京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/09
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学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

人権講演会 みんなの感想(抜粋)より(1)

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・遠いところからわざわざ来てくださってありがとうございます。講演を聞いて,竹内先生の気持ちがよく伝わってきました。目が見えないということはすごく不便だと思うけれど,目が見えないからこそわかることがあるんだと思いました。自分のためばかりじゃなくて,自分以外の人のことを一番に考えられるようにしたいです。そんな人がたくさん増えていったら,みんなが安心して暮らしていけると思います。これからはそんな世の中にしていきたいです。人のために何かできるような人になろうと思いました。

・私は舞台の上に立たせてもらって,目の見えない人の接し方がよくわかりました。竹内先生がとてもわかりやすく教えてくださったので,今後,こういうことがあったら,竹内先生に言われたことを実行していきたいです。どんなことでも,できないと思ったらダメなんだなあと思いました。

・今日は本当にありがとうございました。自分が健康な体で生まれて来たこと,そして,健康な体でいられるのは,「自分の代わりに病気になった人がいると思う」こと,「自分の体は自分だけのものじゃない」ということを,心に留めてこれから過ごしていきたいです。障害者の人たちが暮らしやすく楽しくできるのは,自分たちだと思うので,がんばっていきたいです。目の見えない人の誘導の仕方も教えていただいたので,これから見かけたら声をかけていきたいです。自分のことを犠牲にしてでも,人のことを優先できるような立派な人になるためにも一生懸命勉強します。自分の幸せを全部でもあげられるような人になりたいです。今日は本当にありがとうございました。

ユネスコ「学習権宣言」を読み直すと・・・

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学習権宣言(抄訳)

 学習権を承認するか否かは、人類にとって、これまでにもまして重要な課題となっている。
学習権とは、   
読み書きの権利であり、   
問い続け、深く考える権利であり、   
想像し、創造する権利であり、   
自分自身の世界を読みとり、歴史をつづる権利であり、   
あらゆる教育の手だてを得る権利であり、   
個人的・集団的力量を発達させる権利である。  
               (中略) 
 学習権は、人間の生存にとって不可欠な手段である。  
もし、世界の人々が、食料の生産やその他の基本的な人間の欲求が満たされることを望むならば、世界の人々は学習権をもたなければならない。  
もし、女性も男性も、より健康な生活を営もうとするなら、彼らは学習権をもたなければならない。  
もし、わたしたちが戦争を避けようとするなら、平和に生きることを学び、お互いに理解し合うことを学ばねばならない。
 “学習”こそはキーワードである。  
学習権なくしては、人間的発達はあり得ない。  
学習権なくしては、農業や工業の躍進も地域の健康の増進もなく、そして、さらに学習条件の改善もないであろう。この権利なしには、都市や農村で働く人たちの生活水準の向上もないであろう。  
 しかし、学習権はたんなる経済発展の手段ではない。
それは基本的権利の一つとしてとらえられなければならない。
学習活動はあらゆる教育活動の中心に位置づけられ、人々を、なりゆきまかせの客体から、自らの歴史をつくる主体にかえていくものである。  
それは基本的人権の一つであり、その正当性は普遍的である。
学習権は、人類の一部のものに限定されてはならない。すなわち、男性や工業国や有産階級や、学校教育を受けられる幸運な若者たちだけの、排他的特権であってはならない。
               (中略)  
 人類が将来どうなるか、それは誰がきめるのか。これはすべての政府・非政府組織、個人、グルーブが直面している問題である。これはまた、成人の教育活動に従事している女性と男性が、そしてすべての人間が個人として、集団として、さらに人類全体として、自らの運命を自ら統御することができるようにと努力している女性と男性が、直面している問題でもある。
   1985年3月29日、第4回ユネスコ国際成人教育会議


 ※ちょっと難しいかもしれませんが,あらためて読み直しますと,学習すること「学習権」の大切さ「意義」がわかります。
 以前,数学を教えている時に,「先生,二次方程式ができなくても生きていけるやろ…」という声を聞くことがありました(これは本当は数学をわかりたいと思っているのですが,難しいからそこから逃げたいという気持ちの現われだったように思います)。しかし,ユネスコの「学習権宣言」を読みますと,「生きるために学習する」,「学習権は基本的人権の1つである」ということがわかります。そのような意味から,今一度自分の学習に向かう姿勢を見つめなおしてください。しっかりと,自分の,またほかの人の「学習権」を,遵守し履行しているかを考えてみてください。

