京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/27
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」 京都市交通局と連携した課題研究「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」 その10

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●3年アートフロンティアコース 総合的な学習の時間「表現探求F」

 京都市交通局との共同事業「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」

 11月27日の「表現探求F」の授業は,10月の中間発表でもお世話になった元京都精華大学人文学部教授の筒井洋一先生と株式会社CARVANCL(カーバンクル)代表取締役の徳田行伸さん,NPO法人グローカル人材開発センタースタッスの外崎佑実さんにご協力をいただき,Zoomを使ってオンラインミーティングを行いました。

 徳田さんは東京の渋谷の事務所から,外崎さんは京都市内のオフィスから参加していただき,本校生徒は各チームの進捗状況を報告しお二人から助言をいただきました。

 「かわいい仏像」チームは,イラスト担当と文字担当に分かれて作業していることや仏像をデフォルメしたイラストを制作していることを報告しました。徳田さんからは「イラストはどんな風に作っていますか?統一したコンセプトはありますか?面白みを抽象化し,興味をもった人が調べるように誘うと良い」と助言いただきました。

 「三大祭り」チームは,線画を描く人,水彩で着色する人,スキャンしてデジタル処理する人と作業を分担して進めていることや,文字は祭りに合わせた色と指し色で表現し,色彩,明度で統一感を出したいと報告しました。これに対して,外崎さんからは「技術的な部分や学習した内容を分かりやすく説明できていた。」とコメントをいただき,徳田さんからは「しっかり考えて作業を進められているので技術的なアドバイスは特に必要がないと思います。何か困っていることはありますか?」との問掛けに「時間が足りないことが心配です。見せたい内容を見せられるようにしたい。」と意気込みを語っていました。

 「みたらし団子」チームは,みたらし団子の歴史,豆知識,アレンジレシピの3つの担当に分かれて作業を進めていることを報告しました。外崎さんからは「なぜ3つにしようとしたのか」の問掛けがあり,徳田さんからも「唐突感を感じる。どういうねらいがあるのかをしっかり考えてゴールを定め,必要な情報を集めて見せる順序を考えるというストーリーをつくることが大切」と助言いただきました。

 「ゆるキャラ」チーム,「アイドルプロデュース」チームもそれぞれの進捗状況を報告し,お二人から助言をいただきました。

 外部の方に自分たちの考えを伝え,客観的な立場からコメントをいただくことで自分たちの取り組みを振り返り,それを次の制作に活かす、このサイクルを回すことがとても大切で,今回は筒井洋一先生,徳田行伸さん,外崎佑実さんのご協力でこの活動を行うことができました。大変お世話になり,ありがとうございました。

 今後も引き続き,チームごとに洛バスプロジェクトの企画とデザイン制作を進めていきます。

3年「表現演習」E講座 介護療養施設でアートのワークショップ

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 本校では、様々な場面でアートを通じて社会とつながる学びを進めています。

 先日、3年生「表現演習」E講座の生徒14名が介護療養施設の京都東山老年サナトリウムに出向き、アートを通じたワークショップ・交流会を行いました。 

 今年度は、
 「日本昔話」…空を飛ぶ龍に乗って旅をする昔話のキャラクターたち
 「西洋の物語」…舞踏会で踊る王子様とお姫様たち
という2つのテーマを設定して、染めとステンシルで下地をあらかじめ準備した作品に、手作りの型紙と着色道具を使用して装飾していただくという内容で行いました。約30名の入所者の方々が順番に参加してくださり、交流会は大盛況でした。

 この取り組みのあとの生徒の振り返りで、「『伝える』ということのむずかしさを強く感じました。声の大きさ、言葉の選択などの全てを、分かりやすくハキハキすることが大切だと分かりました。」「利用者のみなさんのステンシルで作品がすごく華やかになって、最高に良い作品ができたと思います。」「普段あまり接することがないおじいさん・おばあさんと作品作りをして、やっぱり人に教えることは大変だなと思いました。自分は、大きな声でゆっくりしゃべるということを心がけました。この活動は自分の成長になったと思います。」などの意見が寄せられ、今回の交流会がとても良い経験になったようでした。

