悩んで決めた専攻の実習が始まる、高校生活真ん中の学年。クラスという枠組みと先輩ともつながる専攻という枠組みの中で発見や刺激の日々を楽しみにしていたと思います。3年生は、銅駝の生活の集大成の年、進路実現に向けて本格的に取り組むと共に専攻の実習、美工作品展、学校行事など、悔いなきように思う存分頑張ろうと志を高くもって迎えた新年度。そんな皆さんの思いを教職員はずっしりとした重みをもって受けとめています。他の学校も同様だと思いますが、銅駝は、銅駝の教職員の思いと力を結集し、銅駝らしいアイデアや方策、機能を使ってこの臨時休業期間中に皆さんに対してできることを精一杯取り組み続けています。学校ホームページやClassiの機能を使い様々な連絡を行いながら,Zoomをつかったクラス面談も行ってきました。5月11日からはZoomを使ったオンライン授業を始めるため、その準備を進めているところです。

 京都市立学校は臨時休業を5月17日まで延長することとなりましたが、政府は専門家会議の判断をふまえて、緊急事態宣言を1ヶ月程度延長する方針を固めたようで、京都市立学校の臨時休業期間もさらに延長される可能性もあります。学校としては、いろいろなケースを想定して、臨時休業期間中の学習保障、生徒支援、教育活動再開後の教育活動の進め方を検討し続けています。皆さんの思いを中心において、皆さんとつながりながら日々学校を動かしています。

 昨日(5月1日)、限定公開のYouTubeに2回目の校長メッセージをアップしました。見てくれたでしょうか。谷川俊太郎さんの「明日」という詩を紹介しながらお話をしました。

 「ひとつの小さな約束があるといい 明日に向かって」「ひとつの小さな予言があるといい 明日を信じて」「ひとつの小さな願いがあるといい 明日を想って」「ひとつの小さな夢があるといい 明日のために」 そのように語りながら,後半に「だが明日は明日のままでは いつまでもひとつの幻 明日は今日になってこそ 生きることができる」と続きます。最後に「この今日のうちにすでに明日はひそんでいる」という締めくくり。一日先の未来である明日を今日として生きるためには、今日という日をどう生きるかということがとても重要であり、それが明日へとつながっている。そのように私は鑑賞しました。

 新型コロナウィルスという難しい強敵を前に、社会の人々みんなが精一杯,対峙しています。感染症にかかって闘っている人、その患者さんを救うために精一杯治療、看護している人、自粛の中で私たちの生活を支えるために品物をつくる人、販売する人、運送する人、仕事ができなくなってこれから先の生活のことを必死に考えている人、心と体に安らぎとエネルギーを与えてくれる身近な人、アーティスト。とても言い尽くせませんが、その人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができている、あらためてそう思います。そして私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっているのだろうと。

 かつて経験しなかったこれほどの大きな課題。終息する時には、以前と全く同じ日常に戻っていないかもしれませんが、明日を迎えるために,明日を想いながら,精一杯今日を生きる、私たちが今そのことを重ねていったならば、以前よりももっと力強い社会になっているのではないかと思います。

 今日を大切に生きる。 明日のために、未来のために。

5月2日              
                   校長 吉田 功

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4月13日 銅駝の生徒の皆さんへ

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 銅駝生の皆さん

 4月8日,午前に入学式を行い92名の新入生を迎えました。午後の始業式は放送での実施となりましたが,進級した2年生,3年生の声を聞くことができました。変則的ではありましたが,つかの間の学校の“日常”でした。あの顔,あの声,生徒の姿,息づかいを感じて,学校は生徒がいてこその場所,生徒がいてこそ学校が成り立っているのだとあらためて思いました。

 新年を迎えた当初,新型コロナウィルス感染症がこれほどまで拡大し,世界的な規模で不安と混乱を引き起こすとは思いませんでした。学校では,これまで皆さんの協力や保護者のご理解を得ながら,この問題に向き合,様々な対応をしてきました。一方で,新年度の様々な教育計画も時間をかけて検討し,丁寧に準備を進めてきましたが,事態の変化により,計画の中止や延期,再検討を迫られる毎日が続いています。生徒の安心や安全,教職員の安心や安全を守りながらどうすれば「学校」という場,学びと成長の場を保障していけるか,一所懸命考えています。

 社会全体を巻き込んでいる問題なので,学校単独で判断できることは限定されますが,国や京都市から出される通知に基づきながら,銅駝の教職員が協力して,何ができるか,どうすればできるかを検討し,皆さんに発信していきます。タブレットiPadの活用も進めます。1年生は,設定を済ませたiPadが手元にない状態になっていること,また家庭でのWiFi環境の状況を掌握することを行い,対応を考えます。臨時休業中も,皆さんが主体的に考えて取り組める学びはどんどん進めてください。そしてその様子を知らせてください。

