京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/27
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

8月28日 校長室ウェブログの記事を更新しました

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 校長室ウェブログの記事を更新しましたのでご覧ください。

 8月28日記事 「ひと夏の経験を 未来に」

こちらから→https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?...

校長室ウェブログ(8月28日) 〜ひと夏の経験を 未来に〜

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            ひと夏の経験を 未来に

 「日本語が使えないのは謎の開放感で心地よかった」「普通友達と話すような会話でも言葉が通じないと言うだけで不安になったり、返答がかえってきたらうれしくなったりして、今までにない緊張感とワクワクする楽しさを感じました」  出会いと経験の中で生徒が感じた素直な気持ちにふれ、私  自身が新鮮で心地よい感覚になりました。

 今年の夏、日本は京都市、韓国は大邱広域市、中国は長沙市、国によって選ばれた3都市の青年が文化・芸術を通して国際交流をする「東アジア文化都市2017青少年交流事業」が開催され、本校生徒が参加、活動をしました。2都市からの派遣を受け入れるプログラムでは、どのような交流がよいか教員でずいぶん検討しました。京都を代表してホスト校をさせていただくにあたり、美術を学ぶ生徒ができる交流活動、そして銅駝美術工芸高校らしいプログラムをということで計画しました。また、韓国の大邱広域市と中国の長沙市への生徒派遣については選考を経て代表を決定しました。日程はタイトでしたが、事前学習の日を設け、受け入れ、派遣に参加するすべての生徒は、歴史や文化、韓国語・中国語などについて学ぶとともに、事前課題に取り組みました。受け入れプログラムも派遣プログラムも、猛暑の中、生徒は熱心に取り組み、やり遂げました。多くの生徒が振り返りの中で書いているように、最初は言葉の違いに不安や戸惑いがあったけれど、考えられる様々な工夫をしてコミュニケーションをとる努力をしたこと、そして何よりも3都市の生徒それぞれが、話したい、伝えたい、仲良くなりたい、という熱い思いをもちながらともに時間を過ごしたことで、ぎこちない関係に変化が生まれ、物事が動き出しました。もちろん、言葉だけでなくお国柄、文化や習慣、考え方の違いを次々経験することにもなりました。しかし、違いを認識し、相互理解することが交流の基盤です。そして、生徒たちは、直接対面し、対話し、協働で活動したからこそ、国際関係において様々な課題がありながら、限られた情報だけでイメージを創りあげたり判断するのではなく、自分でしっかり確かめ、感じ、考えたことをもとに判断し主張していかなければならないことを学びました。「問題があるからといって閉鎖的になるのではなく、解決のために積極的に行動することが大切だと感じました。」そう生徒は書いています。未来を担う3都市の青年たちに是非期待したいと思います。

 今回この事業に参加した1、2年生は全員タブレット「iPad」を入学時に購入している生徒です。学校で導入している「Classi」の校内グループのサイトを活用して、事前学習の段階から、生徒が調べたこと、わかったこと、気づいたことなど様々な記事を投稿するようにしました。教員もこのサイトに入って連絡事項を書いたり、生徒の投稿にコメントしたりすることができ、たいへん効果的な取り組みができました。また韓国大邱広域市派遣の折には私がiPadを持参し、Zoomというアプリを活用して現地の生徒の活動の様子を日本の教員に生中継することを試みました。この事業に参加をして、生徒だけでなく、私たち教員も国際交流活動への指導、ICT活用方法の拡大など新しいことにチャレンジすることができました。また、PTAの方々にもお土産品制作においてご協力いただきました。多くの方々の支援とサポートにより、今までになかった新しい教育活動に取り組むことができました。関係者の皆様に感謝申し上げます。そして何より、新しい課題に向き合いしっかり活動した生徒の皆さんに拍手を送りたいと思います。今回の取り組みは、後日生徒による報告、発表の機会を設ける予定です。

 今までになかった銅駝の「ひと夏の経験」を、生徒も教員も大切な財産として、芸術・文化で未来を切り開いていく原動力にしたいと考えています。

 2017年8月28日                   
               校長  吉田 功

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