京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/27
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

Bridge to Boston 研修の様子(1日目)

〈3月20日(水)1日目〉

研修初日は、事前に相談して決めた美術館等の施設を訪問しました。

この日は徒歩で移動しながら、ボストンの街並みや雰囲気を楽しみました。
まずはボストン美術館へ。 ボストン美術館は、全米を代表する美術館の一つであり、世界各国の様々な年代の作品が一堂に会しています。 美術の教科書に載っている有名な作品も数多く展示されており、 生徒は目当ての作品を見つけては食い入るように鑑賞していました。

二つ目の訪問先は、イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館。 この美術館は、美術家のパトロンとして有名なイザベラ・スチュワート・ガードナーが開設した、私設の美術館です。 絵画や工芸品、巨大なタペストリーなどの数々はもちろんですが、美しい中庭と素晴らしい建築も楽しむことができます。 美術館そのものがまるで芸術作品かのようでした。

そして、この日最後に訪問したのは、メアリー・ベイカー・エディ図書館です。 地球儀を模したステンドグラスの天井が幻想的でとても美しかったです。
たくさんの作品が鑑賞でき、とても贅沢な一日になりました。

(写真上:ボストン美術館での様子)
(写真中:イザベラ・スチュワート・ガードナー美術館、
     メアリー・ベイカー・エディ図書館での様子)
(写真下:スーパーマーケットでの買い物やサンドイッチ店での
     朝食の様子)

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ヨーロッパ美術研修派遣生徒が帰国

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ヨーロッパ美術研修へ出発した派遣生と6名と引率教員1名は、無事予定の研修日程を終え、昨日20時30分過ぎ、京都駅に到着しました。

フィレンツェでの6日間の研修は、とても有意義であった様子で、帰国するなり「また行きたい」「帰りたくなかった」などの声を聞くことができました。

研修旅行の様子は、後日ホームページで紹介させていただきます。

1年生研修旅行【第3日目・第4日目】

3日目
コース別研修として、主に美術館での作品観賞や学芸員の方からの講義による研修でした。
Aコースは、東京都写真美術館と東京国立近代美術館、Bコースは国立新美術館と六本木界隈のギャラリー、Cコースはサントリー美術館と国立新美術館にご協力をいただきました。
美術館からは、それぞれの美術館の成り立ちや展覧会の運営に関すること、今回の展示のコンセプト等についてお伺いし、学芸員の役割やキャリアデザインについてお話を聞いたコースもありました。
サントリー美術館の「織田有楽斎展」では、生徒は展示された工芸品や屏風絵などを興味深く観賞しており、「呼び継ぎ」という洒落心のある技法や、欠けたところをクサビで留めた青磁の器についての説明を聞き、今まであまり知られていなかった茶人としての有楽斎の人物像に想いを巡らせていました。
東京都写真美術館では「恵比寿映像祭2004 コミッションプロジェクト」について詳しくお話をお伺いしました。日本を拠点に活動する新進アーティストを選出し、制作委嘱した作品を新たな恵比寿映像祭の成果として発表する「コミッションプロジェクト」について、美術館の思いや意義を伺いしました。身近となった映像表現を美術館にて展示することの意味や表現の境界について生徒も興味を持ち、質問していました。
国立新美術館ではまず「遠距離現在」展を観賞し、その後学芸員の方から観賞と施設のガイダンスをしていただきました。「マティス 自由なフォルム」展では、豊かな形や色の美しさに魅了されました。
六本木のピラミデビル、complex665などのギャラリーでの観賞については、生徒からは「たくさんのギャラリーがあることを知った。表現の方法はそれぞれで、自分もそれを見つけていきたい。」「色々なギャラリーを回って様々な作品に触れ、視野を広げた。」などの感想があり、現代美術作品の展示場所の多い東京ならではの刺激を受けてきたようです。
3日目の夜は学年レクリエーションで盛り上がりました。レク係の生徒が準備と進行などに大変力を注いでくれ、学年で一緒に楽しむことができ、こちらも良い経験になったのではないでしょうか。

