新年度のご挨拶

本校に赴任して１０年目となりますが、校長としては２年目となります。よろしくお願いいたします。
本日着任式および始業式、明日は少し天気が気になりますが入学式となります。
桜もなんとか持ちこたえてくれることを祈るばかりです。

さて、昨年度の夏から校舎の長寿命化工事が行われており、４月現在で半分の校舎が完了しております。今年度は４月下旬より工事が開始となるため、再びトラック等の出入りがあります。近隣住民の方々も含め、騒音等でご迷惑をおかけすることがあると思いますが、ご理解ご協力の程よろしくお願いいたします。

徐々に校舎や教室が新しくなると、それに伴って新しいルール作りも行っています。新しい教室を少しでも長く維持するために、工事が完了したところから二足制に移行しています。（一部は混在）
新しい環境に不安を覚えるのは我々の方で、生徒たちの順応の速さには驚かされています。
二足制の場所を細かく指定して混乱しているのは大人で、生徒たちはルールをきっちり守りながら過ごしています。
それが本校の生徒の強みの一つと思います。言われた事を素直に受け入れ、実行できるところ。
教育現場では、生徒たちに教わることも多くあります。

これからも時代の流れによって、社会全体も大きく変わっていきます。その中で必要な力の一つに順応力もあると思います。すべてのことを素直に受け入れすぎるのはよくないところもあります。例えばネットのフェイクニュースなどはその代表でしょう。しかし、何もかもを否定的に捉えるのではなく、時には受け入れてから自分で深い考察をすることも必要でしょう。自由なことが多くある世の中では、自らが熟慮し、判断する場面が絶対に必要です。
これからの時代を生きていく生徒たちには、沢山の学習や経験を積んで自己判断力を是非とも身に着けて欲しいと思います。
それでは、今後も保護者の皆様、地域の皆様方のご理解とご支援をお願いいたします。

校長　尾中尚史