京都市立学校・幼稚園
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◇学校教育目標  自主・敬愛・挑戦

御礼

 激動の令和2年が終わろうとしています。
 12月29日(火)から年明けの1月3日(日)までの間,「学校閉鎖」となります(なお,明日の12月26日(土)から電話での対応ができなくなりますので,ご了承ください)。
 新型コロナウイルスの感染状況を鑑みますと,例年のような年末・年始の過ごし方は難しいかもしれません。“ステイホーム”を前向きに捉え,ご家族で豊かな時間をゆっくりと過ごされるのもいいかもしれません。
 さて,今年は未曽有の休校3ヶ月がありました。誰もが経験したことのない出来事でした。学校再開の6月には,分散登校や隔日登校なども行いました。3密を避けるために,全校集会をはじめ様々な行事が中止・延期・縮小を余儀なくされました。部活動の公式戦・コンクールも中止となりました。失ったものは少なくありませんでしたが,改めて大切なものを見つめ直すことが出来たようにも思います。これまであたりまえに思っていたことが,実はそうでなかったことに気づきました。『健康・学び・絆・時間』の大切さを,これまで以上に強く実感しました。
 歴史を振り返れば,人類誕生の時から様々な困難を,先人たちは必ず乗り越えてきました。今の私たちがあるのは,先人たちの“志と努力”のおかげです。目の前の課題の1つ1つに粘り強く向き合い,志を共にし,知恵を出し合って困難な状況を克服してきました。次は,私たちの番です。この苦境を打破するためには,私たちの“志と努力”,そして“心と心の繋がり”が必要です。感染者や医療従事者,そしてその家族を誹謗中傷してはなりません。憎むべきは「ウイルス」のはずです。今後も『正しく恐れる』姿勢を貫いていきましょう。現在,新型コロナウイルスの治療薬・ワクチンの開発が急ピッチで進められています。感染防止策の徹底は今後も必要ですが,少しずつ光も見え始めたように感じています。輝かしい未来を,私たちの手で切り拓いていきましょう。そんな夢と希望の持てる令和3年にしていきたいと願っています。
 少し話が大きくなってしまいましたが,そのためには生徒の皆さん一人一人の成長と,集団としての質の高まりが重要です。3学期を迎えるにあたって,皆さん一人一人が“なりたい自分の姿”をしっかりとイメージしてください。そして,2学期終業式で皆さんにお話しした“2つの力”―『自己学習力』と『自己指導能力』―の育成を,来学期も引き続き目指してください。期待しています。
 最後になりましたが,保護者・地域の皆様にはこの1年間,本校教育に対しまして多大なるご協力とご支援をいただきましたことに,心より厚く御礼申し上げます。来年が皆様にとってかけがえのない佳き1年となりますよう心よりお祈り申し上げ,今年1年の御礼のご挨拶とさせていただきます。
                       令和2年12月25日
                        校 長 浜矢  全

『藤中だより15号』を,配布文書にアップしました。

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 本日配布します『藤中だより15号』を,右側の『配布文書』にアップしました。
 今号の内容は・・・