 この取り組みのために、この講座では、事前学習、事前制作にじっくり時間をかけました。また、交流会の翌日の授業では早速交流会当日の振り返りを行いました。次年度の取り組みにつなげていくため、技法、準備、当日などそれぞれについて「今回の取組みで出来たこと、良かったこと」「今後の課題」をまずは個人で考え、その後グループごとに話し合って発表しました。生徒は他人の意見を聞く中でより考えが深まり、教員も生徒の意見から発見することが多数ありました。

 今回の学習で得たことを大切にし、生徒たちが美術と社会とを結びつける役割をはたしてくれること期待しています。


写真 当日の様子
   入所者の方々が制作された作品を生徒が披露
   ワークショップ後の振り返りグループ学習
    

1年「造形表現」2分野履修の様子

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 1年生の専門科目「造形表現」は、2年次からの8専攻を選択するために、4月から8分野実習、続いて選択した3分野実習、後期からは選択した2分野の自習を並行して履修して行く授業で、1年生の終わりには、2年次から取り組む専攻を1つに決めます。

 現在は、各自が選択した2分野の実習を火曜日と木曜日にそれぞれ学んでいます。

 前回は、洋画・漆芸・染織に分野をホームページでその実習の様子を紹介しましたが、今回はその続きです。

 

写真上2 日本画分野  自然物の着色写生 
  中2 陶芸分野   装飾図案の小物入れ    
  下2 デザイン分野 色面構成とタイプグラフィ 

3年「表現演習」E講座 アートによる介護施設でのワークショップ・交流会の事前学習

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 3年の専門科目「表現演習」E講座では、京都東山老年サナトリウムとのアートを通じたワークショップ・交流会に向けて、学習と制作を重ね、準備を進めてきました。

 先日の授業では、、実際に施設で働いておられる職員の方をお招きし、施設や利用者の方々のご様子についてお話していただきました。

 後期が始まって以来、長い期間をかけてこの交流会に向けて準備を進めてきましたが、今回の講義を受け、自分たちにとって使いやすい道具が必ずしも利用者の方々にとっても使いやすい道具とは限らないという大切なことに気が付きました。

 そこで、「持ち手が太い着色道具を作ってはどうか」「型紙が小さすぎてインクがはみ出る心配があるので、縁取りを大きくしよう」などの意見が多数あがり、新たに道具を作り直したり追加の作業を行ったりして、より利用者の方々のことを考えた準備をすることができました。

 ワークショップ・交流会はいよいよ来週月曜日、26日の午後実施します。


●「表現演習」E講座  アートによる介護施設とのワークショップ・交流会

 日時 11月26日(月) 午後
 場所 東山サナトリウム
 

2年「表現基礎2」 着彩の課題 記念棟マルチホール前で展示

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 2年「表現基礎2」の課題で取り組んだ着彩表現の作品が、今、記念棟マルチホール前で展示しています。

3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」 京都市交通局と連携した課題研究「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」 その8

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 3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」で取り組んでいる
京都市交通局との共同事業「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」の授業の様子を紹介します。

 11月6日の授業から洛バスプロジェクトを再開しました。

 最初に10月の中間発表でいただいたアドバイスをもとに,コンセプトの確定やデザイン案の修正を行いました。次に,具体的な作業に入るための作業計画や役割分担,制作に必要なもののリストアップ,さらに今後検討すべき内容などをワークシートに書上げ,最後に振り返りシートをグラフィックレコーディングの手法を取り入れてまとめました。

 11月13日の授業では,嵯峨美術大学芸術学部デザイン学科イラストレーション領域の奥田一生先生を講師にお招きし,アイデアをデザイン化していくための指導助言をしていただきました。

 各チームは,前回の振返りシートを見ながら話合いを再開しました。奥田先生は,各チームの話合いに熱心に耳を傾け,「ゆるキャラ」チームには,「エリアごとに京都らいい風景の写真をちぎり絵風にして背景にするといい」,「アイドルプロデュース」チームには,「なぜその地域にはそのアイドルキャラクターなのか,自分たちが考えているほど他人には伝わらいことを意識すること。」,「かわいい仏像」チームには,「特徴やどこに行けばその仏像が見られるかなどの情報はアイコンを使って説明するといい」などど,的確で具体的なアドバイスをしていただきました。

