最新更新日:2024/05/14 | |
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授業探訪 2年生 美術科
喜田先生の美術の授業を見てきました。
この時間の目標を短く表すと、【構成を工夫してお気に入りのセル画を制作する】ことです。 美術の授業は週に1時間なので、先生がこのクラスの生徒たちに会えるのは週に1回だけなのですが、会える時間が短いからといって疎遠になることはないようです。先生の話術もあって、何人かの生徒との言葉のやりとりを全員が何か楽しいことのように耳を傾けているような、まとまり感のある教室になっています。 制作に入る前に、2年生の美術はあと8回で、最後の2回は別の題材を、といった説明があり、このセル画はあと何回で完成させるのか生徒は見通しをもて、今日はこのぐらいまで進もうと小さな決意を抱けたことでしょう。 実物投影機とテレビで、一人一人の作品が短時間ですがテレビに映され、他のみんなの作品の特徴や進み具合を知ることができました。生徒は関心をもってそれらを見、自分の中で目標をもつことができたようです。 1年生の間は各自黙々と取り組むことを中心にしたとのことですが、それを前提に今は、級友に質問・相談するなどしてお互いを高め合うことも大切にし、席を移動しての制作が推奨されていました。隣同士や向かい合わせになっても、黙々と取り組む基本姿勢は保たれています。 こうして、これまでに学んできた色づくりや構成の工夫を生かした作品がゆっくりと完成に近づいていきました。 美術は、あまり入試科目にない教科だからこそ、入試を区切れとせず、一生親しんで、人生の楽しみの一つとして大切にしたい分野なのではないでしょうか。 |
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