京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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令和6年度 校是『共創』 学校教育目標『未来を創る花が咲く』

式辞(抜粋)

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 不安定な気候が続いてはいるものの,確実に春は近づき,校門のソメイヨシノの蕾みがしっかりとそのタイミングを計っているかのように,すでに木の周りをピンクに染め始めています。
 本日ここに,PTA会長のご臨席を賜り,保護者の皆さまと共に,令和二年度 京都市立小栗栖中学校 第四十五回卒業証書授与式を挙行できますことを心より感謝するとともに,高いところからではございますが,厚く御礼申し上げます。
 ありがとうございます。
 
 さて,小栗栖中学校第四十五代卒業生,93名の皆さん,義務教育の卒業,おめでとうございます。開校以来の卒業生は7164名となりました。歴史と伝統を積みかさね,皆さんもそれを引き継いでくれたことに感謝します。

 今年度4月よりこの小栗栖中学校に赴任して,始業式も入学式もそれぞれの学年毎という状況の中,開始して間もなく休校措置が取られ,6月の分散登校が始まるまでほとんどみなさんの顔を見ることができなかったこと,会話をすることができなかったことが残念で仕方ありません。何とか,その機会を得ようと,毎朝,校門での挨拶と昼の体育館前のベンチでコミュニケーションを取ったことで少しずつ距離が近づけたように思います。

 他府県では中止も余儀なくされた修学旅行については,学年の先生方の努力もあり,急遽方面を変更はしたものの,このメンバーで過ごす2泊3日を経験できたことは大変良かったと思っています。自然の中で京都では体験できないことにチャレンジしたことは,何年か先に懐かしい思い出として思い起こすことができると思います。

 「本来ならば・・・」というフレーズが多くの場面で使われてきました。しかし,日本だけでなく,全世界がこの苦境に立たされた中,こうして,晴れて卒業を迎えられることに喜びを感じてください。先日テレビで「思い出がないのが思い出」という言葉を聞き大変寂しい思いをしました。考え方を変えれば,コロナでなかったら経験できなかったことを経験したことも中にはあると思います。そして,今ここにいるみなさんとこの時を一緒に過ごしたことは間違いなく,思い出であるはずです。
 「2020年,きっと人類が最も手洗いをした1年でした」というキャッチコピーを耳にしました。新しい生活習慣の中,今年度,小栗栖中学校ではインフルエンザによる欠席者はゼロでした。これは大きな収穫です。

 先週の3月11日で丸10年を迎えた東日本大震災。被災者で当時中学3年生,野球部だった人たちが出ているテレビ番組の中でこういう場面がありました。
 避難所生活が続く中,その励ましのためにプロ野球楽天イーグルスの当時の選手たちが野球部のその3年生をグランドに招き,試合を観戦してもらうことで勇気づけようという取組が行われました。今年度アメリカ大リーグから戻ってきた田中将大投手もその中の一人でした。
 当時のキャプテンは,そこで元気をもらい,大人になったら,今度は自分たちが励ます側になりたいと選んだ職業が「海上自衛官」だったそうです。あの時逃げることしかできなかった自分が,人を助ける側,守る側の立場になりたいと志願し,先日の余震と言われた地震の際には海上に出て様子を観察したということです。なんとも逞しい限りです。10年後のみなさんが今から楽しみです。

 それもこれも,命があってのことです。新しい生活習慣の中で主役になるのはみなさんの世代です。だからこそ,昨年度末から今年度にかけて,コロナで思い通りにならなかったみなさんは,いつまでもそのことを恨み,そのことを言い訳としていては先に進めません。
 ここで改めて,あのCМのフレーズを皆さんに贈ります。

 上手くいかないとき それでも続ける努力を底力というんだよ
 見えないものと戦った1年,見えないものに支えられた1年
 見せてやれ底力

 今日で9年間の義務教育が修了します。小栗栖での学びは今日で終わるとともに,小栗栖の標準服に守られる時が終了します。この先は自分が選んだ高等学校や大学,そして,社会という場に出て自分で自分の道を切り拓いていかなければなりません。その,自分が選んだ新しい道にはぜひとも,いつも「いそいそ」と向かってくれることを願っています。そして,是非とも新しい自分に逢いに行ってください。