 ○12月は人権月間です〜誰もが輝ける社会の実現をめざして〜
 〇ある日の学級通信より〜「当たり前の違い」(2年生女子)〜

です。
 明日から12月です。今年も残り1ヶ月となりました。寒さ厳しくなる一方ですが,体調にはくれぐれもご留意ください。
 さて,先週に「第3回定期テスト」が終わり,12月14日(月)から各学年「個人懇談会」が行われます。特に3年生は,「進路希望の決定」という,重要な局面を迎えることになります。まずはお家の方でしっかりとお話し合いを行っていただき,懇談会にご参加いただきますようお願いいたします。進路関係等でおわかりにくい点がございましたら,その都度で結構です。担任・学年の方にご連絡いただきますよう重ねてお願いいたします。
 令和2年はコロナ禍による休校等があり,これまで誰もが経験したことのない緊張感を持った毎日の連続でありました。また,現在の感染状況を鑑みますと,今後も更に注意が必要な状況が続きそうです。これまでの感染予防策を再徹底していくことがより重要と思われますので,「マスクの着用・手洗いの励行・3密の回避」など,今後ともよろしくお願いいたします(また今後は,新型コロナウイルスの感染予防と併せて,季節性インフルエンザの予防にも注意する必要があります)。
 12月は「人権月間」です。各学年,12月7日(月)からの週に「人権学習」を行っていく予定です。まずは,個別の人権問題について「事実を正しく知る」ことが大切です。そして,当事者の立場に立って考えることの出来る「想像力・感性」も大切になります。子どもたちと一緒に,私たち教職員もしっかりと考えていきたいと思っております。一人の100歩もすごいことなのですが,『100人の一歩』を「人権学習」ではめざしていきたいと考えております。
 (※写真は,校庭の芝生です。冬芝の芽も順調に育っています。いつも
   お手入れありがとうございます。)
 ☆クリックはこちらから⇒<swa:ContentLink type="doc" item="116864">R2 藤中だより15号</swa:ContentLink>

R2 合唱コンクールを終えて

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 まずは生徒の皆さん,「合唱コンクール」,大変お疲れ様でした。みんなの前で歌うということは,大変緊張するものです。今日は本当によく頑張りました。お疲れ様でした。
 入賞したクラスの皆さん,おめでとうございます。その一方で,残念ながら賞を逃したクラス皆さん,下を向く必要はありません。自分のクラスの合唱に“自信と誇り”を持ってください。どのクラスにも,クラスにふさわしい色のメダルが,胸の前に光り輝いているはずです。
 コンクールですから順位がつきます。しかし,「結果」が全てではありません。ここにくるまでの「過程」の方が大切です。クラスのスピーチにもありましたが,本日を迎えるまでには,クラスの中でいろいろなことがあったことと思います。その1つ1つの課題に,クラスのみんなで解決に向けて“折り合い”をつけながら,より文化的に高い合唱を目指そうと頑張ってきました。その事実(「過程」)こそが大切なのです。各クラス,合唱コンクールの「目標」は何だったでしょうか。多くは,「金賞をとる」ことだったかもしれません。しかし,金賞のクラスは1つだけです。「入賞しなければ意味がない」と思う必要はありません。入賞はあくまでも「目標」であり,「目的」ではなかったはずです。「目的」は,『合唱コンクールの活動を通して,クラスがより団結(一体化)する』ことでした。クラス全員で,『1つの同じ目標に向かって,様々な壁を乗り越えていく』,その過程を経る中で『“達成感・連帯感”を共有し,より豊かな人間関係を築いていく』,これが「目的」であったはずです。今回,みなさんは,この貴重な体験をすることが出来ました。この経験は,金賞以上の価値があると思っています。合唱コンの取組を通して,クラスの絆は確実に深まりました。今後は更に,“日常の学校生活”の中で,クラスの絆をより確かなものにしていってください。
 1年生の皆さん,中学校で初めての合唱コンでした。緊張しながら,真剣な表情で一生懸命に歌う姿はカッコよかったです。緊張の中にあっても,力が十分に発揮できるよう来年度は更に練習に集中して取り組んでください。どのクラスも伸びしろの感じられる合唱でした。
 2年生の皆さん,昨年度の経験が活きた合唱でした。安心して聞くことが出来ました。また,聞く方も緊張しながら聞いていました。他のクラスの合唱を,大切にしている気持ちが十分に伝わってきました。来年は最高学年です。更にステップアップした,心に響く合唱を聞かせてください。期待しています。
 3年生の皆さん,さすがでした。しっかりと良き伝統を継承してくれました。金賞が2クラスというのにも大変びっくりしました。1・2年生に聞かせたかったです(学年合唱も,本当のところ聞きたかったです…)。
 今年度の「合唱コンクール」は,新型コロナウイルスの感染拡大により,様々な制約・制限がある中での実施となりました。しかし皆さんは,人と人とを遠ざけようとするこの厄介なウイルスに負けない,より“強固な絆”を得ることが出来ました。令和2年度の「藤中祭」の最後を飾るにふさわしい感動の合唱コンでした。歌う側と聞く側とが一体となった,緊張感溢れたすばらしい合唱コンでした。一人一人の全力が,一人一人の心を動かします。「一生懸命はカッコいい」,この姿勢を貫き通した皆さんの尊い姿に,大きな拍手を送ります。
 最後になりましたが,保護者の皆様,今年度の合唱コンクールでは,新型コロナウイルス感染症拡大防止のために,参観を控えていただくことにいたしました。心より深くお詫び申し上げます。特に3年生の保護者の皆様には,中学校最後の合唱コンを見ていただくことが出来なかったことを,心痛な思いで受け止めております。皆様のご理解とご協力のもと,本日無事に合唱コンを終えることが出来ましたことに,心より感謝申し上げます。今後の感染状況にも心配が絶えませんが,本校教育活動への変わらぬご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
                       令和2年11月17日
                         校長 浜矢  全
 (※写真は左より1年・2年・3年の合唱です。)