 臨時休校中であっても,学校と皆さんが,教職員と皆さんが「つながっている」ことを大事にします。皆さんの不安や悩みを共有しながら,日常とは異なる形で学びと成長を支えていきたいと考えています。始業式では,感染拡大の面からも,感染防止の面からも,私たちは見知らぬ人と「つながっている」と言いました。身近な人を大切にし,見知らぬ人にも思いをはせ,一日も早く「日常」を取り戻せるよう,自分ができることをしっかりやりましょう。日常の検温,健康観察は必須です。学校ホームページもしっかり見てください。何か気になることがあれば,学校に連絡してください。

 臨時休校中も,銅駝の鼓動は止まっていません。あの顔,あの声,皆さんに思いをはせ,眼差しを向けています。


2020年4月13日
                    校長 吉田 功

第41回入学式 式辞

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 鴨川河畔の桜が満開となり、鴨川の明るい水音が聞こえる今日の佳き日、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和2年度京都市立銅駝美術工芸高等学校、第41回入学式を挙行できますことは、誠に大きな喜びであり、本校教職員を代表いたしまして、心よりお礼申し上げます。

 ただ今、92名の新入生の入学を許可いたしました。まずは、新入生の皆さん、ご入学、おめでとうございます。教職員一同、皆さんを本校の生徒として大切にお迎えします。

 保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。お子様が本校を志望されるにあたり、保護者の皆様が本校の教育をご理解いただき、進路実現を目指すお子様をご入学までお励ましいただきましたことに感謝申し上げます。これからの3年間、教職員一同、力を尽くしてお子様の成長を支援してまいります。どうかご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 本校は、明治13年、1880年に「京都府画学校」として創立され今年度で140周年を迎えます。そして1980年現校地で銅駝美術工芸高校として開校してから41回目の入学生を迎えることとなりました。長い歴史と伝統をもつ本校を卒業された諸先輩方は、美術界、産業界、教育界ほか、各方面で活躍されておられます。皆さんは、本日、晴れてこの歴史と伝統のある学校の生徒になりました。銅駝美術工芸高校の生徒として、しっかりとした自覚と誇りをもって、志高く学習に取り組んでください。

 最近読み終えた本にこんな言葉がありました。「画家は自分の好きなもの、愛しているものをよく絵に描くんです。愛しているところに美があるからなんです。愛情と美は,はなれることができません」これは画家の猪熊源一郎さんの言葉です。『猪熊源一郎のおもちゃ箱』という本には、作品紹介とともに猪熊源一郎さんの画家としての生涯について書かれていますが、猪熊さんの住まいにあったお気に入りの家具のほか、おもちゃやガラス玉、ビンや石ころなどの小物、パレットから捨てた絵の具の塊まで、猪熊さんが「可愛い友であり、宝物である」と愛情を注ぐコレクションの写真も掲載されています。「美は何気なき所にも静かに存在する」猪熊さんはそう言いました。私は、この学校に来て、生徒の作品を見る度に、こんな場所を、こんなものを、こんな風に表現できるのかと驚くことばかりでした。私はこれまでたくさんものを見ながら、本当の意味でしっかりものを観ずに、美しいと感じる機会を逃してきたのだろうと思いました。ものをよく観れば、心が揺さぶられ、様々な不思議や感動が生まれます。猪熊さんは、東京美術学校時代、恩師・藤島武二さんに何度も「デッサンが悪い」と言われました。その言葉を受けて猪熊さんはずっと悩みながらこのような考えに至りました。「絵画とはそのものを描くのではなく、そのことを描くものなのではないだろうか」。そうして猪熊さんは、対象そのものをしっかり見つめ根本から理解し、しっかりと自分のものにする、そのことをずっと大切にしていたそうです。

 本校の学校教育目標は
・多様なものごとに触れ 美しさや本質を見出す
 「感じる心」を豊かにする
・主体的に取り組み 広い視野で柔軟に深く思考できる
 「考える力」を伸ばす
・幅広い美術の知識や技能を学び 自分の思いや考えを形にする
  「表現する力」を高める

の3つを掲げています。よくものを「観ること」「感じること」「考えること」「表現すること」は美術専門科目に限らず、すべての学びで大切なことです。どうか、皆さんは本校でこの営みを弛まず重ね、深く幅広い力を身につけてほしいと願っています。