4日目
最終日は上野公園にて、各自が任意に選択した施設を訪れる行先別研修でした。上野には美術館や博物館が複数ありますが、この時もそれぞれの館が独自の展示を打ち出しておられ、東京の美術館の力強さを感じることができました。生徒が見ることができたのは、国宝・重要文化財が一堂に展示された「東京国立博物館」、「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵展/東京都美術館」、美術館の歴史を振り返り、時代の変遷と取り組みや意義を問い直そうとする「ここは未来のアーティストが眠る部屋となりえてきたか?−国立西洋美術館65年目の自問・現代美術家たちへの問いかけ/西洋美術館」、40歳以下の若手作家の平面作品を取り上げた「VOCA展2024-現代美術の展望〜新しい平面の作家たち〜/上野の森美術館」などです。生徒は、「美術館からは本物の作品の迫力や、美術の歴史・現代とのつながりを感じた」、「科学博物館では化学の授業との結びつきを感じ、全部見切れなかった」など、興味関心を持ってしっかりと本物の作品展示に向かい合えた様子でした。
盛り沢山の研修は無事に終了し、京都駅にて解散しました。4日間は、旅行会社の方、看護師さんに同行していただき、様々なサポートをしていただきました。ありがとうございました。また、生徒のスタッフや、一人一人が集団での行動という学びに貢献してくれたことにも心より感謝します。
「知識や経験のお土産を誰に渡そうか?」と考えて、研修後も過ごしてくれているはずです。「未来の自分への責任を果たす」4日間になったことと思います。研修旅行での経験が2年生に向けての準備として、ステップアップのひとつとなることを祈っています。
保護者の皆さまのご協力に心より感謝いたします。

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1年生研修旅行【第2日目】

2日目は班別研修でした。
総合的な探究の時間にて事前学習を進め、東京で知りたいことについてリサーチを行うため、18グループに別れ、テーマのもとに訪問・見学に取り組みました。
例えば、「建築物で見る建物の変遷」というテーマで、東京駅や東京ジャーミィなど、東京でしか味わうことができない建築の違いを体感し、変化を見つけ今後の建築を考えたいというチームや、「歴史的変化による東京の街並み」というテーマで、昔の地図や写真を現代と比較し、街並みの変化を調査したチームもありました。
また、「かわいいを追求する」「地方と東京の広告、売り出し方の違い」「東京のサブカルチャー」などのテーマに関するショップや施設、アニメやレコードのショップ、服飾関係のお店、劇場などを訪れたグループもあります。なかには、「TECARAT」という映像・美術制作のスタジオにて、監督の八代健志様にお話をお伺いしたグループもありました。
生徒の訪問先は本当に様々で、ユニークな視点で東京を捉えていました。ぜひ、見たこと、感じたこと、経験したことをキャリアポートフォリオなどに記録し、今後のアイデアやキャリアデザインに活かしてくれることを期待しています。
この班別研修では、指定されたポイントにて、担当の先生にチェックを受けるというミッションもありました。自分たちでルートを調べ、仲間と協力して目的地にたどりつくことも大事な目標でした。
ホテルに戻ってからはスケッチブックに熱心に記録しました。
「自分で足を動かす4日間にしよう」「お客さんからの脱却」というねらいを意識し、達成した1日だったのではないでしょうか。

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能登半島地震被災者支援のための街頭募金(その2)

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19日に引き続き、22日(金)15:30〜17:00、本校生徒会を中心に活動に賛同する生徒が集まり、京都タワービル前の交差点で、能登半島地震被災者支援のための街頭募金活動に取り組みました。

この日も多くの方々に募金をしていただき、生徒たちへの温かい声かけもしていただきました。

19日、22日の街頭募金と、校内での募金活動を通じて集まった103,510円を義援金として主に輪島市や輪島漆器商工業協同組合など、直接届きやすいところに向けて送金させていただきます。

募金にご協力いただいた保護者をはじめ多くの方に、感謝申し上げます。ありがとうございました。能登半島地震被災者支援については、今後も生徒会で何ができるかを考えていきたいと思います。

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Bridge to Boston 代表派遣生が帰国

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昨日24日(日)午後9時35分、Bridge to Boston 代表派遣生と引率教員の4名が研修を終え、ボストンから無事帰ってきました