「第73期 藤森中学校 生徒会」誕生(後期認証式)

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 本日,正式に「第73期 藤森中学校 生徒会」が誕生しました。
 第72期生徒会の皆さんから,73期の皆さんへとバトンがしっかりと引き継がれました。歴史と伝統ある「藤中生徒会」です。良き伝統を継承し,更なる発展を目指してください。
 73期生徒会の皆さん,「立会演説会」で述べた「公約」を実現することが,信任投票してくれた皆さんに対して「責任」を果たすことになります。実現を必ず目指してください。そのためにまず大切なことは,新・生徒会の皆さんが心でつながっていることです。心から信頼できる「チームづくり」から,はじめていってください。
 旧・生徒会の皆さん,1年間本当にお疲れ様でした。72期生徒会は,昨年度末からのコロナ禍により,思うような活動ができなかったという悔しい思いがあるかもしれません。苦境の中でしたが,最初から「できない」とあきらめるのではなく,常に前向きに「出来る事は何か」を考え,行動し続けてくれたました。皆さんに改めて,校長として敬意と感謝の意を表したいと思います。「ありがとうございました!」。皆さんの頑張る姿が,後輩の心に火をつけました。今後も,新・生徒会の皆さんの「心の支え」になってほしいと願っています。
 話は変わりますが,各クラスの評議・各種委員の皆さん。皆さんには,「2つの言葉」送ります。それは,「自覚」と「責任」です。クラスの代表としての「自覚」を持ち,「責任」を持ってやりきってください。
 また,その他のクラスの皆さん。皆さんにも,「2つの言葉」を送ります。それは「理解」と「協力」です。クラス代表の評議・各種委員の人たちの立場をしっかりと「理解」し,心からの「協力」をお願いします。
 最後に,「誰かがやってくれる」という指示待ちや受け身の姿勢ではなく,その「誰か」に自分から・自分達から積極的になっていってください。皆さん一人一人が,自ら考え,判断し,行動することによって,藤中は更にいい学校になっていきます。生徒会活動を通して,自己指導能力を更に高めていってください。皆さんの益々の活躍を,心より祈念しております。
                        令和2年11月5日
                         校長 浜矢  全

『藤中だより14号』を,配布文書にアップしました。

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 本日配布します『藤中だより14号』を,右側の『配布文書』にアップしました。
 今号の内容は・・・

 ○第73期 藤森中学校 生徒会本部役員選挙
 〇3年生 京都市中学校選手権代替大会〜その後の結果〜
  第23回吹奏楽部 定期演奏会
 〇“藤森中学校 学校運営協議会”が発足しました。

 です。
 今年も残り2ヶ月余りとなりました。季節の変わり目です。ここ数日間の急な冷え込みに,体調を崩さぬよう十分にご留意ください。
 さて,今週月曜日から3年生は「進路懇談会」を行っています。また,2年生は水・木曜日の午後から「職場訪問」に伺います。そして1年生は,総合的な学習の時間を使って,「オープンスクール」(入学説明会)の準備に取り掛かっています。それぞれに,忙しい一週間となりそうです。
 今後は,新型コロナウイルスの感染予防と併せて,季節性インフルエンザの予防にも努めてください。「マスクの着用,手洗い,うがい,換気,距離の確保」等,これまで同様の感染症対策を徹底していってください。
(※写真は,教室で演説を聞いて拍手している様子です。)
 ☆クリックはこちらから⇒<swa:ContentLink type="doc" item="115850">R2 藤中だより14号</swa:ContentLink>

