京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/17
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◇学校教育目標  自主・敬愛・挑戦

H29修学旅行「解団式」 3つの拍手で幕を閉じます

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 昨日の6限に,修学旅行の「解団式」を行いました。以下に,校長から話をした内容をお伝えします。

 修学旅行,大変お疲れ様でした。
体調の方はどうでしょうか。3日目の午前中,水族館からバスへの移動では,大雨と強風で大変でした。改めて,沖縄の自然の猛威を感じました。3日間全体を通しまして,「さすが3年生!」と思える場面がたくさんありました。残念ながら,先生方から注意を受けたこともありましたが,皆さんの今後の更なる成長を期待しています。そんな素晴らしい修学旅行を,良き思い出として大切に心にしまっておくためには,気持ちの切り替えが大切です。
 そこで,「3つの“感謝”の拍手」で,今年度「沖縄・修学旅行」の幕を閉じたいと思います。

 まず,1つ目の拍手です。「修学旅行委員・評議員」の人たちに対する感謝の拍手です。「修学旅行委員」の皆さんは,2年時より会議を積み重ね,みんなが気持ちよく活動できるようにと準備を完璧にしてくれました。「平和セレモニー」では,みんなの表情が一変し,その場の空気も変わりました。事前学習に真剣に取り組んできた成果でもありました。また,「レク係A・B」の皆さんは,準備・当日の司会・運営と大忙しだったと思いますが,みんなの笑顔がたくさん溢れる楽しい思い出を作ってくれました。「評議員」の皆さんは,集合時ごとに点呼をとり,担任の先生に迅速に報告してくれました。みんなの安全を常に意識した行動をとってくれました。以上,学年全体のために,皆さんは献身的によく頑張ってくれました。その一生懸命さに「拍手!」を送ります。ありがとうございました。
 2つ目の拍手は,「3年生学年全員」の皆さんに対する拍手です。大きな事故やけがなく,無事全員帰ってくることができました。その節度ある行動には,感心させられました。また,「学年レク」の場面では,係りの人たちがやりやすいようにと,みんなで協力して一生懸命に楽しんでいました。「仲間を徹底的に大切にする」,そんな「素敵な学年集団」に成長した3年生全員に「拍手!」を送ります。
 最後の3つ目の拍手も「感謝」の拍手です。それは,「3年生の教職員の皆さん」にです。先生方は,皆さんが1年生の時から準備に取り掛かかりました。安全でみんなの一生の思い出に残るようにと,毎日遅くまで何回も何回も会議を重ね,皆さん全員を無事に連れて帰って来られました。そんな皆さんを想う先生方の深い愛情に「拍手!」です。

 この修学旅行で培った力を,今後の「学校生活」でも活かしてください。更に質の高い学年集団に成長していくことを期待しています。1・2年生の見本となる上級生像を確立してください。「集団としての成長」をたくさん感じることの出来た感動の「修学旅行」でした。

H29 『沖縄修学旅行』を終えて・・・

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 まずは、天候不良の関係で飛行機の発着が遅れ、帰宅時間が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

 昨日、無事、2泊3日の沖縄修学旅行から帰ってまいりました。私事ではありますが、修学旅行引率15回目で初めての沖縄方面でした。私にとっても、大変記憶に残る修学旅行となりました。子どもたちは、たくましく日焼けして帰宅したことと思います。5月14日(日)からの修学旅行は、沖縄地方の梅雨入りを待って出発したような形となりましたが、1日目・2日目ともに、沖縄の日差しを強く感じられる両日となりました。子どもたちの思いが天に届いたのか、すべての取り組みを順調にこなすことができました。「この子たちは、幸運に恵まれている」と思ったものでした。

 1日目の『平和学習』では、2年時からの事前学習の成果が十分に感じられ、大変厳粛な中で“平和セレモニー”が行われました。平和祈念公園には、数えきれないくらい多くの方々の名前が刻まれた石碑が幾重にも建てられていました。まずは、慰霊碑の前で黙とうを捧げました。その後、思いのこもった群読、心に迫る合唱、真剣な表情での折鶴の奉納等、真の平和を希求する子どもたちの確固たる姿がそこにありました。
 2日目は、フェリーで伊江島に渡り、現地の方々と農業・漁業・牧畜等の『体験学習』を行いました。京都では体験できない貴重な体験を、民家の方々の優しさに包まれながら経験することができました。夜には夕食を食べながら、民家の方とのゆったりとした豊かな時間を過ごしたことと思います。
 また、1日目のホテルや2日目の伊江ビーチで行った『学年レクレーション』は、大いに盛り上がりました。データクイズあり、先生の物まねあり、ビーチフラッグあり…と、係の人たちがみんなのために一生懸命企画・運営し、学年のみんなもそれに一生懸命答えていました。“仲間を大切にする学年集団”が、そこに育っていると感じました。子どもたちから、たくさんのエネルギーをもらいました。

 修学旅行の2日目は、5月15日でした。私たちにとっても、充実した修学旅行2日目という大切な1日でしたが、沖縄の方々にとっての5月15日は、もっと深い意味のある大切な日なのでした。45年前の1972年5月15日は、『沖縄復帰』の日であったのです。そんな特別な日に、沖縄の地にいることに大きな意義を感じました。そして、3日目の伊江島での『閉村式』で、民家の代表の方の話された言葉が今も耳に残っています。「沖縄はまだ終戦を迎えていません…」。心に深く響きました。そして、「沖縄ではお別れする時に言う最後の言葉は“いってらっしゃい”という言葉です」とお話しされました。「“いつでも帰っていらっしゃい”という意味が込められているのです」と…。沖縄の方々の温かさ・ぬくもりを感じました。そして『ちむぐりさ(肝苦りさ)』という沖縄の島言葉が頭に浮かびました。人の悲しみ・心の痛みを、自分事として感じてこられたオキナワの歴史の重さ・深さを感じました。
 
 子どもたちは沖縄での3日間を、光と影を考えながら過ごしたことと思います。お家の方でも、土産話に大いに花を咲かせていただき、今回の修学旅行の意味を更に深めていただければ幸いです。3日間のホームページのアクセス数が、合計で5184回でした。ご覧いただいた保護者・地域の皆様、ありがとうございました。

                       平成29年5月17日
                        京都市立藤森中学校
                         校長  浜矢 全

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