最新更新日:2021/03/25 | |
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沖縄を訪ねて
「ざわわ ざわわ ざわわ 広いさとうきび畑は ざわわ ざわわ ざわわ 風が通りぬけるだけ」修学旅行のバスの車中、ガイドさんが歌ってくれた「さとうきび畑」は、沖縄平和祈念堂がある平和祈念公園で生まれました。この曲を作詞・作曲した寺島尚彦さんは、昭和39年(1964年)当時さとうきび畑だった現在の平和祈念公園を訪れました。畑の中の路で、「この土の下に戦没者の遺骨が埋もれたままになっています。」と案内の方が伝えます。その言葉に衝撃を覚えた寺島さんが、沖縄での出来事を風化させないように願って作った曲がこの「さとうきび畑」です。この歌が生まれた平和祈念公園に、平成7年(1995年)6月、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年を記念して、国籍・軍人・民間人の区別なく、沖縄戦で亡くなった方々の名前を刻んだ記念碑「平和の礎(いしじ)」が建てられました。この「平和の礎」は沖縄から世界に平和が広がっていくように、平和の広場の「平和の火」を中心に波形に並べられています。平和祈念公園で学んだことや糸数壕での平和ガイドさんの言葉を、生徒の皆さん一人一人がしっかりと受け止めてほしいと思います。
修学旅行にあたって
「よく学び、元気よく遊ぶ」3年生の皆さんが楽しみにしている2泊3日の沖縄への修学旅行がいよいよ始まります。「修学旅行説明会」でパワーポイントを使って発表してくれた、沖縄の「地理・自然」「歴史・文化」「沖縄戦・平和問題」などを実感し、様々なことに深く思いを巡らせてください。そして、いつも皆さんにお願いしています「自分を大切にし、仲間の良いところを発見する」絶好の機会としてほしいのです。「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、3日間の寝食を共にした行動の中で、「仲間の意外な一面や優しさ」に気づくことでしょう。もちろん、13名の皆さん一人一人が、集団の中の一員であることを自覚して行動することは言うまでもありませんが、この沖縄への旅が皆さんの見聞を広め、仲間とのふれあいを育み、中学生時代の良き思い出となるように期待しています。
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