京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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「一生懸命がかっこいい」学校を  右帯「配布文書」最下部に本年度の研究授業レポートを掲載しています。

授業探訪 1年生 理科

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松本先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は、【地震の大きさは何で表すのか】です。
松本先生は理解してほしいことや必要な知識を、授業の初めに明確に示します。その際、「共書き(ともがき)」という方法を使います。それは、黒板に大切なことを書くときに、先生が読み上げながら書くというやり方です。そして共書きとは生徒と共に書くというわけですから、先生が書くのと同じ速さでノートに写すということなのです。目と耳と指から生徒の頭に入るように工夫しているんですね。
地震の大きさを表す言葉には「震度」と「マグニチュード」の2つがあるのだといいますが、そのうち震度は、「震源からの距離が同じでも、地盤の性質や地震波の周期によって、地面や家屋の揺れ方がちがい……」と黒板には書かれています。難しいですね。
そこで松本先生は、一つの板に粘土の小山とゼリーの小山を並べたものを持ってきました。1人の生徒にそれを揺らさせて、みんながそれを観察します。そして、「見たことを書きなさい」の一言で生徒は、ゼリーの方が「こぼれそうなほど揺れる」「全方向に揺れる」など観察結果を自分の言葉で書きました。よく表せているものを先生は見つけては読み上げてみんなの刺激としたようでした。
家屋の高さによって揺れ方がちがうことを確かめるために、先生はもう一つの実験を用意していました。長さの異なる振り子を一つの棒に付けて、こまかく、そしてゆったりと棒を左右に動かすというものです。今日の場合は各自・各班での実験ではなく、教壇での演示となりましたが、理科ではこんなふうに、実物・実験をとおして理解できるのがおもしろそうです。

この時間はこうして観察したことを言葉にする、それから終盤で、「震度とマグニチュードのちがいを隣の人に説明する」という言語活動がありました。テストのために家で覚えよう、そのために黒板を写そう、だけでなく、大切な用語や考え方を授業中に自分が使うことで理解を確かなものにするのが、現代の学び方です。
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