京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

ちょっといい話―22―

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 今日は「朝の全校読書」の時間に読んでいる本(「たったひとつの命だから」ワンライフプロジェクト編)の中から,胸に迫った「ちょっといい話」を1つ紹介します。
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『 “〜私の二人の父〜”

 4歳のとき,父を交通事故で亡くした私は,いつもどんな人だったのだろうと,写真を見ながら想像してきました。年齢を重ねてくると,弟が父ソックリらしく,親戚の人たちが口をそろえて言うようになりました。笑い方やしぐさがソックリらしいのです。
 
 8歳のときに母が再婚をして,新しいお父さんができました。でも,どうしても好きになれませんでした。15年も一緒に住んできましたが,私は心からお父さんと呼ぶことができませんでした。私の父は一人だと,突っ張ってきました。

 先日,交際してきた彼が,私との結婚の許可をもらいに,両親に挨拶にきました。父はしばらく黙ってうつむいて,両手を握り締め,穏やかな声で私に言いました。
 「結婚は相当の覚悟がいるぞ。大丈夫か?」
 私は「うん,大丈夫と思う」と答えました。
すると,今度は彼に
 「この子が8歳のときから,私はこの子の父親になりました。この子は私のかけがえのない親友の宝物なんです。この子が不幸になったら,私はこの子の父親に合わせる顔がありません」・・・
 ビックリして,聞き返すと・・・二人の父親とは母は高校からの友人で,交通事故で突然,父がなくなった後,今の父が母を支えてきたのだそうだ。母と再婚するときに,東京からふるさとに戻り,親友の家族を自分の家族として迎えてくれたのだという。弟は野球が好きなことで,すぐ馴染んだけれど,私は警戒してなかなか心を開かず,ズルズルと時だけが流れてしまったという。

 父が「親友の子だから,簡単にはい,どうぞ,とは言えない。今晩一晩待ってください。」と言って涙ぐんでいるのを見て思った。そうだ,私をこの父はいつも暖かく見守ってきてくれた。お母さんとけんかしたとき,いつも間に入ってくれた。寒い朝は手袋をストーブの前であたためていてくれた。帰りが遅いと,無言で外に立っていてくれた。雨の日は偶然を装い駅で待っていてくれた。大学に落ちたときも,1年の回り道くらい何でもないと言ってくれた。どうして,感謝できなかったのだろう・・・。

 次の日,父の仏壇の前に一緒に座った。「おい,嫁に出すぞ,いいか?」そう問いかけて泣いた。私を本当の子どもとして,たったひとつの私の命を見守ってくれたお父さん,ありがとう。お嫁に行きます。幸せになりますから・・・。』
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 ※今日は胸がいっぱいになりましたので,コメントはできません・・・。“ちょっと”ではなく,“すごく”いい話でした・・・。
 (写真は美術部の人たちが描いた人権ポスターです。)

ベル着キャンペーン−生活委員会−

 「立春」という言葉通りに,暖かな日差しをここ2日間感じることができました。
3年生は,京阪神の私立高校入試までアト6日と迫ってきました。体調を崩さず,最後までしっかりと準備を積んでいってください。
 さて,来週の月曜日から木曜日までの4日間,生活委員会による「ベル着キャンペーン」を行います。普段から気をつけていなければならないことですが,クラスみんなで,より意識して行動してください。授業はスタートが肝心です。しっかりと準備し,少しの時間の無駄なく,みんなが授業に集中できるように協力し合っていきましょう。
生活委員の皆さん,声かけならびに集計・報告と忙しいですが,クラスの人たちのために頑張ってください。

ちょっといい話−21−

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 今日は,新聞で紹介された「読者の声」より「ちょっといい話」を2つ・・・

☆『“スズメ埋葬の生徒たちにジーン”  主婦  (千葉県 62歳)

 桜が満開の頃、横断歩道を渡ろうとしたら、スズメが1羽、路上に死んでいました。スズメも交通事故に遭うのかしらと思いながら、そのまま通り過ぎ、用事を終えた帰路には、もうスズメの姿はありませんでした。
 少し離れた森の近くで、地元中学の野球部のユニフォーム姿の男子生徒3人が何かをしています。気にも留めずに通り過ぎ、帰宅して玄関に入ろうとし、はっと気づきました。急いで、彼らのところに戻ると、案の定、3人はスズメを桜花の散る木下まで運び、埋葬しているところ…。「いい子たちだなあ」と胸がジーンとしました。声を掛けたら恥ずかしそうにしていました。
 子どもたちがこんなに心優しく育ってくれていることがうれしく、親御さん、先生、すべての人に感謝したくなりました。私の小さな孫たちも優しい心を持った人に育ってほしい、日本の未来もまだまだ捨てたもんじゃない、と幸せを感じた日でした。』