「令和2年度 藤中祭 体育の部」を終えて

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 生徒の皆さん,「体育の部」,大変お疲れ様でした。皆さんの輝きある「笑顔」と,「一生懸命な姿」をたくさん見ることが出来,大変気持ちの良い・清々しい「令和2年度 体育の部」でありました。
 競技の最後を飾った「クラス対抗リレー」は,手に汗握りました。「クラスのために」一生懸命走る姿は,やはりかっこよかったです。感動しました。
 さて,様々な学校行事の実施が,コロナ禍により難しくなっている中,今日「体育の部」を実施できたことは,大変感慨深いものがあります。「実施して本当に良かった!」と,心からそう思いました。当たり前に出来ていた行事が,実は当たり前ではなかったということに気づかされました。『伝統』とは,毎年実施しているから創られるのではなく,その行事に「一人一人が思いを込め真剣に取り組み」,「友と協力してやり切る」,その結果,「皆の記憶にしっかりと刻まれる」,この様に1つ1つの取組の丁寧な積み重ねによって,『伝統』というものが築かれていくのだと再確認しました。今年度の「体育の部」は,先生にとって一生の思い出としてしっかりと記憶に刻まれました。
 令和2年度は,この「体育の部」から「藤中祭」がスタートしていきます。今後の「藤中祭」の取組の中で,皆さんには次の2つのことを学んでほしいと願っています。
 1つ目は,「協力し合うことの大切さ」であり,2つ目は,「一生懸命取組む姿の美しさ」であります。11月に行われる「合唱コン」でも,本番当日だけでなくクラスでの練習時から,この2つのことを意識して取り組んでください。期待しています。
 1年生の皆さん,中学校での初めての「藤中祭 体育の部」でした。元気はつらつと競技していた姿が目に焼き付いています。2年生の皆さん,昨年度の柔らかな表情から,今年度は力強さや逞しさが感じられる表情に変わりました。皆さんの大きな成長を大変うれしく思いました。そして3年生の皆さん,9月の「修学旅行」でも皆さんの節度ある行動に感心させられましたが,今日の「体育の部」でも,全校生徒をまとめ・引っ張っていってくれました。次はいよいよ中学校最後の「合唱コン」です。最高学年としてのプライドをかけて,一生の記憶に残る「合唱コン」に創り上げていってください。
 放送部の皆さん,丁寧でわかりやすいアナウンス,ありがとうございました。また,生徒会本部,評議・各種委員会の皆さん,皆のために準備等の役割を責任を持って果たしてくれました。「人のために」献身的に頑張る姿は,見ていてとても爽やかに感じました。本当にお疲れさまでした。
 最後に,今年度の「体育の部」の成功を祝い,そしてお互いの健闘を称え,大きな拍手で締めくくりたいと思います。「皆さん,大変よく頑張りました!お疲れさまでした!」。
                        令和2年10月7日
                         校長 浜矢  全
 (※写真は,クラス対抗リレーの様子です。)

『藤中だより13号』を,配布文書にアップしました。

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 本日配布します『藤中だより13号』を,右側の『配布文書』にアップしました。
 今号の内容は・・・

