京都市立学校・幼稚園
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◇学校教育目標  自主・敬愛・挑戦

H29年度 藤中祭『体育の部』を終えて

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 暑さ厳しい1日となりましたが,『体育の部』の成功,大変お疲れ様でした。皆さん一人一人の笑顔が,たくさんはじけた『体育の部』になりました。一生懸命に競技に取り組む姿を見ていて,とても気持ちの良い『体育の部』でした。
 競技の最後を飾った「学年別学級対抗リレー」での懸命な走りは見事でした。応援も力強く,競技する側と応援する側とが一体化した感動を味わいました。“クラスのために”一生懸命走る姿は,やはり“かっこよかった”です。
 また,「二人三脚」や「おんぶ競争」など,友達と協力しながら笑顔一杯に競技する姿に,心が温まりました。友人との豊かなつながりを感じました。
 そして,3年生の「学年演技」には,3年生としてのプライドと集団としての絆の強さを感じました。限られた練習時間の中でしたが,本番では心のこもった演技を見せてくれました。
 競技する人や応援する人の頑張りはもちろんなのですが,係として『体育の部』を支えてくれた評議・各種委員会の人たち,そして放送部の人たちの頑張りがあって、スムーズに進行できたと思っています。ありがとうございました。

 本日の『体育の部』で,平成29年度の『藤中祭』は幕を閉じます。1ヶ月半にも及ぶ藤中祭の取組でしたが,大切なことをたくさん学んだと思います。その中の1つに,友人と「協力し合うことの大切さ」があったと思います。一人では困難なことが,友人との協力でやりきることができました。不可能なことが,可能になりました。そして,仲間と「一体感」「達成感」を共有できたことで,一人では味わえない大きな感動も味わうことができました。この「藤中祭」の取組を通して,「真剣に取り組むこと」の大切さと,「人と人とがつながり協力すること」の意義について学んだことと思います。この感動を忘れないでください。これからも目標を高く掲げ,一生懸命に仲間と共に何事にも挑戦し続けてください。

 3年生の皆さん,1ヶ月以上にわたる『藤中祭』の取組では,常に全校をリードしてくれました。皆さんの無限のパワーを感じました。3年生の頑張りが,学校を変えていきます。皆さんは,立派に『感動集団』として,成長しています。『チーム3年生』の結束が固まりました。これからは,受験に向けて,本格的な動きが始まっていきますが,この“チーム力・チームワーク”で,受験という壁も乗り越えていってください。今後も後輩の良き見本となってください。

 ご来賓・保護者・地域の皆様に一言,御礼申し上げます。本日はお忙しい中,ご来校いただき誠にありがとうございました。子どもたちが力を合わせ,笑顔一杯で頑張る姿を見ていただき,皆様と感動を共有することができましたことを,大変幸せに思っております。今後とも,本校教育への変わらぬご支援・ご協力をお願いいたします。

 では全校生徒の皆さん,『体育の部』の成功を祝しまして,またこれまでの『藤中祭』の取組での互いの健闘を称えまして,大きな拍手を送ります。「皆さん,よく頑張りました!お疲れ様でした!!」
(※写真は、「3年学年演技」です)
                        平成29年10月11日
                         校長 浜矢  全

平成29年度 『藤中祭 合唱コンクール』!

