京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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「一生懸命がかっこいい」学校を  右帯「配布文書」最下部に本年度の研究授業レポートを掲載しています。

1・2年生 科学センター学習

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1・2年生は今日は早い目の昼食をとって、校区内にある青少年科学センターに向かいました。
「ふるえて つたえて おっとっと♪」「シロアリ」というタイトルで1・2年生が、「水の正体、新発見!!〜なるほど・ザ・ウォーターワールド〜」「砂はめちゃくちゃおもしろい」というタイトルで1年生が、「水の正体、新発見!!〜分子の姿を探ろう〜」「砂の解析」というタイトルで2年生が学習しました。学級のメンバーはいつもと同じでも、先生とは初対面。少しの緊張、授業の約束事、実験器具の扱い方……。学校の授業でも実験や演示はよく行われていますが、いっそう充実した施設・器具での理科体験ができました。2時間以上 一つのテーマで学習することで、実験・観察の結果からどんなことが言えるかまでたっぷり学習できました。
タイトルは興味をもてるようにやさしく付けられていますが、それぞれ、物理、化学、生物、地学といった先生方の専門的な知識に基づいて組み立てられた授業です。

他の都市にも科学に親しむための展示館がありますが、京都市では教育委員会が授業を行える施設として設けています。身近なところにこんなに貴重なところがあるんですね。

3年生は公立高校前期選抜でした。2年生のみなさんも1年後にはこの日を迎えるんですね。

3年生 公立前期選抜 事前指導

今日の6時間目、京都府内の公立高校の前期選抜を受検する生徒を対象に、体育館で事前指導を行いました。
かつては京都の公立高校の入試はほとんど3月6日に一斉に、どこの学校でも同じ問題用紙が配られていました。入学できる高校も普通科であれば、出身中学校によって定まっていた時代があったり、京都市地区を東西南北の4圏に分けて、その圏内のどこかの高校に入学することになる仕組みだった時代もありました。
そんな入試制度の歴史の中でいつしか「公立推薦」という仕組みが追加され、2月の中旬に公立高校を受検するチャンスが増やされました。多くの場合、学校ごとに入試科目がちがっていたりし、高校ごとの独自色が積極的に押し出されるようになりました。
 その流れが今回の「前期選抜」となっています。
 それぞれの高校の特色を理解して、そこを目指して勉強してきた生徒のみなさんが、存分に力を発揮してくれるよう願っています。

(写真はありません。)

授業探訪 1年生 理科

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松本先生の理科の授業を見てきました。
この時間の目標は、【地震の大きさは何で表すのか】です。
松本先生は理解してほしいことや必要な知識を、授業の初めに明確に示します。その際、「共書き(ともがき)」という方法を使います。それは、黒板に大切なことを書くときに、先生が読み上げながら書くというやり方です。そして共書きとは生徒と共に書くというわけですから、先生が書くのと同じ速さでノートに写すということなのです。目と耳と指から生徒の頭に入るように工夫しているんですね。
地震の大きさを表す言葉には「震度」と「マグニチュード」の2つがあるのだといいますが、そのうち震度は、「震源からの距離が同じでも、地盤の性質や地震波の周期によって、地面や家屋の揺れ方がちがい……」と黒板には書かれています。難しいですね。
そこで松本先生は、一つの板に粘土の小山とゼリーの小山を並べたものを持ってきました。1人の生徒にそれを揺らさせて、みんながそれを観察します。そして、「見たことを書きなさい」の一言で生徒は、ゼリーの方が「こぼれそうなほど揺れる」「全方向に揺れる」など観察結果を自分の言葉で書きました。よく表せているものを先生は見つけては読み上げてみんなの刺激としたようでした。
家屋の高さによって揺れ方がちがうことを確かめるために、先生はもう一つの実験を用意していました。長さの異なる振り子を一つの棒に付けて、こまかく、そしてゆったりと棒を左右に動かすというものです。今日の場合は各自・各班での実験ではなく、教壇での演示となりましたが、理科ではこんなふうに、実物・実験をとおして理解できるのがおもしろそうです。

