京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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学校教育目標 社会適応力の育成 〜変化する未来に向けて〜

ちょっといい話−29−

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 今年は,「入試」というと「雪が降る」というようになってしまいましたね。寒かったのですが,3年生は順調に入学試験に果敢に挑んでいました。
 卒業式まであと10日。「感謝・感動・決意」(3K)にあふれた卒業式にしていきましょう!今日は,入試で疲れた頭を少しの間休め,「ちょっといい話」で心を元気にしてください。

   『〜心を込めて“いただきます”“ごちそうさま”を!〜』

 その絵本の帯に、一人の名も無い主婦のメッセージが書かれていた。「朗読を聴いて、うちの娘が食事を残さなくなりました・・・」

 絵本に食肉加工センターの「坂本さん」という人が登場する。 実在の人物である。坂本さんの職場では毎日毎日たくさんの牛が殺され、その肉が市場に卸されている。牛を殺すとき、牛と目が合うという。そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていた。
 ある日の夕方、牛を荷台に乗せた一台のトラックがやってきた。「明日の牛か…」と坂本さんは思った。しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。不思議に思って覗いてみると、10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている。その声が聞こえてきた。「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃん、ごめんねぇ…」坂本さんは思った、(見なきゃよかった)女の子のおじいちゃんが坂本さんに頭を下げた。「みいちゃんはこの子と一緒に育てました。だけん、ずっと家に置いとくつもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、お正月が来んとです。明日はよろしくお願いします…」(もうできん。もうこの仕事はやめよう)と思った坂本さん、明日の仕事を休むことにした。

 家に帰ってから、そのことを小学生の息子のしのぶ君に話した。しのぶ君はじっと聞いていた。一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は父親に言った。「やっぱりお父さんがしてやってよ。心のなか人がしたら牛が苦しむけん」しかし、坂本さんは休むと決めていた。翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言った。「お父さん、今日は行かなんよ!(行かないといけないよ)」坂本さんの心が揺れた。そして,しぶしぶ仕事場へと車を走らせた。牛舎に入った。坂本さんを見ると、他の牛と同じようにみいちゃんも角を下げて威嚇するポーズをとった。「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。ごめんよう」と言うと、みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。 殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。坂本さんが、「じっとしとけよ、じっとしとけよ」と言うと、みいちゃんは動かなくなった。次の瞬間、みいちゃんの目から大きな涙がこぼれ落ちた。 牛の涙を坂本さんは初めて見た。
       (『いのちをいただく』西日本新聞社)より
*    *    *    *
 その絵本のあとがきに次のような言葉が書かれていました。

 『私たちは奪われた命の意味も考えず、毎日肉を食べています。自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の悲しみも苦しみも知らず、肉を食べています。 『いただきます』『ごちそうさま』も言わずにご飯を食べることは私たちには許されないことです。感謝しないで食べるなんて許されないことです。食べ残すなんてもってのほかです…』

 『その絵本の帯に、一人の名も無い主婦のメッセージが書かれていた。「朗読を聴いて、うちの娘が食事を残さなくなりました・・・」』
 その深い意味が分かりました。


いよいよ明日公立高校入試です!

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 今日はちらちらと雪が舞う寒い1日でした。でも,緊張で熱く静かに燃えているのが3年生です。いよいよ入試も終盤に近づいてきました。明日の4日(金)は,いよいよ「公立高校一般入試」です。本校からも,53名の人たちが受験に臨みます。寒さも少し心配されますが,心を平らに落ち着かせ,試験問題にあたってください。これまでやってきたことが,全て出し切れるようにと祈っております。
 

3年生を送る会〜2年生学年練習〜

 本日3月2日(水)の6時間目に,2年生が「3年生を送る会」の学年練習をしました。今回の学年からの出し物は「学年合唱」と「ハンドダンス」です。2年生全員がステージに上がり,全員が音楽に合わせて手(ハンド)でリズムを取ります。昨年度も経験済みなので,息もぴったりです。なかなかの圧巻です。更に精度が増すよう,もうひと踏ん張りの練習を期待しています。
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生徒会本部 3月の朝の挨拶運動

 3月に入り,完全下校の時間が17時30分(17時20分部活動終了)になりました。1日1日と春が近づいている感があります。
 毎月はじめに恒例の「生徒会本部朝の挨拶運動」が昨日より始まりました。3年生は卒業まであと2週間弱です。3年生の人たちと挨拶を交わすのも,今回の挨拶運動が最後になります。今まで以上に,感謝の気持ちを込めた挨拶をお願いします。
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ちょっといい話−28−

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『3月1日(火),完全下校後の6時前ごろ。“トントントン”と職員室をノックする音がしました。誰かなあと思いドアの方を見てみると,4年前に卒業したある一人の男子生徒がそこに立っていました。実は彼は,・・・・』

 今日は,少し肌寒い感がありましたが,心から暖かく,そして熱くしてくれる春日丘中学校の「ちょっといい話」がありましたので紹介します。

 『その男子生徒を見て,「お〜久しぶり」と言うと「ご無沙汰しております」ときちんとした挨拶。更に「今日はどうした?」と聞くと「○○先生に用があって・・・。おられますか?」「はい。いるよ」そしてその先生が来ると,「先生,今日,高校を卒業しました。これが卒業証書です。」と,わざわざ卒業証書をその先生に見せに来てくれたのでした。今日3月1日は,公立高校の卒業式だったのです。家族でお祝いをする前に,中学校時代の担任の先生に卒業証書を見てもらいたくて来たのでした。彼にとって,この1枚の卒業証書には格別の思いがあったのです。それは・・・