 ご存じのように,あと4年で小栗栖中学校は幕を閉じます。48年の歴史の一部を形成した者としての誇りと自信を胸に次のステップへと踏み出してもらいたいと思います。この先,幕を閉じ,そして新たな義務教育学校として歩みだす新しい学校を,先輩として見守ってもらえるとありがたいです。
 この3年間のみなさんの成長を喜ぶとともに,その成長を支えてくださった地域・保護者のみなさんに感謝するとともに,是非とも,その成長にずっと寄り添ってくれた教職員,とりわけ3年生の学年団への感謝の気持ちも忘れないでください。

 結びになりましたが,保護者の皆様,お子様のご卒業おめでとうございます。今日,義務教育を修了され,小栗栖中学校を巣立って行かれますが,これからも多くの知識を得て,何ができるようになっていかれるのか,その成長を楽しみに見守ってまいりたいと思います。今日まで本校の教育活動にご理解とご支援を賜りましたことを感謝申し上げます。

 ここで,一つお願いがございます。
 昨年度同様,卒業証書授与式は縮小の形とはなりましたが,今年度3年生が担任と過ごす時間が大変少ない,寂しい状況となりました。本来なら,この体育館から巣立っていくのが恒例ではあったようですが,今年度につきましては,教室に戻り「担任と過ごす最後の時間」という授業を設定いたしました。式の後,保護者の皆様には少しの時間お待ちいただかなえればなりませんが,是非ともご理解いただき,担任にその授業をさせてやっていただきたいと思っております。その後,花道を作り送りたいと思いますのでご協力をお願いいたします。

 それでは,これからも小栗栖での出逢いを大切にし,学び続ける気持ちを持ち続けてくれることを祈念しつつ,卒業生の皆さんの前途を祝福し式辞といたします。

          令和3年3月15日
            京都市立小栗栖中学校
                校長 今津 敏一


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令和三年三月十五日

 本日,晴天の下,十時より「第四十五回 卒業証書授与式」を挙行いたします。
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心のこもった「式場準備」

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 思い起こせば4月の入学式。
 生徒は登校してこない中「入学式の準備はどうするか?」という問題の中で,当然教職員のみの手で行ったことがつい先日のことのようです。

 来週の卒業証書授与式に向けて,準備の担当を決める際に,今回は生徒の力を借りることもできたのです。しかし「教職員だけでやろうか?」という案が・・・

 もちろん密に避けること,一部の生徒を残すことになることなど在校生への配慮という思いの中ではありますが,何となく「今年は教職員の手で準備を・・」という気持ちが伝わってきたのです。この教職員の想いに,校長として大変うれしく思っています。

 コロナに始まり色々とあったこの1年ですが,今年式場は教職員一同の「心のこもった」会場となりました。きっと「心温まる卒業証書授与式」になることと思います。


 小雨がパラパラと降ってきました。
 土日を挟み,月曜日には晴れ渡ってくれることを願います。

 保護者の皆様におかれましては,参列の際には,マスク等感染予防対策をお願いいたします。

3月11日に想うこと・・・

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 1月17日と3月11日はやはり想うところがあります。
 コロナウイルスでつらい思いをし続けたこの1年ではありましたが,東日本大震災から今日で丸10年。
 
 そんな中,こんな素敵なメッセージを見つけました。卒業を来週に控えた中学3年生にはぴったりの文章でしたので紹介します。

 『みなさんご卒業おめでとうございます。でも僕は中学校を卒業するのがどうして「おめでとう」って言われたり、言うのか、昔からすごく不思議でした。三年経てば必ず卒業できるのに、どうして「おめでたい」んだろうって。多分、それはやはり15年間生き続けれたということはすごく恵まれたことなんだからだと思います。私もみんなも生き続けることが「普通」のように思ってしまってるけれど。15年間生きてきたあなた方をみんな、ほんまに良かった!無事に生きてこられて!って、お祝いしてくださるんだと思います。今日は3月11日。震災で亡くなられた方で20歳以下の方々は約千人もおられます。みんなまさか、一万五千人以上の人がその日のうちに亡くなるなんて、絶対思ってなかったはずです。みなさん!1秒後のことさえ全く予測できない、そんな道を15年間もいろいろなことがあったでしょうが、歩いてこれたんです。卒業本当におめでとうございます。』

