SSH事業の一環である「東北地方防災学習プログラム」では、被災地に関わる課題解決型学習を通して、実社会に強く根差した知識や技術を習得し、社会課題について探究する意義や課題解決の価値を理解し、高い意欲をもって活動を進められる資質・能力と、実社会で貢献するために必要となる資質・能力を身につけることを目的として、7月22日(火)から2泊3日で岩手県および宮城県に宿泊研修を実施しました。
研修初日は、岩手県立大船渡高等学校の元教頭である村上育朗先生の案内で、「いわてTSUNAMIメモリアル」など陸前高田周辺のフィールドワークを実施しました。陸前高田の復興を通して、物事の見方や考え方について様々な視点からお話をしていただきました。
2日目は昨年度に引き続き、岩手県立高田高等学校の生徒と「復興防災減災連携学習プログラム」として、陸前高田の街のフィールドワークや防災訓練に関するワークショップを行いました。探究テーマを設定後、フィールドワークを通して情報収集を行い、課題や解決方法をまとめて発表を行いました。午後からは碁石海岸周辺で自然学習を行いました。美しいリアス式海岸や、穴通磯を観察し自然や社会に関する幅広い学びに繋げることが出来ました。
最終日は、震災遺構大川小学校にて防災学習を行いました。防災学習では、大川伝承の会の語り部さんより話をしていただき、実際に災害当時の様子を詳しく説明していただきました。その後、仙台に移動し、新幹線にて帰京しプログラムを終えました。
最後になりますが、本プログラムの事前学習や宿泊研修にご協力いただきました、多くの方々には、本当に色々とお世話になりましてありがとうございました。