☆『“初のおつかい 娘に思わぬ親切”   主婦 (千葉県 45歳)

 今月初め、小1の娘を「初めてのおつかい」に行かせた時のことです。家から30分ほどかかるので軽いものをと、ニラ2束を買ってくるよう頼み、千円持たせました。
 1時間以上もかかって帰ってきた娘は、夫の愛飲しているビール半ダースを手にしていました。出がけに私が夫に「今日ビールを買いに行かなくちゃね」と言うのを聞いていたのは知っていましたが、まさか買ってくるとは思いもしませんでした。
 レシートを見ると、持たせたお金では足りません。まず、お使いができたことをほめて、不足した分はどうしたのか聞くと、レジの方が「初めてのお使いだからいいと言った」というのです。
 あわてて夫ともども3人でお店に行き、レジの方に話をうかがうと、娘の後に並んだ年配の男性がにっこりして「そんなこともあったなあ」とおっしゃりながら出して下さったとのことでした。
 娘にとって多分、思い出深いお使いになったことでしょう。また、知らない方に親切にされたら名前をうかがうことを教える機会となりました。ありがとうございました。』

 ※いろいろなところで心温まる話があることを知り,うれしくなってきました。自分の回りにも,しっかりと心の目を凝らせば,きっと「ちょっといい話」は見えて来るのかもしれません。いつそんな話に出会えるのかなあ〜と考えると,少しわくわくしてきます・・・。でもその一方で,自らで「ちょっといい話」を作ることができたらいいのになあ〜とも考えている今日この頃です。
 (写真は,本校の美術部員が描いてくれた人権ポスターです。)


学校便り2月号 配布文書一覧にアップしました

 早いもので,2011年も1ヶ月を過ぎ,昨日から2月に入りました。3年生の中には,本日2日(水)に滋賀県の私立高校入試に臨んでいる人もいます。いよいよ京阪神の私立高校入試まであと8日です。これからの一週間は,体調と心を整え,万全の状態で臨んでください。
 学校だより2月号を配布文書一覧にアップしました。1年生オーケストラ入門,私立高校入試,公立高校推薦・特色・適性検査,1・2年学年末テストなど,盛りだくさんな月です。1年で一番寒い季節になりますが,元気よく各種行事・取り組みに臨んでください。

ユニセフ校外募金活動

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 29日(土)の1時30分から,四条河原町で生徒会本部の人たちが「ユニセフ校外募金」活動を行いました。
 「私たちは春日丘中学校生徒会です。ユニセフ募金にご協力ください!」と大きな声での呼びかけは,生徒会本部の人たちの「人のために」の思いが十二分に詰まった声でした。ご支援いただきました多くの皆様,本当にありがとうございました。生徒会本部の皆さん,あの日の思い・感動を忘れずに持ち続けていってください。

 <四条河原町募金>
・42,804円
 <春日丘フェスティバルPTAチャリティー・バザー>
・ 5,585円(ご協力ありがとうございました。)

「第33回小さな巨匠展」(2)

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 京都市美術館別館の展示会場に入ってすぐの正面に,6組の共同作品が展示されていました。その堂々とした作品に圧倒されると共に,一番初めに目にする場所に展示されていたことに,感激を覚えました。日ごろの学習の一生懸命さが,十分に伝わってくる作品でした。

第33回「小さな巨匠展」(1)

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 1月27日(木)〜30日(日)の4日間,京都市美術館別館で,「第33回小さな巨匠展」が開かれました。
 京都市小・中学校育成学級,総合支援学校の児童・生徒の作品を一堂に集め,学習成果の発表の場として展示されました。この作品展は,作品作りを通して,子供たちの豊かな心を育てると共に,広く皆様には作品鑑賞を通して,障害のある子供たちの教育についての理解を深めていただき,すべての人が「お互いのよさを認め合い,共に支えあって生きる社会」づくりの一助になることを願って開催されています。

