京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/10
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

登校日,学校再開にあたってのメッセージ

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 皆さん。4月に入学式,始業式の日の半日だけ学校生活をしたあと,長い臨時休業となってしまいました。不安やストレスを抱えながらの毎日で,ずいぶん辛い思いをさせてしまいました。

 臨時休業中,家庭学習課題オンラインの面談やホームルーム,授業配信など,学校から発信する様々な取り組みに対し,皆さんはしっかり受けとめてくれて,また保護者の皆様もご理解ご協力いただき,今日に至りました。どうもありがとうございました。

 感染症が流行するということはこれまでもありましたが,これほどまで世界的に深刻な状況になるとは予想もしていなかったので,日々何をどうすればよいか考えながら取り組み,うまくいかなければ立て直すと言うことの連続でした。

 学校は,毎日生徒が登校し,先生が出勤し,教室,実習室,グラウンド,体育館などそれぞれの場所で授業ができる,当たり前のこととして何も疑わずにいました。台風などで臨時休業があっても,1日ほどで授業回復ができるという経験から,これほどの長期にわたる臨時休業への備えができていませんでした。

 今回,銅駝で使える機能やしくみを活用して,教職員みんなでアイデアを出し様々な対応をしてきました。そして皆さんはそれに応えて取組んでくれました。社会全体でも一人ひとりが自分のことだけでなく,他のひとのことを考え行動をしてきたことで,一旦緊急事態宣言が解除されるところまで回復してきました。しかし今後も油断はできません。「新しい生活様式」に取組むべきだと言われるように,今まで当たり前に,制限無しにしてきたことはもう一度見直さなければなりません。

 皆さんは「レジリエンス(resilience)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「復元力」「回復力」「弾力性」という意味が含まれていて,困難や脅威に直面している状況で,立ち直る「しなやかな強さ」のことを言います。皆さんも私たちも,今回経験した新たな気づきやつながり,アイデアを出し実践できたことを大切にして,今後,様々なことに直面しても,しなやかにそして粘り強く対応していきましょう。

 これまでのメッセージで話したように,「社会の人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができ,私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっていて,その上で共に明日を迎えられる」。学校を再開するにあたり,心がけて行動しなければならないことにしっかり取り組みましょう。そして今皆さんが抱えている不安や悩み,困難は,可能であればぜひ教員に話してください。一緒に考えていきたいと思います。

 日常を「取り戻す」というよりも,新たな日常を「創り出す」ために共にがんばりましょう。

2020年5月25日・26日 学校再開にあたって

                 校長 吉田 功


※写真は,学校再開に向けて新たに植えた花


5月18日 銅駝の生徒の皆さんへ

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 元気ですか。心や体の調子はいかがですか。
 いつもとは様子の違うゴールデンウィークが開けて約10日間、自然は着実に変化し、青葉若葉の美しい季節を迎える中、入学式・始業式以降の臨時休業もひと月を超えました。

 さわやかな晴天の日、グラウンドに出ると強い風が吹いている日がありました。「青嵐」という季語があります。青葉の茂るころに吹きわたるやや強い風のことを言います。この季節、昼休みになると、生徒の皆さんがグラウンドのベンチや藤棚の下でご飯を食べたり、バレーボールやキャッチボール、バドミントンなどして過している姿を見られるのが例年の様子でした。臨時休業になって、その姿を見られないのは誠に淋しい限りですが、今、昼休みの時間、何人かの先生は少し間隔をあけながらその藤棚やベンチでお弁当を食べています。全校生徒270名の学校で他校に比べると、生徒数、教職員数、学校敷地も規模の小さい高校ですが、銅駝にとってそのような場所も大切な空間、そのような場面も大切な瞬間です。皆さんの昼休みの光景が見られる日を心待ちにしています。

 政府が先週14日に39県の緊急事態宣言の解除を発表、京都府は16日0時から休業自粛の一部解除という動きがありました。15日には京都府教育委員会が、府立高校の登校日の設定や学校再開の見通しを発表しました。京都市教育委員会は、すでに5月18日(月)〜31日(日)までを「教育活動の再開に向けた準備」と発表しており、今週、市立学校の登校日や学校再開の見通しについて示される予定です。

 先週、メッセージの中でこう言いました。「人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができている、あらためてそう思います。そして私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっているのだろうと」。長い期間、多くの人の心構えや行動が少しずつ状況を変えてきました。学校は、今週もオンライン授業の配信、Classi や iTunesU を活用して皆さんとつながりをもち、学習や進路の支援をしていきます。日々の努力を積み重ね、段階的に少しずつ状況を変え、学校再開に近づきたいと考えています。銅駝の教職員は、皆さんの教育の保障のために、毎日相談し様々な準備を進めています。