 ところで、「美はどこにも隠れている」という猪熊さんは、「今あなたたちの身の回りにある常識的なことに、もう一度目を向けて考えて欲しい。」と言いました。自分自身が今までの経験や知識だけで判断していることをもう一度見直す、それですべてを判断しない、そのために私たちは学びます。以前、鴨川に架かる橋の下の水たまりを描いた生徒がいました。橋の下は昏い、そこにある水たまりなど気にかけたこともない私は、その水たまりに映る空を美しいと感じたと言う生徒の話を聞いて、自分の50数年の「当たり前」を覆されました。教育学者の汐見稔幸さんは著書の中で、「学ぶ」ことによって「偏見や思い込みから解放される」と書いています。人間は、学ぶことで新しい世界を知り、不安や恐怖を解消し、諍いや対立を解消してきました。「偏見や思い込みから解放される」ということは、自分のものの見方や考え方をこれまでよりももっと自由にするということです。皆さんは、美術に強い興味・関心をもち、ものを制作することに大きな意欲をもって入学してきたと思います。しかし本校は、美術だけを学ぶ学校ではありません。普通科の科目も含めて本校で提供するあらゆる科目、探究の時間、特別活動、すべの学びの時間を大切にしてください。これまでの好き嫌い、できるできないという感覚から離れて、新鮮な気持ちで向き合ってください。「学ぶ」ということは、単に知識の量を増やすこと、技術が上達することだけではありません。問題の答えを見つけるために学ぶというよりも、自分の五感を働かせ、問いや疑問をもつために学んでください。

 結びに、皆さんは一人ひとりかけがえのない存在です。そしてかけがえのない生徒が270人この学校で学びます。学校は、自分とは異なる多様な他者を知るところ、多様な他者を発見するところです。かけがえのない自分とかけがえのない他者の、存在と自由を共に認め合う、高めあうことを学んでください。

 今、私たちは、これまで経験しなかったような社会状況の中にいます。人工頭脳AIが発達し人間が時間をかけて考えなくても素早く答えが出せる時代でありながら、簡単に解決できない問題に直面しています。「学校とは何か、学校でできることは何か、学校でこそするべきことは何か」ということも問われています。猪熊源一郎さんは、「子どもは希望であり、喜びであり、創造力である」と言いました。私は子どもが学ぶ学校は「希望を創るところ」でありたいと考えています。今日から始まる銅駝での3年間、本校が「希望を創るところ」になるよう、皆さんとともに心を通わせ力を重ねていきたい、そのことを呼びかけ、式辞といたします。

令和2年4月8日
                京都市立銅駝美術工芸高等学校長
                          吉田 功

令和2年度(2020年度) 新年度のご挨拶

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 鴨川河畔の桜が満開となり,まさしく桜花爛漫の季節,令和2年度が始まりました。

 今年になって新型コロナウィルス感染症の世界的規模での拡大という社会情勢の中、懸命な医療活動だけでなく、イベントの開催や外出の自粛・中止、学校では臨時休校や学校行事や教育活動の計画変更など、これまで経験しなかった規模の対応・対策に追われる日々が続いています。

 数か月前は予想もしていなかった社会問題に向き合い、新年度をスタートすることとなりましたが,入学、進級という大きな節目の時期、社会状況と向き合い必要な対応・対策をしながら,生徒が心新たに期待と希望をもって学校生活が送れるようにしたいと考えております。。

 1880年、明治13年に京都府画学校として創立以来、美術専門教育を行う学校として歩んできた本校は、今年度で140周年を迎えます。また戦後日吉ケ丘高等学校美術課程として普通科と併設の時期を経て、創立100周年を迎えた1980年、再び美術専門学科単独の高校として、現校地で教育活動を始めてから40年目となります。そして京都駅東部崇仁地区への京都市立芸術大学の移転とともに、3年後の2023年4月には本校も新築移転をする予定で、本校は現校地と同じように東山を望む鴨川河畔で教育活動を始めることとなります。

 予測不可能と言われる時代、社会の大きな変革の時期に、感性を高め、ものをしっかり観察して問いを立て、深く思考し、豊かな創造力で表現をしていくというアートの営みが今まで以上に重要になってきています。その様な社会状況をふまえ、本校は、これまでの歴史と伝統を大切にしつつ、これからの美術専門高校の在り方を検討し、今年度より教育理念、教育目標を新たにいたしました。 

新しい本校の教育理念・教育目標

 本校は、未来を拓く創造性豊かな自立した青年の育成のため、一層豊かな教育活動を進めて参ります。皆様のご理解、ご支援をどうかよろしくお願いいたします。


令和2年(2020)4月1日

                 校長  吉田 功

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行事予定
7/11 新旧生徒会執行部各委員長研修会(9〜16時)
7/15 2年進路説明会(1)(LHR)
3年テスト週間(〜17日)

ICT公開授業_参加者限定

スクールガイダンス

教育概要

教育課程

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新型コロナウィルス感染症対応

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