 彼は高校1年の終わりに,高校の先生から「留年」という厳しい現実を突きつけられました。彼は,自分のいい加減さから招いた結果だと思っていましたが,自分を厳しく直視できないままでいました。そして,「1年下のヤツと一緒に勉強できるかい!」と,退学を決めていました。そのことを高校から聞いた中学校時代の担任は,電話してすぐに彼を中学校に呼びました。彼はうしろめたい気持ちを少し持ちながら,退学と決めて母校の門をくぐりました。担任は彼の甘さを見抜いて厳しく言いました。「高校を決めるときに,いろいろと悩んだ末に自分で決めたことやないか。1年ぐらい遠回りしても遅くない・・・!」
 
 卒業までに,普通の人よりは少し長く4年の歳月を費やしましたが,今日この日の彼は,最高に輝いていました。たった1枚の卒業証書ですが,この1枚の中に彼のこれまでの4年間の苦悩が凝縮されているに違いありません。いや,苦悩だけでなく,それ以上に,やりきったという満足感と自信がいっぱいに詰まっていることでしょう。彼は,辛いことから逃げずに,周りから何と思われようと自分の意志を貫き通しました。担任との約束を守りきりました。そんな彼が非常にまぶしく見えました。こんな出来事が,教師をまた大きく育ててくれるのです。まさに教師冥利に尽きます。最後にその担任の先生はこう言っていました。「今日授業をしているとき,“そういえば,今日は○○君の卒業式やなあ”と思っていました・・・」。たくさんの卒業生を送り出しているその先生ですが,一人の卒業生の人生の節目に思いを馳せることが出来る先生と,同じ職場で仕事が出来る幸せを体一杯に感じました。』
 (写真は美術科の作品「絵文字」です)

3年生を送る会に向けての学年練習開始!

 3月11日(金)に,「3年生を送る会」が行われます。これは,全校生徒が参加しての「卒業式」ともいえる大イベントです。1年生では,群読と学年合唱をラストメッセージとして送ります。この3年生を送る会で,3年生は一気に卒業式モードに突入します。卒業をしんみりと考え始めます。
 卒業式まであと2週間。春日丘中学校を母校として,誇りを持って卒業していってほしいと願っています。
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2年生から1年生へ〜生きチャレで学んだこと〜

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 今日から3月です。3月最初の日の5時間目に,1・2年生合同で「2年生 生きチャレ学年報告会」を体育館で行いました。昨年の6月に2年生が学んだことを,いよいよ今度は1年生があと4ヵ月後に体験します。その心構えとして大切なことを,先輩から後輩へと伝えていきました。
 来週の月曜日には,2年生全員が各事業所ごとに体育館で分かれて,1年生からの質問に答えていきます。今年度経験して得た宝物を,しっかりと後輩に伝えていってください。

6組 なかよしタイム

 2月最後の28日(月),春日野小学校ひまわり学級のみなさんと日野小学校あおぞら学級のみなさんをお招きしての「なかよしタイム」が,春日丘中学校の生き生き交流ルームで行われました。
 まずは,3チームによる「とんとん相撲」のリーグ戦です。満員御礼の中,熱い熱い闘いが繰り広げられました。
 次に,中学生による「ブレーメンの音楽隊」の寸劇を小学生に見てもらいました。少し恥ずかしい気持ちはありましたが,今までの練習の成果を十分に発揮しようと一生懸命に役を演じていました。
 あいにくの外は雨模様でしたが,みんなの気持ちは晴れ晴れとしていました。
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ちょっといい話−27−

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 テストが終わり,本日から部活動の再開です。学校にまた元気な掛け声が戻ってきました。そんな中,子どもが小さいながらも自らで成長していく「ちょっといい話」がありましたので紹介します。
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 『“メダカの死、何かを学んだ娘”   主婦 (横浜市 33歳)

 8歳の娘がメダカを飼っている。1年前6匹いたのが2匹残り、背の白っぽい方を「みーちゃん」、黒っぽいほうを「めーちゃん」と名づけ、かわいがっていた。
 帰省の数日間、近所の方にお世話をお願いしていた。帰宅した日、1匹に元気がないことに気づいた娘が「みーちゃんが死んじゃいそう」と大騒ぎすると、一時は元気よく泳いだ。しかしそれはメダカの別れのあいさつだったのだろうか。その夜、みーちゃんは死んでしまった。
 メダカの死を娘に知らせるのはためらわれた。娘が悲しむ姿が容易に想像できたからだ。しかし、夫婦で話し合って、娘にありのままを伝えようと決めた。
 翌朝メダカが水面に浮いている姿を見て、案の定、娘は号泣した。メダカを花壇に埋めたが、そこでも泣き崩れ、その場から離れなかった。2時間以上も泣き続ける娘に、どう声を掛けたらよいのか私も悩んだ。生き物の死を理解し受け入れるにはまだ早すぎたのかと後悔した。

 しかし、あくる朝、娘は「みーちゃんに『めーちゃんが長生きするように祈っててね』ってお願いしてくる!」と言った。悲しみを乗り越える答えを、娘は自分自身で見つけたようだった。』


学校便り3月号を配布文書一覧にアップしました

 1・2年の「学年末テスト」も今日で終わりました。お疲れ様でした。いよいよ来週の火曜日から3月になります。公立高校入試,3年生を送る会,卒業式,修了式と,いよいよ平成22年度も幕を閉じます。今年度の総括と来年度の準備に大忙しの月になります。
 さて,右の配布文書一覧に「学校便り3月号」をアップしました。この1ヶ月間で,いろいろな行事がありますが,年度の節目となる月を充実したものにしていきましょう!
(写真は美術科の作品「絵文字」です)
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