         『合唱コンクール』を終えて

 『合唱コンクール』本番、大変お疲れ様でした。緊張の連続であったことと思います。ご苦労様でした。入賞したクラスもあれば、残念ながら賞を逃したクラスもあります。しかし、決して下を向く必要はありません。クラスの合唱に自信と誇りを持ち続けてください。各クラスにふさわしい色のメダルが、胸に光り輝いていることと思います。
 コンクールですから順位がつきます。しかし、結果がすべてではありません。ここにくるまでの過程が何よりも大切です。今日、本番のステージに立つまでには、クラスでいろいろなことがあったと思います。意見が対立したこともあったかもしれません。先生に怒られたこともあったかもしれません。大切なのは、クラスで協力しながら、目の前の壁を1つ1つ粘り強く乗り越えてきたという事実です。この『合唱コンクール』で、クラスの絆は確実に深まっています。今後の学校生活の中で、更に確かなものにしていってください。
 先生にとっては、初めての『藤中 合唱コン』でした。歌う側と聞く側が一体となった緊張感あふれる『合唱コン』でした。各クラスの心のハーモニーの素晴らしさに感動しました。その中でも特に、3年生の学年合唱「ひめゆりの塔」は圧巻でした。心のこもった歌声に、魂が震えました。3年生の頑張りが、学校をより良く変えていきます。これからも1・2年生の見本となる上級生像を示していってください。3年生の皆さんは、『藤中祭 合唱コン』の新しい歴史を創ってくれました。1・2年生の皆さんは、1年後、2年後にこの歴史を塗り替えてください。期待しています。
 次は藤中祭『体育の部』が10月11日(水)にあります。その前にテストもありますが、テストにも全力でぶつかってください。「一生懸命はカッコいい!」という姿を、『第3回テスト』でも、『体育の部』でもたくさん見せてください。皆さんのまたの活躍を期待しています。

 保護者・地域の皆様にひと言御礼申し上げます。本日は遠方まで足を運んでいただき、誠にありがとうございました。述べで約700名の方々にご来場していただきました。ありがたい限りです。子どもたちの緊張感溢れた一生懸命な表情から、たくさんの感動を共有できたことを大変うれしく思っています。『体育の部』にも是非足を運んでいただき、子どもたちへのご声援をよろしくお願いいたします。

 素晴らしい『合唱コン』に、心地よい疲れを感じております。生徒の皆さん、たくさんの感動をありがとう!
                        平成29年9月26日
                        校長 浜矢  全
(※写真は3年生学年合唱です)

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“H29 藤中祭”始まる!

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   “文化の部”を終えて

 9月15日(金)に,平成29年度『藤中祭 文化の部』が本校体育館で開催されました。私にとって,初めての『藤中祭』でした。藤森中学校は今年度,創立70年を迎えています。これまでの歴史と伝統を大切にしながらも,新たな歴史の1ページを,皆さんと共に創っていけることを喜びに感じています。
 さて,『文化の部』では,午前中に吹奏楽部のオープニングに始まり,11組・1年生・2年生・3年生の順にステージ発表がありました。夏休み明けからの本格的な準備ということで,限られた時間の中での練習・準備でありましたが,皆さんは精一杯やりきってくれました。それぞれに“らしさ”が表現できた素晴らしい発表でした。また,幕間の演出も文化的質が高く,大変感心しました。午後からは,各教科・委員会・部活等の展示鑑賞があり,充実した「文化の秋」「芸術の秋」を満喫できた1日となりました。
 来る9月26日(火)には,京都コンサートホールにて「合唱コンクール」が行われます。クラスの心が1つになった“心のハーモニー”が聞けることを楽しみにしています。
 また,10月11日(水)には,本校グラウンドにて「体育の部」が行われます。躍動感溢れる逞しい皆さんの姿を期待しています。
 「一生懸命名はかっこいい!!」,そんな皆さん一人一人の「本気の姿」を,たくさん見たいと思っています。
 1年生の皆さんにとっては,初めての「藤中祭」です。先輩の姿を目に焼き付けてください。2年生にとっては,昨年度より進化の問われる「藤中祭」となります。中心の学年になってください。そして,3年生にとっては,中学校生活最後の「藤中祭」です。一生の思い出としてください。
 みんなで協力し合うことを通して,2倍・3倍・4倍・・・の大きな感動を共に味わいましょう。
 最後になりましたが,保護者,地域の皆様,早朝よりご来校いただき誠にありがとうございました。子どもたちの頑張る姿から,たくさんの感動を皆様と共有できましたら幸いに思います。今後とも各会場に足を運んでいただき,子どもたちへの温かいご声援をよろしくお願いいたします。
  