 ○3年生京都市中学校選手権代替大会結果
  〜3年間,お疲れさまでした!〜
 〇九州(長崎・佐賀県)修学旅行から無事帰ってまいりました

 です。
 残暑厳しかった夏から,季節は秋本番を迎えようとしています。
3年生の修学旅行出発から,2週間が経ちました。3年生徒の皆さん,そして保護者の皆様,新型コロナの感染拡大,また巨大台風の襲来と,「実施できるかどうか・出発できるかどうか」と,直前まで大変ご心配をおかけしました。しかし,予定の行程をすべてやり遂げ,そして大きな成果を上げ無事終了することが出来ました。「WITH コロナ」を意識した,新しい修学旅行の形を創り上げることが出来たのではないかと思っております。3日間を通して,3年生徒の皆さんの節度ある行動に感心しました。
 また,部活動におきましては「3年生の夏季選手権代替大会」が,競技ごとに開催されております。保護者の皆様には,「無観客試合」ということで,大変ご無理を申しまして,誠に申し訳ございません。その様な中ではありますが,子どもたちは3年間の思いを込めて,心1つにまとまり,精一杯頑張っております。また一昨日,吹奏楽部の「第23回 定期演奏会」も,感染拡大防止策を徹底した上で開催することが出来ました。夏休みの「吹奏楽コンクール」,地生連主催の「吹奏楽の夕べ」等が中止となり,3年生にとっては「最初で最後の演奏会」となりましたが,こちらも全力で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。コロナ禍により教育活動に様々な制約・制限がかかる中で,子どもたちは常に前向きに出来る事を探し,決してあきらめることなく充実した学校生活を創り出そうとしています。そんな子どもたちから,たくさんのエネルギーをもらっています。
 「藤中だより13号」では,3年生代替大会の途中結果並びに修学旅行を終えての振返りを掲載いたしました。本校HPの他の記事と併せて,ご覧いただけると幸いです。今後とも本校教育活動に,深いご理解とご協力をお願いいたします。
 (※写真は,長崎平和公園での平和セレモニーの様子です。)
 ※クリックはこちらから⇒<swa:ContentLink type="doc" item="115107">R2 藤中だより13号</swa:ContentLink>

〜「令和2年度 修学旅行」を終えて〜(校長:浜矢 全)

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 昨日,2泊3日九州方面(長崎・佐賀県)の修学旅行から無事帰ってまいりました。生徒の皆さん,大変お疲れ様でした。保護者の皆様,事前の準備をはじめ,今回の修学旅行実施に向けて,多大なるご理解とご支援をいただきましたことに,改めまして心より感謝申し上げます。

 さて,今年度の修学旅行については,計画の段階から多くのことに悩み,また深く考えさせられました。「修学旅行を実施することの意味」についても,原点に立ち返って考えました。今般のコロナ禍において,「本当に行っていいものかどうか」と悩みました。また,台風という人間の力では防ぎようのない巨大な自然の力の前で,「本当に実施できるのかどうか」と,実施2日前まで思案していました。その様な中,7日(月)夜,最悪の場合を想定しながら,その時々の最善の方策は何かを協議し確認した上で,「出発」することに決めました。
 出発前は正直,不安や心配なことがたくさんありましたが,3日間の行程を予定通り終了し帰校した今,「行って良かった!」と心から思っています。
 1日目,虹の松原海岸の波打ち際を,満面の笑顔で友達と走り回る姿
 2日目,長崎での平和祈念像前で行われた平和セレモニーの中で,恒久
     平和を誓う真剣な眼差し
 3日目,太宰府天満宮で,目を閉じ「合格祈願」を集中して念じる姿,…等々。
 修学旅行中の皆さんの生き生きと活動する姿や,友と語り合う輝く笑顔が,出発前の先生の様々な疑念を,「実施して良かった!」という確信に変えてくれました。
 また,出発当日の朝に,先生から「“け・じ・め”のある修学旅行にしましょう」とお話ししました。3つの約束『けがをしない・じかんを守る・めいわくをかけない』を,しっかりと守ってくれました。けがや体調を崩した人は残念ながら少しいましたが,京都に帰らなければならないような大きなことにはなりませんでした。旅行中,特に感心したことは,2日目の長崎市内の班別行動と,3日目の太宰府天満宮の自由行動後の集合時間に,誰一人遅刻することなく集合できたことでした。予定の時間が渋滞等でずれ込み,「集合時間は厳しいかも…」と思っていたのでしたが,全員定刻に集合できました。急な変更にも対応できる力(自己指導能力)が,3年学年集団に育まれていることに驚きと喜びを感じました。『時間を守る』ことで,次の計画がスムーズに運び,『人に迷惑をかけない』ことにつながっていきました。大変立派でした。また,帰りの新幹線の中で,ふと2年前の1年生で行った「自然教室」のことを思い出しました。あの時の「幼い表情」も好きでしたが,この3日間を通して感じた「凛としたたくましい表情」に,皆さんの3年間の成長を感じました。
 多くの感動や発見がありましたが,その中でも2日目の長崎平和公園に向かうバスの車中,バスガイドさんの「永井隆」氏の「この子を残して」(自分の子を残して死んでゆく悔しさと、自分の専門にかかわる病気と戦争で死ぬ悔しさを訴えた随筆)の話に,胸が熱くなりました。話の内容も胸が締め付けられるものでしたが,ガイドさんは本も何も見ずに,10分以上もお話しされたのでした。時には目をつむり,時には遠くを見つめて…。お話しされる姿から,被爆された方々の「原爆により大切な命とかけがえのない生活を奪われた憤りと悲しみの思い」を代弁されているように感じました。
 その他,少し手前みそになり申し訳ありませんが,3年の先生方の頑張りも1つ紹介させてください。今回の修学旅行は沖縄からの変更で,計画を最初から作り直さなければなりませんでした。下見も急遽行ってもらい,『健康・安全』にこれまで以上に注視して計画を立てました。また,旅行中の緊急時においても,常に冷静に旅行業者や現地の方々と最善策を『考え・判断し・実行』していました。これは,教員としての使命感と皆さん一人一人を「大切に思う心の深さ」からくるものであると考えています。そんな3年教職員を,誇りに思いました。
 最後に,大きな事故・トラブルなく無事に帰ってきましたが,これからも気を付けてほしいことがあります。これまで同様に,「With コロナ」を意識した「新しい学校生活様式」の徹底です。また,疲れをため込まないよう「十分な睡眠・バランスの取れた食事・適度な運動」を意識し,規則正しい生活を心がけてください。今後の健康観察にも十分留意してください。
 卒業まであと7ヶ月を切りました。今後も「個人」と「集団」の更なる成長を目指してください。修学旅行は終わりましたが,これからもあらゆる場面で,自分の『かつ』を探し続けていってください。
                        令和2年9月12日
                         校長 浜矢  全
 (写真左は「平和セレモニー」,右は夜の「ハウステンボス」)