配布文書一覧に「学校だより12月号」をアップしました。

 早いもので12月に入ってから,一週間が経ちました。本当に先生たちは走りっぱなしです。「師走」という言葉がぴったりです。明日は,3年生のために本校卒業生が来てくれて話をしてくれます。また,金曜日は人権講演会です。そして来週の木曜日から,個人懇談が始まります。もう3週間で,今年も終わりです。

1年 創新(総合)の時間(2)

次回で,4つの学習が一回りしますので,講師の方との学習は一応の区切りとなります。今回学習したことをもとに,次は自らが,人権問題や環境問題,また福祉や食育でもっと知りたいことを整理し,さらに探求し続けていってほしいと願っています。
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1年 創新(総合)の時間(1)

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 12/7(火)の5・6時間目に,講師の先生をお招きして3回目となる「創新(総合)の時間」がありました。「人権」「福祉」「環境」「食育」を,順番に学習していきます。普段習う先生とは違うので,どんな授業になるのか興味深そうに講師の先生の話に聞き入っていました。

人権講話−校長先生のお話を聞いて(一言感想)−

・言葉はそれぞれの受け取り方があるし,しっかり考えてから話していこうと思いました。自分は平気でも,他の人を傷つけているかもしれないし,人の気持ちを考えていかないとダメだと思いました。今日の授業は,自分のためにもなったし,人のことをじっくりと考えることができました。(1年女子)

・私たちが今できることは,「差別をしない」「相手の立場になって考える」「自分のストレスを人にぶつけて傷つけたりせず,自分をコントロールする」など,日頃の小さなことから見つめ直していきたいと思いました。自分の行動を見直すきっかけになったので,よかったです。1日1日を大切に生きていかなくてはならないことも学べました。(1年女子)

・校長先生のお話では,「人権について関心を持って,解決に向かって努力していこうとする」ことにより,自分もよくなっていくのだということが分かりました。(2年男子)

・今月が人権月間だからではなく,いつでもどんなときでも人権を大切にしていかなくてはと思いました。(2年女子)

・12月は人権を特に意識して行動できるようにしたい。校長先生の話の中のいろいろな例え話は,分かりやすかった。人権といわれてもぴんと来なかったけれど,今日は「自分を大切に,そして人を大切に」ということが分かった。(2年女子)

・人権学活は人生の中で1番か2番目ぐらいに大切なものだと思います。(2年男子)

・人は皆同じってことは絶対にないから,自分のことだけじゃなくて,みんなのことも考えていける人になりたいと思いました。(3年女子)

・障害者にとって優しい社会は,全ての人にとっても住みやすい社会になると思いました。(3年男子)

12月は「人権月間」です!−12月10日は世界人権デー−

 「たったひとつの命だから」(ワンライフプロジェクト編)という本の中にあったメッセージをまず紹介します。
 『今日,交差点で信号待ちをしていたら,とてもきれいな女性と,小学校の女の子が仲良く話をしていました。会話から,親子だと分かりました。信号が青に変わり,渡り始めたら,前方から車椅子に乗った少年とお母さんらしき女性が,車椅子を押しながらこちらに向かってきました。
 すれ違う瞬間,女の子のお母さんが言いました。「ほうら,あの人は何か悪いことをしたから,バチがあたってあんな体になったのよ」…あまりの言葉に立ち尽くした私です。これって許せる言葉じゃありません。どうして幼い子どもにこんなことを吹き込むのですか?学校で人権・平和学習が行われていますが,母親がこれでは差別も偏見もなくなりません・・・。』(25歳OL)
 