 がんばりましょう 一緒に。

2020年5月18日             
                   校長  吉田 功

5月2日 銅駝の生徒の皆さんへ

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 今日から連休です。

 ゴールデンウィークという休暇ははいつもと違う計画を立て、「非日常」を楽しむ数日間というのが当たり前でしたが、今年は、もっと前から「非日常」が始まり、その「非日常」が「日常」になって数週間経ちました。昨日、新型コロナウィルス感染症対策の専門家会議は、3密を避ける様々な自粛を基本とする特別な対応を続ける必要があると提言しました。その特別な「日常」を今持続することが,そもそもの「日常」を取り戻すことにつながるということです。

 「休暇」と「休業」、一文字違うだけで、意味も現実も大きな隔たりがあります。今年の春、1年生は厳しい入試選抜に見事合格をし、夢や希望をもって銅駝の高校生活を期待して入学してきてくれました。新しい教科書、新しい仲間、新しい通学ルート,みんなと同じ制服から自由服で過す高校生活の始まり。2年生は、1年生の時にずいぶん悩んで決めた専攻の実習が始まる、高校生活真ん中の学年。クラスという枠組みと先輩ともつながる専攻という枠組みの中で発見や刺激の日々を楽しみにしていたと思います。3年生は、銅駝の生活の集大成の年、進路実現に向けて本格的に取り組むと共に専攻の実習、美工作品展、学校行事など、悔いなきように思う存分頑張ろうと志を高くもって迎えた新年度。そんな皆さんの思いを教職員はずっしりとした重みをもって受けとめています。他の学校も同様だと思いますが、銅駝は、銅駝の教職員の思いと力を結集し、銅駝らしいアイデアや方策、機能を使ってこの臨時休業期間中に皆さんに対してできることを精一杯取り組み続けています。学校ホームページやClassiの機能を使い様々な連絡を行いながら,Zoomをつかったクラス面談も行ってきました。5月11日からはZoomを使ったオンライン授業を始めるため、その準備を進めているところです。

 京都市立学校は臨時休業を5月17日まで延長することとなりましたが、政府は専門家会議の判断をふまえて、緊急事態宣言を1ヶ月程度延長する方針を固めたようで、京都市立学校の臨時休業期間もさらに延長される可能性もあります。学校としては、いろいろなケースを想定して、臨時休業期間中の学習保障、生徒支援、教育活動再開後の教育活動の進め方を検討し続けています。皆さんの思いを中心において、皆さんとつながりながら日々学校を動かしています。

 昨日(5月1日)、限定公開のYouTubeに2回目の校長メッセージをアップしました。見てくれたでしょうか。谷川俊太郎さんの「明日」という詩を紹介しながらお話をしました。

 「ひとつの小さな約束があるといい 明日に向かって」「ひとつの小さな予言があるといい 明日を信じて」「ひとつの小さな願いがあるといい 明日を想って」「ひとつの小さな夢があるといい 明日のために」 そのように語りながら,後半に「だが明日は明日のままでは いつまでもひとつの幻 明日は今日になってこそ 生きることができる」と続きます。最後に「この今日のうちにすでに明日はひそんでいる」という締めくくり。一日先の未来である明日を今日として生きるためには、今日という日をどう生きるかということがとても重要であり、それが明日へとつながっている。そのように私は鑑賞しました。

 新型コロナウィルスという難しい強敵を前に、社会の人々みんなが精一杯,対峙しています。感染症にかかって闘っている人、その患者さんを救うために精一杯治療、看護している人、自粛の中で私たちの生活を支えるために品物をつくる人、販売する人、運送する人、仕事ができなくなってこれから先の生活のことを必死に考えている人、心と体に安らぎとエネルギーを与えてくれる身近な人、アーティスト。とても言い尽くせませんが、その人々が今日という日を精一杯生きている,頑張っているそのことで、私も今日生きることができている、あらためてそう思います。そして私が今日という日をしっかり過すことが、誰かの今日を支えることにつながっているのだろうと。

 かつて経験しなかったこれほどの大きな課題。終息する時には、以前と全く同じ日常に戻っていないかもしれませんが、明日を迎えるために,明日を想いながら,精一杯今日を生きる、私たちが今そのことを重ねていったならば、以前よりももっと力強い社会になっているのではないかと思います。

 今日を大切に生きる。 明日のために、未来のために。

5月2日              
                   校長 吉田 功

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