京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/13
本日:count up3
昨日:112
総数:588957
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

修学旅行を終えて

画像1
<修学旅行を終えて> 
 
 令和2年度の修学旅行が昨日終了いたしました。鳥取方面への2日間の日程でしたが,大過なく終えることができ安堵しています。今回の修学旅行はコロナ禍の中で,4月から3回の日程変更の末の実施となりました。実施の可否についても賛否両論があり,その中で,1泊2日に行程を縮小し,できる限りのコロナ対策を行う中での実施となりました。
 行程は,初日に蒜山高原に入り壮大な大山を眺めながらの体験学習でした。現地の人の話によると,例年のこの時期は雨天が多く天候が不安定らしいですが,当日は本当に爽やかな秋空で,春日丘中学校の修学旅行のための天候とも思えるような気持ちの良い青空でした。2日目は蒜山高原から鳥取砂丘に入りました。その途中,車中から眺める日本海の景色も気持ちが良かったです。
 今回の旅行を実施するにあたり,子どもたちはもちろんのこと,教職員・保護者・地域の方々が,それぞれの立場で修学旅行の意義や在り方について考えられたのではないでしょうか。学校行事の持つ意味は,その時代背景を反映し,社会の発展とともに変化してきたのだと思います。中学校最大の行事といわれる修学旅行もその例外ではありません。
 特に今回はコロナ禍の中で実施の是非についても議論があり,状況によっては中止の判断をせざるを得ないことも可能性としてはありました。実際,他の都道府県や市町村においては,中止の判断をしたり,行先の範囲を縮小したりするところもある中で,実施する意義を見出すことは容易いことではなかったのも事実です。今でも実施したことが正しかったのかどうかの判断をすることは難しいと思います。ただ一つだけ言えることは,旅行中の子どもたちの生き生きとした姿を見る限り,そこに答えがあるような気がします。
 子どもたちは仲間とともに宿泊をともなう旅をする中で,同じ時間と空間を共有し,人と付き合うことの大切さを学ぶところにあるのではないでしょうか。そこには自己のアイデンティティを確立するという,大きな教育的意義があるような気がします。
 最後に今回の修学旅行に向けて子どもたちを支えていただいた多くの方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


                     令和2年10月
                     京都市立春日丘中学校
                     校長 山崎 良一

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
京都市立春日丘中学校
〒601-1406
京都市伏見区日野谷寺町50
TEL:075-571-4969
FAX:075-571-4970
E-mail: kasugaoka-c@edu.city.kyoto.jp