京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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令和4年度 入学式

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< 式 辞 >

 花や緑があふれる、春爛漫の今日の佳き日に、236名の希望に満ちた新入生の皆さんを迎え、京都市立京都工学院高等学校第7回入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
 本日は、コロナ下にあっても、学校運営協議会委員、PTA役員をはじめ、ご来賓の皆さまにはご多用中にも関わりませずご臨席を賜り、本校入学生を祝福していただきますことに心より御礼申し上げます。

 さて、皆さまもご承知のとおり、国際情勢は混乱の中にあり、ウクライナで戦乱が起こっています。ウクライナの首都キーウ市は京都市と姉妹都市となって今年で51年目を迎えます。この戦乱が対話と交渉により解決し、キーウ市はもとより、ウクライナに一日も早く平和が訪れることを祈ります。こうした中、本日入学式を行えることに感謝したいと思います。

 あらためまして、先ほど入学を許可いたしました新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、中学までの義務教育を終え、自分の将来を考えるうえで、普通科ではなく、専門学科である京都工学院高校を選択されました。皆さんの入学を教職員一同、心から祝福し、歓迎いたします。

 工学系専門高校である本校は、前身の洛陽工業高校132年間、伏見工業高校全日制97年間の歴史と伝統を引き継いで6年前に開校しました。開校以来、本校は時代に先駆けて、STEAM教育(Science Technology Engineering Arts Mathematicsを関連させて学ぶこと)を重点に教育活動を展開しています。

 ホール左手の壁面銘板もしくはお手元の式次第の校歌をご覧ください。先ほど、お聞きいただいた校歌の2番に「ホモ・ファーベル」という一節があります。詩人の谷川俊太郎先生からいただいた言葉です。本校開校時に校歌の作詞を依頼し、学校のコンセプトを説明した際にいただきました。ドイツの哲学者によるラテン語の造語で工作人と訳されます。ホモ・サピエンスとの対比で、人間を他の動物と明確に区別する本質的規定を「道具を作り、使用する点」に求める人間観を要約したものです。好奇心旺盛なホモ・サピエンスとして入学した生徒が、本校で楽しく学び、未来を創り続けるホモ・ファーベルとなって欲しいと願い、今年の4月から全国の高等学校で作成することとなったスクール・ポリシーの中にも掲げています。STEAM教育を展開する本校にとって重要な目標です。
 本校には、充実したICT環境はもとより、他校にはない、ものづくり・まちづくりの専門機器が揃っています。確かな知識と確かな技術を身につけ、それらを活用し、「無」から「有」を生み出すことができます。これから始まる高校生活で様々なことにチャレンジし、積極的に学んでください。

 また、今年の4月から大きく変わることがもう一つあります。合格者登校日の際にも紹介しましたが、今年の4月から成年年齢が引き下げられ18歳で成年となります。高校在学中に18歳の誕生日を迎えると皆さんは、法的に大人になります。大人への階段を上る中で、皆さんは様々な選択や決断を迫られることになるでしょう。本校に入学したことも選択した結果です。選択には責任が伴います。大人はその選択にも自分で責任を取らなければなりません。選択したことが正しかったと思えるよう、決めたことに最大限の努力を惜しまないことも大人の責任だと思います。高校生活が充実したものとなるよう、今日から頑張りましょう。学校も頑張る皆さんを最大限サポートして参ります。

 次に、保護者の皆さまに一言申し上げます。お子様のご入学、誠におめでとうございます。また、本日はご列席いただき、感謝申し上げます。ありがとうございます。
 私ども教職員は、教育目標に掲げる「豊かな人間性、確かな技術を身につけ、京都から社会の発展と人類の幸福に貢献できる人材を育成する」の実現に向け、全力を挙げて、教育に取り組む所存です。そこで、保護者の皆さまにお願いがあります。

 高校生活では、様々な場面においてお子様は悩み、考え、決断しなければなりません。人は取組や経験を通して成長します。お子様が、自らの未来を自分で切り拓けるよう、お子様の成長を支え、見守っていただきますようお願いいたします。これからの教育は、学校のみではなく、学校、家庭、地域社会が連携して進めていくことがますます重要になってきます。学校と家庭がそれぞれの役割を認識し、子どもの成長という同じ方向を向いて協力し合って参りたいと考えております。
 また、お子様が在学中に成年年齢に達した際にも、現在、保護者である方を引き続き「保護者」として、成年年齢に達する以前と同様に対応させていただきます。経済的負担をはじめとする在学中の手続や、学習指導、進路指導、生徒指導等の教育活動上の様々な面において、卒業までご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さん一人一人がそれぞれの未来像を描き、その実現に向け努力し、「責任ある大人」となられることを祈念して、式辞といたします。

令和4年4月8日
                      校長 大窪 英行


ご挨拶

校門の桜も満開となり,令和4年度のスタートを祝福してくれています。
本校も開校7年目を迎えます。明治19年創立の洛陽工業高校と大正9年創立の伏見工業高校全日制の伝統を引き継ぎ,新たな歴史を刻んでいます。

新型コロナウイルス感染症の猛威は未だに終息とはなりませんが,感染拡大防止に引き続き万全の対応をしつつ,目標達成のため,どうしたらできるのかを常に考え教育活動を展開してまいります。

昨年度は,何かと閉塞感がある社会情勢に鑑み,「常にプラス思考で〜できない理由を探さない〜」をスクールメッセージとして掲げました。今年は,一歩進んでさらに前向きに「常にプラス思考で〜何事もチャレンジすることから始めよう〜」で臨みたいと思います。

令和4年度もどうぞよろしくお願いします。

<令和4年度学校経営方針>

                      校長 大窪 英行
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