京都市立学校・幼稚園
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中学3年生対象「実技講習会」(6/8開催)の申込受付は終了いたしました。

(アーカイブ2016年1月20日)眠りの大切さ

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 いよいよ本格的な受験シーズンになりました。昨年12月に、京都市学校保健会中京支部研修会が開催され講演を聴きました。「眠りは脳を創り脳を育てる〜学びの力と睡眠について」というテーマで、睡眠学がご専門の滋賀医科大学特任教授の宮崎総一郎先生のお話でした。

 統計でみると日本人の睡眠時間は近年どんどん短くなってきて、他国と比較しても非常に低い水準にあるそうです。小学生から高校生へ年代が上がるにつて睡眠不足を感じている度合いが高くなっています。「眠い」「なかなか寝付けなかった」「だるい」「しんどい」、学校でもよく聞く言葉です。大切なのは「早寝・早起き」というより「早起き・早寝」だそうです。ヒトのからだには元々ぐっすり眠るためのしくみが備わっているのに、そのしくみを壊す生活習慣が体の不調を引き起こしているのだそうです。ヒトは朝起きた時刻から約15時間ほどで眠くなる、眠りためのホルモン「メラトニン」も朝の光を浴びて約15時間後に増えてくる。「メラトニンの分泌」が「眠くなる」のを阻害するのが、強い光。眠る直前にテレビ、パソコン、スマートフォンをしたり部屋が明るすぎると「眠り」が邪魔されます。朝食に「トリプトファン」を多く含んだ食事を食べて朝の光に30分以上あたると、元気のホルモン「セロトニン」になり、それが夜になると「メラトニン」に変わる。「トリプトファン」を含む食物、卵・肉・納豆・魚・干物それらを3品目以上摂るのがお勧めだそうです。

 記憶と睡眠の関係を調べた研究によれば、学習した後睡眠をとったグループととらなかったグループを比較すると、勉強した後早めに睡眠をとった方が、記憶の定着率がよかったそうです。結局、体調にとっても学習にとってもいい結果を生むのは、早起きをして太陽の光を浴びて朝食を摂る、夜勉強した後は部屋の明かりを落とし、テレビやスマートフォンなどをせず早めに就寝すること、ということです。学校へ来てもトロ〜ンと眠気に襲われている人、ここらで改善しませんか。眠くなったら午後3時ごろまでに10程度の昼寝をするいいそうです。「授業中に昼寝」はまずいですよね。銅駝生なら、5限目終了後6限目開始までに机にうつぶせに、というのがナイスでしょうか。

 「上手な睡眠で勉強バッチリ、点数アップで入試を突破!」受験生にとって大切なアドバイスです。たいへん勉強になった研修会でしたが、つらつら書いたこの内容、まずは私自身も実践しなければ。


 2016年1月20日
                       校長 吉田 功

(アーカイブ)2016年1月16日)大学入試センター試験に向けて

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いよいよ明日より2日間大学入試センター試験。今年の受験者は、56万3768名で前年度比4636名増と発表されています。本校からも6割近くの生徒が受験します。

 振り返ってみると、大学入試センター試験の前身にあたる大学共通一次学力試験が初めて導入されたのは、1979年度入試、今から37年前のことです。私はその年、高校3年生で、「共通一次元年」最初の受験生となりました。当時はすべての受験生が「5教科7科目」を受験しなければならず、理科と社会科も2科目ずつ、特に文系の私にとっては数学に加えて理科2科目の負担は相当なものでした。模擬試験の結果も芳しくなかった私は、1月の共通一次試験、3月の二次試験という、とてつもない大きな壁が2つも立ちはだかり、それをいかにして打ち砕くか、というような圧迫感と追い詰められた気持ちがありました。

 以前読んだ本に、厳しい局面に立った時、目の前に大きな「壁」が立ちはだかっていると思うのではなく、次のステージ、次の段階に行く「扉」だと思って自分の力でその扉を開けに行こう、と書いてありました。自分が高校生の時にはなかなかそのような考え方にはなれませんでしたが、37年経って、今の高校生にはぜひそういう捉え方で、自分を信じて、自分の力を尽くしてほしいと思っています。

 センター直前の校内説明会では、校長としてそのように応援のメッセージを送り激励しました。今年度4月からの様々な学校の姿を動画にして3年生に見せたのは、これまでの悩みや苦しみ、頑張りや周りからの励ましを思い出して、不安を抑え挑戦する勇気をもって臨んでほしいからです。私からのメッセージにぴったりの『扉』(アーティストGReeeeN)の曲を聴いてもらって気持ちを高めてもらいました。

 私が受験した「大学共通一次学力試験」は、1990年から「大学入試センター試験」となり、2006年にはリスニングが導入されました。大学入試はその時々の時代や社会情勢、教育の在り方を反映してきましたが、現在は高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の三位一体改革のため、高大接続改革実行プランの策定が進められています。ここ数年の間に大学入試センター試験に変わる「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」と、「高等学校基礎学力テスト(仮称)」が実施される計画となっています。これからの社会を担う世代に求められる力、キャリア発達、学校での教育内容と方法などについて十分な検討と見極めを行い、入試が単なる“選別”の道具とならないようにしなければなりません。

 すでに卒業後の進路が決定している生徒も、これからが入試本番の生徒も、それぞれの、目の前の「扉」を開け、次のステージへ確かな一歩を踏み入れる姿を最後まで見守りたいと思っています。

 2016年(平成28)年1月15日  校長 吉田 功

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