 振り返りシートを見ると,かなり具体的なイメージが出来上がりつつあるグループも出てきました。次回から「三大祭り」チームは画用紙に水彩画を描き始め,「みたらし団子」チームは現地調査に出かける計画で,5つのチームがいよいよ本格的に動き出します。

3年 実習B 「パフォーミングアーツ・映像・iPad」講座 特別ワークショップ「コンタクト・インプロビゼーションの基礎を学ぶ」

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『コンタクト・インプロビゼーションの基礎を学ぶ』

 11月13日(火)6,7時間目の実習B 「パフォーミングアーツ・映像・iPad」講座では、講師としてコンテンポラリーダンサーの森裕子先生をお招きし、特別ワークショップ『コンタクト・インプロビゼーションの基礎を学ぶ』を行いました。

 この講座では身体を使う芸術表現を学び、iPadで撮影・編集し、映像メディア表現の特性を活かしながら表現する作品を制作しています。

 コンタクト・インプロビゼーションは、他者と触れ合うことで生まれる即興的な動きのことです。「自分と他者の身体と対話すること」をテーマに、思いがけないイキイキとした動きの数々を楽しく経験しました。自由に、自分をつくり出すことの面白さを感じながら、作品制作の発想を広げ、創造性を高めました。

 15日の授業では、学んだ動きを生徒のみでリフレクションし、新たな発見に挑戦しました。同じ動きを繰り返すことはとても気づきが多く、「私たち、レベルアップしている!」と生徒自身が感じられるような活動になり、また、笑顔の絶えない時間となりました。


写真上 「ワックスのワーク」完成ポーズを森先生と一緒に
写真下 テーマ「アスレチック」その後の授業での生徒作品

   

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3年 「古典」 香(こう)の体験

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 3年生の古典の授業で、香の体験をしました。

 香は仏教の伝来とともに日本にやってきたと言われ、平安時代にここ京都で発達した文化です。平安時代の人たちは、部屋の中に香りを漂わせて楽しむだけでなく、着物や手紙に香りをつけて楽しんでいました。

 『源氏物語』では光源氏や薫、匂宮の香りに女性たちがときめく場面が出てきます。また「梅枝」の段に香合せ(誰の香りが一番よいかを競う遊び)が登場し、源氏をはじめたくさんの女性たちがそれぞれ香を持ち寄る場面があります。同じ香でも調合によって微妙に香りが変わるため、それぞれに香の腕を競っていたようです。

 今回の授業では、まず六種香と呼ばれる平安時代から伝わる代表的な香りを楽しみました。黒方、梅花、荷葉、菊花、侍従、落葉の六つの香りにより、日本の美意識と季節感をあらわしていると言われています。生徒たちは「しっとりした香り」「華やかな香り」などそれぞれの違いを楽しんでいました。

 その後、香炉を使って実際に香を薫く様子を見たり、香を聞くための仕草を体験したりしました。

 千年前の楽しみを現代で体験することで、より古典を身近に感じてもらえればと思っています。

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1年専門科目「表現基礎1」 紙による立体表現 「平面から立体へ」

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 1年生の「表現基礎1」では、「紙による立体表現」の課題に取り組んでいます。

 この課題では、つながりをテーマにし、独自の発想で新たな立体をつくる」という目標が挙げられています。

2年専門科目「表現基礎2」 進路探索期間

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 2年生の「表現基礎2」では、現在、進路探索期間として課題に取り組んでいます。

 この期間は、卒業後の進路先、受験志望先などを考えながら、それぞれの進路希望先の実技検査を意識した課題に取り組み、自分自身の進路についてしっかり考える期間となっています。

 教員が進路希望先の課題をふまえた異なる講座を用意し、生徒はそれぞれが選んだ講座で熱心に課題に取り組んでいます。この進路探索期間は2月にも設定しており、生徒の希望、適性などをよく見極め、担当教員が丁寧に導いていきます。
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行事予定
1/26 1年学科模試(ベネッセ)
1/30 3年学年末考査1日目
1/31 3年学年末考査2日目
2年センター説明会(放課後)

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