                          平成29年 秋
                          校長 浜矢 全

第1回 京都市こども未来会議 開催

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 8月22日(火)、京都市総合教育センター4F永松ホールにて、「第1回 京都市子ども未来会議」が開催されました。これまでは、3年に1回全市の中学校から生徒会本部の代表者が出席して「京都市中学校生徒会議」が開かれておりましたが、今年度は小学校の「京(みやこ)キッズ」会議(市内46校小学校児童会の代表者が参加)と同日同会場で開催されました。今回の会議は、記念すべき第1回目の開催となりました。
 今回の「生徒会議」のテーマは、「一生モノの“楽”力を!〜まなぶ環境・まなぶ意欲・学び方・学び合う関係〜」でした。「自分たち生徒の力で、一人一人の楽(学)力を高めるにはどうしていけばいいのか」「生徒会本部から何をどう発信していけばいいのか」…、少し難しいテーマでしたが、各校生徒会代表者の活発な議論が展開されました。切れ目なく、たくさんの手が挙がっていました。多くの観衆の方々がおれれましたが、それに臆することなく、堂々と自分の考えを述べる姿に、京都の輝かしい未来の姿が垣間見られた思いがしました。司会・議長・記録は、すべて各校の生徒会の代表者が担い、その役割を十二分に果たしてくれました。本校からも2名が参加しましたが、手を挙げ、自信を持って意見を述べてくれました。大変頼もしく思えました。
 閉会式では、「学習に意欲的に・楽しく仲間と共に取り組んでいけるような“ひと言(名言)”を、各校で考えて全校に呼びかけていきましょう」と、報告されました。
 たくさんの刺激と感動をもらえた1日となりました。皆さん、大変お疲れ様でした。

夏休み前『全校集会』での話

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 いよいよ明日から夏休みです。充実した夏休みになるよう,1日1日を大切に過ごしてください。
 さて,昨日まで『個別懇談会』がありました。その懇談会では,担任の先生と4月からの学習面・生活面での振り返りをしたことと思います。その振り返りの際に,よく使われる言葉が2つあります。
 ・「初心忘るべからず」
 ・「初志貫徹」
です。これからも志を高く持ち続け,目標の達成に向けて粘り強く挑戦し続けてください。ここで,2名の作文を紹介します。

         『3年生のスタートにあたって』
 「私はこれからの1年間,将来に向けてやっている習い事や,部活と勉
  強の両立を目標にします。それを達成するために,毎日欠かさず勉強
  し,家での自主練習をし,時間を決めて計画的に行動し,頑張ってい
  きます。」(3年生女子)

         『自分の夢をかなえるために…』
 「私は夢をかなえるために,勉強を頑張りたいと思います。「これ!」
  という夢は決まっていないけれど,勉強をしたら視野が広がると思う
  ので,勉強をひたすら頑張ります。英語は,ペラペラになるぐらい頑
  張りたいです。社会は,外国との交流が深くなっているので,ちゃん
  と社会に対応できるようにしていきたいです。」(2年生女子)

 2人の固い決意を感じます。また,自分の将来を見据えての目標を立てています。
 さて,4月からの4カ月で,“なりたい自分”にどれだけ近づけたでしょうか…。自分の目標とする姿と現実の自分とは,少し距離があると思います。その距離を埋めていくことが,今日からやるべきことになります。皆さん一人一人の目標の達成を,心より祈念しております。
 今紹介した作文は,個人としての目標でありますが,学校は集団生活の場であります。そこには当然,集団としての目標があります。それが「藤中 行動目標」です。即ち
 ・「あいさつ・時間・授業を大切に!」
です。人を元気にできるような“あいさつ”を常に心がけてきたでしょうか。“時間”の大切さ・豊かさを考えながらの行動がとれたでしょうか(藤中は,授業開始・終了のチャイムが鳴りません。これは,全市に誇れることだと思います)。“授業”では,先生や友達の話をしっかり聞くことができたでしょうか(物事のすべての基本は,まず「人の話を聞く」ことからです)。今一度振り返ってください。
 また,藤中には代々受け継がれてきた不変の「生徒会目標」があります。
 1.徹底的に仲間を大切にする学校
  (相手の立場に立った言動ができたでしょうか)
 2.自分らしさがみんなの力になる学校
  (ありのままの自分を表現でき,また受け止めてくれるクラスになっ
   ているでしょうか)
 3.平和を考え,つなげる学校