研修に参加した生徒は、疲れた表情ではありましたが、短期間であったけれどとても有意義な研修になったことを報告してくれました。

この研修旅行中の活動の様子は、今後ホームページで紹介させていただきます。

1年研修旅行【第1日目】

3月11日(月)〜14日(木)に実施した1年生の研修旅行の様子をお伝えします。
まずは1日目。無事に新幹線に乗り込むと,早速スケッチにいそしむ生徒の姿に感動しました。この日はお天気も良く,車中では富士山の美しい姿に歓声が上がっていました。東京駅に降り立つと,生徒は「ビルが高い!」「周りに山がない!」と,京都との街の様子の違いに驚いていました。
1日目のプログラムは,チームラボプラネッツ,森美術館,東京バスツアー。クラスごとに各施設を訪れ,鑑賞・見学を行いました。チームラボプラネッツは海外からの来館者が多く,デジタルアートへの興味関心の高さがうかがえました。様々な国の方々と一緒に,体験型の作品に触れ,生徒は五感で味わう作品を楽しんでいました。
研修旅行委員の生徒たちが入館時の服装などについて丁寧に調べてくれていたので,入場がスムーズに進み,ありがたかったです。
森美術館では,エコロジーをテーマとしたアート作品を鑑賞し,アートを通して地球環境を考えようとするアーティストの感覚から多くの知識や視覚的なアイデアを得ることができました。
出品作家はそれぞれに,明確なコンセプトに基づき作品制作をしていることに学んだ生徒も多かったのではないでしょうか。
東京バスツアーでは,東京の名所と言われているところや国会議事堂なども見ることができ,また,東京の地形の起伏を感じられたことも興味深かったです。
夕食は東京ドームシティでいただき,その後ホテルのスタッフの方に迎えていただきチェックインしました。
1日の締めくくりには,班長会議,研修旅行委員会を開き,最後まで振り返りと準備に努めてくれました。ありがとうございました。
最先端のアートの発信の場である東京にて,多様な芸術に触れる第一歩が始まりました。
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京都市立学校教育表彰を本校生徒が受賞!

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3月21日(木)、令和5年度「京都市立学校教育表彰」の表彰式が京都市総合教育センターで開催され、稲田教育長から表彰状が授与され、お祝いの言葉をいただきました。本校から、3年ファッションアート専攻の谷本幾葉さんが名誉あるこの賞を受賞しました。

その後、行われた被表彰者抱負において谷本さんは、賞をいただいたことへの感謝の気持ちと、これまで培ってきたクリエイティブな気持ちを忘れず頑張っていきたいという抱負を述べました。

■受賞した活動
「高校生ファッションデザイン画コンテスト2023」グランプリおよび金賞

卒業生講演会を実施

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19日(火)の午後、1年生全員と2年生希望者対象の「卒業生講演会」を開催しました。
本校を卒業して、大学や専門学校などの高校卒業後のステージで活躍している卒業生に来てもらい、受験に向けてのアドバイスや進路決定についての体験談を聞かせてもらう取り組みです。

本日の講演会には、京都市立芸術大学(工芸科)・金沢美術工芸大学(工芸科)・広島市立大学(油絵専攻)・成安造形大学(総合デザインコース)・マロニエファッションデザイン専門学校(ファッションクリエーション学科)で学んでいる5名の卒業生ひとり一人から下記のような内容の話を聞きました。

【受験までの道のりについて】
・進路決定時のポイント 
・実技、学科試験科目の内容
・頑張った点、工夫して取り組んだこと(学科・実技)

【学生生活について】
・実習内容について(授業の雰囲気を伝える画像があれば)
・先輩の様子や他校出身の学生の様子、高校との違い等
・設備、教員の雰囲気、学校行事、京都府外は地域の特徴など

生徒たちはこの講演会を聞いて、上級学校へ進学した際の姿を思い浮かべながら、各学校の受験準備から学生生活の様子、大学等の授業・実習の様子に至るまで、様々な視点からの話を聞くことで、自分の将来を考える良い機会となりました。

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ヨーロッパ美術研修旅行へ出発!

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   (お見送りの京都パレスライオンズクラブの方と記念写真)

19日(火)19;30、京都駅発関空行の特急はるかにて、お見送りをする京都パレスライオンズクラブの会員の方や教職員が見守る中、ヨーロッパ美術研修派遣生6名と引率教員の合計7名が、イタリア・フィレンツェに向け無事出発しました。今回、コロナ禍の4年間の中で派遣できなかった卒業生3名も、一緒に行くことになりました。

この取り組みは、京都パレスライオンズクラブ様よりご支援をいただき、毎年選考された3名の代表生徒をヨーロッパ美術研修として派遣しているものです。また、この研修は1997年から、京都パレスライオンズクラブのご厚意で、感性豊かな高校生の間に現地でこそ学べる美術研修にと、20年以上ご支援をいただいている本校だけのプログラムです。

代表派遣生には、6泊9日間の美術研修で素晴らしい学びをしてきてくれると期待しています。27日の帰国後、フィレンツェでの活動の様子はホームページで紹介していきます。

       (特急はるかに乗車した派遣生と引率教員)
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