この時間はこうして観察したことを言葉にする、それから終盤で、「震度とマグニチュードのちがいを隣の人に説明する」という言語活動がありました。テストのために家で覚えよう、そのために黒板を写そう、だけでなく、大切な用語や考え方を授業中に自分が使うことで理解を確かなものにするのが、現代の学び方です。

授業探訪 2年生 数学科

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上島先生の数学の授業を見てきました。
この時間の目標は、【あることがらの起こりやすさを表す数について実験を通して考えよう】です。
チャイムが鳴る前にすでに必要な表が黒板には書かれていました。先生は準備を休み時間から始めているんですね。
数学で実験? 今日は「確率」の最初の授業です。普段のグループ学習は4人ですが、今回は学び合いではなくデータの集約のための班なので6人の生活班とし、各班、各自がサイコロを振ります。1人当たり200回以上 振ったでしょうか。振る度に、どの目が出たかを 正 の字で記録していくのです。
さてこの実験、それぞれの目が出る確率が六分の一になることを確かめるものなのでしょうか。いいえ、それほど単純なものではなさそうです。
授業の終盤で、「振った回数」を横軸に、「相対度数」を縦軸にとったグラフにデータを写し取りました。この時間の中心課題はサイコロを振って目を記録することではなく、「このグラフからどんなことが言えるか、自分の考えを書く」ことなのです。時間が来たのでこの課題については次の授業で取り組むことになりましたが、きっと生徒は、振った回数がどうであるほど相対度数はどうなっている、といったことに気づくことでしょう。

解き方を習ってそれを正確に速くこなす……それも大切なことですが、現代の数学の授業では「数学的な考え方」を育み、数学の良さを知り、テスト問題を解くときだけでなく学びや生活のさまざまな場面でそれを生かすことも大切だとされているとのことです。


授業探訪 1年生 数学科

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吉川先生の数学の授業を見てきました。
この時間の目標は、調べる回数がちがっても比べやすいように【相対度数】を使うことです。数学の授業は文字式か図形かといった印象がありますが、「統計」もありましたね。

前時の復習です。「紙コプター」なるものの羽の長さが5センチのものと7センチのものの「滞空時間」を50回ずつ調べたデータを、まず表にし、整理し、グラフ、ヒストグラムにすることで目で見て分かりやすくできたこと。そして、「度数分布多角形」というものを描くことで比較もしやすくなった。こんな内容を、大切な用語を問いながら学習の道筋をたどりました。
今日の課題は、羽が6センチのものの滞空時間を、なんと150回調べたデータを扱う点です。昨日のグラフ用紙にそのまま書き表すと、回数が多い分 当然 背の高い山になってしまい、比べにくいということをまず想像させます。どうすればいいか。小学校でも使った「割合」の考え方を使って、あたかも調べた回数が同じに見えるように、「相対度数」に直すとよいことへと先生は導きました。数学が苦手な大人でも、なるほどと思える説明です。
中学校では普通、式の計算をしたとき、分数は約分はしますが分数のまま表すものなのですが、今回は小数に直すのだといいます。そのわけも大切に説明されました。
目的は「比べやすい」ことなので、分母がちがう分数は大小が比べにくいからこの学習では小数に直すとのこと。なるほど。
いよいよ相対度数を出す式を示され、各自データを入れてこつこつと計算が始まります。しばらくして、正しい計算結果を生徒が発表しました。それを記入して表ができたら、それを教科書のグラフ用紙に書き表します。
生徒は、羽の長さが5センチと7センチの間の6センチなので、グラフの山はその中間ぐらいにできると想像していたのですが、けっこう5センチ寄りになりました。これは、相対度数を用いないとはっきりとはわからないことだったので、相対度数の価値を実感できたのではないでしょうか。

吉川先生は、筋道のよくわかる説明を全員にしたり、計算の手が止まった生徒に個別に助言したりしながら学習を進めていました。このように個別の助言や質問がしやすいように、1年生の数学は1学級を2つに分けて行っています。