 3年生は,5月14日から16日までの2泊3日,「沖縄修学旅行」に行ってきました。修学旅行2日目である5月15日は,沖縄にとって特別の日でした。45年前の1972年5月15日に,沖縄は「本土復帰」を果たしました。それまでの27年間沖縄は,アメリカの施政権下にありました。その特別な日に沖縄の地にいることに、大きな意義を感じました。8月6日・9日の原爆の日には,広島・長崎で「平和祈念式典」が行われます。8月15日の終戦の日には,「全国戦没者追悼式」が行われます。今夏も戦争・平和についての特集が,TV等で組まれると思います。世界で唯一の被爆国である被害の立場からの日本と,東南アジアの侵略に向かっていった加害の立場である日本の両方の立場から,「平和・いのち・人権」について考えてください。
 最後に,充実した夏休みを過ごすために,
 ・夏季大会・コンクールに,藤中生としての「誇り!」を持って挑んで
  きてください。
 ・家族のために,地域のために「貢献!」してください。
 ・熱中症や水の事故,交通事故には十分に「注意!」してください。
 次に再会するのは8月25日(金)です。輝く瞳で再会しましょう!
                        平成29年7月21日
                        校長 浜矢  全
(※写真は、水泳部夏季大会、400mメドレーリレーの第1泳者です)

御礼

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 今週は,真夏のような暑さを感じる日が続いたと思っていましたら,台風並みの突風が吹き荒れ,雷鳴が轟くという非常に不安定な天候でありました。しかし本日6月3日(土)は,爽やかな風を感じる大変気持ちの良い朝を迎えました。
 早朝より,本校の「土曜参観」に,たくさんの保護者の皆様のご来校をいただき,また小学校・教育委員会等関係者の皆様に多数お越しいただき,誠にありがとうございました。心より御礼を申し上げます
 子どもたちの授業での様子はいかがでしたでしょうか。しっかりと話を聞き,授業に集中できていましたでしょうか。今年度がスタートして,2カ月が経ちました。3年生の修学旅行,1年生の自然教室等の大きな行事も成功裏に終わり,第1回目の定期テストも昨日終了いたしました。代休を挟んでの週明けの火曜日からは,テストも返却されます。ご家庭におかれましても結果だけでなく,テストに臨む家庭学習の様子等もお子達と振り返っていただけましたら幸いです。
 さて本日は授業開始の前に,「地域美化ボランティア活動」ということで,ごみを拾いながら子どもたちは登校してきました。校門であいさつをしていますと,空き缶等のごみを入れた袋を手に,登校してくる子どもたちがたくさんおりました。そんな素直な子どもたちを大変愛おしく感じると共に,「おはようございます」と爽やかにあいさつができる子どもたちの姿を,本当にうれしく思いました。「人を元気にできる挨拶の溢れた学校」に近づいていることを,心からうれしく思いました。
 梅雨入り間近という声を耳にするようになりました。暑さに体がまだ対応できていないこの時期です。くれぐれもお体をご自愛ください。
 本日の「土曜参観」ならびに「保護者懇談会」,至らぬ点も多々あったことと思いますが,今後とも本校教育活動に対しまして,ご理解とご支援をいだきますよう,よろしくお願いいたします。本日は,誠にありがとうございました。