修学旅行の出発にあたって(校長:浜矢 全)

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 今回の台風により被災された皆様,またお亡くなりになられた方々に対しまして,心よりお見舞いとお悔やみを申し上げます。

 さて,いよいよ明日,修学旅行に出発します。
今年度の修学旅行は,ここまで来るのに大変な思いを皆さんも,そして先生方もしてきました。方面や実施時期だけでなく,修学旅行そのものを「実施していいものかどうか」と悩み続けてきました。先生にとっては今回で15回目となりますが,これまでは修学旅行に行くことは当たり前と考えていました。しかし,今回の修学旅行については,「今,行ける喜び」を素直に感じています。だからこそ,この3日間をより大切にしたいと強く願っています。
 当初,5月下旬に沖縄へ行く予定でした。コロナの感染拡大により,市内中学校の全校が2学期に延期となりました。自分の『命』,大切な人の『命』を守るために,明日からの3日間も感染症対策には万全を期さなければなりません。「新しい修学旅行のスタイル」を,「ウイズ・コロナ」を意識して,新たに創出していくことが皆さんに求められています。
 その後,方面については「民泊と平和学習を経験させてやりたい」ということで,九州の佐賀県と長崎県を選択しました。しかし,出発直前の台風9号と10号の発生に心痛みました。大きな被害が出なければいいのだが…と祈るような気持でした。被害の状況によっては,「修学旅行の中止」も覚悟していました。そして更に,被災者や亡くなられた方々がおられる現在の九州を,修学旅行で訪れていいものかどうかとも考えました。修学旅行は,学びを修める校外での学習です。被災地や被災された方々の気持ちに,思いを馳せることができる3日間にしなければなりません。被災直後の九州を訪れることで,防災(『安全』)への意識を子どもたちと共に高めていきたいと考えています。
 また,2日目に訪れる長崎の地では,戦後75年の重い歴史を学んできたいと思っています。今夏の8月9日に,「長崎を最後の被爆地に」という願いと決意を全世界に発信しました。節目の年に現地を訪れることで,平和への願い,『人権』の大切さについて学びを深めてほしいと願っています。
 ここまで来るのに,本当に試行錯誤と紆余曲折の連続でした。だからこそ,「修学旅行に行けることの意味」をしっかりと考え,皆さん一人一人にとって「かけがえのない3日間」にしていかねばならないと,決意を固めたところです。『命・安全・人権』,この3つを今回の修学旅行の『学びの3本柱』にしてほしいと願っています。
 保護者の皆様には,今回の修学旅行の実施につきまして,多大なるご心配をおかけし誠に申し訳ありませんでした。コロナ感染症対策に気を緩めることなく,事故や怪我のない安全・安心な修学旅行を実施してまいります。何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