3年生 私学入試 事前指導

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今日の6時間目、3年生は先に終学活をすませ、私学入試のある生徒は荷物を全て持って体育館に移動しました。
校長先生から緊張をほぐしながらも激励の言葉があり、次に進路指導主事の吉川先生から、進路だより「ラストスパート」を使っての諸注意がありました。
その後、受験校別に集まって最後の確認を行い、体育館を出ました。

校長先生の「自分がやってきたことを信じなさい」という言葉で、必要な緊張は保ちながら、無駄な力みはとれたような気がします。
明日からの私学入試で、みなさんの付けてきた力が発揮されますよう願っています。

3年生 英語での模擬面接

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今日の放課後、高校入試で英語での面接がある生徒が、英語科の先生方による模擬面接を受けました。1・2年生の英語科の先生が面接官を務めたことで緊張感が高まりました。
ドアの外からもう英語で入室の許可を得ています。
入って二言三言 挨拶の言葉を交わし、本題に入ります。
短いテキストを渡され、下読みしてから大きな声で音読。それからそのテキストについての質問がいくつか。
最後は、質問への答えに対してまた英語で質問される段階に入ります。
ひととおり終えて退室してからもう一度入室し、先生からコメントをもらいました。

日頃の英語の授業内容によって、こんなに自然に英語が聞けて話せるようになるものなんですね。
自分の振り返りと もらったコメントから、いっそう自信をもって当日に臨めるよう英語と自分を磨いてくれるよう願っています。

授業探訪 2年生 社会科

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丸田先生の社会の授業を見てきました。
この時間の目標は、【「産業革命」とはどんなことかを知る】です。
礼をして着席したら先生は、前の授業のまとめプリントを全員がやってきたことを一人一人確かめ、スタンプを押しました。それから復習のために、前の授業で班ごとに考えをまとめたシートを黒板に貼りました。全員が学んでいることを確かめたり、生徒のつくったものを生かしたりして、きちんとやれば報われることが実感されます。
丸田先生の授業は、覚えることを次々に出していくのではなく、「わけ」がわかるように何度も生徒に問いかけながら進みました。テレビに水車、風車、湯気を立てるやかんが映し出され、「最も大きな力を出せるのはどれ?」と問う。当時の農村を描いたイラストから、石の囲みは何のため?畑を牧場にしたけど飼う動物は衣・食・住のどれに役立てるため?飼われた羊の毛はどうするの?テレビには次に大きな機械が映し出され、それに蒸気機関が組み込まれていることに気づかせました。
産業革命とは、蒸気機関で物を作って終わりではありません。「作った物をどうすればいい?」という問いから、運んで売ることが引き出され、運ぶための鉄道・蒸気機関車の普及に話が至ります。
すでにこの授業は2/3が過ぎましたが、産業革命はこのような技術革新だけでなく、資本家と労働者という人たちを作り出したことも教わりました。
最後に「産業革命後、イギリスではどのような変化が起きたのか考えてみてください」という問い。これは難しいなあと思って見ていましたが、4人グループになった生徒たちは、そこここで「貿易」という言葉を口にしているのでびっくりしました。後で先生に尋ねると、貿易も大切だし、後の植民地支配へと話はつながるとのことでした。
4人グループでの学習活動は今日は5分ほどしかなかったのに、お互い教科の内容を気軽に話をして、小さなホワイトボードにてきぱきと班の考えを書き込んでいたのにも驚きました。

こうして生徒の考えが歴史の授業を紡いでいるふうに進められることで、覚えなければならないことも多いけれど、「歴史はこうして動くんだなあ」と実感しながら学べていたのではないでしょうか。

授業探訪 3年生 英語科

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上澤先生の英語の授業を見てきました。今日はALTのイサドラ先生も一緒です。
この時間の前半は、イサドラ先生の最後の授業でした。
最初は配られた英語の歌詞プリントの空欄を、歌から聞き取って書き取る学習です。イサドラ先生はニューヨークの方。自分も歌いながら、歌の雰囲気とぴったり合ったいい乗りで学習を進めます。1回目の聞き取りでは、何度も繰り返される比較的聞き取りやすいところを確かめました。2回目は、聞き取りにくいところを、途中で歌を止めて確認しながら進めました。
「ディクテーション」というこの学習活動ももちろん大切ですが、この学年が1年生だったときからALTとして深草中に赴任していたイサドラ先生は、最後の授業で「永遠の友達」を歌ったこの曲を選んだのだといいます。
学習の最後に、イサドラ先生のメッセージを聞き取りました。この生徒たちの成長を目にしてきただけに、「さよならではなく、あとでまた会うわ」と言いながらも、生徒たちに友達の大切さについてや、また会ったときは英語で話しかけてねと語っていました。