                        校長  浜矢  全
(写真は、午後からの部活動見学の様子です)

H29修学旅行「解団式」 3つの拍手で幕を閉じます

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 昨日の6限に,修学旅行の「解団式」を行いました。以下に,校長から話をした内容をお伝えします。

 修学旅行,大変お疲れ様でした。
体調の方はどうでしょうか。3日目の午前中,水族館からバスへの移動では,大雨と強風で大変でした。改めて,沖縄の自然の猛威を感じました。3日間全体を通しまして,「さすが3年生!」と思える場面がたくさんありました。残念ながら,先生方から注意を受けたこともありましたが,皆さんの今後の更なる成長を期待しています。そんな素晴らしい修学旅行を,良き思い出として大切に心にしまっておくためには,気持ちの切り替えが大切です。
 そこで,「3つの“感謝”の拍手」で,今年度「沖縄・修学旅行」の幕を閉じたいと思います。

 まず,1つ目の拍手です。「修学旅行委員・評議員」の人たちに対する感謝の拍手です。「修学旅行委員」の皆さんは,2年時より会議を積み重ね,みんなが気持ちよく活動できるようにと準備を完璧にしてくれました。「平和セレモニー」では,みんなの表情が一変し,その場の空気も変わりました。事前学習に真剣に取り組んできた成果でもありました。また,「レク係A・B」の皆さんは,準備・当日の司会・運営と大忙しだったと思いますが,みんなの笑顔がたくさん溢れる楽しい思い出を作ってくれました。「評議員」の皆さんは,集合時ごとに点呼をとり,担任の先生に迅速に報告してくれました。みんなの安全を常に意識した行動をとってくれました。以上,学年全体のために,皆さんは献身的によく頑張ってくれました。その一生懸命さに「拍手!」を送ります。ありがとうございました。
 2つ目の拍手は,「3年生学年全員」の皆さんに対する拍手です。大きな事故やけがなく,無事全員帰ってくることができました。その節度ある行動には,感心させられました。また,「学年レク」の場面では,係りの人たちがやりやすいようにと,みんなで協力して一生懸命に楽しんでいました。「仲間を徹底的に大切にする」,そんな「素敵な学年集団」に成長した3年生全員に「拍手!」を送ります。
 最後の3つ目の拍手も「感謝」の拍手です。それは,「3年生の教職員の皆さん」にです。先生方は,皆さんが1年生の時から準備に取り掛かかりました。安全でみんなの一生の思い出に残るようにと,毎日遅くまで何回も何回も会議を重ね,皆さん全員を無事に連れて帰って来られました。そんな皆さんを想う先生方の深い愛情に「拍手!」です。

 この修学旅行で培った力を,今後の「学校生活」でも活かしてください。更に質の高い学年集団に成長していくことを期待しています。1・2年生の見本となる上級生像を確立してください。「集団としての成長」をたくさん感じることの出来た感動の「修学旅行」でした。

H29 『沖縄修学旅行』を終えて・・・

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 まずは、天候不良の関係で飛行機の発着が遅れ、帰宅時間が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

 昨日、無事、2泊3日の沖縄修学旅行から帰ってまいりました。私事ではありますが、修学旅行引率15回目で初めての沖縄方面でした。私にとっても、大変記憶に残る修学旅行となりました。子どもたちは、たくましく日焼けして帰宅したことと思います。5月14日(日)からの修学旅行は、沖縄地方の梅雨入りを待って出発したような形となりましたが、1日目・2日目ともに、沖縄の日差しを強く感じられる両日となりました。子どもたちの思いが天に届いたのか、すべての取り組みを順調にこなすことができました。「この子たちは、幸運に恵まれている」と思ったものでした。