 さあ明日,体調も万全に,爽やかな笑顔で元気に出発しましょう。
 「行ってきます!」
                    令和2年度修学旅行出発前日
                         校長  浜矢 全
 (※写真は本日の「修学旅行結団式」の様子です。)

『藤中だより12号』を,配布文書にアップしました。

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 本日配布します『藤中だより12号』を,右側の『配布文書』にアップしました。
 今号の内容は・・・

 ○2学期がスタートしました!
  〜コロナ禍の今,私たちの人権感覚が問われています〜

 です。
 短かった夏休みが終わり,盛りだくさんな2学期がスタートしました。残暑厳しい毎日です。今後も熱中症対策には十分に気を付けていってください。「のどが渇いた」と感じる前に,こまめな水分補給を心がけてください。
 さて,あと2週間で3年生は「長崎・佐賀」への修学旅行に出発します。今,急ピッチで事前学習・準備を行っていますが,同時にコロナ感染症対策についても一生懸命考えています。厳しい感染状況は続いていますが,お互いの「命・健康・安全」に気遣いながら,一生の思い出に残る修学旅行にしていこうと決意を固めたところです。
 学習面では,今学期より週2回の「7時間授業」(水・金曜日)と週1回の「学習相談日」(月曜日)を実施していきます。これは,3ヶ月に及ぶ休校期間における「学び(授業)」を取り戻すためです。大変な思いをするかもしれませんが,クラスで切磋琢磨しながら『自己学習力』を育んでいってください。「仲間が頑張っている」から,「自分も頑張れる!」,学びの楽しさを友と共有することで,家庭学習への意欲にもつなげていってください。
 また,今年度の「藤中祭」は,例年とは違った形で実施します。「密を避けることが難しい」との判断から,残念ながら「文化の部」は中止しますが,10月7日(水)には「体育の部」を,11月17日(火)には学年別に「合唱コンクール」(本校体育館)を実施したいと考えています。どちらも「密」を避けるために,大変申し訳ありませんが,ご来賓・保護者・地域の皆様には参観をご遠慮いただきたく存じます。何卒,ご理解とご協力をお願いいたします(なお,感染状況により今後中止という判断をしなければならないこともあります。重ねてのご了承をお願いいたします)。行事において友と協力し合うことで,2倍3倍の感動を味わい,『自己指導能力』を更に高めていってください。
 その他,部活動では夏季大会が中止となり,それに代わる大会が競技(部)ごとに今後行われていきます。特に3年生の皆さん,3年間の集大成としてしっかりと最後を締めくくってきてください(なお,一昨日,中体連より連絡があり,「京都市中学校選手権代替大会」「京都市中学校秋季新人大会」について,大会関係者以外の会場内への入場を禁止し,「無観客」とする旨の連絡がありました。感染拡大防止のための措置であります。こちらもご理解ください)。
 最後に,2学期は夏から秋,そして冬と3つの季節を私たちは経験することになります。日本の四季の豊かさに感謝すると共に,充実の4ヶ月となりますよう,皆さんの更なる成長を祈念しております。
(※写真左は,放送室からの始業式の様子,右は3年生修学旅行の学年テ
  ーマです)
 ※クリックはこちらから⇒<swa:ContentLink type="doc" item="114403">R2 藤中だより12号</swa:ContentLink>

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