後半は上澤先生が【単語・熟語の復習】をプリントを使って行いました。時間を決めて答えを書き、答え合わせです。これだけでは文字だけの学習活動になるので、少しでも音声を使おうと、いくつものセンテンスを全員で読み上げました。
家庭での学習時間が少ないというデータが以前ありましたが、上澤先生は今日も宿題を出しました。小学校のときは当たり前のようにやっていた宿題。中学校でもこのように続けて出るのがいいですね。

イサドラ先生の授業を見ていて気づいたことがあります。彼女が英語を話したのを生徒が聞き取り、それに対して応答を返すと、たとえそれが短い英語でも、多少発音がどうかなと思える場合も、彼女はそれに対して表情豊かにまた英語を返します。この瞬間、「あ、今 コミュニケーションできた!」と感じたです。
話を一方的に聞いて解るだけでなく、あるいは一方的に言いたいことを告げるだけでなく、聞いて、思って、相手に言葉を返して、それに対してまた相手から言葉が返ってきたときにこそコミュニケーションが始まったと、人は感じるのではないでしょうか。
日本語ででも もちろんそうですが、外国の方とこんなふうなやりとりができると、「英語が通じた」と自信が持てるのではないでしょうか。

授業探訪 3年生 技術・家庭科(技術)

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村田先生の技術の授業を見てきました。
この時間の目標は、【プログラミングとは】どういうものかを知ることです。
コンピュータについての学習ですが、コンピュータ室ではなく教室での授業です。コンピュータを働かせるには「プログラム」が必要なのだそうです。
村田先生はまず、人間が五感から情報を得て、どうすればいいか考え、手足を動かして目的を達成しているんだということを、問いかけながら確かめていきました。日頃は無意識に行っていることを書き表すと、こういう流れになるんですね。
次にエアコンを例に、どんな仕組みで快適な室温にしてくれるのかを1ステップずつ問いかけて確かめました。人間の五感の代わりに温度センサーがあり、脳の代わりにコンピュータがあり、それが温風、冷風を送れ、あるいは送風せよと指令を出す。
こうして人間とエアコンを対応させたワークシートで学習を進めてきましたが、ここで先生は説明を補いました。コンピュータには臨機応変な対応はできない、プログラムに書かれたことだけをする、だからプログラムが全てなんだ。そして、プログラムの間違いのことを「バグ」という。ここで生徒が「バグるってよく言う」と言いました。これはコンピュータ用語だったんですね。
そしていよいよ、プログラムとはどんなものなのかを体験的に学習します。温度センサーと風の種類の間にあるプログラムを書いてみるのです。プログラムは、1行に1つの仕事しか書けないのだそうです。まず1行目は「温度を設定する」2行目は「室内温度を測定する」3行目は、と尋ねると生徒が答え始めました。「設定温度と室内温度を比較する」4行目は……。ここまでくれば、ある生徒がどんどん次の行の内容を言っていきました。

本当のプログラムは日本語ではなく、アルファベット、数字、記号を用いた特別な「言語」で書かれるのだそうですが、この授業では、日本語と不等号を用いて、プログラムとはどんなものなのかという概念を獲得したんですね。

単にパソコンを操作する、ゲームをするといった「扱い方」だけでなく、こうして中身の仕組みを知っておくことで、もしプログラムが何者かに書き換えられたらどうなるだろうといった想像もはたらき、コンピュータウィルスのこわさも身にしみて感じることができます。また、プログラマーになって創造的な仕事をしたり、セキュリティの専門家として人々を脅威から守る職業に就く人がこの中から出てくるかもしれませんね。
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