 1日目の『平和学習』では、2年時からの事前学習の成果が十分に感じられ、大変厳粛な中で“平和セレモニー”が行われました。平和祈念公園には、数えきれないくらい多くの方々の名前が刻まれた石碑が幾重にも建てられていました。まずは、慰霊碑の前で黙とうを捧げました。その後、思いのこもった群読、心に迫る合唱、真剣な表情での折鶴の奉納等、真の平和を希求する子どもたちの確固たる姿がそこにありました。
 2日目は、フェリーで伊江島に渡り、現地の方々と農業・漁業・牧畜等の『体験学習』を行いました。京都では体験できない貴重な体験を、民家の方々の優しさに包まれながら経験することができました。夜には夕食を食べながら、民家の方とのゆったりとした豊かな時間を過ごしたことと思います。
 また、1日目のホテルや2日目の伊江ビーチで行った『学年レクレーション』は、大いに盛り上がりました。データクイズあり、先生の物まねあり、ビーチフラッグあり…と、係の人たちがみんなのために一生懸命企画・運営し、学年のみんなもそれに一生懸命答えていました。“仲間を大切にする学年集団”が、そこに育っていると感じました。子どもたちから、たくさんのエネルギーをもらいました。

 修学旅行の2日目は、5月15日でした。私たちにとっても、充実した修学旅行2日目という大切な1日でしたが、沖縄の方々にとっての5月15日は、もっと深い意味のある大切な日なのでした。45年前の1972年5月15日は、『沖縄復帰』の日であったのです。そんな特別な日に、沖縄の地にいることに大きな意義を感じました。そして、3日目の伊江島での『閉村式』で、民家の代表の方の話された言葉が今も耳に残っています。「沖縄はまだ終戦を迎えていません…」。心に深く響きました。そして、「沖縄ではお別れする時に言う最後の言葉は“いってらっしゃい”という言葉です」とお話しされました。「“いつでも帰っていらっしゃい”という意味が込められているのです」と…。沖縄の方々の温かさ・ぬくもりを感じました。そして『ちむぐりさ(肝苦りさ)』という沖縄の島言葉が頭に浮かびました。人の悲しみ・心の痛みを、自分事として感じてこられたオキナワの歴史の重さ・深さを感じました。
 
 子どもたちは沖縄での3日間を、光と影を考えながら過ごしたことと思います。お家の方でも、土産話に大いに花を咲かせていただき、今回の修学旅行の意味を更に深めていただければ幸いです。3日間のホームページのアクセス数が、合計で5184回でした。ご覧いただいた保護者・地域の皆様、ありがとうございました。

                       平成29年5月17日
                        京都市立藤森中学校
                         校長  浜矢 全

いよいよ『H29年度 藤森教育』のスタートです!

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 始業式・入学式も無事終わり,今週より3学年そろって,『平成29年度 藤森教育が』スタートしました。生徒の声がたくさん響き,教室からは笑い声が聞こえ,学校生活も活気を帯びてきました。
 「学校は社会に出る前の準備をするところ」と言われますが,改めて「“学校”とは,どんなところなのでしょうか」…。そこで,『学校』という素敵な詩がありましたので紹介します。

      『学校』

 学校はおもしろいところです
 学校は何でも教えてくれるところです
 学校はちょっぴりつかれるところです
 学校は先生が親切です
 学校は一番いいところです
 学校は夢があるところです
 学校は宝物があるところです
 学校は勇気をつけられるところです
 学校は私たちのふるさとになるところです

 意味の深い詩ですね。この詩は,東京のある夜間中学校に通う生徒のみなさんに,「学校とはどんなところですか?」という質問をして,出てきた答えを詩としてまとめたものです。“学ぶ”ことの楽しさがたっぷりと詰まった詩です。また,夢や希望が実現できる期待感がたくさん詰まった詩です。そして,「ちょっぴり疲れる」というのも少しうなずける詩です。詩にあるような,そんな藤森中『学校』を,皆さんと一緒に創っていきたいと思っています。

平成29年度 第70回入学式

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 天候が心配されましたが,本降りにはならず,新入生288名の決意溢れた入学式を無事挙行することができました。ご来賓の皆様,保護者の皆様のご臨席に深く感謝申し上げます。ここで,本日の校長式辞の概要をお伝えいたします。

