四条中学校の子どもとともに

本年度の学校教育目標に「社会性を身に付け、自らの進路を切り拓く力の育成」を掲げさせていただきました。
社会性とは、「集団をつくり他人とかかわって生活しようとする，人間の本能的性質・傾向」と辞書には記載されています。
この中の「他人とかかわって生活しようとする人間の性質」こそが、人間というカテゴリーの本質的な性質であると考える時、社会性を身に付けることは、人として生きていく上で避けて通ることができないと考えます。またこの力は単なる学問の修得で身に付くものでもなく、「集団生活」の中でしか体得できないことであって、この力を付ける第一歩は学校という組織以外にはないと考えます。
私は、この社会性を身に付けることを学校教育の大黒柱に据え、様々な教育活動の中でこの力を育んでいきたいと考えています。子どもたちに集団の中で人と関わり、違った価値観を持った人々を受け入れる中で人として成長して欲しいと願います。
四条中学校の教育活動をご支援いただきますよう何卒よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　四条中学校　校長　山崎　良一