 次に,先生の家族の中で起こったこと,今から20年も前に家族3人の中であった大切な出来事を紹介します。妻と子ども(当時2歳)と私の3人で買物に行ったときの出来事です。
 『一足先に子どもと車に戻り,妻の帰りを車の中で待っていました。車の中は,テレビのヒーロー番組の怪獣の話題で盛り上がっていました。好きなヒーローの話で夢中になっていたときのことです。急に子どもが話すのをやめて,ある一点を見つめていました。「何かなあ?」と思い,その方向に視線を移すと,向こうから足に障害のある方が歩いて来られました。子どもは,その人をじっと見ていたのです。とっさに,「何か言わなければ・・・」と思ったのですが,2歳の子どもに何と言えばいいのか,正直迷っていました。すると,妻が買物から帰ってきて,車の中の空気をすばやく読み取り,次のように2歳のわが子に語り掛けました。「○○ちゃん,あの人は歩くことがしんどいのではありませんよ。人から笑われたり,蔑まされたりすることがしんどいのですよ…」。そのとき,先生はハッとしました。2歳の子どもに分かるように,何を話したらいいのか迷っていた自分と,妻との違いに気づいたのです。「人権」について話しをするのは,もちろん分かりやすさも大切です。しかし,もっと大切なのは,“時(タイミング)”と“熱い思い”なのだと気づいたのです・・・。』

 ここで,最初に紹介したメッセージの25歳OLの人は,更にこのように言っています。
 『・・・ああ,心を持った人間として,見過ごしてはいけなかったのではないかと,その場でひと言,どういうつもりか聞いてみるべきではと,後悔しています・・・。』

 「知らない」ということが,すぐに差別につながるとは限りません。しかし,「知らない」ということが,「正しい判断」につながらないことがあります。ですから,「正しく判断する」ためには,「正しく知ろうとすること」が大切です。しかし,社会の中には残念ながら偏見や差別が残っています。それをなくそうとするには,次に「なくそうとする行動」が必要になってきます。
 では,「正しく知り」「正しく判断」したあと,「正しい行動」にまで高めていくにはどうしたらいいのでしょうか?12月10日(世界人権デー)に,本校体育館で人権講演会があります。今回は盲学校の先生をやっておられる竹内先生のご講演です。先生ご自身も,小学校2年生のときに,網膜はく離で全盲になりました。当事者からのお話を聞くことを,春日丘中学校はこれまでも大切にしてきました。まずは,竹内先生の思いにどれだけ近づけるかだと思います。人権について考えていくことは楽しいことです。今からワクワクしています。

PTA人権尊重街頭啓発活動 12月4日(土)

 京都市PTA連絡協議会 伏見東支部の「人権尊重街頭啓発活動」が,4日土曜日にありました。スローガンは,
 〜あなたの“差別”,じっと見ている子どもの目!〜
でした。大人の意識・振る舞いが,「人権」というフィルターを通したときに,しっかりと“人を大切にしたもの”になっているのかどうか…。我々大人が,厳しく問われているように思いました。TVや新聞,また講演会など,いろいろなところでこの間「人権」についての報道や催し・講演会等が行われています。そっとしておいても,じっとしていても,人権意識は高まりません。より能動的に,より積極的に,各種イベントに参加してみてはどうでしょうか。師走に入り,これから寒さも厳しくなってきますが,「人権」について考えていくことは,心が温かくなっていくものです。12月10日(金)に,本校体育館で「人権講演会」が行われます。多数のご参加を,お待ちしております。

校内研究授業2〜一人一人の学びの保障を目指して!〜

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 各授業とも「小集団学習」を取り入れ,一斉授業の改善を目指しています。「小集団」での学び合いが,子ども達の発表力や表現力を高めると共に,人間関係においてもプラス面での変化をもたらしています。
 次の研究授業は,1月12日(水)です。今度は,他の中学校からも多数来校されます。本校教員は,今後も常に粘り強く,意欲的に取り組み続けていきます!!
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校内研究授業1〜一人一人の学びの保障を目指して!〜

 12月3日(金)に,「校内研究授業」が行われました。
1年生は「音楽」,2年生は「社会」,3年生は「英語」でした。毎月1回,全教員で集中して「分かりやすい授業」づくりのために,研究授業と研究協議を行っています。全教職員の共有ビジョン・哲学を「子ども一人一人の学びを保障する」「一人残らず学びに参加させる」「教育の専門家として成長する」とし,本日も活発な意見交換を行いました。
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京都市立春日丘中学校
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