              『式辞』

 新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます。中学校への入学は,「自分を変える」いい機会になります。小学校での学習面・生活面で,自分で「頑張った」と思えるところは,更に伸びるように,もうひと工夫考えてください。また,小学校の時に,「もう少し頑張れたかな〜」と思うことのある人は,課題の克服に向けて,粘り強くチャレンジしていってください。中学校入学を機に,挑戦し続けることで,更に成長する姿を期待しています。
 さて,藤森中学校の学校教育目標は,「人間尊重の精神を基盤とした,藤中教育の伝統を継承し,すべての生徒に,自らの将来を切り拓くことができる力を育む」であります。この目標を達成するために,次の3つのことを心に留めてほしいと思っています。
 1つ目は,「違いを認め合い,自分を,人を大切にする」ということです。本日,皆さんは藤森中学校に入学しました。同じ藤中1年生ですが,一人一人は考え方・感じ方は違います。人にはいろいろな個性があります。それぞれの違いを大切にし,尊重し合える豊かな関係をつくっていってください。相手の立場に立って,物事を考えられる人になってください。自分がされて嫌なことは,絶対に人にはしないでください。「いじめ」は,絶対に許されません。その逆に,自分がしてほしいことは,進んで他の人にしてください。そのことが,自分を大切にし,人を大切にすることにつながっていきます。藤森中学校の各学年の11組は,一人一人の成長に合わせた指導を行うために,少人数で毎日の学習を行っています。自分の気持ちを伝えるのが苦手なお友達もいます。また,ゆっくりと自分のペースを大切にしながら学習しているお友達もいます。これからは,行事や交流学習を通して,共に学び合い・協力し合う関係をつくっていってください。
 2つ目は,「挑戦し続ける」ということです。日本を代表する電機メーカーのパナソニックを創業した松下幸之助さんは,「成功とは,成功するまで続けること。」と言いました。「失敗」したところであきらめるから,「失敗」になるのです。松下幸之助さんは,「電気で人々の暮らしに役立つ仕事がしたい」と「人のため,社会のために貢献する」という志を立て,強い信念で,「成功」するまであきらめずに挑戦し続け,世界的な大企業をつくることができました。では,「成功」の反対の意味の言葉は何でしょうか。誰もが「失敗」と思うのですが,実は違います。それは「チャレンジしないこと」です。何もしなければ,「成功」することはありません。「失敗」は,「何も残らない」のではなく,次の「成功」に向けての「大きなヒント」が,そこに隠されているのです。これから始まる中学校生活,「失敗」を恐れずいろいろなことに「挑戦し続けて」ください。
 3つ目は,「素直な心を持ち続ける」ということです。「素直な心」で人から教わる。「素直な心」で「ありがとう」と感謝する。失敗したら,「素直な心」で「ごめんなさい」と言える。「何ものにもとらわれない,曇りのない心」になれば,「人は正しく,強く,そして賢く生きていく」ことができます。授業の場面でもそうです。まずは,先生の話を「素直な心」でしっかりと聞いてください。また,お友達の話も「素直な心」でしっかりと聞いてください。みんなが「素直な心」で話をしっかり聞いてくれる。一生懸命聞いてくれるから,話す方もまた安心して話ができる。そこには相手を丸ごと受け止めようとする「信頼関係」が生まれます。「素直な心」で話を聞くことが,皆さんにとって心から「安心できる学級・学校」になっていきます。そんなすばらしい学級・学校を,これから皆さんと一緒に創っていきましょう。
 最後に,新入生の皆さん,これからもたくさんの方々への感謝の気持ちを忘れず,藤森中学校での生活を送ってください。中学校3年間での大いなる成長を期待し,「式辞」とさせていただきます。
                        平成29年4月7日
                        京都市立藤森中学校
                         校長 浜矢  全

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