 本日,シェイクアウト訓練を実施しました。
 訓練で終わることを願います。

感謝の気持ちを込めて

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 卒業式を5日後に控えた3年生が,3年間お世話になった校舎に感謝の気持ちを込めて卒業前の清掃活動に取り組んでくれました。
 教室はもちろん,廊下の清掃や掲示物を剥がすなど思い出が詰まったところを入念にきれいにしてくれました。
 これは後輩に引き継がれ,また新たな気持ちで清掃された教室を気持ちよく使用してくれることと思います。

仲間と過ごす時間

 大きな声を出して応援できなかったり,間隔を空けないといけなかったり・・・
 まだまだ制限はあるものの,受験勉強が続いていた3年生にとっては,久しぶりにグランドを走りまわり,笑顔があふれる時間となりました。
 この仲間と過ごすのもあと少し。
 この時間を大切にしている様子がうかがえました。
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卒業に向けて

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 校長室でコケ玉栽培している「ぼけ」の花が満開を迎えています。
 昨日,公立高校中期選抜を終え,3年生もひと段落。数学の問題を見ていると,改めて深く考えることの重要性を感じ,生徒に「深い学び」を体感させられる授業の展開の必要性を痛感しています。
 本日,球技大会を楽しむ元気な声が校内に響いています。昨年度末よりこういった取組がなかなか実施できなかった分,思いも深いと思います。もちろん感染予防に気を付けながら,仲間との時間を楽しんでもらいたいと思っています。

オグチュー iso iso カレンダー に加えて

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 3月になり,恒例となった「オグチュー iso iso カレンダー」が更新されました。早いもので今年度最終版。コロナの影響など様々なことがありましたが,最後の締めくくりに際し,気を引き締めて行いと思います。そして,一番下を見てみると,すでに来年度の年度当初の予定も記載されています。新たな前向きな気持ちにさせてくれます。

 さて,そんな中いつも「オグチュー iso iso カレンダー」が掲示される場所の向かい側にもう1枚の掲示物を発見しました。
 かりゆし58の代表曲「オワリはじまり」の歌詞です。

 知っている人もいれば,知らない人もいるかも知れません。一度改めて,歌詞を読んでみて下さい。

 色々な解釈があっていいと思います。
 本日,中学校生活最後の教室での授業を終えた3年生が,どのように感じ,どのように歩んで行ってくれるのか,楽しみです。

 この掲示物の作者のメッセージは伝わったでしょうか?

 かけがえのない時間を胸に刻み込むことはできましたか?

 もしまだなら,3月15日までの宿題です。

 そして,1年生にも2年生にも少し足を止めて読んでもらえれば・・・

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小栗栖版GIGAスクール構想 その7

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 GIGAスクール構想が進む中,先日教職員向けに「ロイロノートの活用方法」の研修がZOOMで開催されました。自主参加ではあるのですが,本校の教職員は意欲的に研修に臨み,最近,生徒が活用して機能し始めている未来スタルームのブースを使って,視聴しました。
 実際に使ってみることで,こちらが慣れていないとなかなか授業の中で活用することができないものです。
 意欲的に研修を受ける姿を見て一安心。設備が整ってきている以上,十二分に活用できるよう取り組んでいきます。

石田小学校の6年生の授業に行ってきました

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 石田小学校の総合的な学習の時間の取組として,SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」について6年生が学習されています。
 その中で児童からあがってきた疑問が「中学校の標準服の女子のズボンは可能か?」「いつから?」「誰かが言った?(子ども?生徒会?保護者?)」ということと,「部活で男子の中に女子が入ることもあるのか?」というこだったので,中学校の校長として,その質問に答え,さらに「中学校でどのような意識を持ってほしいか」ということのお話をしてきました。
 あと1か月ほどで中学生になる児童は,大変意欲的に学習し,手を挙げて質問し,真剣に耳を傾けてくれました。自分の経験の中で,野球部に女子部員が入った経緯などを例に挙げながら,思いを伝えてきました。
 来年度,小栗栖中学校で再会することを約束して終了しました。

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学校行事
3/19 修了式
3/22 春季休業(〜4月5日(月))

学校評価

学校いじめ防止基本方針

全国学力・学習状況調査

小中一貫教育構想図等

部活動運営方針

台風・特別警報に対する非常措置(休校等)についてのお知らせ

その他

小栗栖だより

創設協議会だより

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