最新更新日:2024/05/21 | |
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3年生道徳「仲間がいてよかった」小学校3年生からバスケットボールを始め,中学校時代は県の選抜選手まで選ばれた少年が高校入学を目前に控えた学校での練習中に倒れます。 救急搬送され手術を受け一命はとり止めますが右半身に強い麻痺が残り日常の生活が一人ではできなくなりました。しかし,バスケットボールをもう一度したいという強い気持ちから1年半の苦しくきついリハビリの末,自分の力で歩けるまで回復することができました。 体育館に現れた仲間を温かく迎えるバスケット部員。 それから毎日,練習に参加しプレーはできなくても部員たちに声をかけ励まし続けました。 そして,迎えた最後のインターハイ予選。 監督は大会に向けたミーティングの最後に田中正幸くんをベンチ入りメンバーに登録し試合に出場させたいと提案をします。部員たちも賛成をし大会当日を迎えました。 田中くんが出場するために立てた作戦とフォーメンションを生かせる場面を皆でつくります。その時がきました。田中くんがコートに入ると大きな拍手と声援が会場に響きました。そして,ボールが田中くんに渡りました。田中くんは,これまでイメージをしてきた感覚を頼りにシュートをしました。ボールは見事にネットに吸い込まれゴールが決まりました。ベンチ,会場からは歓喜の拍手が送られました。 見事この試合で勝利をしたチームは県大会で優勝し全国大会へ出場を果たしました。 正幸さんは,自分を支えてくれた仲間がいたから苦しいリハビリも頑張ることができた。大好きなバスケットボールをあきらめずに最後まで続けて良かった。試合に出させてくれた監督と仲間には感謝しかないと当時を振り返って言っておられました。 奇蹟とも思えるシュート。 仲間との絆が決めさせたシュートでした。 |
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