 本校の6組からも,絵画や共同でつくった作品が展示されていました。どの作品からも,一生懸命さと頼もしさ・力強さを感じました。また,展示会場で,3年前に卒業し現在は総合支援学校高等部で学習している生徒とも久しぶりに会い,高等部で作成した作品について話をすることができ,偶然の再会をうれしく思いました。


ユニセフ 校外募金活動

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 1月28日(金),29日(土)の2日間,校内から校外へ場所を移して「ユニセフ募金活動」を,生徒会本部の人達を中心に行いました。

 28日金曜日は,地域5ヶ所へ出て,評議員・ボランティアで参加してくれた人たちを合わせた90名で募金活動を行いました。寒い中,立ち続けの募金活動でしたが,生徒たちは一生懸命に声かけをしていました。募金活動の時間にあわせて来ていただいた保護者・地域の方々も多くおられ,あらためて中学校がたくさんの方々に暖かく支えられていることに深く感謝しました。

 29日土曜日は,四条河原町に場所を変え,13時30分から15時30までの2時間,生徒会本部の人たちが声をからしながら,一生懸命の声かけをしてくれました。「ご苦労様,頑張ってね!」の暖かい励ましのお言葉に,生徒会本部の人たちをはじめ,教職員一同皆が大変感激していました。

 2日間を通しての暖かいご支援・ご協力に,深く感謝いたします。ありがとうございました。また,生徒会本部の人たちをはじめ,募金活動に参加してくれた生徒の皆さん,「人のために」の思いを大切に持ち続けていってください。ご苦労様でした。

 <28日(金)募金分>
・ダイゴロー  :14,721円
・マツヤスーパー:18,286円
・コスモ    :12,881円
・京阪,イトヨー:31,033円
  合 計   :76,921円
※ご協力ありがとうございました!
 (写真は,生徒会本部の人たちの四条河原町での募金活動の様子です)

ちょっといい話−20−

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 新聞の投書から,プロフェッショナルな「ちょっといい話」を・・・。

 『拾った10円 届けて“対応”に感謝  主婦 (千葉県 43歳)

 4歳になる娘と,近所へ買い物に出かけた時のこと。
スーパーの入り口付近で10円玉を拾いました。金額が金額なので「もらっちゃおうか、それとも献金箱にいれる?」と娘に提案。ところが、娘は私の提案を却下し「落し物を拾ったらお巡りさんに渡すんでしょ」と譲りません。
  根負けした私は、10円を握りしめた娘を伴い、交番へ。お巡りさんはきっと笑って、娘をほめ、「あげるよ」と言うだろうなと、半ば恥ずかしく、交番に入りました。ところが実際は違っていました。お巡りさんは真面目に、書類を作成して10円を受け取ってくださいました。3カ月間落とし主が現れなければ、10円を頂くか、放棄するかまで娘に聞いてくださいました。
  頂く権利を放棄した娘は帰り道「落とした人が交番に行ったら見つかるから良かったね。いいことをするとうれしいよね」と、とても満足げ。お巡りさんのお陰で、娘はとても良い体験をしました。
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※「小さな子供だから・・・」といった対応ではなく,誰に対しても,まじめに真摯な態度で接してくださったお巡りさん。真のプロフェッショナルな姿がそこにはありました。「いろいろな“人のために”」の思いがたくさん詰まった,心温まる「ちょっといい話」でした。
 (写真は,職員室前の中庭にある「希望」像です。)

ユニセフ校内募金活動〜暖かな心が伝わります!〜

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 今週の火曜日25日から始まった校内募金活動も本日で終わりました。
この3日間,暖かな気持ちを持ち続けてくれた生徒の皆さん,ありがとうございました。生徒会本部の人たちも,一生懸命に「人のために」の思いでやってくれました。
 いよいよ明日は,地域に出ての校外募金です。生徒会本部の人たち,評議員の皆さん,そしてボランティアの生徒の皆さん,よろしくお願い致します。90名の人たちが,地域5ヶ所(京阪六地蔵駅,イトーヨーカドー正面・裏口,マツヤスーパー,ダイゴロー)に分かれての募金活動です。保護者・地域の皆様,よろしくお願い致します。
 <ユニセフ募金>
・25日(火):4845円
・26日(水):7279円
・27日(木):8896円

 〜心温かなたくさんのご支援ありがとうございました!〜
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